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貴重な現存境内の茶屋 【名代焼だんご 松山商店】

2023.02.05

 前記事に「境内に常設の“茶屋”のある寺社は、小江戸川越をもってしても喜多院と蓮馨寺くらい」と書いているが、蓮馨寺境内の茶屋というのが、以前記事にした太麺やきそば「まことや」と、もう1店「名代焼だんご 松山商店」。


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右手前が「まことや」で、正面が「松山商店」(2021.10.21撮影)


正月に“雑司が谷七福神めぐり”で訪れた鬼子母神「おせんだんご」の栞に、“かつて雑司が谷鬼子母神境内には多数の茶屋・料理屋が立ち並んでいた”と書いてあり、想像力をかき立てられるものがあるが、蓮馨寺では実際にその名残を目にすることができるわけである。
現存の境内の茶屋は東京近郊でもなかなか珍しいのではないだろうか。


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「まことや」と「松山商店」は蓮馨寺HPでもバナーで紹介されている。


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――大正創業の松山商店の名物は「焼きだんご」。境内には醤油の香ばしい香りが漂い食欲をそそる。その他にもいなり寿司やのり巻き等があり、参拝客や地元常連客の憩いの場となっています。(蓮馨寺HP「醤油だんご 松山商店」より)


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年配のおとうさんとおかあさんでやられている素朴そのもののお店。
焼きだんごを2本。


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店先の緋毛氈の腰掛けと、イートインのテーブル席


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腰掛けてだんごをほお張る。
生じょうゆ味の素朴そのものの焼きだんご。

(つづく)


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[DATA]
名代焼だんご 松山商店
埼玉県川越市連雀町7-1









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[Today's recommendation]


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一日楽しめる巨大ミュージアム 【東京国立博物館】

2022.11.19

 朝のニュースで面白そうな展覧会のことをやっていた。
週末、さっそく行ってみることにした。
場所は上野。

例によって概要をろくに頭に入れずに現地へ。
国立博物館? 科博と違うの?


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「東京国立博物館」は、上野公園中央通りを上って大噴水の先の信号を渡ったところ。
「国立科学博物館」はその手前の右手。
“科博”と“東博”は道を挟んで斜向かいの位置関係にある。


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1872年創立で、現在、創立150年記念特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」が開催されている。
雪舟「秋冬山水図」、菱川師宣「見返り美人図」、尾形光琳「八橋蒔絵螺鈿硯箱」… と、美術愛好家垂涎の目録であるが、今回の目的はこれにあらず。
同じく“国宝”を冠する展覧会だが、国宝は国宝でも…。

というように、同時並行的に多くの催しが行われている巨大ミュージアムである。


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まずは博物館の概要。

――1872年、東京・湯島聖堂大成殿で開催された博覧会。東京国立博物館の歴史はここからはじまりました。文化財を収集し、調査し、そして修復する。その成果を展示を通してご観覧いただき、教育に活かし、みなさんに触れていただくことで、文化の保護と継承を続けていく。これが私たちの使命です。「東京国立博物館とは」


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本館

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東洋館

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表慶館


公園の大噴水池と対をなす池を囲んで、正面に本館、左右に表慶館東洋館がシンメトリーに配置されている。
本館の左うしろには続きとなっている平成館、表慶館の背後に法隆寺宝物館、道を挟んでその向こうに黒田記念館
主要展示施設は以上6つ。


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平成館

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法隆寺宝物館


本館の後ろには古民家を備えた庭園。
レストラン2店、カフェ1店。


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庭園

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東洋館にあるレストランとカフェ


とにかく展示品が多く、いくつもの企画が併設されているので、何を見てるんだか途中でわからなくなる ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ

本館に入って最初の「近代の美術」という企画は一応ちゃんと見た。

――明治・大正の絵画や彫刻、工芸を中心に展示します。明治5年(1872)の文部省博覧会を創立・開館のときとする当館は、万国博覧会への出品作や帝室技芸員の作品、岡倉天心が在籍していた関係から日本美術院の作家の代表作など、日本美術の近代化を考える上で重要な意味を持つ作品を数多く所蔵しています。これらによって明治、大正、そして昭和にかけての日本近代の美術を概観します。「近代の美術」


