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謎というものは 【白樺】

2023.12.14

 なんか年末でザワザワしてるし人出が多いからたべもの屋は混んでるし、昼めし考えるのめんどくさいから何でもいいや…
と考えたわけではありません。断じて。

もっとも、そば食べたいなぁ、それも本格手打ちとかいう気取ったやつじゃなく、もっとこう安っち… もとい、大衆的? ファストフード的な? …… というふうな昼ごはんの決め方をする人もそう多くない。


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いずれにしろ、武蔵小金井の大衆的かつファストフード的そば店「白樺」。


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これまで2回取り上げさせてもらっているが、こちらはメニュー内容がわかりづらいというか、思ったような品が出てこない。


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たとえば前回はちくわ天のそばだったが、ちくわのほかにインゲンがのってきた。

――こちらのシステムは謎が多い。頼んでいない天ぷらがのってくる。今回はインゲンだが、ならばインゲン好きだからはじめから頼みたかったと思っても、頼み方がわからない。本日の天ぷらが何なのか、天ぷらケースの前に座った客にしかわからない。

と書いている。


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過去記事の写真を見直して券売機に“天ぷら単品”というボタンがあるのを発見。
“かけ”“天ぷら単品”“生たまご”をポチッと。


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天ぷらケースの真ん前に座って、「天ぷら単品って、ここにあるやつ?」と聞いてみる。
「そうなんだけど、かき揚げと海老とちくわは別」とカウンター中のおとうさん。


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単品というわりに2種類選べるというのでナスとインゲンを頼む。
で、もり(そば)・なす・いんげん・生たまご・(ねぎ抜き)↓↓


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上のやりとりにいまひとつ釈然としないものがあり、あとで写真を見直してみると、券売機のボタンは“天ぷら単品”と“野菜天ぷら単品”の2つあり、僕は野菜のほうを買っちゃったらしい。
もう一方のボタンが、かき揚げ or 海老 or ちくわの単品だ。


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なるほど、そうやって考察すると意外に明朗そうなのであった。


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謎というものは解けてしまえばあっけないほど普通で…


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[DATA]
白樺
東京都小金井市本町5-12-11





[Today's recommendation]


https://youtu.be/viIh48ao9Vg?si=4_je-tBLmsQ1Slsu



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井の頭公園


武蔵野ならぬ…? 【一休】

2022.04.07

 前記事の続きで昼ごはん編。

武蔵村山も、うどんどころである。
いわゆる武蔵野うどん圏だが、当地では“村山かてうどん”と呼ぶ。
その呼称にこだわりがあるらしい。

村山かてうどんの発信拡大をスローガンに掲げる“村山うどんの会”というのがあり、HPの「村山かてうどん®について」(←登録商標なのだ!)というページを見ると、ながーい説明文の中に武蔵野うどんの「む」の字もない。

まるで禁忌用語扱いで、この調子だと市内のうどん店で「む」とでも口にしようものなら……
って、村山も「む」だし… ゞ( ̄∇ ̄;)


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武蔵村山市役所にも近い市の中心部に位置する「一休」は、村山うどんの会会員店。


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最近、近くを通りかかって入ろうとしたときは決まってお休み。
ネット情報ではそうなっていないが、ほぼほぼ日曜定休な営業形態のもよう。


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田舎の民家の庭そのものの殺風景に広い駐車場から勝手に想像していた“ムダに広い”店内風景とは正反対の“激セマ”といってもいい内観に、戸惑いを隠せないワタクシ。


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テーブル席が2卓、カウンターに5席ほど。
運よく空いた奥側のテーブル席に通された。


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冷たいうどんか温かいうどん、肉汁かかつお汁から選ぶのが基本。
冷たいうどんのつけ汁の温・冷も選べるようだ。
量は1玉(半盛り)から5玉(メガ盛り)まで。


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注文は、表の看板にあった日替わりランチ(コロッケセット)を肉汁・ざるうどんで。
もう1品は、村山かてうどん(ざるうどん)をかつお汁・並盛り(2玉)で。

↑後ろが僕の注文で、明らかにこっちのほうがボリュームが少なそうだが、コロッケより天ぷらが食べたかったからその分を考慮したシンプルな注文になっている。


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「天ぷら、だいぶ少なくなってますが…」とおかみさん


天ぷらはレジ横に大皿で盛り付けてあり、セルフ方式。
ごぼう&にんじんのかき揚げと春菊天をピックアップ(1個80円)。

まずかつお汁のうどん。


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村山かてうどんの特徴である灰色がかった地粉のうどん。
しっかりだしをとってある風味豊かなつけ汁がおいしい。
この手のうどんには地場野菜の天ぷらがいちばん合う。


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ランチはトレーがひと回り大きい(笑)。


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コロッケとご飯とお漬物が付いた立派なランチスタイル。


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肉汁の中にはクタクタに煮込まれたネギが入っていて深みのある風味。


