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門前といえば✌ その3 【川崎大師山門前 住吉】

2023.02.23

 川崎大師仲見世通り食べ歩き編 その3――お土産編。

川崎大師土産といえば飴だが、それに劣らぬ大師名物“久寿餅(くず餅)”。


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山門前に「久寿餅」の黄色い看板


「川崎大師山門前 住吉」は1917(大正6)年創業の久寿餅の老舗。
前記事の「町田屋(松山)」も同年に創業している。
大師電気鉄道開業こちらを参照ください)の1899年から十数年で急速に門前町が形成されていったのかもしれない。

江戸時代、日本橋から5里(20kmほど)の川崎大師には日帰り参拝ができなかったことから、旅館を中心に門前町が発達していたというが、仲見世通りなどいまに続く街並みの基盤がつくられたのは20世紀以降らしい。


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実は参拝後、仲見世を引き返し、折り返して表参道を川崎大師駅まで歩いてみて、また戻ってきたんだが、表参道にもでっかい久寿餅屋さんがあってそちらも「住吉」。ほかに工場などもあって、一帯は住吉だらけ。
久寿餅イコール住吉なわけだ… と理解したんだが、あとで地図を見ると表参道と仲見世は両方にまたがる大店のようだ。


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玉手箱1段550円。
“幸せを呼ぶ黄色い包み”を下げてぶらぶら。


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自宅用ではあるが“お土産”を買うと観光を完遂した気分になれるのである。

川崎大師編おしまい)


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[DATA]
川崎大師山門前 住吉
神奈川県川崎市川崎区大師町4-44
https://kuzumochi.com/





[Today's recommendation]


https://youtu.be/IbX6NFTyjZw
1917年作曲



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茶屋でだんごをほおばるの図 【氷川だんご屋】

2022.10.09

 前号あらすじ☛大宮氷川神社二の鳥居から参拝に向かおうとするも、参道左に趣あるせんべい屋さんを見つけ、まずお土産を買い込んでしまったわしら。もう一度仕切り直して境内へ、と思ったが…

歩きだしてすぐ、今度は参道右手に人だかりができている。
こっちはなんだ?


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二の鳥居をくぐって表参道を100mほど進んだところにある「氷川だんご屋」。


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1970年創業、その後参道整備に伴い移転。2020年、そのすぐ隣に新店舗を移転オープン… という情報。
したがってオープン2年ちょっとのピカピカなお店である。


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列に並んだ相方が買ったのは、焼きだんご2本、氷川酒まんじゅう2個、あげまんじゅう2個。
さっき買ったせんべいもあるし、そんなに買ってどうすんねん ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ


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でも買いたくなる雰囲気というのもわからなくもない。

聞けばのり巻き系のおすしも売っていると。
「え…!? なんで買わなかったの?」ヾ(・ω・o) ォィォィ


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店先に飲食スペースがあって、“茶屋でだんご”といえばお決まりな、うっかり八兵衛気分が味わえる。
…はずだが、スペースが狭すぎて落ち着いて食べられない。


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道を挟んだ旧店舗横にもベンチがあって、そちらに移動してゆったりおだんごをいただいた。

ようやく心置きなくお参りができる。(☛前々記事に進む)

(つづく)


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[DATA]
氷川だんご屋
埼玉県さいたま市大宮区高鼻町2-12
https://www.instagram.com/bingchuandangowu/





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/M_SsEDv8X20



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次号予告


すし折りの幸せ感 【明治屋】

2022.09.12

 メインの仕事の一つが14日期日となっていて、実質それを今月の最終日と見なしていたが、工程が遅れていてケツを延ばすと朝に連絡があった。
逆に、いまの段階で動きがないにもかかわらず14日のままと言われても困ってしまうわけで。
やれやれ、とちょっとホッとしつつ、これで今日はたぶん一日遊んでいられるはず… と、自転車で都心方面に向かった。

ひばりが丘あたりでメールが入り、遅れていた仕事を一括アップロードしたと。
期日は16日に延ばすということだが、さすがに気勢をそがれた。
これ一つで月々のレギュラー仕事のざっくり3分の1にあたる。
今月これだけ働いて、まだ3分の2しか終わってなかったんかーい…! という現実を突き付けられてもいるのであって。

