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トーホクの車窓から 【駅弁屋 旨囲門 ecute大宮】

2023.05.27

 前記事に書いたように、法事で東北の故郷へ。

新秋津駅 ― (JR武蔵野線) ― 武蔵浦和駅 ― (JR埼京線) ― 大宮駅 ― (東北新幹線) ― 仙台駅 ― (JR仙石線) ―お寺さんの最寄り駅

という行程。
ちなみに新秋津までは自転車だ。
喪服で自転車という人物の目撃情報があれば、それは僕らです。

法事の開始は14時で、昼ごはんをどうするかビミョー。
仙台の駅近くで食べるか、新幹線車内で駅弁食べるか。
喪服等落ち着かない状況では食事も楽しめないだろうから、駅弁にすることに。


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新幹線の時間より少し早めに家を出る。
乗り換えの大宮駅でじっくり駅弁を吟味しようという計画(笑)。


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以前、帰路の乗り換えで晩ごはん用に駅弁を買った「ecute大宮」通路際の駅弁屋さん、その名も「駅弁屋」をのぞいてみる。
“復刻 鳥めし”というのがおいしそうだ。


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一方、ecute店内を見て回っていた相方は、「スシデリシア」で“海鮮ちらし”を選ぶ。


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なぜかその2つでは足りなそうに思え、もう1品、「神戸コロッケ」で“ひれ・コロ重”を買う。


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新幹線は、宇都宮・郡山・福島に停車する「やまびこ号」。


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みちのくの旅情が感じられるようになるのは宇都宮を過ぎ、那須火山帯の火山群が現れ始めてから。
高原山を拝みつつ、おもむろに駅弁開封。


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高原山 ― 那須岳 ― 那須トンネル ― 安達太良山 ― 福島トンネル ― 吾妻山 ― 蔵王トンネル ― 蔵王山…

とトンネル続きで、車窓は半分くらい暗い。


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那須岳

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あれが阿多多羅山、 あの光るのが阿武隈川(高村光太郎『智恵子抄』)

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吾妻山

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蔵王山


で、まもなく終点 仙台。

新幹線、速すぎて、ぜんぜん落ち着いて食べられなかった。


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駅弁3つ、さすがに多かったっす (;^_^A


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鳴瀬川河口。この写真に生まれ故郷が写っている


[DATA]
駅弁屋 旨囲門 ecute大宮
埼玉県さいたま市大宮区錦町630 エキュート大宮
https://www.ecute.jp/omiya/shop/69






[Today's recommendation]


https://youtu.be/C_ruE-VIHjo


https://youtu.be/myq0zxDHK1g



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帰路の車中


こんなコミュニティ、いいね! 【喫茶庵 うたたね】

2022.11.24

 富士見町の陶器&喫茶「うたたね」から食事会の案内のはがきが届いた。
…という前報と同じ書き出しだが、その前報から、なんと4年も空いてしまってる。

実は2020年5月にも一度うかがっているが、コロナ第1波といういちばんピリピリしていた時期でお店も開けていなかったので、記事にはせず店名を伏せたインスタ投稿にとどめている。

いずれにしろ、不義理な私どもを見放すことなくお誘いくださいまして、うたたねさん、本当にありがとうございます。


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以前も新年の食事会の案内をいただきながら都合がつかなかったというのもあり、万難を排して馳せ参じる。


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電話を入れたとき希望の日時は埋まっていて2時の予約になったが、昼食には遅いかと来てみると店内の賑わいが外からもうかがえるような状況である。


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先客が出るのを待つようなタイミングで店内に入る。
小棚に置かれている茶道具や香炉、徳利などは、もちろん売り物。

飾るのが上手な方がいらしてやってくださる… とおっしゃっていたが、たしかにこのお店はオーナーさん一人というよりいろんな人が関わって自然とつくり上げてこられた場所のように感じられる。


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手書きのお品書き、いいなぁ。
どんなにしゃれたデジタルフォントより人の手で書かれた文字のほうがいいってことを忘れてた。


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まず、大きな塗りの半月盆に大皿が載って運ばれてきた。
続いてとろろそばと箸休めにキャベツの浅漬け。