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ところで、日替わりのおかずは揚げ物が多いようだが、こちらのサイトによると現在地での開業は2003年ごろで、それ以前は別の場所でとんかつ店をやられていたらしい。どうりでコロッケの揚がり具合がただ者ではない。
さくさくなコロッケを味わいながら、とんかつも食べてみたくなる。


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うどんは並盛り2玉で十分なボリュームがあり、注文を聞いているとほとんどの人がそう頼んでいる。
ランチはそれにご飯&おかず(今日の場合ボリューム満点のコロッケ)も付く。
その多くは僕のほうに回ってくるわけで…。


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完食してみれば、もうひと山登らなくてはいけないというほど、食べすぎた感が否めないのであった。


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[DATA]
一休
東京都武蔵村山市本町1-48-1





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/WbBew22kTFQ


真っ先に食べたいもの… 【ますや】

2020.05.22

 東京都の緊急事態宣言は継続中だが、飲食店にはだいぶお客さんが戻ってきている印象を受ける。
まだいろいろ元通りというわけにはいかないだろうけど、明るい兆しには違いない。


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うどん県ならぬ“うどん市”東村山においてみんな大好き「ますや」。
“#東村山エール飯”の投稿で、うどん弁当的なパックを見てずっと気になっていた。
まあ、ますやは自由度が高いから普段でも頼めば気軽に持ち帰りに応じてくれるんだけど。


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直接お店に伺ったら賑わっていて面食らわされた。
これだけ店内飲食のニーズがあるのだから、もはやテイクアウトに頼らなくてもいいのかもしれないし、手間がかかってジャマくさいかも…。おばちゃんはカウンターのお客さんの応対に忙しそうだ。


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入り口を入ったところでちょっと待って、おばちゃんの手があいたところで、箱火鉢の横に積んであるパックを指差して「2つ」と注文。
「はいよっ!」と、きっぷのいい返事が返ってくる。

これぞ「ますや」のマスおばちゃん(御年89歳!)
たったひと声でどんな客にも安寧をもたらす (^ー^* )♪


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「天ぷらは別盛りでね。一緒にするとどうしてもシナシナになっちゃう」
2人前で、支払いは1000円と。
「え… そんだけでいいの!?」と、思わず聞き返しちゃいました。


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天ぷらは、春菊2個と、ごぼう、にんじん。
ほかの人の投稿と比べると、もしかしたら春菊天はサービスかもしれない。
この店はだいたいそんな感じなので、これ以上突っ込むのは無粋なのである。


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「ますや」はいつもの店内飲食でもゆで置きが多い。
裏を返せばテイクアウトでもそれほど変わらずお店の味が楽しめる。


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ならば路麺レベルのチープなうどんかといったら、さにあらず。
コシのありなし以外に武蔵野うどん(または、うどんあるいは麺全般)の評価基準のない人にはわからない何かがあるのだろう。


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自粛明けに真っ先に食べたいもの。
それが「ますや」のうどんという人がいっぱいいるであろうことは、今日のお客さんの満たされた表情を見ていれば明らかなのである。


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[DATA]
ますや
東京都東村山市久米川町4-33-10





[Today's recommendation]

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https://www.youtube.com/watch?v=8Sb7gp98wAc



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オドリコソウ


豚汁の遠い記憶 【とんかつ美とん】

2017.11.14

 モノによって買う店が決まっているというのはよくあることだと思う。
僕の場合、たとえばクリアクリーンやシーブリーズは西友、コピー用紙はイトーヨーカドー、そば焼酎はビッグA、ハイネケンは西友… という感じ。

自転車で1時間ほどかかる吉祥寺まで買いに行くものがある。

リップクリーム、制汗剤、修正液。

なぜわざわざ吉祥寺まで出かけるかというと、安い店があるから。
しかし上記品目はいずれも500円以内で買えるわけで、安いといってもせいぜい数十円。わざわざ1時間自転車こいで行くような話だろうか?
しかも他店との大規模比較調査をしたことはなく、過去の経験から吉祥寺のサンドラッグとロヂャースは安かった、ような気がする…、と、根拠はイメージのみである。

まあ、僕がわざわざとる行動にはいつも運動不足解消の狙いが若干込められてはいる。


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久々に時間に余裕ができ、上記3品が同時に切れそうになっているので吉祥寺に。
まず買い物を済ませ(サンドラッグ安くなくなってるし…(笑))、お昼ごはんはファミリープラザ地下の老舗とんかつ店「美とん」へ。
ファミリープラザとかいうより、昔の人には三浦屋地下といったほうがいまだに通りはいい。


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この店は僕が吉祥寺に住んでいた35年前にはすでに存在した。入ったこともある。
「美とん」と書いて「びとん」と読む。
たぶんVuittonとつづる。
カタカナに戻すとヴィトンになる。
とんかつ屋で“ウ濁“というのはなかなかないと思う。