撤収 (-o-\) λλλλλ,,,,,


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ただ撤収するのではなく、昼ごはんを買って帰ることに。
通りかかるたびに、「買いたいなぁ…」と思いつつ、それが出かける途中だったりするので、「いまお弁当買ってもなぁ…」というお店がある。


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こういう“午前中に家に帰る途中”に通りかかるというケースはなかなかない。
入るとすれば、いまでしょう!
10時前に開いていればの話だが…。
開いてました c( ̄▽ ̄)


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ひばりが丘と田無の中ほどに位置する“フラワー通り商店会”という古い商店街にある、のり巻き・いなりと和菓子の「明治屋」。


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小さいお店で、ショーケースは通りに対して至近&オープンで、通りかかるたびに目に入り、おいしそうだなぁ… と。
以前ときどき買っていたが、5年ぶりくらいかも。


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奥から出てきたのはすごく優しそうなおかあさんで、ショーケースの写真を撮らせてもらっていると商品をきれい並べ替えてくれたりと、やっぱりいろいろ優しい。


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助六系の詰め合わせ弁当が並ぶ。
のり巻き・太巻きの組み合わせだったり、五目ずしor赤飯だったりと、意外にバリエーションがある。


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いなり・太巻き・のり巻き・五目のセットを買う。
あと黒糖まんじゅうとふぶきまんじゅうを1個ずつ。


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ささやかながらハレの日の華やぎを思い出させてくれるすし折り。


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酢飯の香りや、甘すぎるかんぴょうだったり、甘すぎないお揚げだったり。
すべてが懐かしい。


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まんじゅうはどちらも粒あんで、小豆の香りがよい。
手づくり感いっぱいでほっこりする。


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商店街は少しずつ寂しくなっているが、こちらの存在一つで、不思議と活気を感じるのである。


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[DATA]
明治屋
東京都西東京市谷戸町1-12-10





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/2o_TYSrTL94



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ここにも貴重な自然景観 ――浅間山公園

2022.04.23

 最近このブログでは花と食べ物でワンセットみたいなのが多い。
これは行動パターンが変わったわけではなく、ブログの守備範囲を少し広げているにすぎない。
少しずつ実生活のバランス感に近くなっていると。
日記や備忘録の機能と考えれば確実にグレードアップしているのである。

3本前の記事の野川公園HPに公園の概要として次のように書いてある。

――周辺の神代植物公園、武蔵野公園、多磨霊園、調布飛行場、浅間山公園、府中の森公園などの緑地を含め「武蔵野の森構想」のもとに造成を行い…

地図で見るとわかるが、それに国立天文台を加え、ひとつづきの広大な緑地を形成している。


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そのうち浅間山(せんげんやま)公園は多磨霊園の西に隣接する丘陵地。

――多摩の台地が古多摩川や他の河川で削られ、小高い丘として残ったもので、堂山(標高80m)、中山、前山の3つの頂をもっています。 ~ 浅間神社、水手洗神社、人見四郎の墓跡があり、昔は、近隣農家の農用林としての役割も担っていました。 ~ 現在は貴重な自然景観として、浅間山自然保護会、府中野鳥クラブ等のご協力により、保全されています。「むさしのの都立公園」より)


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新小金井街道沿いの斜面に咲いていたムサシノキスゲ


ここはムサシノキスゲの自生地として知られる。
ニッコウキスゲ(ゼンテイカ)の低地型変種で、かつては広く多摩丘陵に分布していたが開発などにより消失。いまでは浅間山が“世界唯一”の自生地である。


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水手洗(おみたらし)神社

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浅間神社


ほかにもキンラン、ギンラン、ササバギンラン、イチヤクソウ、ヒトリシズカ、ヤマユリなどが見られる。


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去年もそうだったが、ムサシノキスゲのタイミングになかなか合わせられない。花が咲いているのは2~3株のみ。
代わりにキンランがちょうど見ごろだった。


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左上より、ムサシノキスゲ、ハンショウヅル、ホウチャクソウ、センボンヤリ、キンラン、ササバギンラン、イチヤクソウ、オオバノトンボソウ


さて、時間が前後するが昼ごはん。
…ん? 朝ごはん?

