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陰極まり… 【築地本願寺】

2022.12.22

 コロナ禍において提唱された新しい生活様式がの一つが、幸先詣。

――幸先詣(さいさきもうで)は、新型コロナウイルス感染症の流行第3波渦中で迎える2021年(令和3年)の初詣において、例年のような参拝者による混雑は3つの密な状態であり、ソーシャルディスタンスを確保することが困難であると予想されることから、2020年中から早めに参拝をすることを社寺が推奨Wikipedia


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幸先詣または年末詣というものを一昨年にやってみて、谷保天満宮や大國魂神社という普通に初詣に出かけたら大混雑必至な有名神社をスカスカな状態でお参りでき、これはいい! と思った。


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食べ物屋にしても、行列は避けるだの混んでいたらずらすだのとブログに書いているくらいだから、このスタイルはしっくりくるわけである。


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ところで今日は冬至。
陰極まって陽に転ずる日で、この前後、神仏のパワーも強まるとされる。


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ということで、冬至に築地本願寺へ。
普通の初詣なら大変な人出であったであろう東京を代表するお参りスポットで、ゆっくり拝んで焼香までさせてもらった。


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テレビで築地場外の年末の様子が放映されていて、行ってみようかと。
そのついでというのが実情だが、常に何らかのパワーがみなぎっていそうな寺院である。

(つづく)


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[DATA]
築地本願寺
東京都中央区築地3-15-1
https://tsukijihongwanji.jp/service/





[Today's recommendation]


https://youtu.be/L7XOgJHFjSQ


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次号予告


ある意味衝撃的な 【丸岡堂老舗】

2022.12.11

 前記事の続きで、「騎崎屋」を出て「妻沼聖天山 歓喜院」参道をぶらぶら。
参道の側道には騎崎屋をはじめ食べ物屋が連なり、前々記事に書いているように、まずここをさかのぼって外門から入り直して参拝している。
そのときにお店をひと通りチェックしており、こことここは外せないというのが2店。
一つはいなりずしの店で、門前のいなり、いいねいいね👍 と行ってみると…


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ガーン ( ̄▽ ̄;)!! ガーン


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手前が「聖天寿し」、いちばん奥が前記事の「騎崎屋」


あとで聞いた近くの古本屋さんの話では、「テレビでやってから土日はなかなか買えなくなった」とのこと。
そんな有名店とはつゆ知らず、最初に通ったときにはまだやっていたのに素通りしてしまった。あのとき買っておくんだった… といたく後悔。


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11時20分時点では営業中だった


ところで、このあと歩いた参道に平行する“縁結び通り”という商店街にもう1軒いなり寿司店があり、シャッターのさびついた様子からこっちはつぶれてしまったかなぁ… と眺めていたんだが、あとで調べるとそっちが一番人気らしい。僕らが行った時間には、売り切り御免でとっくに閉店していたらしい。
さらには、ちょっと離れたところにもう1店あり、“妻沼聖天山の名物 いなり寿司3大老舗”と称されるらしい…。


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縁結び通り


さらに1時間後……
帰りの車中でなにやら調べ物をしていた相方が「道の駅でもいなり売ってるみたいよ」と。その道の駅、1分前に通過したっつーの ヾ(・ω・o) ォィォィ

というくらい、いなり寿司はこの土地の名物だったらしい。
無知ゆえに宿題が残ってしまった。


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いなり屋さんの向こうに和菓子の幟


気を取り直して話を戻すと…
「ここは外せない」もう1店は和菓子屋さん。
こっちの名物“いがまんじゅう”も、いなりに劣らず気になる代物である。


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「丸岡堂老舗」という店名がイイね👍


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しかしお店にはひと気がなく、“おそれいりますが、こちらのボタンを押してください”と、無人販売所状態。
やる気ないのか…? と思ったが、そういうわけではないという事情をあとで知ることになる。


