見晴台にて 【やまびこ茶屋】
2023.03.21
高尾山頂への最後の登りは、前記事にも写真を載せた👇の坂道を上ったわけではない。

坂の手前で右を向くと茶屋がある。
茶屋好きとしては当然、そちらに引き寄せられる。


こちらの「やまびこ茶屋」、たぶん一度入ったことがある。
過去4~5回来ている高尾山で、麓・山頂を含め唯一覚えている飲食店。
山菜そばかとろろそばを食べたような気がする。

時刻は10時半で、朝早かったし山を登ってきたしで、かなーり腹が減っている。
いまならお店もまだすいているし、いまのうちに昼ごはん食べちゃおうかということになった。

が、品書きをざっと眺め…
「無理… (ヾノ・ω・`) ムリ」
ありていに申しますと、お高い。
そりゃこういう場所だし、ある程度予想してはいたが、“かけそば800円”という字ヅラに折れない強靭なハートを持ち合わせていない。
観光地価格というより山小屋価格だな。
富士山七合目あたりで500円くらいのインスタントラーメン食べたことあるが、そんな感じ。

しかし、そうなのだ。
標高600m足らずとはいえ、山の上には違いない。
ほかに食べ物を調達するアテがあるだろうか…?

店頭に“持ち帰り専用 山菜おにぎり”のチラシが張ってある。
おにぎり2個650円なら、なんとか気持ちに折り合いがつけられそうな気がする(笑)。
とりあえず、何か口に入れておかないと。

窓口のおにいさんに声をかけると、「中でお願いします」という。
持ち帰り専用でも出来合いのパックではなく、店内飲食の注文口で注文を受け、その場でこしらえるようなのだ。

受け取ったおにぎりパックは、ほかほか温かい。
気持ちの折り合い、ついた (* ̄∇ ̄ ) エヘヘ

初めて高尾山に登ったのは35年ほど前。
稲荷山コースの展望台でおにぎり(もちろん手製)を食べた。
生涯ベストスリーのおにぎり。


大見晴台から神奈川方面を眺めながらまだ温かいおにぎりをほおばれば、そんなことが思い出される。
(つづく)

[DATA]
やまびこ茶屋
東京都八王子市高尾町2176
http://www.yamabiko-chaya.com/
[Today's recommendation]

https://youtu.be/BmzngEczPc8




次号予告
高尾山頂への最後の登りは、前記事にも写真を載せた👇の坂道を上ったわけではない。

坂の手前で右を向くと茶屋がある。
茶屋好きとしては当然、そちらに引き寄せられる。


こちらの「やまびこ茶屋」、たぶん一度入ったことがある。
過去4~5回来ている高尾山で、麓・山頂を含め唯一覚えている飲食店。
山菜そばかとろろそばを食べたような気がする。

時刻は10時半で、朝早かったし山を登ってきたしで、かなーり腹が減っている。
いまならお店もまだすいているし、いまのうちに昼ごはん食べちゃおうかということになった。

が、品書きをざっと眺め…
「無理… (ヾノ・ω・`) ムリ」
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ありていに申しますと、お高い。
そりゃこういう場所だし、ある程度予想してはいたが、“かけそば800円”という字ヅラに折れない強靭なハートを持ち合わせていない。
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観光地価格というより山小屋価格だな。
富士山七合目あたりで500円くらいのインスタントラーメン食べたことあるが、そんな感じ。

しかし、そうなのだ。
標高600m足らずとはいえ、山の上には違いない。
ほかに食べ物を調達するアテがあるだろうか…?