(つづく)


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[DATA]
浅間山公園
東京都府中市浅間町4丁目 / 若松町5丁目
https://musashinoparks.com/kouen/sengenyama/





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/xgwZUSB0bMs



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次号予告


王道ラーショスタイル 【◯つばき食堂】

2022.02.21

 前記事作成中、「椿」のラーメン食べたくなった。
ムスメはその近くの高校に通っていた。
もう10年以上も前のことか…。

当時“ラーメン街道”と呼ばれる激戦区だったが、いまどうなんだろう。
ラーメン店もずいぶん減った。
「ラーメン二郎」も「たちばな家」も「ガッツラーメン」もなくなった。
あと知らないけど。


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そんななか一人勝ちの様相を呈しているのが「○つばき食堂」。

「ラーメンショップ椿」から1年ほど前? に店名変更したらしい。
“まるつばきしょくどう”と読むらしい。


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過去1回しか入ったことはないが、頻繁に通る場所だし、店自体オープンなつくりなので、よーく知ってる気になっている。
店名が変わっても特に変化があるようにはみえないかな。


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店のつくりは、調理場を囲むカウンター席主体の左のスペースと、壁際にぐるりとカウンター席を巡らせた右のスペースの2部屋からなる。合わせて30席ほど。


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食券買って、待機してるおねえさんに渡す。
「お好きな席へどうぞ」と言われ、右の部屋の隅っこへ。
ものの1分で、おねえさんがラーメン運んできてくれる。


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上記のとおりラーショ系。
先月、ラーショ系で迷走したまま尻切れトンボになっているが(「珍珍珍 谷原店」「ラーメンショップ101番」参照)、そのとき行き着けなかったラーショらしいラーショ、王道のとんこつしょうゆである。


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前に入ったときはピンとこなかったが、なるほど完成度が高いというか、うまいわ。
混んでる理由、ナットク。
クラシックなスタイルで根強い人気というのは、行き過ぎた? ラーメンブーム下でのバランス上、安心要素でもある。


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ラーショといえばネギラーメンだが、こちらは僕の行く他店と比べネギより普通のラーメン注文率が高いように感じた。


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そういえば、こういうことがあった――

ムスメが小さいころに連れていった「ラーメンショップ 秋津店」で、注文は、僕はラーメン、ムスメはネギラーメン。
配膳のとき「え、こっちがネギなの!?」と、おやじさん。
大人・子どもで麺量を調整してくれたらしく、ネギのほうを多めにしたと。
お父さんがネギラーメンと、ふつう思うわなぁ…。


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[DATA]
◯つばき食堂
東京都小金井市貫井北町3-33-10





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/H5tNqQs7xBg


東京の名瀑からの… 【檜原とうふ ちとせ屋】

2022.01.30

 爆発的な感染拡大により行動制限が再び厳格化――

実際、東京都心などでは誰がいつ感染してもおかしくない状況に映る。
都心に出かけたいが、仕事で致し方なく通う人も少なくないなか、用もないのに街をふらついて感染しました… では申し訳が立たないとも思う。
といって、ただ家にこもっているのもアレだし何とかしたいが…。
結局、2年間のコロナ禍で感じてきたことから、いまできることを個々に突き詰めていくしかないだろう。

ということで、三密に密接に関わってくる人口密度にフォーカスしてみた。


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檜原村――
本州の東京都内唯一の“村”
人口密度21.0人/㎢(2015年)
62区市町村中61位。1位豊島区の1100分の1

最近、インスタに結氷した滝の写真が投稿されていた。払沢の滝と。
そこならそう遠くないし、1、2度行ったことがあるはずだ。そんなところでそんなものが見られるとは…!

行くなら当然寒いうちに行くしかない。
寒の内最後の日曜日、なんとか予定が立った。


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実際そう遠くなく、車で1時間半かからない。


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駐車場からいったん下り、「ギャラリー喫茶 やまびこ」のある別れ道から上りになる。


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ここからは意外にちゃんとした山道。


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ずっと切り立った谷沿いの道で、高さもそこそこある。
高所恐怖症の僕には怖いくらいのレベル。
前に来たことがあると思っていたが、こんな道の記憶がないんだが…。


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写真ではわかりにくいが、このへんかなーり高いです (・・;


歩くこと15分、払沢の滝に到着。


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――東京都で唯一“日本の滝百選”に選ばれている「払沢の滝」。秋川の源流の沢の奥地にある落差62メートル・全4段からなる滝です。4段のうち、遊歩道で訪れて見られるのは落差約23.3メートルの最下段。近隣の飲料水にもなっている清水が、木漏れ日の中でキラキラと輝きながら滝つぼへ注ぎます。檜原村HPより)


