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うな丼ダブル1000円! 【オオギヤと宇奈とと 東村山店】

 先日、自転車で焼き鳥店「扇屋」の前を通ったとき、視界の隅に見覚えのある字ヅラをキャッチした。
置き看板に“宇奈ととコラボメニュー”とある。


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「宇奈とと」といえば、いつぞやわざわざ調布まで食べに行ったうなぎの名店… もとい、激安店。
そのお店にはなぜかずいぶん前にも一度入ったことがあり、縁がありそうで、ならば「扇屋」にも一度行っておかなければと。


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そのときは気づかなかったが、今日行ってみると看板(すなわち店名)まで変わっている。
コラボメニューどころではないのだ。


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――両社の強みである「炭火焼」に注目し、コラボレーションすることで飲食業界全体の活性化に貢献。第一弾として飲食業界にとって厳しい状況が続いていた2021年9月、焼鳥居酒屋「やきとりの扇屋」と鰻のファストフード「名代 宇奈とと」のダブルネーム店「オオギヤと宇奈とと」を一挙に6店舗出店。(G-FACTORY㈱プレスリリースより)

「備長扇屋 東村山店」改め「オオギヤと宇奈とと 東村山店」は、出店第2弾として11月4日オープン。
なお、扇は“オオギ”でなく“オウギ”と読む。どうでもいいけど ( ̄ω ̄;)


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前回「宇奈とと」に入ったのは、このブログで“1CL(ワンコインランチ)シリーズ”を展開していたとき。
すなわち、うな丼1杯500円というネタであった。


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今日入ってみると、うな丼550円と、外税が内税になった程度の感覚で、相変わらず激安。
そして驚くべきことに、メニュー表に“一番人気”と書いてあるうな丼ダブルは1000円。一昨年と同価格であった。


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今回は価格の縛りがないので迷うことなくうな丼ダブル… かというとそうでもなく、せっかくコラボでありダブルネームなのだから、扇屋要素も確かめたい。

ちゃんとありました。うなとり丼1000円。
その2品を注文。


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ちなみに「扇屋」の運営会社の㈱ヴィア・ホールディングスの前身は飯田橋の印刷会社だそうで、“飯田橋の印刷屋”というものには昔仕事で出入りしていたので、こっちも縁があるのかも。


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うな丼ダブル、うなぎ高騰の折、なかなか見られない潤沢感あるヴィジュアル(ごはんは無料の大盛りにしてある)
でも、この値段で味のほうまで期待しちゃいけないな… と、ひと口ほおばれば、ウマいじゃないですか (≧∇≦)b


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ふっくら厚みのあるかば焼きはほんのり炭の香りがして、タレも甘み抑えめで本格的。
うなとり丼の焼き鳥も生から焼き上げている感じで、ちゃんとおいしい。


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これで1000円じゃ、大ヒット間違いないんじゃないの!? と店内を見回しても、お客はほとんどおらず。
まだ周知が行き渡っていないんだろうな。


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食べている途中、汁物頼めばよかったな(肝吸い160円)と思っていたんだが、お会計で“赤だし無料券”をいただいた。

行き届いてるというか、見透かされてるというか…。
近々、確実にもう一回行くな(笑)。


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[DATA]
オオギヤと宇奈とと 東村山店
東京都東村山市本町1-19-24
https://www.via-hd.co.jp/





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/BLNJl6jZnMM



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最強のカレーパンとは? 【ボンジュールボン東村山店】

2021.02.16

 ラーメン食べてないなぁ… とか言いつつ実はけっこう食べているが、本来のペースには程遠いので食べていないに等しいということが言いたい。
そんなこと言ったらもっと食べてないものがある。
ラーメンと並ぶくらい好きかもしれないたべもの、それはカツカレー。

調べてみました。
テイクアウトで食べた直近が、去年12月1日の「じゃがいも」
お店で食べたとなると、去年3月までさかのぼる。


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カツカレー食べたい…!
ということで思い出したのが、携行カツカレー的たべもの。
「ボンジュールボン」のヒレカツビーフカレーである。