店頭に“持ち帰り専用 山菜おにぎり”のチラシが張ってある。
おにぎり2個650円なら、なんとか気持ちに折り合いがつけられそうな気がする(笑)。
とりあえず、何か口に入れておかないと。

窓口のおにいさんに声をかけると、「中でお願いします」という。
持ち帰り専用でも出来合いのパックではなく、店内飲食の注文口で注文を受け、その場でこしらえるようなのだ。

受け取ったおにぎりパックは、ほかほか温かい。
気持ちの折り合い、ついた (* ̄∇ ̄ ) エヘヘ

初めて高尾山に登ったのは35年ほど前。
稲荷山コースの展望台でおにぎり(もちろん手製)を食べた。
生涯ベストスリーのおにぎり。


大見晴台から神奈川方面を眺めながらまだ温かいおにぎりをほおばれば、そんなことが思い出される。
(つづく)

[DATA]
やまびこ茶屋
東京都八王子市高尾町2176

[Today's recommendation]

https://youtu.be/BmzngEczPc8




次号予告
熱々ふわふわの奥多摩名物 【へそまんじゅう総本舗】
2022.04.29
(前記事の続き)
「そばと茸の里」を出てちょうど12時。細かい雨が降りだしていた。想定どおりの展開といえばそうだが、そのまま帰るのもなんか悔しい。
お土産でも買いに多摩川対岸の「ままごと屋」(澤乃井園)に寄ろうと思ったが、使い慣れないGoogleマップのナビ操作を間違えてだいぶ手前の橋を渡ってしまった。
「しょうがないからこのまま帰ろうか…」
となったとき、前方にこれも有名な青梅土産の店が出現。
ちょうど対向車が途切れるタイミングで、そのまま駐車場へ。
へそまんじゅうとは、ずばりへその形をしたまんじゅう。
奥多摩路名物で、車や自転車の立ち寄りどころとなっている。
まんじゅうは、白砂糖の“白”と黒糖の“茶”の2種類。
“全てつぶあんデス”と書いてある。
翌土曜日に埼玉の相方の実家に行く予定なのでお土産に8個入りを買う。

青梅産タケノコが300円と激安で売られているので、それも買う。
「蒸したてを差し上げますね♪」と、お店のおばさまがカウンター上のせいろから茶まんじゅうをサービスで出してくれた。

熱々ふわふわのまんじゅうを帰りの車の中でいただく。
粒あんが抜群においしい。
特選北海道小豆100%にこだわった自家製だそうだ。
[DATA]
へそまんじゅう総本舗
東京都青梅市日向和田3-863
[Today's recommendation]



https://youtu.be/B-C6fZSKTSg
(前記事の続き)
「そばと茸の里」を出てちょうど12時。細かい雨が降りだしていた。想定どおりの展開といえばそうだが、そのまま帰るのもなんか悔しい。
お土産でも買いに多摩川対岸の「ままごと屋」(澤乃井園)に寄ろうと思ったが、使い慣れないGoogleマップのナビ操作を間違えてだいぶ手前の橋を渡ってしまった。
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「しょうがないからこのまま帰ろうか…」
となったとき、前方にこれも有名な青梅土産の店が出現。
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ちょうど対向車が途切れるタイミングで、そのまま駐車場へ。
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へそまんじゅうとは、ずばりへその形をしたまんじゅう。
奥多摩路名物で、車や自転車の立ち寄りどころとなっている。
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まんじゅうは、白砂糖の“白”と黒糖の“茶”の2種類。
“全てつぶあんデス”と書いてある。
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翌土曜日に埼玉の相方の実家に行く予定なのでお土産に8個入りを買う。

青梅産タケノコが300円と激安で売られているので、それも買う。
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「蒸したてを差し上げますね♪」と、お店のおばさまがカウンター上のせいろから茶まんじゅうをサービスで出してくれた。

熱々ふわふわのまんじゅうを帰りの車の中でいただく。
粒あんが抜群においしい。
特選北海道小豆100%にこだわった自家製だそうだ。
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[DATA]
へそまんじゅう総本舗
東京都青梅市日向和田3-863
[Today's recommendation]



https://youtu.be/B-C6fZSKTSg
いい感じの田舎そば 【喜作】
2019.10.18
当地に引っ越してしばらくして武蔵野うどんというものに出会い、カルチャーショックを受け、うどん屋めぐりということになった。
当時の東村山市内の武蔵野系のうどん屋は、現存の「ますや」「小島屋」「きくや」「きくや諏訪町店(現 龍巳うどん)」と、閉店した「宅部うどん」「とき」「よし」、まだ玉売り専門だった「こせがわ」といった陣容だったと思う。ほかに、そばの名店「ますも庵」のうどんが絶品だったこともあって、特徴あるそば屋(普通の街蕎麦でないそば屋という意味)にもうどんを食べに行ったりした。