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しかし滝の姿や滝つぼの様子には覚えがある…。
若いころの記憶はずいぶんゆがんできている可能性がある。


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氷爆というわけにはいかなかったが、岩壁に氷塊がへばりついていたり、滝つぼに板氷が浮いていたりと、厳しくもダイナミックな冬の自然を楽しむことができた。
水源だけあって水のきれいさも特筆もの。


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時間が早く人が少なかったのもよかった。
下りではすれ違う人の数がだいぶ増えていた。

なお、払沢の滝の結氷状況はライブカメラで見ることができる。


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さて、登り口まで下ってきて、まだ10時半。


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昼ごはんには少し早いが、軽い山歩きで小腹がすいてる。
ちょうどいいお店がありました。


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「檜原とうふ ちとせ屋」。
お豆腐屋さんだが、うの花ドーナツが人気。


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うの花ドーナツ2個と頼む。
「すぐ食べますか?」と聞かれ、それだと揚げたてアツアツがいただける。


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お豆腐屋さんなので、“滝の音豆腐(もめん)”も買う。

「ドーナツと一緒にあったかい豆乳はいかがですか?」
「あ、それいいですね♪」


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向かいのバス停の待合所を使わせていただく。
スローでぜいたくなひととき。


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ぼんやり眺めていると、お店はお客さんが絶えることがない。
うわさにたがわぬ人気ぶり。


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ドーナツは表面かりっと中ふんわりしっとりな感じで、優しい甘さにほっとする。
小ぶりなので3個くらい続けて食べられそうだ。


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濃厚な豆乳で温まる。
甘酒にも負けない日本の冬のホットドリンクといえよう。


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11時15分前。
そろそろ昼ごはんを食べに行きますか…。

(つづく)


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右は都道205号水根本宿線、左が払沢の滝駐車場入り口


[DATA]
檜原とうふ ちとせ屋
東京都西多摩郡檜原村5557
https://m.facebook.com/%E6%AA%9C%E5%8E%9F%E3%81%A8%E3%81%86%E3%81%B5-%E3%81%A1%E3%81%A8%E3%81%9B%E5%B1%8B-102224691518430/
https://twitter.com/chitoseya_ken
https://www.instagram.com/chitoseya_tofu/?hl=ja





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/J_36x1_LKgg



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次号予告


東京唯一の… 【やさいの食卓 八農菜】

2021.07.23

 前記事のつづきで、八王子駅で娘を降ろしたあと、なんとなく国道20号を西に向かった。なんというか、このあたりを車で走っていると無意識に高尾山をめざしている。

ただ、冷静に考えてみると、目的は昼ごはんくらいである。高尾山といえば、そば。
高尾山口駅周辺の事情を思い浮かべると、大きい駐車場がいくつかあって、1日1500円とか2000円とかいう観光地価格だ。山に登らず、そば食べるのにそんな駐車料金払っていたら、いかにもバカらしい。
高尾駅で引き返しました。

「自前のでかい駐車場のあるたべもの屋がいい。なんなら道の駅でもいい」
「だったら八王子には有名なのがあるよ」


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ということで、行き先を「道の駅 八王子滝山」にセット。
道の駅は駐車待ちが10台ほどあり、予想どおり夏休みモードの混みよう。
あらためて、高尾山行かなくてよかった… と思いました (・Θ・;)


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こちらは東京唯一の道の駅だそうだ。
地元の野菜や食品の売り場があって、いちばん奥がフードコート「やさいの食卓 八農菜」。


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右側がテラス席になっている


正午前の昼めし時で席はあらかた埋まっているが、屋外にも席があり、猛暑下でスカスカである。
日陰になっている席を確保して注文カウンターへ。


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こういう場合、カレーかラーメンを頼むのがお約束なワタシ。が、土地の名を冠した食べ物は押さえておくべきとの考えもある。
滝山うどんには惹かれるものがある。“滝山名物”とも書いてあるし。


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注文口にて口頭で申告するシステム。
もう1品は唐揚げ定食。


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※屋内は許可をいただいて撮影


テラス席は暑いけど、すぐ横を川(谷地川)が流れていて、風が通るロケーションである。トンボやチョウが飛んでいて、夕方なんかは気持ちいいに違いない。
見ていると、涼しい屋内より、暑いけど密の心配のないテラスをあえて選ぶという人が一定数いるようだ。