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大皿の揚げ物もあったかいうちにだが、そばが出てきたということは、食べるほうもいよいよさくさくいかなければ。


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続いて、小どんぶりにご飯。
七福ご飯と銘打ってあるが、「うちでは肉ごはんといって、よく母が作ってくれたんです」と店主さん。
干しシイタケやニンジン、ゴボウ、ひき肉、しらたきなどが入った、なかなか手のかかったものだと思う。


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さらに、お吸い物といって出てきたお椀は、そうめんがたくさん入っていて… と、全体にボリュームがすごいのであった。


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大皿の揚げ物(海老と大葉の春巻き、車麩 リンゴ)はからりとした仕上がりで、ころ合いで揚げていただいたようだ。
リンゴを揚げるというレシピはどこかのお店で食べておいしかったからだそう。


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デザートは2品も。
なめらかなプリンに香ばしいカラメルソースを目の前でかけてくれるという演出。
おしるこは、軟らかく炊かれた小豆には素朴で平たいお団子が2~3切れ入っていて、もうおなかいっぱい。


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手づくりの料理でもてなしたいというお店の思いがあふれたひととき。


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[DATA]
喫茶庵 うたたね
東京都東村山市富士見町5-5-47





[Today's recommendation]


https://youtu.be/SmY6eqVxn1s



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マンモス団地の午后1時 【お米のカドキ】

2022.10.29

 天気がいいので自転車で青梅あたりまで行ってみようと思った。
20km近く走って、腹が減った。
その先に早朝からやっているラーメン店があった。
タイミングよく、10時半といちばんすいていそうな時間帯に着けそうだ。

…と思ったが、その時間ですでに行列なのだった ( ̄▽ ̄;)!!ガーン

土曜日だから?
そこまでしてラーメン食べたい?(笑)
どっと疲れ、そのまま引き返した。


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気力がなえているのでお店屋さんに入る気にはなれないが、気力はなえてもハラは引き続き減っているわけで…。
帰路、弁当などを調達しようか。


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村山団地の商店街のお米屋さんを思い出した。
店頭に弁当や惣菜が並んでいる。


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いつも松茸ご飯を売っており、もちろん“素”だと思うが、「今年初の松茸!」とかネタになる(笑)。
あと以前食べておいしかったゆでまんじゅうも買おうか。


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マンモス団地の村山団地中心部に、2列向かい合わせの商業棟で形成されている村山団地中央商店街。
御多分に漏れずシャッター化していたり、高齢化が進んでいたり。
「かどき」というお米屋さんは市役所近くにもあり、関係あるのかも。


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“ゆでまんじゅう”の短冊の上の皿は空っぽ。

「え… 終わっちゃったんですか?」
「そうなの」とご主人。「今日は早かったけど、遅くとも1時くらいには終わっちゃうかな…」
「じゃあ松茸ごはん…」

…もない ( ̄Д ̄;) !!ガガーン


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松茸ごはんがなくとも赤飯があるから、まあいいか。うどんがおいしそうだからそれも買うとして、にんじんの天ぷらがうどんの具によさそうだ。僕の前に買っているおばあさんは赤飯に海老フライで、なんかハレの日っぽい組み合わせでそれもいいかも。でも待て、うどんにはつゆが付いておらず、帰ってからカツオ節削ったりしてつゆ作るのめんどくさいから、うどんはキャンセルかな。

――という思考過程を経て到達した買い物がコレ↓↓


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うどんは消えたが、トッピングのにんじん天は残った… みたいな(笑)。
対面の買い物、へたくそなんです。ほんと💦


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でも団地商店街の営みの残る貴重な存在。
これからもときどき立ち寄りたくなるに違いない。


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[DATA]
お米のカドキ
東京都武蔵村山市緑が丘1460-46





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/lVQhkq9JccU


趣ある洋館カフェ 【武蔵野茶房 江戸東京たてもの園店】

2022.04.09

 小金井公園「江戸東京たてもの園」編第3弾。

センター~東ゾーンを回って「たべもの処 蔵」で昼ごはんを食べたあと、残る西ゾーンへ。


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このゾーンにも10棟ほど復元建築があるが割愛させていただく。
編集に疲れたというか実生活がチョー忙しいというか…。