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店頭によく目立つタペストリーが掛かっている。
というか、「東村山グルメ日記2」のマサさんのFacebook投稿で知って、それって最強なんじゃないの? と、ずっと頭の片隅でモヤモヤしていたアイテムである。


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「ボンジュールボン東村山店」は、もう15年くらいになると思うが、ときどき利用してきた。こういうトレーにピックアップする方式はいまはなかなか使いづらいものがあって、ちょっと緊張する。


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目的のヒレカツビーフカレー235円と、昔ながらのコロッケパン170円をピックアップ。


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カツカレーパンとは、ありそうでなかったかもしれない。最強のたべものかもしれない。
“カレーパングランプリ金賞受賞”というのも、そのへんの選評があるかもしれない。


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実はパン屋さんは揚げ物をよく扱う業種である。コロッケパン、ハムカツパン、カツサンド…。
カツカレーのパンがあっても不思議じゃないのだ。
考えてみたらカレーパン自体、揚げ物。
カツカレーパンとは、中に揚げ物を仕込んで、さらに揚げてみました… というたべものなわけだ。


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ありそうでなさそうなカツカレーパン、やはり皆さん、内部構造が気になるだろうと思います。
ということで、初めての共同作業、入刀…!


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ん…? あれ……?
えーと、ちっさ… ゞ( ̄∇ ̄;)コレコレ

えー… ノーコメント(笑)。


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カレーはジャガイモがけっこうごろごろ。肉片も認められ、しっかりビーフカレー。
洋食屋のカレーっぽく、すごく好きな味だ。

最強のたべもの説、マサさんの言葉を借りれば“夢の”カレーパン。
ビミョーなものが残った気がするが、はたしてどうでしょう。


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[DATA]
ボンジュールボン東村山店
東京都東村山市本町2-3-71
https://bonjourbon.com/





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/LLnQnyEWr4c


紅の○○ ふたたび❗ 【大清かまぼこ店】

2020.10.30

 娘たちは1人戻ったと思ったらもう1人が出てとかわりばんこに出たり入ったりを繰り返していると思ったら、いつの間にか親2人だけになっていた。
週末に2人とも泊まりに来ることになっているが、もしかしたら4人そろうのは去年「葉月」に食べに行って以来、11カ月ぶりのことかも。

去年は忘年会名目でふぐコースをいただいたが、さすがに夜に飲み食いというのは気が進まない。
2人ならまだ身軽だが、子どもたちを夜の街に引っ張っていく気になれない。

ということで、金曜日は家で鍋を囲むことにした。
各人の仕事の都合等があるので、仕込みが楽なおでんということに。


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うちのおでんは、前日かつおだしで大根を煮ておき、当日練り物等を買ってきて追加して味を決める。
練り物はひばりが丘の「大清かまぼこ店」と決まってる。それが主役である。


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ひばりが丘まで自転車で30分ほど。
都心の方角に向かうことが最近めったにないためか、こんな遠かったかなぁ…? と感じる30分。


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うずら巻き、ウインナ巻き、いんげん揚げ、しいたけ揚げ、はす揚げ… と、ここまでは定番ネタ。
ちょっと冒険してみる気になって、もやし生姜揚げ、ぎょうざ巻きと、初チョイスネタ2点追加。


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各4個ずつ7種だから揚げ物が28個。ほかにちくわや豆腐、こんにゃく、がんも、バクダン… と入るので、一般家庭サイズの鍋には入り切らない。


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で、お気づきと思うが、うちのおでんはほぼ茶色い。なにしろ揚げ物28個分、茶色い。
そんななか、初お目見えのもやし生姜の紅ショウガが、わずかに彩りを添えてくれている。


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味のほうでもこれは大当たり。ぎょうざ巻きも家族に好評だったが、僕はこのもやし生姜揚げを強く推したい。
推薦理由は「KIMURAYA59」の“紅しょうがからあげ”と同様で、そちらの記事をご覧いただきたい。


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ちょっと気になって紅ショウガレシピでググッてみた。
紅ショウガのかき揚げ、ちくわの紅ショウガ入り磯辺揚げ、紅ショウガと枝豆のだし巻き玉子、紅ショウガハンバーグ、紅ショウガ入りポテトサラダ…。
このものの秘めたる実力を垣間見る思いがする。