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いがまんじゅうとは、“赤飯をまとったまんじゅう”という、衝撃的な形態の北埼玉の郷土食。


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――もち米が高価なため、ボリューム感を出そうと赤飯の中にまんじゅうを入れたのがはじまりとも、赤飯とまんじゅうをいっぺんに作って手間を省くという農家のお嫁さんの知恵から生まれたとも言われています。名前の由来は、赤飯で包まれた形が、栗のイガに似ているところから名付けられたのだとか。埼玉県HP


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ショーケースはすでにスカスカで、ここもか…!? という思いがよぎる。
が、いがまんじゅうのこしあんが辛うじて残っていた。


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ほかに、えんむちゃん饅頭、五家宝を買う。


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「えんむちゃんって、縁結びのえんむ?」と聞いてみる。
「そうなんです。えんむちゃんっていうキャラクターがあるんです」とお店のおかあさん。

そういえば縁結びという文字をよく見かける。
妻沼聖天山 歓喜院は縁結びのパワースポットとして有名らしい。
冒頭に書いているように、参道と平行して通っている道は縁結び通りだ。


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縁結び通り側の店舗


あとでその縁結び通りを歩いてみると、同じ名前のお店がある。
店内にはさっきのおかあさん。
参道のお店と背中合わせに2棟での商いのようで、それでさっきのインターホンということらしい。


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いつものように帰りの車内で

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五家宝は賞味期限が長いので未開封。吉見百穴以来気になっているので、つい買ってしまった


いがまんじゅうをひと口。

えー? こんな和菓子、初めて❢
まんじゅうと赤飯がいっぺんに食べられる幸せ感。
盆と正月的な…?

…それにしても、なんというか、おなかにくる


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[DATA]
丸岡堂老舗
埼玉県熊谷市妻沼1507-2





[Today's recommendation]


https://youtu.be/GiEIe0ClGIM



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 古民家のコミュニティスペース
2022.12.11 めぬま館・お休み処/埼玉県熊谷市妻沼1504-3

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縁結び通りに趣ある木造長屋がある。
正面に「めぬま館」の銘木看板。
右から古書店、お休み処、アジアン雑貨のお店。


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表の野菜を買いたいが、どうしたらよいか。
とりあえず古本屋さんをのぞいてみる。
店主は気さくな若い男性で、地域のこと、この施設のことなどいろいろ教えてくれる。


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手前がお休み処で向こうが古本屋さん

「えーと、表のネギは…」
「あ、あれはお隣の大家さんで… 〇〇さーん!」
と呼びかける古本屋さん。
中でつながっている真ん中のお休み処を管理しているのがこの建物の大家さんなのだそうだ。

奥から出てきたおかあさんに、さらにいろいろお話を伺う。


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こちらの施設は“おもてなし埼玉”という、日本一のおもてなし県実現をめざす埼玉県の事業の一環、“おもてなし宣言”エントリー事業所なのだそうだ。

宣言内容は、「参拝者無料休憩所でお客様が気軽に休める場所づくりを心がけています」「妻沼聖天山の写真の展示、地域の観光案内、地域のガイドを行います」など。


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古いものと新しいものが融合した、いい感じのリノベーション。
妻沼観光や聖天山参拝の折には、まず立ち寄ってみていただきたい。

ネギと蜂蜜を買い、施設をあとにする。


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洋食の追憶 【ホテルオークラレストラン ゆりの木】

2022.11.19

 東京国立博物館内にはレストラン2軒、カフェ1軒のほか自販機を備えたラウンジもあり、補給しつつ、広い館内を一日かけて回れるようになっている。

僕らの場合、はじめに「150年後の国宝展」を見て前記事、本館~平成館の展示を見て前々記事、食事をして(本記事)、庭園の散策から法隆寺宝物館へ(前々記事)という感じ(※記事の掲載順とは異なります)
これでも半分も見られていないと思う。


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「カフェ ゆりの木」(左)と「ホテルオークラレストラン ゆりの木」(右)


