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見どころいっぱい 【狭山不動尊】

2024.02.12

 久しぶりに狭山丘陵を歩く。
心浮き立つ春の訪れ。


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自転車で狭山公園まで行き、多摩湖ダムに上る。
堰堤を左岸側へ歩き、「掬水亭」横の「ファミリーマート」の向こうを左に下る。


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このあたり、写真撮るのをすっかり失念。
2年ほど前に歩いたときと「古民家付き農園corot」あたりまでほとんど同じコースなので、景色などはそのときの記事を参照いただければ。


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そのときの写真


時刻は11時を回り、腹が、減った……。
もう先へ進むしかないのである。
戻っても確実にやっていそうなのは「掬水亭」のお高い中華店「天外天」くらいだが、この先、西武球場前駅まで行けば周辺に数店お店がある。


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まず駅近くのお寺さんにお参り。
というか、御不浄を拝借したので手を合わせさせていただいたと💦


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勅額門(国指定重要文化財)


狭山不動尊――天台宗別格本山の寺院で、山号は狭山山、寺号は不動寺。
山門や中門が国指定重要文化財という立派な寺院だ。


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御成門(国指定重要文化財)


ところがこちら、開山は1975(昭和50)年。
なんと、僕よりひと回り以上も若いお寺さんなのである。


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――1975年(昭和50年) - 西武グループが各地のプリンスホテルを開発する際に、芝増上寺をはじめとする各地の文化財をこの地に集め、西武鉄道グループが、当時のオーナーであった堤義明と親しかった寛永寺の助力により、天台宗別格本山として建立した。「狭山不動尊」Wikipediaより、最終更新 2023年11月28日03:38)


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不動寺総門


まあ、自分より若いといわれるとあまり有り難みは感じないが、重文クラスの文化財が多数集められ、「江戸東京たてもの園」「日本民家園」のような野外博物館と考えれば見どころいっぱい。


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不動寺(本堂)


上の勅額門、御成門および本堂裏手にある丁子門(いずれも国指定重要文化財)の門3棟は、芝増上寺にあった台徳院霊廟から移築されたもの。
“台徳院”は2代将軍・徳川秀忠の法号で、台徳院霊廟は壮大な規模を持つ江戸時代初期を代表する建造物群であったが、一部を除き戦災で焼失。こちらに移築された3棟は貴重な現存建造物である。


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第一多宝塔(埼玉県指定有形文化財):大阪府高槻市の春日大神および畠山神社から、1961年に移築

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第二多宝塔:兵庫県東條町の椅鹿寺より移され、1964年完成

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大黒堂(柿本歌塚堂):奈良極楽寺境内に建立された歌聖・柿本人麻呂の歌塚堂を1963年に移設

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羅漢堂山門。羅漢堂は幕末~明治の政治家・井上馨の屋敷内に建立され、現在地に移築されている

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弁天堂(旧清涼寺経蔵):滋賀県彦根市の清涼寺から1948年に移設


以上、ざっと回っただけだが、見応え十分。


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西武グループといえばライオンズで、“毎年シーズン開幕直前の3月下旬に必勝祈願を行う寺として知られる”(Wikipedia)らしい。
ありがたみを感じない人間もいるかもしれないが、ライオンズファンにとっては聖地的存在に違いない。

(つづく)


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勅額門と西武ドーム


[DATA]
狭山不動尊
埼玉県所沢市大字上山口2214
https://sayamafudo.com/
https://www.instagram.com/sayamafudou/





[Today's recommendation]


1975年のヒット曲 https://youtu.be/MJiopKZXD5c?si=EbYKsu4MuHjq-mYS



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こういう神社もあるのだ(「グランエミオ 所沢」2F、2019年創建)


新宿郊外に残る 【山田屋】

2024.01.18

 前記事に“初台・幡ヶ谷エリアのラーメン店が気になる”と書いているが、気になったのは屋号。
「山田屋」というラーメン店はかつて新宿中心部に知る限り2店あった。
1店は「末廣亭」近くのいわゆる要町、もう1店は大塚家具裏手の現「大勝軒まるいち」の物件。
10年くらい前だったか、立て続けに閉店している。