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[DATA]
大清かまぼこ店
東京都西東京市ひばりが丘北4-2-25
http://www.kamaboko83.com/index.html





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/yRbnlJuLFAs



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一点の曇りもない青空… を写したつもりが…


かくも奥深い、そばの世界 【そばの実カフェ sora】

2020.08.20

 自宅系カフェというジャンルは確実に広がっているが、自宅なだけに普通の住宅であり住宅地のわかりにくい場所にあることが多く、なかでも東村山市青葉町の「そばの実カフェ sora」はことさらわかりにくい。
どれくらいわかりにくいかというと、1回ではたどり着けないという証言があるくらい(←わしら)

このお店を知ったのは久米川駅北口イベント広場で毎月第3日曜日に開催されている「マルシェ久米川」で、3~4年前だったと思う。これは農産物を中心に地元食材を提供する場で、今年7周年を迎えた(現在は休止が続いている)
マルシェに出店していた「sora」でたしかマフィンか焼き菓子かを買い、青葉町の自宅でお店もやっているというので興味をひかれて場所を(口頭で)教えてもらい、その日のうちに探しに行ったが見つからなかった。


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奥まった住宅地のさらにコの字形袋小路区画という、まず踏み込むことのない立地である。
いまは角地のお隣さん? に案内看板が出ているので、当時よりだいぶわかりやすくなっている。


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「sora」はマルシェ常連で、その後も機会があれば買い物をしているが、なかでも小川の「豊島屋とうふ店」とのコラボによる“そば豆腐”は絶品である。


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ランチタイムには食事も提供しているが、コロナ禍の現在は休止中


もう一つ、相羽建設のイベントスペース「あいばこ」で行われた「sora」店主さんプロデュースによるそばガレットのワークショップに相方が参加し、その後そばガレットはわが家の休日朝ごはんの定番となった。
そんなこんなの経緯もあって、「sora」には勝手に親近感を抱いているが、お店で買い物をするのはこれが初めて。


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プレーンマフィン、豆乳イングリッシュマフィン、パン1/2本を購入。
どれも国産そば粉100%で小麦粉も動物性食材も白砂糖も使わない。


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食べてみると、そば粉ってこんなに味わい深いんだと感動する。
考えてみたら、そばはつゆで食べるもの。しょうゆとかつお節と昆布、店によっては干し椎茸とか使って手間をかけたおいしいつゆでいただくわけで、そばのおいしさはそば粉とつゆとそば打ち職人の技とか、店内のしつらいとかバックで流れるジャズとか… いろいろ合わさって生まれるものだ。


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それがこのそばパンとそば菓子たちときたら、そば粉の味そのものがストレートにくる。
ごまかしのないそば粉のよさがはっきりわかる。里山の滋味深いおいしさ、香ばしさ、草の香り。
そばはおいしいと、しみじみ思う。


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前述のそばワークショップで京都からはるばるガレットの焼き方を教えにきてくれた橋本さんは、そばで世界平和を! めざしていた。
農薬も化学肥料も要らず2カ月で収穫できるソバは地球にもやさしい。そば粉の需要が増えれば衰退する日本の農業も救えるかもしれないとの思いで活動している。

きちんと話を聞いたことはないが、「sora」の店主さんも、おそらく同じ思いでパンを焼きお菓子を作っているのだと思う。


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[DATA]
そばの実カフェ sora
東京都東村山市青葉町2-32-9
https://www.facebook.com/sobanomicafe.sora/
https://www.instagram.com/sobanomi_sora/





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/yo-CCYzm_SQ


青春時代にタイムスリップ…? 【メルシー】

2019.12.25

 年末恒例、早稲田の穴八幡宮に「一陽来復御守」を授かりに行く。
一陽来復御守は毎年冬至から節分の間に拝受できるお守りで、金銀融通のご利益があるとされる。冬至・大みそか・節分のいずれかの日の夜中の12時に、その年の恵方に向けて高い場所にお守りを奉る。
うちでは例年、年内にお守りを拝受して大みそかに奉る。