食事は東洋館内の「ホテルオークラレストラン ゆりの木」で(もう1軒の「ガーデンテラス」は休業中)


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実は「150年後の国宝展」のあとレストランに向かったんだが、途中にある本館をちょっとのぞいてみるつもりが1時間も見学してしまい、「ゆりの木」来店は12時すぎになった。
待ち時間40分。いやー、失敗失敗 (;^_^A


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シンボルのユリノキ(左)


ちなみにレストランの名前の由来となっているのが本館前に立つユリノキの巨木で、1881(明治14)年に植えられたという博物館のシンボルツリーである。
東博は「ユリノキの博物館」とも呼ばれ、公式キャラクターも「トーハクくん」と「ユリノキちゃん」だ。


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メニューは和洋中とそろうが、店内のつくりやサービススタイルは、(ホテルだけに)洋式である。(ホテルだけに)お高くもある。
上野公園といえば洋食がイメージされるのは、このように文化施設の多いことと関係しているかもしれない。


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大学受験時の198X年2月――
当時“東北の玄関口”と呼ばれた上野駅に降り立った僕と友人HSは、何を思ったか動物園に向かった(←勉強しろよ)。動物園の様子などは記憶にないが、その手前の洋食店で食事したことを覚えている。ほぼ初めてハンバーグというものを食べ、うまいものだなぁ… と思ったものだが、店を出たとたん「まずいハンバーグ…」とHS。えー? ハンバーグのうまいまずいがわかるんだ。さすが街の子は違うな… と、田舎の中の田舎生まれの僕はミョーに感心させられたのだった。
思えば東京での最初の食事である。


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こちらは残念ながらハンバーグはないようだが、上野公園の追憶ということで洋食系のカツカレー ミニサラダ付きに。


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ホテルらしく上品なカレー。
丁寧にこしてあって舌触りが滑らか。しっかりフォンをとりバターと生クリームで仕上げた… というような濃厚な味わいである。


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相方はネギ好き埼玉県民の追憶かどうか、葱とチャーシューの細切りつゆそば。


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こちらもホテルらしく上品な透き通ったスープ。
“つゆそば”のネーミングがいいね。


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ネギとチャーシューのほかにレタスが入っていて、食感のアクセントになっている。
細切りにして絶妙な火加減で仕上げるとネギがこんなに洗練される、さすがホテル中華。


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ところで、ちょっと前の記事に「ラーメンと焼きそばとカレー以外に食べ物を知らんのかーい…!」と、半ば冗談で書いているが、なんと、ホテルレストランでもその枠を出ていない。
もはや冗談とはいえず、文字どおりシャレにならん ( 〃 ̄ω ̄〃ゞ ウーム


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[DATA]
ホテルオークラレストラン ゆりの木
東京都台東区上野公園13-9 東京国立博物館東洋館内
https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=124





[Today's recommendation]


https://youtu.be/wVvaDWumVIo



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饅頭屋さんの“いばら餅” 【小山製菓】

2022.06.12

 前記事の続きで「吹上花しょうぶまつり」会場をぐるっと見て回って11:30。
腹が、減った……


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公園入り口で配られていた案内パンフレットに地元協賛店のクーポンが付いている。
「どれか1店は行ってみたいね」ということで園内休憩場所でじっくり眺め、帰りのルートにも近い和菓子店に寄って帰ろうとなっていた。


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公園出口を出た駐車場まわりにはフードカーが並んでいて、その中にクーポンの和菓子屋さんの幟が。
「ちょうどいいんじゃないの?」

(※吹上花しょうぶまつり会場出店でクーポンは使えません)


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41番目って…? 聞こうと思って聞き忘れた (・'・;)


青梅市大門の「小山製菓」は創業1970年。

“手作りの大切さを守り、添加物を使用せず安心安全なお饅頭を作り続けています”


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ずらっと並ぶおまんじゅうから、いばら餅(ゆでまんじゅう)を買う。