後者はときどき入っており、場外馬券売場に近い場所柄、土曜日曜はいわゆる耳に赤鉛筆的おっさんであふれ、ラーメンもおいしかったがその雰囲気もなんかよかった。
閉店を非常に残念に思っていただけに、インスタに「山田屋」の文字を見つけビビッと反応したわけである。


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投稿のあった「山田屋」の所在地は西新宿4丁目。
さっそくネットで調べてみたが、途中ミョーな違和感…? というか、あっちのサイトとこっちのサイトで情報が微妙にかみ合わないのだ。
なんと、西新宿4丁目に「山田屋」は2店あった!


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さらに調べるうちに行き着いたのがこちらのブログだが、かつて“山田屋のれん会”なるものがあったこと、西新宿4丁目の2店はその最後の生き残りであるらしいことを知った。


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入ったのは「山田屋(水道道路)」(もう1店は「山田屋(十二社)」)
前記事に書いているように12時台はけっこうな行列で、時間をずらして入店。
14時近くになるとだいぶ落ち着いた感じで、テーブル席に通される。


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テーブル3卓とカウンター6~7席のこぢんまりしたお店。


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注文はタンメン。
店員さんは4人ほどだが、家族経営かな、皆さん接客が非常に丁寧で気持ちよい。


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タンメン来る。


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ドンッ! という感じで、重量感がある。
実際、重量級であった。


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量がすごい。麺も具の野菜も。
ハクサイ、キャベツ、コマツナ、モヤシ、ニンジン、キクラゲ、豚肉…。


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野菜は比較的細かく刻まれており、多いうえにこのカットサイズが食べにくいというかハカがいかない。
食べても食べてもなくならず、気がつけば客は僕1人でアセッた💦

アッサリ系の味付けをシッカリ付けてある… みたいな、昔なつかしのタンメン。


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こういうお店に昼どきけっこうな行列というのは、ニッポン社会もまだまだ捨てたものじゃないかも… と思いました。


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新宿中央公園


[DATA]
山田屋
東京都新宿区西新宿4-35-19





[Today's recommendation]


https://youtu.be/jWGLvOTq10I?si=cA84VXpcINBLwZFy



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勝負は紙一重 【国立競技場】

2023.11.23

 前記事の続きで)🏉ワールドカップイヤーの今年、秋シーズンに一回は生観戦したいと思っていた。
早慶戦のチケットをチェックしたところ、わりと簡単に入手できた。
以前とはだいぶ様子が違うが、それはハコの違いによる。


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例年、秩父宮ラグビー場で開催される早慶戦だが、今年の会場は国立競技場。
前者が最大収容人員25194人なのに対し、後者は観客席67750席。
キャパおよそ2.7倍。チケットも入手容易。


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今年なぜ国立?
競技場のスクリーンに“100 MATCH 2023.11.23 ラグビー早慶戦100回目のキックオフ”とある。
節目の一戦で観客増が見込まれるため。


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「あ、そうだったの?」
と、スクリーンを見るまで知らなかったワタシ😅


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早慶戦が100回目なら、早明戦は今年100周年だそうだ。
正月の記事に“ラグビーの試合は日本代表戦を除けば母校・早稲田大学絡み以外に興味ない”と書いているが、同じ早稲田絡みでもなぜ早明戦でなく早慶戦か。
慶應関係者には申し訳ないが、勝てそうな気がするから💦


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定期戦の対戦成績はこれまで早稲田が72勝20敗7分けとリードしており、最近は1分けを挟んで11連勝中。今年の対抗戦の星取り表を見ても早稲田優位な感じ。
このトシになると“負け戦はしたくない”ので、そのへん計算高く立ち回らないと。


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だが敵は夏の甲子園に大軍団を送り込み応援で相手を圧倒した最強組織「三田会」である。
スタジアム周辺ではタイガーカラーのネクタイの構成員やらタイガージャージのちびっこやらが幅を利かせ、組織力のないワセダOBは“戦わずして負けてる”感なきにしもあらず… だが。