例年といっても、この行事を知ったのは5年ほど前のこと。穴八幡から200mほどの近所に住んでいたことがあるにもかかわらず。
モグリ住民のそしりを免れない。


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毎年、誘導の仕方が違っていて、それは行った日の混み具合によるものと思われるが、今年は坂の上の裏参道から入って、いきなり行列最後尾。
初めて来た5年ほど前は冬至祭の当日で、馬場下交差点にDJポリスが出動するほどの混雑ぶりだったが、それに次ぐ列の長さである。
一陽来復御守を授かるのに40分かかった。


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そのあとにお昼ごはんを食べるお店を選ぶのが、実はいちばんの楽しみだったりする。
昨年は「八幡鮨」、一昨年が「キッチンオトボケ」、その前の年はまだブログをやっていなかったので記事はないが「伊勢屋」と、それこそ僕がこのかいわいに住んでいたころからやっているお店をめぐる青春探訪シリーズである。


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今年は、穴八幡参り第1回で訪れた「メルシー」を再訪。
早大生のソウルフードといわれる有名ラーメン店である。


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ところが、これが自分にとって青春探訪かというと、そうではなく、学生時代にこのお店に入ったことはない。それどころか名前すら知らず、「メルシー」の存在を知ったのは大学卒業から10年ほどたってから。入ったのは上記5年ほど前が初めてで、今回2回目。
モグリ学生のそしりを免れない。


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昔は情報が満遍なく行き渡ることはなく、おいしいラーメンといっても、おそらくゼミやサークル単位で語り継がれているようなレベルだったと思う。
南門通り方面に活動の場がなかった自分にとって、牧舎もカナリヤもメルシーも、縁遠い存在だったのだ。


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このお店はカウンター席がなく、相席必至である。大学は冬休みだろうから学生風は見られず、年配客がほとんど。僕らと同様に穴八幡参りとセットで昔懐かしのお店を訪れるという人も多いんじゃないだろうか。

注文はラーメン450円×2。安っ…!


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この荷姿で提供


スタッフも高齢化だったりするのでオペレーションが不安定で、提供順がでたらめである。あとから入店した隣のテーブルのチャーハンはあっという間に出てきたが、僕らのラーメンは提供までに20分近くかかった (;^_^ A


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こちらのラーメンは煮干し味で知られるが、ガラ系の風味も感じられ、なかなか濃厚なだし。かえしのしょうゆも濃い目。表面を覆う油層がスープの香りを引き立たせるようだ。


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麺はツルッとしたストレート中太麺。硬すぎず軟らかすぎずのちょうどよいゆで加減。


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具はチャーシュー、メンマ、モヤシ、コーン、ネギ。


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昔なじみの店ではないが、どこか懐かしいラーメン。
店のつくりの古さによるのか、土地の記憶が呼び覚まされるからか、40年前にタイムスリップしたような感覚にさせられるのが不思議だ。


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[DATA]
メルシー
東京都新宿区馬場下町63





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/JAqDAQbWXxE


手づくりの品がいっぱい! ――西荻手しごと市 【井荻會館】

2019.03.24

 西武新宿線の上石神井駅から西荻窪まで散歩。
いつものように青梅街道上井草四丁目交差点から南下し、善福寺川の側道を下る。


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途中、コースを変えて骨董通りを通ることにした。
車の多い女子大通りを避けてその一つ手前の坂を上り、そば「やぶ平」の交差点で信号待ちをしていると、地蔵坂のほうに幟がはためいている。“手しごと市”と書いてある。
「ちょっとのぞいてみる?」


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これは毎月第4日曜日開催の「西荻手しごと市」という催しだった。


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会場は「井荻會館」(杉並区西荻北4-35-9)


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いかにも歴史のありそうな木造2階建て建造物で、去年行った国の登録有形文化財「一欅庵」(辻家住宅)を思わせるものがあるが、完成したのは1932(昭和7)年と一欅庵より1年古い。