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いばら餅は三重県津市近辺で食べられる郷土菓子。
柏餅のカシワの葉をサルトリイバラに代えたもの… といえばわかりやすいだろうか。

サルトリイバラの葉の抗菌作用による保存目的や、カシワの葉のあまりとれない西日本でその代用として使われたなど、いばら餅の起源には諸説あるようだ。

農林水産省「うちの郷土料理」ほか参照)


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餅の中に入ったつぶし餡はどことなく塩気を感じるあっさりした味。
小さめサイズなだけに、2~3個は食べられそうだ。


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「小山製菓」は“お饅頭屋”を自称するだけにまんじゅうの種類が豊富で、見ているだけでいろいろ食べたくなる。
青梅の道に少しは詳しくなってきたので、次は店舗を訪ねてみたい。

(つづく)


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[DATA]
小山製菓
東京都青梅市大門1-570-3
http://www.koyamaseika.com/





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/0p53gJgrf0E



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次号予告


山田うどんで、お土産も 【山田うどん食堂 東大和店】

2022.03.20

 前記事の続きで、武蔵村山から東村山に帰る途中で昼ごはんのお店を探す編。
パッと思い付いた東大和市のうどん屋さんは、ググってみると日曜定休。
そういえばそのすぐ近くにもう1軒うどん屋さんがある。


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…という流れで「山田うどん食堂 東大和店」へ。
店の前を100回以上は通ってるんじゃないかと思うが、入るのは初めて。


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で、「山田うどん」はどの店も、入って驚く。
いわゆる路麺的感覚で気安く入って、中の混みように驚かされる。
埼玉県民以外にも大人気のもよう。


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たまたまいちばん奥の小上がり席が空いていてラッキー。
そのあと外に行列ができた。


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テーブルに並べてある、つまりイチオシのメニュー“まるごと山田セット”に相方が反応。
「せっかく土日祝限定だっていうんだから」と。


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まるごと山田セット、ものの2分で来る。


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僕は内容をよく見ていなかったんだが、すごいボリュームだ。


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小食なのになんでこんなもの頼んだんだろう…?
と考えるに、たぶんもつ煮が食べたかったんじゃないかと。もつ煮好きだから。


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“その他”のかき揚げ丼とたぬきそばは僕が大幅に手伝うことになる。


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僕は無難に“特製大えび天うどん”。

これには既視感が…。
調べてみると、去年10月に「山田うどん食堂 堀之内店」で食べている。


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ただし、そのときの品名は“特製えび天うどん”と、“大”が付いていない。値段も100円ほど高くなっている。
写真を見比べると、たしかに大きくなっているような、いないような… ( ̄∇ ̄;; )


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食べている途中、「冷凍もつ煮、店内販売してまーす♪」的な店内放送。
長女に持たせてやるのにちょうどいいんじゃない…? と相方。
泊まりに来ていて今日帰るという長女ももつ煮好き。


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「山田うどん」でお土産買うことになるとは思ってもみなかった。
こちらで“パンチ”と称するもつ煮。
“名物”というだけあって、なかなかのものです c( ̄▽ ̄)


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[DATA]
山田うどん食堂 東大和店
東京都東大和市清水5-1090-2
https://www.yamada-udon.co.jp/





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/lDQuWlz37iw



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カタクリ / 野山北公園

年末のループもの? 【シャルキュトゥリー モエ】

2021.12.16

 前記事の続きで、東久留米卸売市場の「大丸食堂」で昼ごはんのあと、市場通り(新所沢街道)をそのまま進んでハム・ソーセージのお店「シャルキュトゥリー モエ」へ。


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あと1個で埋まるスタンプカードを見つけ、そういえば長いこと行っていないからこのカードはあと1個状態で長いこと放置されていたんだなぁ… と思ったら、お尻に火が付いた状態であわてふためいたと。