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14時キックオフ。


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試合経過は…


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〈前半〉
4分T/G 0 - 7(慶應 - 早稲田)
10分 T/G 0 - 14
20分 T/G 0 - 21
23分 T/G 7 - 21
34分 T/G 14 - 21
ロスタイム T/G 14 - 28
〈後半〉
3分 T/G 14 - 35
11分 PG 14 - 38
14分 T 19 - 38
ロスタイム T 19 - 43
(T:トライ 5点、G:コンバージョンゴール 2点、PG:ペナルティゴール 3点)



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ノーサイド


19 - 43で、早稲田大学の勝利!


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数字だけ見れば快勝だけれど、それほどの力の差は感じなかった。
21点差から7点差まで追い上げられ、地の底から湧き上がるような敵の大歓声にスタジアムが包まれた刹那、ゾワゾワと鳥肌が立った。
もし次の1本をとられ前半のうちに追い付かれていたら…。

勝敗は紙一重の、見ていて体によくないスポーツだと、あらためて思いました。


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[DATA]
国立競技場
東京都新宿区霞ヶ丘町10-1
https://www.jpnsport.go.jp/kokuritu/Default.aspx





[Today's recommendation]


https://youtu.be/C9VoG3y2Ovo?si=xSKC55-s77G-O9yI



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紺碧の空 仰ぐ日輪


とある回想シーン 【中山菓子店】

2023.03.17

「ラーメン関口」を出たあと、多磨霊園を抜けて調布方面に足を延ばそうと思った。
霊園内は線香の匂いがあちこちから漂ってくる。
明日は彼岸の入り。
墓地の街なら和菓子屋くらいあるだろうからおはぎでも買って帰ろうと、多磨駅へ向かう。


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40年前の話だが、大学のクラスの友人が多磨駅(当時 多磨墓地前駅)近くに住んでおり、その部屋によく出入りしていた。
当時、僕は吉祥寺に住んでおり、逆ならわかるがなぜ何もない街の多磨のほうに行っていたかというと、映画サークルに入っていた別の友人が8mm映画を作っていて、室内シーンをその多磨の部屋で撮っていたから。部屋が広く大きなベッドがあってイメージに合うとかなんとか。映画の監督と部屋の住人はわかるとして、なぜ僕が毎回撮影現場にいたかというと、主演男優だ(笑)。
ちなみに監督は卒業後、某公共放送でドラマを数本作り、独立してメジャー配給映画を1本撮っている。


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踏切を渡って東口側に回り込むと、線路際に小さな和菓子屋さん。
年配のおとうさんとおかあさんで切り盛りされているようだ。


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ショーケースの上に日配品が2個や3個パックで並べられている。


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おはぎとさくら餅を買いたいが、どちらも2種類あって迷う。


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「これ、1個ずつってできます?」
「はい、できますよ」とおかあさんは快く、2個パック2つをバラしてさくら餅と道明寺1個ずつに詰め替えてくれた。
おはぎまでそれでは申し訳ないので、粒あん3個パックをそのまま買う。


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ちょうど2年前の記事にちらっと書いているが、多磨の友人は若くして亡くなっており、そのことを知ったのは20年以上たってから、ネットを通して。
学生時代すでにプロとして活動し将来を嘱望されるミュージシャンだったから、ネット上にそういう情報もあったのだ。


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志村けんさんが亡くなったとき多くの人が訪れ話題になった献花サイト「まいり」に友人のページも設置されている。
今年も線香とお花とおはぎをお供えした。


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[DATA]
中山菓子店
東京都府中市朝日町2-29-1





[Today's recommendation]


https://youtu.be/idFVXEPULCo
いちばんカッチョいいのが友人SH


https://youtu.be/R53CceEY77Y



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主演男優が着ているのは亡くなった友人SHのPコート


野の花咲く都会のオアシス 【角川庭園】

2022.11.06

 11月ということで“西荻茶散歩(チャサンポー)”を思い出した。
西荻窪駅周辺で例年6月に開催される街歩きイベントだが、2019年は10周年を記念して第1回と同じ11月にも開催された。それがコロナ前の最後の会となった。
以後、本来のコンセプトであるお茶の無料提供なしでの開催が続いている。