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下村観山「白狐」

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土田麦僊「明粧」

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3代德田八十吉「燿彩鉢」

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海野清「埃及猫置物」

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初代魚住為楽「銅羅」

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高村光雲「老猿」(重要文化財)


これは、本館・平成館の膨大な展示のほんの序の口。
このまま写真を張っていってもとりとめがなくなるだけなので、以下ざっくりと。


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突線鈕3式銅鐸(平成館「日本の考古~弥生時代の祭りの道具―銅矛、銅剣、銅戈と銅鐸―」)

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慶長大判・慶長小判・慶長丁銀(平成館「日本の考古~掘り出された江戸の金貨」)

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根付 高円宮コレクション(平成館 企画展示室)

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金銅灌頂幡=レプリカ(法隆寺宝物館)

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庭園 九条館

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黒門(重要文化財)


さて、これら貴重な文化財を差し置いても見てみたいと思わせるものがある(と僕が思った)展覧会とは?

(つづく)


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[DATA]
東京国立博物館
東京都台東区上野公園13-9
https://www.tnm.jp/
https://www.facebook.com/TokyoNationalMuseum
https://twitter.com/TNM_PR
https://www.instagram.com/tnm_pr/





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https://youtu.be/8mTiw3TQ2BI



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https://youtu.be/WFI3a2xZAD0
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文化財建造物を誇る名刹 【吉見観音 安楽寺】

2022.09.25

 週末に車で出掛けてプチ観光というのがすっかりパターン化している。
とりもなおさずコロナの影響である。

【お詫びと訂正】“車で1~2時間圏は行き尽くした”と2週間前に書いているが、3本前の記事(小川町)を見ればそれが誤りであることは明らかであり、ここにお詫びし訂正いたします (*_ _)

というように思い上がりを捨て謙虚な気持ちで地図を見直せば、これまで見えなかったものも見えてくる。
というか、どっちかというと目をつぶって指さした地図上にそれはありました。

Googleマップで偶然見つけた「岩殿山 安楽寺(吉見観音)」。
立派そうな三重塔の写真や、なにより地図上にポイントされている参道のだんご屋には惹かれるものがある。

ということで、行き先が吉見観音に決まったのは朝9時すぎ。
上の記事に“これからは前日までに行き先を決める”みたいに書いているが、重ねて訂正いたします ヾ(_ _*)


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駐車場を出た参道に、いきなり阿吽像。左奥の幟がマップや下の引用記事に書いてあるだんご屋さん

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仁王門。ちょうど開催されていたこども食堂の幟

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境内

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県指定文化財 建造物の「安楽寺本堂」

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――岩殿山安楽寺は坂東11番の札所で古くから吉見観音の名で親しまれてきた。本尊は聖観世音菩薩で、吉見観音縁起によると、今から約1200年前に行基菩薩がこの地に観世音菩薩の像を彫って岩窟に納めたことが始まりとしている。~(中略)~ 毎年6月18日は「厄除け朝観音御開帳」が行われ、この日は古くから「厄除け団子」が売られている。現在でも、6月18日は安楽寺の長い参道に出店が立ち並び、深夜2時ごろから早朝にかけて大変な賑わいとなる吉見町HPより)


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境内ではちょうどこども食堂や食料配給などが行われていた。
地域に密着した古来よりの寺の在りようそのものが見られる貴重な機会であったと思う。


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坂東十一番納経所

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鐘撞き堂(背後に八起地蔵尊)

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寛永年間(1624~1644)再建の三重塔


本堂・三重塔・仁王門が埼玉県指定文化財という名刹なのであった。


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ちょうど小腹もすいてきたことだし、くだんのだんご屋さんに行ってみるとするか。

(つづく)