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スタンプ1個分のお買い物が、今回の絶対使命である。
あれこれ買いたくなるのをグッとこらえて……


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いつも買う白カビのサラミ。

「小さめを1本」と相方。
いちばん小さいのを選んでくれたおねえさん、はかりに載せて「931円になりますね♪」
「それだと足りないので…(笑)」


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※許可をいただいて撮影


こちら、お買い物1000円につきスタンプ1個である ゛(6 ̄  ̄)


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「あ…! 小さすぎましたか(笑)」と選び直そうとするおねえさんを制し、人気ウインナー4種詰めの“いろどりパック”を追加。


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前記事にも書いているようにクリスマスディナー用で、今回は“あと1個”が気持ち悪かったのでとりあえず賞味期限の長そうなサラミと。
ほかはもっと近くなったらまた買いに来ようと思っていたが、日持ちさえ問題なければいま済ませておいたほうがラクではある。


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あとで「何年ぶりだろうね…」という話になって、調べてみると1年前にやはりクリスマス用に来店している。
1年前のことすら覚えていられなくなっている。


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やはり白カビサラミといろどりパックを買っている。
“スタンプカードの都合で(笑)ヘーゼルナッツのテリーヌを追加”と、ブログに書いてある。


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覚えていなくとも、やってることは同じなのだなぁ… (〃 ̄ω ̄〃ゞ


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今年はまだ開封していないので去年の写真を流用


[DATA]
シャルキュトゥリー モエ
東京都東久留米市滝山7-17-24-103
http://www.charcuterie-moet.jp/
https://www.facebook.com/charcuteriemoet/





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/b-wJJvznb5o



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復活…!?


裏路地の残照 【まっちゃん】

2021.09.29

 やきとり屋は安いほどウマい(高くてもウマいところはウマい)の法則を提唱している者としては外せないお店の一つ「まっちゃん」。
ラインアップ7種類、オール80円。


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小平駅南口より330mほどと至近だが、西武新宿線と多摩湖自転車歩行者道に挟まれた、地元の人以外に通りそうにない裏通り。
駅チカ裏路地飲み屋街の面影を伝える唯一の存在がこちらのお店… という商機能衰退エリアである。


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夕方4時半、自転車で通りすがりにお店をのぞき込むと、お店のおかあさんとばっちり目が合った。
こだいらネット等では営業時間PM5:00〜 となっているが、昼どきも店内にはひと気があり、ランチ定食でも出していないものかと通るたびにのぞいているので、これまでも簾越しに何度も目を合わせていたに違いない。


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コクコクとうなずき、入り口際のカウンター席から店内をぐるっと回り込んで焼き場へ移動するおかあさん。
ひなやき、かしら、はつ、たん、レバーを、「タレ・塩、1本ずつでもいいですか?」と断ったうえで注文。


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うなぎ1串1200円も気になるが、予算の都合で今回は見送り。
もう一つ“正田スペシャル”という謎メニューがあるらしい。聞いてみたが、店内メニューで持ち帰りはできないとのこと。残念。
(正田スペシャルやうなぎについてはこちらのブログを参照されたい)


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ご高齢の優しそうなおかあさんがていねいに生から焼き上げる。
おいしくないはずないだろうと、見ているだけで思えてくる。


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タレはやさしい甘さで、どの串もおいしくいただける。
くどくないのでうなぎにも合いそうだ。


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塩は薄めの塩加減だが肉に臭みがないので、はつやレバーも食べやすい。


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これで800円!