かれこれ20年ほど前、野口町2丁目の「喜作」にはそんな流れで入ったことがあった。
そんな流れだけに目的はうどんだったわけで、上記強力ラインアップの中でうどんで存在感を示すのは難しく、ほとんど印象に残っていない。そのときはたしか家族で入っていて誰かしらそばを食べているはずだが、そっちはもっと覚えていない。
ということで、かれこれ20年ぶり、そば・うどんの「喜作」へ。

比較的ゆったりしたつくりのお店で、テーブル2卓を囲むように小上がり席が5卓と、駐車場に面したカウンター6席。

実はサービスメニュー調査的な目的があったのだが、そういうメニューがなかったとしても全体にわりと安いんじゃないの…? という調べがついていたお店。

けっこうリーズナブルに感じられる天せいろを田舎そばで注文(870円+税)。
やって来た田舎そばは、思っていた以上に田舎だったという。

そばは太めの平打ちで、いいかげんなそば好きにも食感も香りもわかりやすいタイプ。
自分がまさにそうで、いちばん好きなタイプである。
太さがそろっていてワイルド感はないが、粉の風味がかなり強いところがグッド。

天ぷらはナスとピーマンとエビとネタ数は少ないが、エビがでかい。
20cm近くあるんじゃないの? というくらいデカい。

そばは個性的で天ぷらがチョイ豪華。
加えて非常に気持ちよい接客。
実は地域の良店であったということを20年たって初めて認識するというこの不手際感って、どうよ?

[DATA]
喜作
東京都東村山市野口町2-29-15
[Today's recommendation]



https://youtu.be/xo9qNFYMsLA
当地に引っ越してしばらくして武蔵野うどんというものに出会い、カルチャーショックを受け、うどん屋めぐりということになった。
当時の東村山市内の武蔵野系のうどん屋は、現存の「ますや」「小島屋」「きくや」「きくや諏訪町店(現 龍巳うどん)」と、閉店した「宅部うどん」「とき」「よし」、まだ玉売り専門だった「こせがわ」といった陣容だったと思う。ほかに、そばの名店「ますも庵」のうどんが絶品だったこともあって、特徴あるそば屋(普通の街蕎麦でないそば屋という意味)にもうどんを食べに行ったりした。

かれこれ20年ほど前、野口町2丁目の「喜作」にはそんな流れで入ったことがあった。
そんな流れだけに目的はうどんだったわけで、上記強力ラインアップの中でうどんで存在感を示すのは難しく、ほとんど印象に残っていない。そのときはたしか家族で入っていて誰かしらそばを食べているはずだが、そっちはもっと覚えていない。
ということで、かれこれ20年ぶり、そば・うどんの「喜作」へ。

比較的ゆったりしたつくりのお店で、テーブル2卓を囲むように小上がり席が5卓と、駐車場に面したカウンター6席。

実はサービスメニュー調査的な目的があったのだが、そういうメニューがなかったとしても全体にわりと安いんじゃないの…? という調べがついていたお店。

![]() | ![]() |
けっこうリーズナブルに感じられる天せいろを田舎そばで注文(870円+税)。
やって来た田舎そばは、思っていた以上に田舎だったという。

そばは太めの平打ちで、いいかげんなそば好きにも食感も香りもわかりやすいタイプ。
自分がまさにそうで、いちばん好きなタイプである。
太さがそろっていてワイルド感はないが、粉の風味がかなり強いところがグッド。

天ぷらはナスとピーマンとエビとネタ数は少ないが、エビがでかい。
20cm近くあるんじゃないの? というくらいデカい。

そばは個性的で天ぷらがチョイ豪華。
加えて非常に気持ちよい接客。
実は地域の良店であったということを20年たって初めて認識するというこの不手際感って、どうよ?

[DATA]
喜作
東京都東村山市野口町2-29-15
[Today's recommendation]



https://youtu.be/xo9qNFYMsLA