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最後の晩餐的感覚…? 昼だけど 【ながしま 磯とり料理】

2020.03.31

 この記事は食べに行った2日後に書いているわけだが、食べた時点と書く時点で自分の意識がけっこう違っていることに戸惑っている。

新宿区の学生街の飲食店で働く知り合いが、来るなって言われてるのに大学に来る学生がいっぱいいてなに考えてんだ! と昨日まで怒っていたが、今日(04/02)ビタッと客が来なくなり、そうなったらなったで青ざめている… と。

志村けんさんの訃報であったり、都内の一日の感染者数97人という数字(04/02)であったりと、衝撃的なニュースが潜在意識にメッセージを送り続け、「こんなもので済むはずがない」という不気味な共通認識が急速に形成されていった年度替わり。


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1週間前、なじみのお店など自分のコミュニティにこもるというようなことを書いているが、この「ながしま」のようにゆったりしたつくりで客層も落ち着いているとこならまだいい。


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なじみの中にも狭くてガサガサしたお店もあって、そういうところはちょっと入れない。
もしかしたら当面、外食はしなくなるかも… というのが4月2日時点の感覚である。

それでもなじみのお店にいまあえて… というのは、「ひの食堂」の件もあるのかな…。


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マグロづけ丼と焼鳥重を注文。


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お客さんは、先客2名、後客3名。
常連さんとの会話から、こちらも夜は連日早じまいという事情が伝わってくる。いつもに比べ元気がないように映る大将。


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複数人数で入ったときは必ず誰かが焼鳥重を頼んでいるような気がする。
づけ丼もかなり頻度が高い。
どちらも絶品である。


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あとで思ったんだが、焼鳥重なら持ち帰り対応をしてくれるんじゃないだろうか。
#東村山エール飯の輪が広がりつつある。


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以前、名物“島ずし”の持ち帰りは衛生上勘弁してほしいと大将が言っていたが、ほかに対応可能なことはいろいろありそうな気がする。
今度聞いてみようかな。


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インスタ始めました (。-_-)ノ ヨロシク♪

[DATA]
ながしま 磯とり料理
東京都東村山市栄町1-11-1





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東村山駅東口“志村けんの木”の下に設けられた献花台。志村けんさんのご冥福をお祈りいたします




創業40年! 地元民に愛される老舗すし店 【寿し初】

2017.05.22

 東京街道という道は、新青梅街道の分岐点から八坂の交差点まで、ひたすらさびれ感が漂っている。もしかしたら終点の田無・橋場交差点まで、このルート沿いには“フレッシュ”とか“トレンド”とか、“活性化”“とか“集客力”とか、そういったポジティブなイメージのキーワードが当てはまる施設・店舗が一つもないような気がする。
これはけなしているのでも嘆いているのでもなく、むしろ、ならではのよい面もあるということが言いたいわけで、よく探せばシブい店が点在してはいる。
とはいえ、それで衰退に歯止めがかかるはずもなく、まさにそういったシブい店ほど危機に直面しているといわざるをえない。事実、清水六丁目交差点を挟んで、とんかつ「とん助」、洋食「くまさか」、とんかつ「佐川」と立て続けに閉店してしまった。この付近では都営東京街道アパートの建て替え事業の影響も大きいということか。


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そんななか、頑張っているのが「寿し初」。
ここを通るたびにその店構えが気になっていた。言っちゃなんだがプレハブみたいである。しかし、いかにもすし屋です、という構えよりも強く印象に残るから不思議だ。実力勝負という感じがするからか。


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駅から遠い立地条件でもランチ営業を続けており、地元密着型と思われる。
本日のランチが店頭に掲示されていて、海鮮丼、おまかせ丼、穴子丼、あじたたき丼の4種、各980円。


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やや緊張しつつ引き戸を開けると、店主とおかみさんが小上がりとカウンター席から立ち上がった。先客はなし。
間口のわりに奥行きがあって、店内は意外に広い。右手にカウンター、左が小上がりと隣がたぶん個室で、突き当たりが広そうな畳の間になっている。
カウンター席に座り、「人気の海鮮丼」980円を頼む。


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60代だろうか、店主は寡黙な方で、というかいちげん客に先に話しかけるタイプではないようで、目の前で黙々と仕事をしている。
テレビの海外ドラマ『NCIS〜ネイビー犯罪捜査班』のセリフが空虚に流れている。
なんかボーっとしてしまう。


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海鮮丼のネタは、マグロ、カツオ、エビ、タコ、とびこ、玉子、かまぼこ、酢ばす。桜でんぶが敷いてある。エビが大きめ、カツオも分厚い。タコはゴロッとしたぶつ切り2切れ。
みそ汁はアサリとワカメ、大根ときゅうりのぬか漬けが付く。
個人的にはでんぶはないほうがいいんじゃないかとも思うが、ネタはどれもおいしく満足のいく内容。


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カウンターに置いてある灰皿に「三周年 寿し初」と入っている。
「そんなはずないですよね?」と帰り際に聞いてみた。
「3周年のときに配ったんだけど、いっぱい余っちゃってもったいないから使ってるの」と店主。「いま、ちょうど40年」
思っていた以上の老舗であった。


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僕と入れ替わる形で常連風の年配男性3人組が入ってきた。ちょうど1時で、昼休みには遅い。午後空いちゃって一杯ひっかけに来たって感じ。たしかにこの店はそういうのにもってこいだろう。
でも自分ならもう3時間は我慢するな…。ここは居心地がよすぎてやばそうな気がするから。