冒頭の法則は過去の「よしふさ」「ミートショップいのうえ」を根拠としているが、くしくも小平市のお店ばかり、これで3店目。
個人店が減っていくなか、十分なn数になりつつあるんじゃないだろうか。


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[DATA]
まっちゃん
東京都小平市美園町1-28-17





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/P_faR8r8k4g



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台風前の微妙な空


令和最初の… 【ひの食堂】

2020.03.07

 前報のタイトルが「平成最後のひの食堂」で、必然的に👆このタイトル。
前回まさに平成最後の営業日に伺ったのに対し、今回はこのように改元から日にちがたってしまった。令和の歴史の長さと同じだけ来店間隔が空いたことになる。令和の歴史、いろいろあった (-_- ) シミジミ

香港大規模デモ、ラグビーW杯、相次ぐ台風大雨被害、消費税率引き上げ、首里城全焼、IR汚職、イギリスのEU離脱。そして世界を震撼させる…


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昔、ロビン・クック『アウトブレイク』、リチャード・プレストン『ホット・ゾーン』、映画『アウトブレイク』のノベライゼーションと立て続けに読んだことを思い出している。いま読んだら怖いだろうな… いや、この現実は小説よりはるかに怖いかも。

と、まだ1年に満たないとは思えない濃密な令和の歴史。

ということで、約10カ月ぶりの「ひの食堂」。


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注文は焼肉定食750円とミックスフライ定食980円。
前回に比べ、それぞれ50円、30円アップ。


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消費税率引き上げを挟み、このように全体に30~50円値上げされているが、なかには価格据え置きの品も。


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なぜこの焼肉がこんなにおいしいのかという話になって、やっぱり肉がいいんじゃないかという結論に至った。素材については、たとえば高価格帯(といっても980円)のメニューはブロック肉からそのつど切り出しているらしい。
薄いにもかかわらず、甘みとうま味が十分。ぶ厚いだけが売りのステーキより満足度が高いかもしれない。


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ミックスフライはカキ、イカ、エビ、アジ。
いつも感じるエビフライやイカフライの香りのよさは、油のよさかな…。
それは結局、焼肉など炒め系のおいしさにも通じるわけだし、やっぱり食材の良しあしは大事ということかな。


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それにしても、この内容・おいしさで、いまだ1000円超えのメニューがないということがすごいわけで d(* ̄o


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[DATA]
ひの食堂
東京都東村山市本町3-18-2





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/f6qZUCi7ToQ



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「ハードオフ 東村山店」で550円で購入した、実はレアアイテム


昭和な商店街に、おいしい1CL 【花ごよみ】

2019.11.05

 五日市街道西久保三丁目交差点の北のグリーンパーク商店街は、バス通りと平行して歩行者専用のショッピングロードが通り、その間わずか建物1軒分の幅しかなく、表通りに面した商店には表口と裏口があるというユニークな構造になっている。
…というようなことを、半年ほど前に「エイトランド」の記事で書いている。


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その「エイトランド」の裏というか、裏口の向かいというか… という位置に、実はたべもの屋さんがある。
すでにディープ感マックスな「エイトランド」の、さらにその奥という。


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ショッピングロード最奥。左の青い庇が「エイトランド」裏口で、右の茶色が「花ごよみ」


店名表示が見当たらないが、「花ごよみ」というお店。
うどん屋さんらしいということだけが、表に張ってある品書きから推察される。


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で、そんな張り紙の中のランチサービスというものがずっと気になっていた。

“日替わりランチうどん ランチ玉子とじうどん・おかかおにぎり1コ付き500円”

消費税率改正を挟んでこの張り紙の内容は変わっていない。
これは入ってみるしかないでしょう。


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「あの表に張ってある500円のランチ、お願いします」と言うと、
「おそばになりますけど」とご主人。「うどん終わっちゃったんで」
…という、意外な展開。


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思ったより若いというか、老けてないというか… そういう年代のご夫婦のお店。
テーブル席が4人掛け×1、2人掛け×2、カウンター2席という小さなお店だ。


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そばは太めの平打ちでネットリした食感の、想像したものよりずっと自家製感の強いもの。


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厨房の隅に製麺機のようなものがあるので、意外にそうなのかも…。
意外といったら失礼か… というくらい、温かいそばとしてかなりおいしいレベルである。