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※許可をいただいて撮影


1階の小間をひと通り拝見。


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畳敷きの施設というものは、生地の公民館がそうだったように昔は普通だったのかもしれない。
庭はちょっとした菜園で野菜の世話をしている人がいて、23区内の光景にはとても見えない。


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玄関ホールで店開きをしている「工房 草」さんにお話を伺った。


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長野県伊那市高遠町から毎月ご高齢のお義母さんのお世話に通っていて、そのついでに出店しているとのこと。
唐辛子、くるみ、なつめ、干しごぼう、桜の塩漬け… と、どれも手づくり感がいっぱいで魅力的な食材が並ぶ。金針菜とさつまいものきんぴら、内藤唐辛子みそなどオリジナリティにあふれる惣菜も売られていて、興味深くてつい話し込んでしまった。


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珍しい国産の乾燥きくらげと山法師じゃむ、干し柿を購入。
プレゼントで南部せんべいを「お麩代わりに」といただいた。


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手しごと市ではワンコイン弁当が3種類も出ていて、それを買って善福寺公園という魅力的コースも想定される。
そこをこらえて、予定どおり骨董通りをぶらぶら、西荻駅方面へ。


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[DATA]
手しごと市実行委員会事務局 きどあいらく
東京都杉並区西荻北4-5-28
http://www.nishiogi-teshigoto.com/
https://ja-jp.facebook.com/nishiogiteshigotoichi/
https://twitter.com/teshigoto_
https://www.instagram.com/teshigoro

井荻會館
東京都杉並区西荻北4-35-9





[Today's recommendation]

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◆ 猫写真はこちら その1 その2 その3




https://youtu.be/JCJnotRNgEo


憧れの洋食屋さんに 【フランソワ】

2018.05.12

 学生街の洋食屋というのは古きよき時代を象徴するイメージの一つだと思う。
1970年代、平和な時代に豊かさが加わって食が多様化し、それまで手の届かない存在だった洋食が身近なものになっていった。学生街を中心に低価格なだけでなく様式的にもカジュアル路線の店が登場し、洋食の敷居を下げた。
洋食は、何でも吸収しようとしていた当時の若者にとって異文化に触れる機会だった。また、それ以前のデパート食堂の家族単位とは異なる個の利用シーンが、自由を謳歌する時代の空気に合致した。――

以下、「キャンディ」参照。
スイマセン…。ここまでコピペでした(笑)

三軒長屋の真ん中、隣の「キャンディ」とワンセットのようなかわいらしいたたずまいを見せる「フランソワ」。
かわいいとみるか、すさまじいとみるかは、見解の分かれるところか…。


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僕は男子高校の出身で、大学も男子大学みたいなものだった。40人強のクラスに女子はたったの4人と。食べるものもラーメン屋やカレースタンド、とんかつ屋、定食屋なんかで、みそラーメン、カツカレー、ミックスフライ、スタミナ定食… と、きわめてヤロウくさい学生時代を過ごした。
おしゃれな洋食屋というものにはあまり縁がなく、それだけに、いまだに憧れの思いは消えない。


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左が「キャンディ」。最近までキャンディにも同じような電飾突き出し看板があった


キャンディとフランソワ。
初めて見たとき、忘れていた甘酸っぱい感情が呼び起される思いがした。70年代のアイドルの切り抜き写真を見つけたような。

2軒とも、開いていることが少ない印象で、というか開いててもやってるようには見えず、もっと言えば現役のお店に見えない。


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入るときに気づいたんだが、こちらは「François」ではなく「Furansowa」。
こういうセンス、なんというか…(笑) 和式というか、ヘボン式おフランス。


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店内はこぢんまりしていて、4人テーブル2脚、2人テーブル2脚。入り口正面には急階段があって、2階も使えそう。
内装は思ったよりも地味。壁は暗めの色調の化粧合板で統一されているが、木目はプリントではない(と思う)ので、チープな感じではなくシックというか。
きちんと整頓されているので清潔感はある。
お店の人は、ご夫婦かな、年配の男女。


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品数が多くて迷うが、メニュー表トップのクリームコロッケ定食と、もう1品は「キャンディ」でも食べたカツカレーに。