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[DATA]
吉見観音 安楽寺
埼玉県比企郡吉見町御所374
https://yoshimikannon.jp/
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https://www.instagram.com/yoshimicanon/





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https://youtu.be/aMSmb9UZ2r4



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植物にも、ストーリー 【牧野記念庭園】

2022.06.23

――高知県出身の植物学者、牧野富太郎の生誕160年を記念して、高知県立牧野植物園は、牧野が育てたヒメアジサイを、かつて自宅があった東京の牧野記念庭園に半世紀ぶりに里帰りさせることにしました。NHK NEWS WEB 2022/05/10

というニュースを見て、その庭園はどこにあるんだろう… と調べてみたら、たまたま数日前に自転車で通ったところだった。初めて通った場所だけに、シンクロニシティを感じた。

1カ月後に続報。


――日本の植物学の父とも言われ、来年春からのNHKの連続テレビ小説『らんまん』の主人公のモデルにもなっている牧野富太郎が育てた「ヒメアジサイ」が、生前の自宅があった東京 練馬区の庭園で見ごろを迎えています。NHK NEWS WEB 2022/06/15

これはぜひ行ってみなければ。


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「牧野記念庭園」は西武池袋線 大泉学園駅からほど近い閑静な住宅街にある。
今回は買い物の都合等で「リヴィン オズ大泉店」に車を止め、そこから歩いて庭園へ。


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大泉学園駅南口ロータリー

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学芸大通り 牧野庭園前交差点を右へ

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閑静な住宅街に「牧野記念庭園」がある


牧野富太郎は“日本の植物学の父”と称される近代植物分類学の権威で、植物標本50万点、命名植物1500種類という偉業を残した。


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キンモクセイ、ケヤキ、ヤマザクラ、オオイヌノフグリ、ハルジオン… と、命名植物は身近にもたくさんある。
『牧野日本植物図鑑』をはじめ図書館で“牧野”と付く図鑑を手に取ったことのある人も多いのではないだろうか。

詳しくは、来年春スタートのNHK朝ドラで(笑)。


20220623 makino-memorial-15講習室では企画展に合わせた講演会や講座などが行われる


面白いのが書屋展示室で、建物内部に牧野博士の書斎と書庫の一部が保存されている。
つまりこの建物は“鞘堂”であり、書屋は国宝・中尊寺金色堂のごとく手厚い保護のもとにある。


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書屋展示室


今回の目的はアジサイ。
もとは個人宅で広い庭園ではないが、さまざまなアジサイが花を咲かせていた。


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ニュースで報じられていたヒメアジサイ


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ナデシコガクアジサイ(左) ウズアジサイ(右)

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左はベニガクアジサイ、右はプレートがないので不明


ところで、僕は牧野富太郎博士に関するエピソードを一つ、個人的に知っている。
30数年前に勤めていた神田の化学系出版社で、企業引退後フリーライターとして関わっておられたMSさん(故人)に聞いた話。

――MSさんが東北大学の学生時代の戦後まもなく、友人4人で吾妻山登山をしたときのこと、泊まる予定の山小屋が混んでいて3人分しかスペースがない。山小屋の主人が言うには、偉い先生が個室に泊まっていて、1人だけなら同室させてもよいとおっしゃっている。で、ジャンケンに負けたMSさんが個室行きに。その偉い先生というのが、吾妻山でフィールドワークをしていた牧野富太郎博士だった。

化学畑のMSさんはその名前にさほど価値を見いだしていない話しぶりだったが、植物好きの僕はたいそう驚かされたのだった。


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記念館

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博士がフィールドワークで使った収集道具や描写道具などが展示されている


朝ドラ『らんまん』にそんなエピソードが出てこないかと、ひそかに期待している。
出てこないだろうな… (6 ̄  ̄)

さて昼ごはん、駅のほうに戻って探すとしますか…。

(つづく)


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[DATA]
牧野記念庭園
東京都練馬区東大泉6-34-4
http://www.makinoteien.jp/
https://www.instagram.com/makinomemorialgarden/