最初にチャサンポーに参加したのは、古民家「一欅庵」での体験イベントを兼ねてのこと。
そんな感じで調べていくうちに、荻窪の古民家が目に留まった。
「角川庭園」という杉並区立の施設で、角川書店創設者の旧邸宅らしいが、“庭園”の名称どおりバエる感じの日本庭園の写真がInstagramにたくさん上がっている。
角川といえば時事ネタでもあるし(笑)、早速行ってみることに。


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天気がいいので自転車で荻窪へ。
前記事に続いて荻窪まで自転車というのは偶然だが、ちんたらこぐほうが近く感じるのが不思議だ。


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――角川庭園は、俳人で角川書店の創設者である故角川源義(げんよし)氏の旧邸宅を、平成17年にご遺族からの寄贈を受け、整備した庭園です。四季折々の木々や草花を楽しめる庭園と、展示室や貸室がある「幻戯山房」があります。杉並区HPより)


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「幻戯山房」は1955年竣工の近代数奇屋造の邸宅で、源義本人が自分の名前の音読み「げんぎ」からそう呼んでいたという。現在は展示室、詩歌室、茶室として利用されている。
2009年、国の登録有形文化財に登録。
ちなみに角川源義は角川春樹・歴彦兄弟の父。


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サネカズラの実、ホトトギス、キチジョウソウ、フユノハナワラビ、ツワブキ、ススキ…と、冬でもにぎやかな庭。


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庭木の剪定作業をしているおじさんに花柚をいただいた。
どう見ても園芸業者とは思えず、あるいはボランティアとかかもしれないが、運営の手づくり感が伝わってきてほほ笑ましい。

まあ、角川歴彦氏が 6900万ほどバーンと出してくれるなら、もっといろんなことができるだろうけど。
かつて自分の社長だったことのある人物をネタにしてよいものか、ワタクシ的には悩ましいところではあるが…。


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帰りしな、近所に住むというおばあさんが話しかけてきた。
水琴窟は聴きましたか? 柚子はもらいましたか? かりん広場には行きましたか? と、いろいろ世話を焼いてくれる。
意外に人情タウンな荻窪なのである。

(つづく)


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[DATA]
角川庭園
東京都杉並区荻窪3-14-22
https://kadokawateien.sugi-manabi.com/
https://www.city.suginami.tokyo.jp/shisetsu/kouen/02/ogikubo/1007132.html





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/9H4vJUZhsgw



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次号予告


団地商店街の夕日 【鮮魚とゝや】

2022.09.06

 朝から黙々と仕事の一日。
3つ違う会社の仕事を、あっちをやったりこっちをやったり、分刻みで。
売れっ子か!? ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ

夕方、気晴らしに自転車でぷらぷら。
明日の朝ごはん用に鮮魚店「とゝや」でシャケでも買って帰ろうと、東久留米の滝山中央商店会へ。


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この商店街は近隣に大型ショッピングモールができた影響でこの5年で急激に衰退している。


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夕方5時すぎといういちばん賑わう時間帯でも閑散としているが、いつにもまして寂寥感が漂っているなぁ… と思ったら、中心的施設の「スーパーヤマザキ」が8月いっぱいで閉店していた。


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1968年開設の古い商店街で、シャッター化が進んでいる反面、新規出店率の高い印象もある。


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それだけ何とはなしに魅力のある立地なんだろうけど、このスーパー閉店で今後どうなるのか。
よくなるのか、悪くなるのか。


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結局、「とゝや」でシャケ(カナダ産激辛紅さけ(昔の味))を買っただけで帰路に。


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ちょうどいまごろ(8月下旬)は例年、地域でも規模の大きい滝山祭りが行われるが、コロナの影響で3年連続中止となっている。


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往時には程遠いだろうが、コロナ前はまだ賑わいがあったということを自分のブログで確認して、ちょっとしみじみとなった。