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デ・ラランデ邸という洋館がカフェとして使われており、田無の「武蔵野茶房」により運用されている。
洋館カフェというのも惹かれるものが。


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――この住宅は、元は平屋建ての洋館でしたが、1910年(明治43)年ころ、ドイツ人建築家ゲオルグ・デ・ラランデにより3階建てとして大規模に増築されました。その後、何回か所有者が変わりましたが、1956年(昭和31)から、三島海雲氏がこの住宅に住んでいました。1999年(平成11)まで新宿区信濃町に建っていました。HPより)


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ちょうど午後のお茶の時間でもあり、待つ人多数。
名前を記入するが順番まで30分以上ありそうだ。


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待合室


というか、ロビー風の待合室の席が空くまで30分ほどかかったという (・Θ・;)


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ドイツ風の洋館でありながら、丸窓や天井近くの浮き彫りになった壁面などはどこか日本を感じさせるものがある。


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テラス席が空いたので案内される(記入欄に店内/テラスどちらでも可としてあった)


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席でメニューを渡され、注文を決めたら店内のレジまで行って申告・先払いというシステム。
建物自体が展示の一つなので、おそらくカフェ利用以外に見学のみの出入りも自由で、先払いでないと収拾がつかなくなるものと思われる。
実際、レジも店内もシッチャカメッチャカ… s(・'・;)


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黒みつきなこソフトクリームと葡萄果汁を注文。


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きなこを練り込んだ(?)ソフトクリーム。
上からもきなこと黒みつがかかっていて和のテイストをたっぷり味わう。


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それぞれの盆にはさりげなく一輪の花が添えられ、古きよき時代の空気を感じる。


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シャンデリアや暖炉を眺めながら室内で過ごすのもいいかもしれないが、この天気に外で味わえたのも幸運だ。


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「江戸東京たてもの園」について、前々記事に書いているように園外はよく通るので建物群自体は見慣れている。
見慣れていて、外にいて何とも思っていなかったのが、足を踏み入れればどっぷりハマるのが不思議。
この過空世界の住人になるのに、飲み食いするのも重要な要素だと思う。
ガツガツ食ったあげくうまいのまずいの言ってると豚にされるかもしれないが。


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[DATA]
武蔵野茶房 江戸東京たてもの園店
東京都小金井市桜町3-7-1 江戸東京たてもの園 デ・ラランデ邸
https://musashinosabo.com/
https://www.tatemonoen.jp/






[Today's recommendation]

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https://youtu.be/Wslm1ZL9EI8


おでん食べたい 【大清かまぼこ店】

2022.04.02

 「西武所沢S.C.」に買い物の用事があって、歩いて所沢へ。
そのまま電車でひばりが丘へ。
娘が泊まりに来るので夕ごはんの仕込み。
「寒くなるらしいよ」とLINEしたら「おでん食べたい」と。


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2カ月前にも同じような記事を書いているが、そっちは長女で今回は次女。
よっぽどおでん好きな一家みたいだ。


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メインの具の練り物(揚げ物)を買いに、いつもの「大清かまぼこ店」へ。


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うずら玉子巻き、ウインナ巻き、もやし生姜揚げ、しいたけ揚げ、ごぼー巻き、ぎょうざ巻きを各3個、上はんぺんを1枚。


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所沢をスルーしたのは、いつも昼ごはんのお店選びで迷うから。
ひばりが丘なら選択肢が少ない分、簡単に決まりそうだ。

ということで、昼ごはん。

(つづく)


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[DATA]
大清かまぼこ店
東京都西東京市ひばりが丘北4-2-25
http://www.kamaboko83.com/index.html





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/zMIFAFJ0FG4



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次号予告


早咲き桜と老舗和菓子 【喜紫多屋 緑町店】

2022.03.13

 小金井公園に散策に出かけた。
公園の南を流れる玉川上水沿いには江戸時代にヤマザクラが植えられ、小金井橋あたりは関東一とも称された名勝“小金井桜”にあたる。


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それにちなんで小金井公園も有数のお花見スポットとなっているが、公園内には早咲きの桜や梅園などもあり、ソメイヨシノに先駆けてお花見が楽しめる。