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/djgsOrrqzLE


https://youtu.be/b5FTQVdEsKA


https://youtu.be/5qrIKoRrhgI


https://youtu.be/Zj3Tbca7XHo


思いがけぬ地誌探訪 【福生加美上水公園ビジターセンター】

2022.05.05

 朝起きてアイデアが浮かんだ。
――羽村駅まで電車で行き、羽村の堰を見たあと、酒蔵を2つ見学しつつ拝島駅まで歩く。

こういうのは天啓が降りるみたいなもので(笑)、たいがい事はうまく運ぶことになっているが、念のため調べてみると…
「田村酒造、今日やってない」

福生の酒蔵のうち「石川酒造」には去年行っており、今回はもう一方の「田村酒造場」がメイン。
いいアイデアだと思ったが、メインが消えてしまっては…。

が、降りてきたからには何かあるに違いないと、行くだけ行ってみることに。


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羽村駅

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五ノ神まいまいず井戸

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羽村稲荷神社からの眺め。正面の緑は多摩川対岸の森

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羽村取水堰。玉川上水の起点である

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玉川上水開削の功労者・玉川兄弟の像(羽村草花丘陵自然公園)


羽村草花丘陵自然公園から玉川上水沿いに歩いてみることに。

道はやがて鬱蒼たる雑木林の中へ。
1kmほどで上り坂になり、玉川上水の水面と道との高低差が大きくなる。
どうやって河岸段丘の上まで水路を通すのか、先日『ブラタモリ』でやっていたが、ちゃんと見ておけばよかった…。


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右手に古びた建物が現れる。
一帯は福生加美上水公園にあたり、建物には“ビジターセンター”の木の看板が掛けられている。
見学できるようなので、風情ある建築に興味をひかれ、中へ入ってみた。


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案内のおじさんが「どうぞ、まずは体験してみてください」と、いきなり石臼を挽かされるはめに。
しょっぱなから相手のペースに乗せられ、言われるがままに施設内を見学&体験することとなった。

こちらは「福生加美上水公園ビジターセンター」として、(基本)土日祝日のみオープン。


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「いったん外に出て、正面に回り込んでください」
われわれは勝手口から土間の作業場のようなところに入っていたらしく、あらためて正面から入場。


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1927(昭和2)年築の古民家で、最近まで「東海居」と称する尼寺として使われていたそうだ。
駆け込み寺としても機能していた… という話を裏付けるように、母屋の後ろに居住用の離れがある。
建物を覆い隠すように正面に木々が植えてあるのもそのためらしい。


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平屋ながらいくつも部屋があり、次々にガイドさんの説明を受ける。
昔の日本家屋らしいこじんまりとした空間でありながら、戸のかんぬきや雨戸のストッパーの精巧さに感心することしきり。


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庵主の居室として使われていたという部屋には茶道具が置かれ、風炉のしつらえになっている。
聞けば、コロナ前には地元の趣味の会でお茶会に使われることもあったらしい。


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柱時計が12時を告げた。
すっかり夢中になって時間を忘れていた。


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こちらではコーヒーと紅茶のサービスがある。
食事はできないが、はちみつ紅茶で空腹をしのごうと思っていたら、ガイドのおじさんが先回りで玄米茶(無料)を用意してくれていた。


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至れり尽くせりの館内ガイドであるが、この尼寺跡地だけでなく公園一帯の管理も含めボランティアで行っているそうだ。
善意と熱意のあるスタッフに守られ、いつまでも残ってほしい施設である。


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左は金毘羅大権現


[DATA]
福生加美上水公園ビジターセンター(旧 東海居)
東京都福生市福生1773





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/gN3S2LMF6Oc



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田村酒造場はまた日を改めて


桜の名勝にちなみ… 【たべもの処 蔵】

2022.04.09

 前記事の続きで、小金井公園内「江戸東京たてもの園」。


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この博物館に入るのは初めてだが、館内に飲食施設があるという調べはついている。
東ゾーンから見て回っているのも、こっちにそういうのがあるから。
とっくに正午を過ぎてハラが減っているわけで。