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先客は美大生風の男子2人組。
彼らが帰りしな、マスターが厨房から出てきて声かけ。
「これから授業? がんばってね!」
学生街ならではの光景である。


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カレーは洋食屋というより定食屋、というか家庭のカレーにも通じる素朴なとろみ系。
スパイスもS&B的なバランスのとれた香り。


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具は薄切り豚バラ以外は煮崩れているので、けっこう煮込んである。たっぷりの新タマネギは最後に合わせてある感じ。
カツはすっかり埋もれているが、厚みがあってかなり大きい。


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クリームコロッケ定食は、しっかりボリューム感のあるコロッケが3個、目玉焼き、ナポリタン、サラダ添え、ご飯・みそ汁付きで、なんと580円。


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しかも本日、サービスメニューで550円!
カラッと香ばしく揚がったコロッケにはベシャメルソースがかかり、ダブルでクリーミーなリッチさすら感じさせるひと皿。


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ずっと気になっていたお店にやっと入れた達成感。期待を裏切らない味と満足感。
お店の人に気持ちよく送り出され、学生のような若い気分になって帰路に就いた。


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[DATA]
フランソワ
東京都小平市小川町1-741-106





[Today's recommendation]


https://youtu.be/wNKLh7cZSQA



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カレーを軽く論じてみる 【じゃがいも】

2017.12.26

 株式会社カレー総合研究所なるものを見つけた。HPの会社概要に「事業内容:カレーを中心とした食の様々なコンサルティングビジネスの展開」とある。コンサル事務所だ。
HPにカレー分類体系論というページがあって、カレーを大きくインドカレー、欧風カレー、日本オリジナルカレーに分け、日本オリジナルカレーはさらに、和風カレー、スープカレー、焼きカレー、ドライカレー、カレーうどん/カレー南蛮、カレーそば、カレーパン、カレー中華まん、その他(カレースパゲティ・カレー鍋等)に分類されている。

それでおしまい。
“論”もヘッタクレもないんだが。

そんなので完結するんでなく、そこに業態による分類という横串を通すとおもしろいと思うのだ。


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総務省の日本標準産業分類の「大分類M―宿泊業,飲食サービス業」125業態のすべてがカレーを提供していてもおかしくない。カレーを出す回転ずしチェーンもあれば(7641すし屋)、山梨にはカレーほうとうを出す店があるらしいし(7631ほうとう店)、カプセルホテル施設内のレストランのメニューには当然のようにカレーライスと書いてある(7521カプセルホテル)(数字は分類コード)。
カレーはどんなところにも顔を出す。小学校の野外炊飯という業態(コード不明)においても、カレーは定番中の定番というぐらい。


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そのうち上記“日本オリジナルカレー”の成立に深く関わっていそうな業態を列挙すると、7621とんかつ料理店、7621牛丼店、7623中華料理店、7629西洋料理店、7629スパゲティ店、7631そば屋、7631うどん店、7671喫茶店、7671カフェといったところだろうか。


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そこにはさまざまな試行錯誤や誕生秘話や『地上の星』があったに違いなく、そうして初めて、カツカレー、カレーラーメン、スープカレー、カレースパゲティ、カレーうどん、すき家の「カレー南蛮牛丼」… といったオリジナルカレーの“分類体系論”が展開されていくと思うのである。


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なぜそんなことを言いだしたかというと、久米川町府中街道沿いの「じゃがいも」のカレーのポジショニングについて考えて。
じゃがいものカツカレーを定期的に食べている。お店に近い久米川町に住んでいたころからだから、10年以上も前から。
そんなに食べ続けるほどおいしいのかというと、そういうことでもない。


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以前、ここのカツカレーについてこのブログで次のように書いている。

――業務用っぽいというか学食っぽいというか…。具とロースカツをご飯にのせて上からカレーをかけるというスタイルだが、たとえば具のニンジングラッセが冷凍だったりとかいろいろ問題はある。だから人にお勧めするつもりはないし、この店はほかにちゃんとしたものがいくらでもあるわけだから、そういうものを食べておけばいいと思う。