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[DATA]
鮮魚とゝや(ととや)
東京都東久留米市滝山4-1-40
http://h-kurume.shop-info.com/TOTOYA/





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/VsYjcKqDycs



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マンモス団地の胃袋をあずかる… 【村山ホープ軒 本店】

2019.12.16

 若いころ多摩地区には吉祥寺を除いてまったく縁がなかったので、この土地に住み始めた当初、いったい何を食べていたのか…? と疑問に思うことがある。
思い出せるいちばん古い記憶はラーメン屋だが、時系列を整理すると、それも引っ越してから1年半は経過している。

立川の中央図書館で除籍蔵書の無料配布会があった。会場にナホトカ号事故の募金箱が置いてあったのを覚えているので、1997年の春先のこと。
そこでもらった古い多摩地区のラーメンガイド本を手に巡った最初のお店が「村山ホープ軒 本店」だ。


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「村山ホープ軒」で初めて食べたとき、吉祥寺の「ホープ軒本舗」の昔の味に近いと思った。「ホープ軒本舗」のいまの味以上に近い、とさえ感じられた。
現店舗より約70m駅寄り、ゾウのはな子像のあたりに「ホープ軒本舗」があったころの吉祥寺駅前のカオスな状況が思い出されるようだった。


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その後「村山ホープ軒」は東大和に支店ができ、そっちのほうがはるかに近いこともあって、しだいに本店から足が遠のいていった。


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もしかしたら15年くらい空いてしまったかも… というくらい久しぶりの訪問である。
注文は、昔どおりにラーメン(750円)。


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かつて頻繁に通っていたころ、まだ券売機は導入されていなかった。
当時、ラーメンが600円くらいだった気がする。
マンモス団地・村山団地の様子もずいぶん変わった。


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コの字カウンター2つという店内レイアウトは昔のまま。
人気ぶりも相変わらずで、2時すぎで10人ほどのお客さん。


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ラーメンの味も昔と変わらない… かというと、そうとも思えず。


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ただし僕の場合、東大和店のほうに連続性があるので、そちらを昔の味と思い込んでいる可能性も考えられなくもないが、要するに両者を比較するとずいぶん違っているのである。


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麺が違う のりが違う 味が違う モヤシがちがーうー…♫


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どっちがうまいとかうまくないとかということではないんだが。
なので、満足度が非常に高いことは確かなんだが…。


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上記の古いラーメン本に、“団地の人々の間では「村山ホープ軒」のラーメンには麻薬が仕込まれているとうわさされている”といったようなことが書いてあった。
もしかしたら暖簾と一緒に魔の妙薬もくれてやったのかもしれない。


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[DATA]
村山ホープ軒 本店
東京都武蔵村山市学園3-59-2





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/WiqDSi9nt4g


立ち食いそば屋で、あの天ぷら! 【木曽路】

2019.10.03

 このブログでは、たまーに、立ち食いそばを取り上げることがあるが、自分の中で立ち食いそばは、たまーにどころか、かなーり親和性の高い飲食店業態である。
不思議なことに、若いころ入った飲食店で覚えているところはほとんどないにもかかわらず、立ち食いそば屋は1回しか入っていないようなところでも覚えていたりする。
よっぽど立ち食いそばが好きなのか…。


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こっちが裏口?


首都圏だけの話かどうか、立ち食いそば業界はいわゆる3大チェーン「富士そば」「ゆで太郎」「小諸そば」の寡占化が進み、個人独立系は絶滅の危機にひんしているようである。
行動圏内にある非チェーン系で取り上げていなかったのが、JR新秋津駅前の「木曽路」。


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最近、何かのはずみでネットで調べてみることがあって、このお店には名物的な天ぷらそば・うどんがあることを知る。
天ぷらが「どん兵衛天ぷらそば」もしくは「緑のたぬき」のアレそっくりだ。


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立ち食いそば屋のそばも好きだが、「どん兵衛天ぷらそば」もしくは「緑のたぬき」のアレも相当好きである。最近はスーパーの食品売り場で独立した形でアレが売られていて、思わず買いそうになるほど。
スキがあれば入って確認したいと思っていた。