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「たべもの処 蔵」は、前記事でパタパタ写真を貼っている“下町中通り”商店街の中ほど、店蔵型休憩棟の2階にある。


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建物自体は大正~昭和の街並みにすっかり溶け込んだレトロ調だが、特にアナウンスはないので新築した施設かと。


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こういう異次元空間ではリアルなたべもの屋さんが一つあるだけでグッと深みを増す。
食べると豚になっちゃう感じ…? (・Θ・;)


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券売機で武蔵野うどんと桜のあいもりうどんをポチッとな。


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土曜の1時すぎとくればさすがに混んでいて、ちょっと待たされる。


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武蔵野うどんの麺は思っていたより細めだが、不ぞろいなところに手打ちの感じがよく出ている。
糧はキャベツとワカメ。薬味にネギ。


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夏日かと思うような天気に、冷たくつるりとした麺。
喉越しも香りもよくおいしい。


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小金井公園は江戸の名勝“小金井桜”にも近い桜の名所。
桜のあいもりは必然であろう。


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きれいなピンク色には桜の塩漬けが刻まれている風で、どことなく塩気を感じる。
思いがけず風流な食事となった。

厨房の中は全員が女性。
チームワークよろしく見ていて気持ちがよい。


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まだまだ見るところがありそうな園内、次はどんな世界を体感できるか期待が膨らむ。

さらに、つづく


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[DATA]
たべもの処 蔵
東京都小金井市桜町3-7-1 江戸東京たてもの園
http://www.udonkura.com/
https://www.tatemonoen.jp/






[Today's recommendation]

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久々の山歩き ――あしがくぼ 山の花道

2022.03.31

 朝ごはん食べたあとコーヒー飲んでいると、「出るなら8時には出なきゃね」と言う。
何のことだろ? と思ったが、そうは聞かず「で、どこ行く?」と返した。

木曜はお互いの仕事の都合がつけばいちばん行動しやすい。
昨夜とかに「どっか行こうか」とか言っときながら酔っ払って覚えていないという、よくあるパターンに違いない。リアクションを間違えると怒られる。

「あしがくぼかな」と相方。
はい、そうしましょう。40秒で支度しましょう。

何がなんだかわからないまま8時10分に出発 ( ̄ω ̄;)


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あしがくぼというのは埼玉県横瀬町芦ヶ久保のことで、この場合そこのカタクリ自生地を指す。
最近カタクリの記事が続いているが、なんとなくこの春の課題みたいになっている。
人生で初めて見たカタクリ自生地が芦ヶ久保で、そこにはもう一回行っておきたいという話に前々からなっていた。


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先日書いているように、カタクリの自生地=開発を免れた山野ではほかにも希少な植物が残されている可能性が高い。芦ヶ久保ではセツブンソウやアズマイチゲを見た記憶があり、少し経験値の上がっているいまならもっと目につくかもしれない。


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「道の駅 果樹公園あしがくぼ」に10:06到着。


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前に来たとき… といってもだいぶ前の話だが、“カタクリで町おこし”的に盛り上げようという雰囲気で、(いまでは廃校になっている)小学校の校庭まで臨時駐車場に使っていた。


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道の駅から横瀬川を渡って道の向かい側から登り始める。
が、道々の風景にまったく見覚えがない。あと、上りの傾斜と距離感が記憶しているのと全然違うが、そのへんはトシのせいだと思う。

少し登ると武甲山が見えてきて、その部分だけ記憶がよみがえった。


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登るにつれ武甲山の山体はどんどん大きくなっていく


こっちは山歩きのつもりだが、景色はずっと人里である。
道もずっとクルマ道だ。


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ようやく目的地と思われる地点に。
ここで道を間違えて日向山山頂方面に向かってしまい、じゃあせっかくだから山頂行ってみようかとなったが…