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飲食店でたとえば、立ち食いそば的そばが出てきたり、マルシンハンバーグ的ハンバーグが出てきたりしたときと同じような心持ちというか。
「こう来たかぁ…」というがっかり感。
「でも、僕はわかってあげられるんだなぁ」という同情心。
だってわれわれはそういうのが珍しくない時代を生きていたわけだから。


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そういうものの代表的業態の一つが、カレースタンドだったと思う。
もはやすっかり見なくなったカレースタンドで出していたのが、こういうカレー。
ときどき食べたくなる理由はそこらへんにもあると思う。


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さて、上記の業態分類でいえば、じゃがいもは7611定食屋もしくは7629西洋料理店に入ると思うが、カツカレーに関してはそういう要素をあまり感じない。
ほかの品よりもう一段B級寄りのこのメニューに、お店のルーツが見え隠れする。

7711持ち帰り弁当屋”
じゃがいもはもともと、いまより400mほど南で営業していた弁当屋。

そのころの記憶に重なるあたりも、じゃがいものカツカレーに惹かれる理由の一つなのかなと思う。


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[DATA]
じゃがいも
東京都東村山市久米川町4-39-26





[Today's recommendation]


https://youtu.be/_aWQBXBpHqc



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◆ 猫写真はこちら


洋食店への憧憬 【キャンディ】

2017.08.26

 学生街の洋食屋というのは古きよき時代を象徴するイメージの一つだと思う。
1970年代、平和な時代に豊かさが加わって食が多様化し、それまで手の届かない存在だった洋食が身近なものになっていった。学生街を中心に低価格なだけでなく様式的にもカジュアル路線の店が登場し、洋食の敷居を下げた。
洋食は、何でも吸収しようとしていた当時の若者にとって異文化に触れる機会だった。また、それ以前のデパート食堂の家族単位とは異なる個の利用シーンが、自由を謳歌する時代の空気に合致した。


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敷居が低くなったとはいえ、洋食屋は基本的にきれいでおしゃれなつくりであるから、当時の若者にとって憧れの存在には違いなかった。学生街で、当時のままの姿でいまに残る洋食屋に出会うことがある。そういうときに湧いてくるのは、やはり憧れの感情ではないだろうか。
当時、気後れして入れなかったけど、年を重ねたいまなら入れそうな気がする。憧れの先輩と同窓会で初めて会話する… 的な。


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武蔵野美術大学の近くの「キャンディ」は、まさに古きよき洋食屋の雰囲気をいまに伝える。バス通りを挟んですぐ前を流れる玉川上水の豊かな緑と、学生街の洗練が融合する街角に、隣の喫茶店「フランソワ」と一体となったかわいらしいたたずまい。
見た瞬間、胸を締め付けられるような甘酸っぱい感情がこみ上げる。


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ただ、おしゃれだったであろう往時の面影は見て取れるが、時の流れには逆らえず、外観は相当くたびれている。
しかしそれも味わいには違いない。


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ずっと気になる存在ではあったが、やはり入りづらい。若いころこのあたりの土地にはまったく縁がなかっただけに、いわばよそ者である。
そこは開き直って“ムサビの卒業生のような顔をして”(笑)行ってみることに。


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壁付の看板がいつの間にかなくなっていることもあって、やっているのかどうかいよいよわかりづらくなっているが、入り口のドアが半分開いているのでのぞいてみる。
「これ、壊れちゃってて」と、ご主人がエアコンを指さし苦笑。「2階は涼しくなってますからどうぞ」
2階は土足禁止のようなので階段の下で靴を脱いで下駄箱へ。


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2階はカーペット敷きの一間に小さい座卓が5脚。これが、1人暮らしを始めた学生が最初に買うような、実家には絶対ないようなしゃれたデザインのもの。
女の子好きする白いテーブルがずらっと並んでいるから、僕の第一印象は“女子大生の雑魚寝部屋”(笑)。


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ほかに、比較的最近張り替えたであろう壁紙やカーテンも白が基調、花瓶などの置き物やカーテンレール、シャンデリア風照明と、コンセプトはロココ調か何か。
たまたま客は僕らだけだったが、これで各テーブル女子大生で埋まっていたらと考えると、おじさん的には冷や汗ものである。