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小金井市総合体育館の横に自転車を止めて反時計回りに歩く。
以前それほど感心が向かなかった「江戸東京たてもの園」だが、入ってみたいと思った途端(コロナで)休園で、今日も重点措置につき閉まっている。


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去年やはりこの時期に訪れ、外から古民家の写真を撮っていることを思い出し、同じ早咲き桜↑↑でパチリ。

ぐるっと一周して戻ると、あたりはすごい人出。


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“わんぱく広場”“わんぱく山”と公園売店「パークス」のある公園の中心地である。
日曜日なのでいくつかキッチンカーも出店している。

その中に“カー”ではない昔ながらのテント式出店を発見。
「喜紫多屋」とある。
あー、はいはい。知ってるわ。


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小金井街道と北大通りの交差点から少し路地を入ったところにある老舗和菓子店「喜紫多屋」から東に600m、緑中央通りにある支店「喜紫多屋 緑町店」の売店が土日祝日に小金井公園に出ると…。けっこうややこしい。
そういう話は知っていたが、実際に見たのは初めてかも。


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“いきなりまんじゅう”と“いきなりだんご”が目に留まる。たしか九州の特産品だ。
聞いてみると、「母が九州を旅行したときに食べておいしかったので再現してみたというものなんです」と売店のおねえさん。


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さつまいもまん、いきなり草だんご、いきなりいもまんじゅうを1個ずつ買う。


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さつまいもまんは生地を膨らませた“まんじゅう”で、いきなりの生地は小麦粉を練って蒸した“だんご”風。
どちらも素朴な感じがよい。


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いつも思うことだが、たぶんケーキなら1個も買えない金額でこちらは3個も買える。
和菓子のありがたさをしみじみ感じる春の一日。


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[DATA]
喜紫多屋 緑町店
東京都小金井市緑町5-20-26







[Today's recommendation]

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https://youtu.be/rMI62SBiQBM



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想定外にガッツリな老舗うどん店 【まるいうどん 星の宮店】

2021.11.27

 靴を買いに所沢へ。
昔はトレッキングシューズを持っていたが、キャンプをしなくなってからは普通の街履きスニーカーしか買わなくなり、コロナ禍でよく歩くようになって不備を感じている。
コロナがこのまま収束しようが第6波が来ようが、この先も歩く気満々なので(というか今日も所沢まで歩いた)、少し足まわりをととのえようかと。

帰り道で昼ごはんを食べようと考えていたが、買い物が終わったのが10時40分と微妙な時間である。


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帰路の方面でいうと、以前入ろうとしたら行列ができていて諦めた「まるいうどん」にはいつか入ってみたいと思っているが、このくらい早ければすいているんじゃないだろうか?


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問題は、歩いてちょうど11時ごろ着くとして、お店が開いているかどうかだが、ググってみると10時開店とある。


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所沢の星 北勝富士大輝は、九州場所14日目現在10勝4敗の好成績。化粧まわしのウチノ看板のすぐ近くに「まるいうどん 狭山湖店」はあった


入り口に仁王立ちの等身大の北勝富士関を拝んでいると、引き戸が開いてビビった Σ(・ω・ノ)ノ!

食べ終えて帰るお客さんで、そのテーブルを片付けるまで待たされるというくらい、その時間にして満席状態でびっくり❢
前回の行列といい、人気店なのである。


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「まるいうどん」は創業1965年の所沢を代表するうどん店で、以前は星の宮店以外に狭山湖店、小手指店とあり、おのおの天守閣風だったり古民家だったりと個性的なつくりで有名だった。ほかにR463榎町交差点近くの全席離れ個室みたいなうどん店も「まるい」だったと思っていたが、いくら調べてもそういう情報は出てこないので僕の思い込みのようだ。
この星の宮店の人気ぶりからすると他店も繁盛していたんじゃないかと思うんだが、いずれも閉店しているのは、つくりが特異的すぎて維持費がかさむから… とか?(笑)


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注文は、土日祝限定という“とり汁うどん”と “スタミナセット”。
「うどんは冷たいうどんで?」「キャベツにドレッシングおかけしますか?」「うどん大盛り無料ですが?」と、スタミナセットは手続きが煩雑 ( ̄ω ̄;)