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判断を誤って左へ

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日向山山頂はもうそこだが…


やっぱりしんどくなって直前で引き返す。
山(低山)にはときどき登るが、ピークにはまったくこだわらないのでそれでかまわない。


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それでも武甲山はとびきりの眺め


さっき道を間違えたところの先の駐車場まで行って正しいルートをチェック。


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看板の場所の左手にカタクリ自生地があるらしい。
進んでいくうちに思い出してきた。

たしかこの先の斜面を下れば……


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えー!?
まじか……


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って、長いネタフリでどうもスイマセン 「( ̄ω ̄;)
実はこの件は登る前に「あしがくぼ果樹公園村 案内所」で聞いていた。
諸事情によるらしい。


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でも以前、鳥の声を聴きながらたらたら登っていくのが気持ちよかったので、歩くだけでもいいんじゃないかと。


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シュンラン、センボンヤリ、ジュウニヒトエ


ずっと舗装道路を登ってきたので珍しい植物を目にしなかったのは残念だが。


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山の上で、さすがに疲れたので“一切れのパン”作戦発動(笑)。


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こんなおいしいヤマザキパン、初めてかも


平日こんなとこ歩いている人はほとんどおらず、期待どおり気持ちよい山歩きだった。


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芦ヶ久保駅と「道の駅 果樹公園あしがくぼ」


さて、昼ごはん。

(つづく)


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前に来たのは1999年(とアルバムに書いてある)


[DATA]
あしがくぼ 山の花道
埼玉県秩父郡横瀬町大字芦ヶ久保404-1
https://www.yokoze.org/shisetsu/ashigakubo_yamanohanamichi/





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/kK_xFJBPdzI





 峠の茶屋… 的な
2022.03.31 たけのこ/埼玉県秩父郡横瀬町芦ケ久保148

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帰りは集落の中の古い道を下った。
景色に見覚えがあるので、23年前は行きも帰りもこっちを通ったのだと思う(というか、行きに登った林道風の道は当時なかったかも)。

途中、茶屋風のお店発見。
上り道が鉤の手に折れる位置で眺めもよく、峠の茶屋じゃないが絶好のお休みポイント。


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「コーヒー&軽食 たけのこ」はいまは日曜のみの営業らしい。
店先の無人販売所で、菜の花と七味唐辛子を買う。


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江戸の老舗からの… 【道味】

2021.11.21

 青梅編3本目前々記事前記事参照ください)

街歩きの目的の一つが和菓子。
和菓子を買って帰りの車で食べるのがいつしかお約束に。

和菓子は日本の各地域の自然風土や歴史を背景に生まれ育まれてきたものだから、旅の思い出にふさわしい食べ物であり、また歴史ある街に出かけると土地を代表する老舗の名店に必ずといっていいほど出くわすもの。


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が、この青梅宿、ざっと4kmほど歩いた感じではそういったお店は目にしていない。
再び観光案内所へ。

「それなら『道味』さんがいいんじゃないかしら」
「江戸時代から続くお店なんですよ」

と、おばちゃん2人がかりで親切に教えてくれた。


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お店の場所をマークしてもらったエリアマップを頼りに行ってみると、午前中にお参りした住吉神社参道の真ん前である。
構えが立派すぎてわれわれの視覚にはインプットされなかったらしい (・Θ・;)


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和菓子店「道味(どうみ)」は、こちらのサイトによると創業1846(弘化3)年。
当初は薬種商を営んでいたとのことで、店内に“目薬”の古い大きな看板が飾ってある。


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※許可をいただいて撮影


店内の様子というか品ぞろえが思っていたのとちょっと違う。


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上記サイトに“せんべい、最中を主とし”とあるように、こちらは“焼き”メインの和菓子屋さんのもよう。和菓子といえば“蒸し”“ふかし”と思い込んでいるところがあり、少々ズレが生じた感じ。


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ずらりと並んだ最中は創業当初から作られているそうだ。
「おひとつからどうぞ」と声をかけていただいたので最中と栗饅頭を買う。