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[DATA]
寿し初
東京都東大和市清水6-1182-2





[Today's recommendation]


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しょっぱいラーメンの懐かし度 【新華飯店】

2017.05.02

 僕が入ったとき、ちょうど注文が通ったばかりという感じの客が「冷やし中華やってたのか…」とつぶやいていた。お店のおかあさんが「あら、残念だったわね」と笑う。こちらのおかあさんは一見愛想がなさそうだが、お客さんにだいたい声をかけているし、実はよく笑う。
僕も表の冷やし中華の張り紙を見てちょっと気になっていた。ちょうどそういう季節だ。一瞬迷ったが、予定どおりBランチ(チャーハン+ラーメン)880円を注文。
冷やし中華はめったに食べないが、今年は少し計画的に挑もうかと考えている。


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先客は3組・6人。その平均年齢はもしかしたら80前後に達するんじゃないだろうか。男女別は2対4で、女性4名中3名はアラナイ(around ninety)にも見える。自分の右側の2人連れなんかアラナイ同士だ。チャーハンを箸で食べてるし(笑)。
ちなみにお店のおとうさん・おかあさんを入れて計8人の平均をとると、…やっぱり80前後かなぁ。僕なんかぺーぺーの若造である。


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僕はこの店でチャーハン系とラーメン系をかわりばんこに食べていたのだが、このセットの存在を最近知って、次はこれと決めていた。
チャーハンとラーメン同時に提供。チャーハンは“半”と書いていないのでどうかなと思っていたが、フルサイズに近い。だからこのセットはけっこうな量だ。まあ、若造なんだからこれくらい食べとかなきゃ見どころがないとか思われそうだし。


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チャーハンもラーメンも実に懐かしい味。
チャーハンの具はチャーシュー、卵、ナルト、ネギで、味付けはしょっぱめ。ここは仕上がりにややゆらぎがあるが、今日はパラパラで良好。


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ラーメンもしょっぱい味。
ドリフ世代のわれわれは、ラーメンの味をショッパイと表現することを学んだ。まさにそういうしょっぱいラーメンだ。
しかしドリフの歌では、当時すでに“懐かしい”とされている。このラーメンはどれだけの懐かし度なのかと考えてしまう。


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ぽつりぽつりと客が入ってきて、いつの間にか相席も出始めた。けっこう客の入りがいい。
というか、アラナイがいつまでも動かないから回転率が悪いんだが(笑)。
ここもまた昭和の団地の午後1時という密度の濃い時空間の消え残りなのであった。


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[DATA]
新華飯店
東京都東久留米市滝山4-2-5






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多摩北部医療センター敷地内のキンラン、ギンラン




https://youtu.be/c1j5IOZmh6g


予想を超える豪華7点盛り 【葉月】

2017.03.10

 税務署で確定申告の書類を提出し、昼食は目の前の「八山庵」にしようかと一瞬考えたが、あたりは人であふれている。普段客の入りがいいとは思えない店に混んでるかもしれないときにわざわざ入ることもないか、と見送り。
急の仕事が入っていたので遠出もできず、フラフラと自転車を走らせてすぐ止まった。日本料理「葉月」。

この店は隣がラーメン屋だったころからけっこう長くやっていると思うが、敷居が高そうで、自分には無縁と決め込んでいた。しかしランチは案外手ごろという調べはついていたので、この際だから入ってみることに。


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12時すぎという時間もよくなかったが、けっこう混んでいる。中ほどの4席のカウンターの右端にちょこんと腰を下ろす。
右手、入り口側はテーブル席で、それぞれ上品そうな年配客で埋まっている。左手、奥の座敷では上品そうなOLグループが豪華重箱御膳的なものを召し上がっている。わしのような上品そうでない孤独の中年男性は見当たらず、しかも両サイドを固められてるから、居心地悪いことこの上ない。


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2人組の高齢男性が入ってきた。自分の背後の小上がりに案内されたが、足が悪いからとカウンターに。このカウンター、いすをぎちぎちに配置してあってなかなか入れない。僕がぎりぎり右に寄り隣のいすを引いて隙間をつくってあげてようやく座ることができた。おじいさんがうれしそうに笑いかけてくる。
こういうのは大事で、一発で居心地の悪さが解消した。


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天丼860円は予想を裏切るドカ盛りのビジュアル。「こちら天つゆです」と小瓶を示す。ご飯にだけつゆをかけてあり、天ぷらには各自好みでというスタイルだ。
ネタは海老、いか、穴子、かぼちゃ、なす、舞茸に、下には半熟卵天が敷いてある。ぎっちり盛られているからなかなかご飯にたどり着けない。海老は小ぶりだが、穴子は肉厚ふわふわ、いかはサイコロ状ともいえるほど分厚いモンゴウで、実に食べでがある。野菜もおいしく、とても満足度の高い天丼であった。

途中、テーブル席が空き、板さんがそっと素早くフロア係に合図を送る。黙々と調理しながらちゃんと全体に目が行き届いている。この板さん、デキる。
おじいさんはテーブルに移るとき、「ありがとね」と僕の肩にそっと手を置いた。


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[DATA]
葉月
東京都東村山市本町2-24-4






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https://www.youtube.com/watch?v=bESbzQbhj64


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