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滝山うどんとは、武蔵野うどんでいうところの肉汁うどん。
田舎うどんなどという名前が付いていたりもしそうな素朴な料理である。


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つけ汁は、豚肉、長ねぎ、なす、油揚げの入ったしょうゆ味。
デフォで揚げ玉が付いてきたが薬味がなく、セルフでとり忘れたのかもしれない。


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具だくさんのつけ汁がツルツルの細麺によく絡む。


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唐揚げは大ぶりのが5個でボリューミー。
ごくシンプルな味付けで、熱々の揚げたてがおいしい。ワシワシとご飯がススム。


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“野菜の食卓”というわりに付け合わせが寂しいと言わざるを得ないが、トマトなどは地場っぽくフレッシュである。


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滝山うどんは地に足ついた安定感があり、このあたりも武蔵野のうどん文化圏に入るのかと興味深いものがある。
一方、ラーメン類を見ると、基本のラーメンでもたまねぎトッピング。
いまや八王子名物といえば圧倒的にそっちなんですね… σ( ̄、 ̄=) ムー


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[DATA]
やさいの食卓 八農菜
東京都八王子市滝山町1-592-2 道の駅 八王子滝山
https://www.michinoeki-hachioji.net/





[Today's recommendation]

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5年ぶりくらいのお医者さんに生きた心地がしないと




https://youtu.be/s_pSJOkmYBA



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コロナ禍で朝○○のススメ 【ラーメンショップ 小川店】

2021.06.15

 先日「山岡家」でラーメンを食べたとき、こういうのもいいね♪ と思った。
“朝ラー”である。

そのときは入店が10時15分で、それを朝と呼ぶかどうかという問題については、ならば昼ごはんかというと、もっと違う気がするので。


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で、何が「いいね♪」だったかというと、ギャップ感。

gap【名】ギャップ、隔たり、ずれ…

そんな時間に朝ごはん(または昼ごはん)を食べる人はあまりいないので、規則正しく営まれている社会生活とのズレ、隔たりがあり、大多数の人々と異なる時間軸を生きているという感覚。それがその日一日もたらされる。
時間軸が異なれば接触機会も減るわけで。。。

コロナ禍における新しい生活様式――朝ラーメンのススメ ゞ( ̄∇ ̄;)


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朝ラーで思い出したのが「ラーメンショップ 小川店」。
売り切れ御免のスタイルで場合によっては1時台に閉まっているお店だが、あるとき夕方近くでシャッターの下りた店の前を通ると、↓↓このような看板が出ている。


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昔、ドライバー相手の夜間のみ営業のラーメン屋というのが幹線道路沿いによくあったが、それに近い客層狙い?
“13分”については… うん、なんかあるんだろうな(笑)。


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10時半入店。
先客が2名いてかなり驚いたが、じゃなかったらこの営業時間は成り立たないわけで…。


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注文はラーメン(並)。


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量については(中)も考えたが、テスト操業的な感覚で安全運転で。
結果的には腹八分目でちょうどよかった。


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ラーショ系の多くはだしが煮詰まりすぎてる感が、個人的にはあって、そういう意味ではこの時間帯でちょうどよいダシ加減かも…(笑)。


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ラーメンが食べたくてもラーメン屋は狭くて混む印象のところが多く、このご時世ではなかなか足が向かない。
こういうズラした時間帯なら混雑が避けられるし、気温もちょっとは低いので夏季の宿命ともいえる汗対策にもつながる。

朝ラーメン、いいことずくめかも c( ̄▽ ̄)


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[DATA]
ラーメンショップ 小川店
東京都小平市小川町2-1290





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/kGgEroiMBCY


彼岸のお供え物 【伊勢屋】

2021.03.18

 YouTubeで亡き友人の映像を見ていたら昨日彼岸の入りだったことを思い出し、線香と花とおはぎをお供えした。
それはバーチャルの話で、リアルには散歩がてら久米川の「伊勢屋」までおはぎを買いに行った。


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春の彼岸だから“ぼたもち”という呼び方が適切かと思うが、商品名が“おはぎ”なので、ここではおはぎで進める。


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おはぎをこしあんとつぶあん1個ずつ。
それと、先日買えなかった桜もちを2個。