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江戸時代というのはたしかにすごいが、もっとざっかけない、そうまさにこの街のテーマであるところの昭和感の漂う和菓子屋さんはないものか。
もう少し探してみたくなり……

(つづく↓↓)


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[DATA]
道味(どうみ)
東京都青梅市住江町68
https://www.wagashi.or.jp/tokyo_link/shop/3705.htm





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/JaTTd8fQVCA




 こっちは昭和♪
2021.11.21 梅菓匠にしむら/東京都青梅市大柳町1367-1 
https://www.wagashi.or.jp/tokyo_link/shop/3726.htm


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昭和っぽい店というかマイブームの酒まんじゅうを求めてエリアマップの和菓子屋さんっぽいアイコンのお店に行ってみることに。
これは多摩川の万年橋に向かって下る、よく通る道ということに、途中のT字路のところで気づいた。
ということは、この先にたしかに和菓子屋さんあるよね♪


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存在を認識していながら何年も素通りしていた和菓子屋さん「にしむら」に初めて入店。
こちらは創業1969(昭和44)年と。


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※許可をいただいて撮影


まんじゅうや大福がたくさん! 昭和の和菓子屋はこうだよね。
ひときわ大きく焼き色の付いた焼きまんじゅうが気になり聞いてみると、酒まんじゅうは麹種を使っているが焼きまんじゅうは膨張剤で膨らませているとのこと。


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酒まんじゅうとくるみ大福、焼きまんじゅうを買う。


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帰りのクルマは、やっぱりまんじゅうだなぁ… と。街歩きで疲れた体に糖分がやさしく染み込む


で、こちらの看板である梅大福を買い忘れるという、やっぱり芯を外すというか詰めの甘いところはいつものとおりなのであった。


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夏の滋味を味わう郷土食 【たつみそば】

2021.07.04

 梅雨とはいえ東京地方でこう雨の日が続くのは珍しいことじゃないかと思って調べてみると、過去には16日連続降水という記録がある。
過去というか、去年の7月。
もう忘れてるし ウーム… (〃 ̄ω ̄〃ゞ

自転車乗りにはつらい季節だが、去年はともかく、昔、雨降りにどうしていたかというと、電車で街に遊びに行っていた。吉祥寺とか新宿とか。そんな場所もありましたっけ…。


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日曜日だし車で出かけることに。
昨日のアド街の影響か、視線はおのずと所沢方向を向く。
地図でいろいろ調べたところ、ピンときたのが「食の駅 所沢店」。農産物直売所の大きいのらしく、先月行って満足度の高かった狭山市の「あぐれっしゅげんき村」のようなアグリツーリズモ的要素が期待される。


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「食の駅」到着が12時20分前。
こういう場合、当然昼ごはんを兼ねているわけだが、併設されている「レストラン 彩乃菜宴」は長期休業中であった。
ささっと買い物をして施設をあとに。


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ほかにそのあたりで思い付く食事処といえば、でっかいそば屋かなぁ。
ということで、新所沢方面へ。


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川越所沢線から分かれて新所沢跨道橋へ向かう交通の要衝の三差路に立地する「たつみそば」。
駐車場26台、座席数150席の郊外型大箱そば店である。


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大勢の女性店員を取り仕切る大女将風みずから席を案内。
「座敷にします? テーブルでもどちらでも」と聞かれ、いや、普通にテーブルでいいけど… と広い店内中央付近のテーブル席に座って奥を見やると、座敷席の向こうに日本庭園風の中庭がある。


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それでまず「座敷にします?」だったのね。失敗失敗 「( ̄ω ̄;)


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入り口でチェックしてあった所沢名物 糧うどんと日替わり定食(たつみ定食)を注文。


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店構えからある程度予想されることだが、駐車場に礼服のグループがいたりと、こちらは会食需要が多そう。
したがって、客層の多くの部分を高齢者を含む家族連れが占める。


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提供時間はわりと速い。


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糧うどんのつけ汁は予想していた武蔵野風の肉汁ではなく、ゴマだれ。
ゴマみそにキュウリを浮かべたいわゆる冷や汁である。