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新秋津駅前ロータリーとその裏の両側に出入り口がある。
むかーし、一回入ったことがあるが、夜中に酔っ払っているときだったので、その後しばらく裏と表と別の店だと思っていたという… ( ̄ω ̄;) エートォ…


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お店は、2人掛けのテーブル席が2つと、立ち食いカウンター。


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テーブルが埋まっていたので、カウンターに就いて、「天ぷらそばと卵」と注文。
立ち食いそばというが、実際に立って食べるのはどれぐらいぶりだろう。


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天ぷらそば+卵(ネギ抜き)400円


疑問に思ったのは、このどん兵衛的天ぷら、形が整っていて工業製品のようにみえるが、チェーン店ならともかく、これをどこでどのように作っているんだろう…?
タネは紅ショウガと青ノリと揚げ玉… みたいな?
家庭でも簡単に作れるようなノウハウなら、ぜひクックパッド等で開示していただければと思うのだが。


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立ち食いそばはまだまだおもしろい、ということを確認できただけでも、収穫は大きい。


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[DATA]
木曽路
東京都東村山市秋津町5-13-33





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/xjN7Nfp_Qfc


そばセット探索の旅へ 【滝乃家】

2019.07.25

 いま、そば屋のセットメニューに関心がいっている。
これは一般的に、そば or うどん+ミニ丼をメインにお新香・小鉢類が付くという内容のもの。
栄養バランスはともかく麺+丼は好きな組み合わせではあるが、ネックは価格で、相場が1000~2000円との情報も寄せられている。
700~800円のそば屋のセットメニューを発見できればめっけものじゃないか?

いままさに、片雲の風にさそはれて漂泊の思ひやまず。
千住宿ならぬ、まずは近場の既知のお店へ。


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東村山青葉町の「滝乃家」はセットメニューが豊富で、1000円以下のものも少なくなかったはず。
ここをアッパーリミットに探索を始めようというわけである。


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「滝乃家」の一番人気は、たぶんソースカツ丼。
ソースカツ丼は福井県のご当地名物。福井出身のご主人の望郷の思いが込められた一品である。
ソースカツ丼単品が900円、そば・うどんとのセットが1050円、セットの丼がミニになると950円。


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ミニソースカツセット950円を注文。
「冷たいの?」と、お店のおかあさん。
「あ…? はい、冷たいの」と僕。
「おそば?」
「おそば」

このやりとりで当方に重大な落ち度があったことが後ほど判明することになる。


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これもなかなか惹かれるものがある“夏のおすすめ”メニュー


提供までに約10分。
ミニソースカツセットの荷姿は、丼+ザルではなく丼+丼。


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丼はまあミニだが、そばの量がすごいんじゃないの…!? と一瞬ビビるが、ちゃんとすのこが敷いてあるので大丈夫。そばの量も普通である。


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ソースカツ丼は千切りキャベツの上にソースに浸したカツがのっている。
カツはレギュラー丼で3枚、ミニ丼で2枚。ちょっと酸味のある甘いソースが食欲を刺激する。
そばのつゆはかつおだしの香り高く、辛めのかえしとのバランスもよい。街そばとしてはかなりレベルが高いといえる。


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途中、ふと違和感を覚える。
いま食べているそば、もりじゃなくおろしのはずでは…? と、古い記憶が問いかける。


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“ふる里福井名物”の品書き


左手の壁の品書きを確認すると、“ふる里福井名物 ミニソースカツセット(冷やしおろしまたは温たぬき)950円”とある。これは記憶どおりで、そのつもりで注文した。
ところが正面の壁の“滝乃家おすすめミニシリーズ”は、“※セットにはもりまたはたぬき付き”となっている。
値段は同じ950円。


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“滝乃家おすすめミニシリーズ”の品書き


どういうことか?
まあ、記憶やこのブログの過去記事の写真等から推測するに、どうやらこれは一種のダブルスタンダードと思われる。だって単品ならもりとおろしで200円も違うのだ(500円と700円)。もちろん悪意などはなく、たぶん整合をとるのがめんどくさいから放っといてるだけという (;^_^A アセ…
注文時、「冷たいおろしそば」と正確に申告する必要があったのだ。