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おにぎりは温かく、いまにぎりましたというという感じのもの。
おかかのベースはうどんつゆのだしがらかもしれないが、みりんが強めだがシンプルな味付けで、コンビニおにぎりとはいろいろ大違い。


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1000円札を出して500円玉のお釣りにサービス券が付いてきた。


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うどんが食べたくて入ったわけだから、うどんランチの再訪、近いうちにあるかも。
490円になることだしね (^-^)ゝ


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[DATA]
花ごよみ
東京都武蔵野市緑町1-5-24





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/VKOrfUS0ZCA


創業50年の手打ちそば 【そば処くるみ】

2018.12.09

東久留米駅北口近くに気になるそば屋がある。
“創業50年 本格手打ち蕎麦”の「そば処くるみ」。
本格手打ちで創業50年というのは案外少ないんじゃないかと思うのだ。特にこういう大都市近郊の駅前繁華街においては。


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本当はもっと遠くまで行く予定だったが、思ったより寒く、急きょ駅周辺散策に切り替えた。
少し歩いてから、お昼ごはん。


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「寒いから鴨そばが食べたい」と言う人がいる。
という流れで、前から気になっていた「そば処くるみ」へ。


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お店は「サワービル第三」という建物の2階にあるが、入り口の階段からしてただならぬ雰囲気が漂っている。怖いとかいうんじゃなく、つくりが古い。
そば屋の創業50年というのは、つまり物件の築年数とイコールで、ビル開業と同時に入居したのかも。


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2階廊下の奥のほうまで偵察に行った相方が、「すごいよ、『めぞん一刻』みたい」と。
真意は不明だが、一刻館みたいということであればあれは下宿屋なのでつくりが違うけれども、年代的共通性は感じる。


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そういえば主人公たちのたまり場のスナック「茶々丸」のモデルといわれたお店があったのはこのすぐ近く。
それから、一区画東の五差路にある天ぷら屋「大八車」のおやじさんは、「高橋留美子はすぐそこのマンションに住んでて、オカノ電機ができるまでは市内の納税者番付1位だったんだ」と語っていた。


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高橋センセーが当時このそば屋を使っていたとしても不思議はないな… と、『勝手なやつら』以来のヘヴィな読者であるワタクシは勝手に感慨に浸る。


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店内は2人掛けテーブルが7脚、カウンター7席という構成。


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鴨そばと言っていた人は、店内の張り紙を見てカレー南蛮そばに日和る。
僕は入り口に出ていた“サービスセット 丼ぶりと手打ちそば”を、丼ぶりは天丼で。


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注文後、なんとなくテーブル備え付けのメニュー表を見ていると、二段二色蕎麦 天ぷら付1000円の文字。
「しまった。こっちにすればよかった…」


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と、このように僕は品書きを吟味することなしにパッと目に付いたものを注文してしまう傾向がある。
あとで悶々とする。


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まずカレー南蛮。
シンプルな荷姿で、本体以外に薬味ネギと取り鉢。


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僕はカレーうどんよりカレーそばが好き。


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うどんではどうにも鈍重にしかなりようのない組み合わせが、そばだと粋で通っぽいイメージに一変するのは不思議だ。
おかめそばとかコロッケそばとかニシンそばとか。


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セットの天丼は意外に種が多い。
エビ、ちくわ、ナス、カボチャ、シシトウ、ゴーヤ…。


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そばは見た目おとなしいが意外に香り高い。
ねちっとしたそばがきに似た食感で、不ぞろいな手打ちそばだけに歯応えにもむらがあるが、そういうのは嫌いじゃない。


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年配の店主が1人で回している感じ。
手打ちそばの堅苦しいイメージは皆無な(笑)、フランクな印象のおやじさんだ。
個人的には、そば屋の理想形に近い。


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[DATA]
そば処くるみ
東京都東久留米市東本町2-6 サワービル第三2F




[Today's recommendation]

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https://youtu.be/zV1qLYukTH8


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