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埼玉県出身の相方によれば、夏場はゴマだれ冷や汁のうどんをよく食べていたというので、これはまさしくこのあたりの郷土食であろう。


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うどんはツルッとした上品な中細麺。
糧はナス、コマツナ、ベビーコーン、薬味はミョウガ。


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この場合、薬味はシソのほうがいいんじゃないかと思ったが、ミョウガがゴマだれに素晴らしくよく合う。甘辛絶妙なバランスのおいしい冷や汁をいっそう引き立てる。


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たつみ定食は、主菜・副菜がコロッケ、煮物、シューマイ、あえ物、温野菜。香物はダイコンのぬか漬け、みそ汁はナスと油揚げ。
ご飯は普通でいいですか? と聞かれたので、大盛りにもできるんだと思う。


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品数豊富なところがうれしく、大店ながら手作り感があってほっこりする。


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割烹風のわりにこういった比較的質素なメニューも用意されているのは好印象。夏野菜がふんだんに使われ、こっちのほうがむしろアグリツーリズモ的だったり。
カウンター席もあって意外に使い勝手がよく、接客も行き届いた良店だと思う。


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[DATA]
たつみそば
埼玉県所沢市中新井1-10-1
http://www.tatsumisoba.com/





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/b5FTQVdEsKA


地元ソウルフードを 【こせがわ】

2021.03.20

 所沢で所用を済ませ、昼を回っていたので帰路で昼ごはんを調達することに。
所沢からの帰り道にはうどん屋が多いので、まずうどんが思い浮かぶ。
うどんでいっかぁ… 娘も来てることだし。


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「こせがわ」のうどん弁当。


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地元を離れて暮らす子どもがたまに帰ってきたら、地元のソウルフードを食べさせたい。

「足りたかい?」
「もっと食べるかい?」
と、「ますや」のおばちゃんの心境で、潤沢に取りそろえたい。


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うどん弁当×3、カレーパン×3、ちまき×2。

カレーパンとちまきは、注文から揚げたり温めたり。
店内注文との兼ね合いで運がよかったこともあり、うどんと天ぷらも、ゆでたて揚げたて。


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「こせがわ」は食堂の隣に持ち帰り専門の店舗があって買いやすい。
というか、もともと持ち帰り専門店で、食堂のほうが増築された形だ。


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以前このあたりでは持ち帰り専門のうどん店をけっこう見かけたが、いまはほとんどなくなった。そういう需要自体がなくなったとすれば、食堂をつくって常連客をつかんだこちらの選択は正しかったといえる。

一方、コロナ禍の1年間に店内客が減少したとしても、持ち帰りのスタイルを残したことでカバーできた部分も大きかったかもしれない。

何が言いたいかというと…


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製造業などにおけるBCP(事業継続計画)構築のポイントに挙げられるのが分散化。
飲食店のサービス形態でいえば、たとえば店内飲食とテイクアウトの分散化。
コロナの教訓ではないかと思うのだ。


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繰り返すが、うどん弁当×3、カレーパン×3、ちまき×2。
それで2420円というコスパの素晴らしさ。
これだけ食べて1人あたり約800円である。


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うどんは持ち帰る間に多少ヘタッたとしても、かなりコシはしっかり、地粉の香りもよい。


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こちらのつゆは糖類の甘みがなく、余っても煮物に使える。
甘いとうちの味覚に合わず料理には使えないのでたいてい持て余す。


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揚げたての香ばしいカレーパンを食べる機会はあまりないかもしれない。持ち帰ってもまだぬくく、幸せ感いっぱい。
ちまきも温かく、角煮たっぷり。


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素朴なうどん屋さんだけれども、洋風だったり中華風だったりと、ちょっとしたバリエーションで満足度が大きく違ってくる 👍


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[DATA]
こせがわ
東京都東村山市諏訪町1-23-5





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/DhvtsQ-qmHA



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クサボケ / 玉川上水(小平市)


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