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提供はほぼ同時で、全景を俯瞰してうろたえる。
量がすごいのである。


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僕の持ち分のスタミナは、こういうセットの場合、ご飯が少ないとかうどんがミニとかどっちもほどほどとかいうのが普通だと思うが、うどんもご飯も容赦なく普通盛りである。
で、その普通盛りというのがどのくらいかというと、とり汁うどんの盛りを見ていただけばわかると思うが、これはフツウじゃないだろう!? という盛り。


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上記「うどん大盛り無料ですが?」に対し「いえ、けっこうです」とお断りして、相方に「珍しいね」と言われていたが、実は二日酔いでコンディションがいまひとつだった。
大盛りにしなくてよかったと、心底思いました。


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スタミナセットのうどんは“温かい場合たぬきになります”と書いてあるが、たぬきだけじゃなく山菜ものっている。
量の盛り盛りの件といい、こちらのお店はサービスのよさをアピールしない不言実行型の良店のようだ。


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国産豚とオリジナル味噌使用というスタミナセットの豚肉ソテーは、香ばしく炒められすごくおいしい。
二日酔いでもご飯がススムススム。


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とり汁の具は、鶏肉(大山鶏)、なす、しいたけ、ねぎ、薬味ねぎ。
肉汁うどん文化圏にあって、鶏肉を使っているのはちょっと珍しい。
なすを炒めたと思われる油分でコクが出ておいしいつけ汁。


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“惜しみなく与える”サービスはうれしいが、あまりのボリュームに、帰りいくら歩いても消化した感が得られなかったという。


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[DATA]
まるいうどん 星の宮店
埼玉県所沢市星の宮1-1-4
https://twitter.com/maruiudon





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/6D6wfcMbHf8



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○○の恋しい… 【ながしま 磯とり料理】

2021.09.04

 雨雲に厚く覆われ日が短くなった感が際立つ9月初旬。
赤提灯が恋しくなる季節である。
これは活動ベクトルが内向きに切り替わったことによって起きるイメージ空間の赤方偏移現象なのだね。ナンノコッチャ ヾ(・ω・o)

実際、いいイメージとして残っている居酒屋の記憶は秋と結び付いている。
おいしい食材がそろってくることとも無関係ではないだろう。


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とは言っても飲食店には長いこと時短&酒類の提供停止要請。
現政権のコロナ対策って、それ以外に何かあったかね? だいたい総理大臣の仕事に専念するため総理大臣辞めるってリクツ、初めて聞いたわ。どうでもいいけど。
酒飲みの皆さん、秋の夜長をどのように過ごされるのだろう。


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外で飲むことはめったにない自分が年に1~2回夜に行く数少ないお店「ながしま 磯とり料理」。
もう2年近く夜には入っていない。
そりゃそうだ。緊急事態宣言の間、夜はおろかランチ営業も基本休んでいたのだから。


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先日、久々に開いているのを見て、夜じゃないが、赤提灯が恋しくなったと。


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刺身定食と焼鳥重を注文。
あとでブログを見返すと、直近(といっても10カ月前)と同じ注文であった。


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そういえばこの間、『吉田類の酒場放浪記』の放映もあった。
まさに秋の夜長の赤提灯的な番組で、「ながしま」さんを伝えるに最適なコンテンツなのであった。


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刺身はマグロとタイとタコ。


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マグロは中トロに近い、いい感じで脂ののった部位。
タイ… というか白身は、真鯛とは色味も食感も違って感じられ、あちこちに短冊が張ってある(八丈)尾長鯛だったりするのかな? クセがなくうま味が強い。


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焼鳥重は、たぶん入るたびに食べている。
辛めのキレのあるタレがツボです。


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ちょうど1カ月後、家族の祝い事があるらしいのだが、そのころ世の中がどうなっているか、まったく予測不能である。


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[DATA]
ながしま 磯とり料理
東京都東村山市栄町1-11-1





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/KZr4tRO4Q_Y



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アマクサコラン(天草小蘭)


みんな大好き! いなのり太巻き 【いとう屋 本店】

2020.07.30

 掲載順が行ったり来たりと混乱を極めている当ブログであるが、過日お昼ごはんに「いとう屋本店」でお弁当を買ったという話。
和菓子&持ち帰りずしというこの系統、まさにテイクアウトランチの王道といえよう。