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「伊勢屋」といえばかつて諏訪町の西宿通りにも「伊勢屋」があって、そっちは娘のお友だちんちだった。お友だちに電話すると、「はい、伊勢屋です」と出ると(笑)。

とまあ、このように和菓子屋には「伊勢屋」を名乗るお店が多いが、“○に米”の登録商標を掲げているのが由緒正しい伊勢屋の証しらしい。
ラーメン類が人気の西早稲田の「伊勢屋」には“(米) 伊勢屋睦会”の立派な漆塗り看板が飾ってあった。


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その西早稲田「伊勢屋」の記事に、「学生時代に団子を買って甘泉園のあたりまでぶらぶら歩き食いをした」と書いている。
一緒に歩き食いをした中に冒頭に記した友人がいたに違いないことを、いま思い出した。


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近いうちにそのへんの思い出話を記事にしようと思っている。


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[DATA]
伊勢屋
東京都東村山市栄町2-7-20





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/lnpqZKnJm_8



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コゲラ / 空堀川


眺望サイコー! 中華レストラン 【天外天】

2020.10.18

 車の点検が12時までかかり、そのまま昼ごはんを食べに行くことにした。
はじめオシャレっぽいお店がいくつかできて気になっている三芳町の“いも街道”を偵察したところ、小江戸川越にあやかった芋ブランド戦略が功を奏したのか部分的に観光地化の様相を呈し、日曜ということもあってイタリアンもカフェもうどん屋も、野菜直売所まで人… というか車でいっぱいだ。即刻退散。

県道163号から入間方面へ回り込もうとして思い出したのが、川越入間線沿い、入間市宮寺の「みのり食堂」。
一度は行ってみたいと思っていたのでちょうどいい機会かと思ったが、1時半前、のれんが掛かっているにもかかわらず、僕らが入ろうとしたところで「今日はおしまいです」と。

今日はいろいろ間が悪いようで家帰ったほうがいいかな… と地元に向かって多摩湖の丘陵越えの途中、「ん…? 掬水亭どうだろう?」となったのである。


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「掬水亭(きくすいてい)」は西武園ゆうえんちに隣接する西武グループの中国割烹旅館。
祝宴・会食・法要など宴会需要がメインと思われるが、最上階のチャイニーズレストラン「天外天」は予約なしに普通に利用できる。


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満席ということで1階ロビーで10分ほど待たされたが、入ってみると密を避けるため使用席数を減らしているようだ。
もともとゆったりな配置なので、そのへんのところはまったく気にならない。


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通されたのは窓際の眺望抜群の席であった。


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多摩湖越しに中央線沿線を新宿あたりまで、西を向けば雨上がりの雲海に浮かぶ富士山。
巡り巡って、今日はいい日?


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注文は、五目入りチャーハン、五目入りあんかけ焼きそば、海老蒸しギョウザ。
えーと、ビジュアル的にエビ三昧…的な?
街中華も高級中華もごったごたな当ブログ (⌒ ⌒) b !


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透き通った皮がもちもちというかふるふるで、箸にくっついてなかなか離れない餃子。
スライム的とさえいえる皮とその中にくるまれたエビの食感の対比がよい。


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エビのピンクがきれいに透けていて、ちょっと見入ってしまうぷるぷる餃子。
使い込まれたせいろはなかなかの歴史を感じさせ。


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チャーハンはお約束のエビとは別にイカや干し貝柱、チャーシューがたっぷり使われていて、見た目よりずっと豪華。
スープは青菜、ネギ、豆腐、卵… と具だくさん。


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焼きそばの具は、ハクサイ、コマツナ、ニンジン、タケノコ、干しシイタケ、エビ、イカ、ホタテ…。


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干しシイタケの厚み&もどしのていねいさにお店の格みたいなものが出ると思う。ホタテ貝柱の大きさもまた、中国料理店の分類上のバロメーターだったり。


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日本百名月なるものがあり、こちらもその一つにカウントされているらしい。
湖面に満月… たしかに見応えありそう。


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店内はゆったり、外の見晴らしサイコー。料理も文句なし!
思いがけず素敵なランチにありつくことができた。


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[DATA]
天外天
埼玉県所沢市山口2942 掬水亭6F
https://www.seibu-leisure.co.jp/hotel_web/





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/J_36x1_LKgg



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「みのり食堂」。この落差というか高低差というか…。それもまたよし


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