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メニュー表では“ざる”と、全部違う(笑)


実はブログ記事にないのが自分でも意外なほど以前はよく食べていたセットで、甘めのソースカツ丼とさっぱりしたおろしそばの組み合わせが絶妙。それを紹介するつもりが今回かなわず、まことに残念。

もりそばとの組み合わせも悪くないが、旅の始まりにあたってはおろしそばを食べたつもりになって、「ミニソースカツ丼+おろしそば、お新香・小鉢付き950円」というハイレベルなボーダーラインを設定したい。
しょっぱなからずっこけた感はあるが、ともあれ、そばセット探索の旅へ。


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[DATA]
滝乃家
東京都東村山市青葉町2-1-3





[Today's recommendation]

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◆ 猫写真はこちら その1 その2 その3




https://youtu.be/Zsx-qV2Ax9E


https://youtu.be/DpmlAG-X4DY


ふらっと立ち寄る沖縄そば 【やんばる】

2019.07.04

 今週は予定外に多忙週間になってしまっている。
どれくらい忙しいか、キーワードを羅列すると――銀河鉄道の夜、CCPとOPRP、シビレエイ発電、改正食品表示法、前立腺肥大症、労働施策の総合的な推進並びに労働者の雇用の安定及び職業生活の充実等に関する法律、チェレンコフ光、ゲーブルトップ型紙容器成形充塡機、インテリジェント地震波動解析、レニン-アンジオテンシン-アルドステロン系……

ひどくとっ散らかってる。そしてところどころ難しそうな用語を含むが、これらは額面どおりにキビシイ仕事になるので、ひどく疲れる。でも打診されたものをお断りしていたら食べていけない。これで毎月カツカツ (ー。ー) フゥ…

ゆえに合間を見て気晴らしにあちこちにごはんを食べに行く、というのが生活スタイルになっている。頭が疲れるしジャンルがとっ散らかっているからリセットは大事。


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今日は午後ぽっかり空いたので新宿まで出掛けることにした。


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新宿には好きな店・懐かしい店・入ってみたい店がたくさんあるが、心の準備ができていないので今日のところは気軽に入れるお店をチョイス。


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「沖縄そば やんばる」は、店外券売機・店内カウンターのみと、立ち食いそば・ファストフード感覚でふらっと立ち寄れる使い勝手のよいお店である。


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右が本店、左が2号店


ちなみに2軒隣に2号店があり、こちらはテーブル席なので複数人数のときや長居するときによい。2店でターゲティングが明確なので利用する側としても非常に便利である。
2号店に関しては、偶然カブった村野さんの記事をご参照ください v(^o ^ )


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基本メニューのやんばるそば650円をポチッとな。
カウンター約20席に対してスタッフは5人もいて、勢いを感じる。
提供までに1~2分と、やはり立ち食いそば的。


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やんばるそばは、透き通ったスープにうどんっぽい麺、薄切りラフティ、かまぼこ、小口ネギという構成。


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スープは塩気が強く、かつおだしが効いている。縮れの強い麺はボソッとした独特の触感で、すするというよりモソモソ食べる。かみしめるほどに甘く、しょっぱいスープと合わさる感じが好き。これぞ沖縄そば! かな… と思っている。


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処理しすぎず獣肉の力強さを感じるラフティも、ならではの個性。
途中紅ショウガ、最後にコーレグースを投入、味がキリッと引き締まる。


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このそばを中心とした簡易スタイルはオープン(1993年)当時は画期的だったと思う。
ここを入門編として沖縄料理好きになった人も少なくないんじゃないだろうか。
老舗格の個性派有名店の多い一角で、しっかり存在感を放っている。


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[DATA]
沖縄そば やんばる
東京都新宿区新宿3-22-1





[Today's recommendation]

chat190704.jpgwaka190704.jpg

◆ 猫写真はこちら その1 その2 その3




https://youtu.be/Pe1Du7id6-c
https://youtu.be/98lpLW_BX3w


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