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注文は、カツカレー700円(僕)と生姜焼き[豚]定食800円(妻)。


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カレーは小麦粉(もしくは業務用ルー)でとろみのついたタイプで、具はほとんど煮崩れている。
かなり甘味が強く懐かしい味だ。


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カツは厚みがあって端のほうは噛みきれないほど筋張っていたりするが、僕はそういうのは気にならない。
学生相手の大らかさというか。


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生姜焼きは黒っぽいソースで、しょうゆベースかどうか判然とせず、ショウガの存在もほとんど感じられないという不思議な味。
甘辛でご飯によく合うし、5~6枚とボリュームがすごい。


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この店は、もともとそうなのか途中でそう変わっていったのかはわからないが、食事はかなりガッツリ系である。いまはおしゃれ要素も薄らいでガッツリが前面に出ている感はあるが、そういう変遷も若者文化的ではある。


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ただ、1階は通過しただけなので、この店の本質には触れられていないと思う。
2階は普段、常連学生しか入れなさそうな気配なのでそれはそれで貴重な体験ではあったが、1階の濃密なレトロ空間に浸るという課題は、そっくりそのまま残っている。


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[DATA]
キャンディ
東京都小平市小川町1-741-105





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洋食屋さんのおふくろの味 【キッチンさくら】

2017.06.04

 花小金井駅西の踏切近くから西に新小金井街道まで続くひかりヶ丘商店街。
その古い商店街の中央付近に、中華料理屋「清竜」、そば屋「大村庵」、そしてこの洋食屋「キッチンさくら」が身を寄せ合うようにたたずんでいる。
この通りは少し西より一方通行になるが、ちょうどこの部分でいちだんと狭くなるので車1台通るのもやっと。自転車を使う人間にとって、店の前に止めるのに気兼ねするというのも入りにくい理由の一つとなる。


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店内は間口のわりに奥行きがあって、思ったよりゆったりしたつくり。
手前にテーブル席3卓、奥が調理場とカウンター席になっている。


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先客は隣のテーブルに初老男女、反対側のテーブルに工員風3人組、カウンターに高齢女性1人。
ランチサービスから、豚カツ定食950円(私)、肉茄子ミソ定食1000円(妻)を注文。


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夫婦らしき初老男女で営まれており、僕の座った位置からは見づらい厨房奥にいるおかあさんが調理担当のもよう。
こちら側のおとうさんは給仕やレジほかサービス全般を受け持つようだ。

主観ではあるが女性主導のお店特有の細やかなセンスというものがあって、たとえばこの店ではかわいい猫柄の箸袋は僕ら2人で模様が違う。
また、揚げ物や炒め物中心のメニュー構成にもかかわらず店内に油ぎった様子はまったくなく、清潔感が漂っている。


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まず小鉢(大根とブナシメジの煮物)と漬物(キュウリの浅漬け)が出る。
豚カツにはポテトサラダも付く。


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続いて肉茄子ミソ定食の配膳。
ご飯は家庭サイズのご飯茶わんで、「どんどんおかわりしてください」とおとうさん。


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ただし、そのあとに来た僕の豚カツ定食のご飯は大きめのどんぶり。どうやら男性・女性でご飯の出し方を変えているようだ。
そういうところも気配りが行き届いている。茶わんの模様も猫。猫好きのようだ。


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豚カツはけっこう大きめで厚みもある。ご飯も思った以上に多く、男性仕様は案外満腹系かもしれない。そういえば後ろの3人組はよく食いそうだ。
煮物やみそ汁は家庭的で素朴な味わい。甘く油っこい肉茄子ミソもまさにおふくろの味、ご飯が進む。


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隣の男女は焼魚定食と焼ソバ。後ろの席にはカツ丼の客も。
そのラインアップのユルさというか懐の深さは好ましい。

隣のテーブルは、やはりというか昼ビール。
わしらの行くような店での出現率50%を超えるともいわれる喫ビール客。このお店もまたそんな客を引き寄せる昭和食堂の一員なのであった。


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[DATA]
キッチンさくら
東京都小平市花小金井6-136-27





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