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ミックス弁当シャケ360円、すし詰合せ340円、エビちらし寿司480円を購入。


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人気店だけあって12時半ですでに品薄状態で、ミックス弁当とエビちらしは最後の1個だった。


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2人なのに3パックという、このところ続いているナゾの空腹感 ( ̄ω ̄;) ウーム…


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すし詰め合わせ20種類、おにぎり詰め合わせ9種類とバリエーション豊富。買ったのは4番と5番と7番のようだ。


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袋をぶらぶらさせながら帰る。
手にずっしり重い。


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すし詰合せ(4番)は、のり巻き5個(具違い)、太巻き2個、いなり2個。ミックス弁当(5番)は、のり巻き2個、太巻き、いなり、おにぎり(シャケ)、赤飯。…と、すしといってものり巻き・いなり中心の昔ながらの助六系。ナマモノはちらしにのるエビ、アナゴ、トビコくらい。


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コンビニ・スーパーの惣菜コーナーに江戸前のにぎりずしが普通に並ぶ時代に具材だけ比べれば少々寂しくも感じられそうなものだが、逆に華やかで晴れやかな気分にさせられる。
こういう食べ物は昔からハレの日のごちそうだったから。


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常に客足が途絶えないのにはいろいろ理由があるのだ。


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以前伺った話では、商品はすべてお店で作っているとのこと。
実際食べてみて、チェーン系にはない手づくりのぬくもりのようなものを感じるのは、自分だけ…?


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[DATA]
いとう屋 本店
東京都東村山市諏訪町1-3-27





[Today's recommendation]

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https://www.youtube.com/watch?reload=9&v=LG-E4PVGQSI



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格を高く、敷居を低く 【椿】

2019.10.13

 所沢駅周辺は昨年3月の「グランエミオ所沢」第1期(東口)オープンにより人の流れが大きく変わり、その影響もあって「イオン(旧ダイエー)所沢店」がこの9月いっぱいで営業を終了した。閉店後に行ってみると、正面側は閉鎖されているが脇の出入り口は開いており、「アニメイト」など一部テナントは営業を続けているもよう。中途半端な引き際は「丸井所沢店」を思い起こさせるものがあり、また一つ負の遺産が… と、余計な心配をしてしまう。


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もちろんわざわざイオンを見にやって来たわけではなく「西武所沢」(こっちもどうなるんかなぁ…)に買い物の用事があったのだが、台風19号の影響で14時オープンとのことで、まずは昼ごはん… という流れである。


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イオン横から星の宮の交差点に至る通りを“学校新道”といい、“所沢中央通り振興会”という商店街を形成している。
所沢銀座と平行して走るかつての市中心街で、年季の入った(または朽ち果てた)物件や味のある飲食店が比較的多く残っている「食道園」「早池峰亭」「長寿庵元町」参照)


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本日の昼ごはんはこの通りにある天ぷら「椿」。


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入って右手にカウンター席、正面奥に広めの座敷2間というつくり。
左の間の奥の席に通される。


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席の横がちょっとした中庭になっていて、石灯籠の足元の手入れの行き届いた苔の様子がお店そのもののマネジメント意識の高さを表しているようだ。


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注文は、天丼780円とはまちの刺身定食900円。


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家族連れなどでやや混み合っており「時間かかりますが?」と言われたほどだが、古くからのなじみ客が多いようで親子2代というようなやりとりも聞かれる。


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天丼は、海老、いか、きす、ピーマン。
たれが辛口でキリッとしている。
はまちの刺身は鮮度がよく、ごはんが進む。


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みそ汁は赤だし。
器は口当たりのよい漆器で、落ち着いた室礼や外に見える椿の木など、何ともさりげない“格”を感じさせるものがある。


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格を保ちつつこの値段というのはなかなか。
このレベルが所沢の真の実力だと思うのだが…。


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[DATA]
椿
埼玉県所沢市東町7-2





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/nDWdFuPqxCY
たまたま見つけた、なぜかショパンな椿姫


https://youtu.be/Cr6rdBfIlw8


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