時代を感じるなぁ…。


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当時は高いイメージで、入ったといってもせいぜい2~3回。
とんかつといえばもっぱら庶民派価格の伊勢丹地下「一力」を使っていた。一力は長く続けていたが、伊勢丹の末期、最後のあがきで地下飲食店街を高級路線にリニューアルみたいなことになり、たしかそのとき退去している。
もう一軒、入ったことはないが名店と言われた東急裏の「とんかつ扇」もそのころ閉店している。最近では人気店「とんかつあおば」が7月に閉店…。
吉祥寺からとんかつ屋が次々と消えていくなか、いまも残っているのは「美とん」くらいじゃないだろうか。


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この10年ほど年に1~2回のペースで入っていたような感覚だったが、考えてみると2年ぶりぐらい。
2時近くにして5卓あるテーブル席はすべて埋まっている。9席のL字カウンターはまばらに3~4人。奥から2番目の席に座る。
注文はいつも同じでカツランチ800円。


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僕の目の前にフライヤーがあり、2代目とおぼしき若めの職人さんが黙々と揚げ物をしている。
とんかつは1枚1枚丁寧に衣づけをする。肉に楊枝の取っ手を付け、粉・卵・粉・卵・粉・卵、最後に両手で優しく包み込むようにパン粉をまとわせ、楊枝を外して油に投入。
できあがる直前に小声で合図が送られ、奥で女の人がご飯と豚汁を用意する。


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作業台には注文分の皿にキャベツやパセリをのせて準備してある。

皿・皿・皿・皿・皿・ステンレスプレート(←わしの)

せっかくのランチサービスであるが、カツランチはあまり出ない印象がある。それは吉祥寺という土地柄もあるが、老舗ならではの客の年齢層の高さも関係していると思う。
安いものは頼まない。
学校給食じゃないんだからペコペコのプレートで出されるのはちょっと、という蔑み光線が飛び交ってる。
陶器の皿にのるメニューはすべて1000円超え。っていうか、1000円切るのはランチのみ。
下層階級の僕はじっと耐えるしかないのである。


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右隣に座った男性、当たり前のように「カツランチ」と。
このキタナめのおっちゃんに連帯感を覚えたのは言うまでもない。
そのあとも、おばちゃん、おっちゃんと立て続けにカツランチ。仲間がどんどん増えていくのであった。


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カツランチのとんかつは、少し小さめではあるが厚みはしっかりある。脂身の甘みが上品な、うま味の濃いロース肉。衣はきめが細かくしっかりしている。外れやすいのがやや難点。
ランチで省略されるのは、お新香、レモン、パセリ。個人的にはパセリがないのが寂しい。
しかしここの売りである豚汁はランチにも付く。


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若いころに入って強く印象に残っているのが豚汁。大きいお椀で出されていた。
それはオプションだったかもしれないが、とにかく具だくさんでおいしい豚汁をいただいた記憶がある。
いまもお椀は、あれほどではないが大きめ。たっぷりの具は大根、人参、豚肉、薬味にネギとシソ。シンプルだが深い味わいの一杯。


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ご主人が豚汁用に肉の脂の多い部位を細かく刻んでいる。
1日数回、何十年も繰り返してきた仕事だろう。
このまま吉祥寺のとんかつの灯を守り続けてくれることを願う。

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[DATA]
とんかつ美とん
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-9-10 ファミリープラザビルB1





[Today's recommendation]


https://youtu.be/GEi498wzsCE



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◆ 猫写真はこちら


突発的にKFC 【ケンタッキーフライドチキン 久米川店】

2017.11.07

 午前中に取り組んでいた仕事の関係でケンタッキーフライドチキンのチキンが食べたくなった。
鶏の唐揚げが食べたい、じゃなく、ケンタのチキン。それもピンポイントでオリジナルチキンが食べたい。
これは1カ月前の「餃子の王将」のときとまったく同じパターンで、仕事の内容でいえば同じシリーズというようなことになる。


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この2年ほど、思うところあってチェーン店をほとんど使っていない。
外食をするとき、当然ながら料理を作ってくれる人がいる。給仕をしてくれる人がいる。そして後片付けをして洗い物をしてくれる人がいる。こういうお店の人たちのサービスの対価として料金を支払うわけである。
一方、外食チェーンはお店の後ろに会社がある。何千人もの社員がいて、そのトップに社長がいて、そういう、目の前でサービスを提供してくれる各店舗の店員さん以外の部分にも僕は支払いを…。
近視眼的視点しか持たない自分としては、そこのところが納得いかない。


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しかしながら、冒頭で“仕事”と書いているように、実は関わりはあるのである。そこは大きな自己矛盾をはらむのでうやむやのまま済ませるのであるが。
ともかく、食べたいものを食べるのは至って健全なスタイルだ。よって本日の昼ごはんはKFC。


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よく知られていることだと思うが、KFCのチキンとは――
オリジナルチキンに使用する鶏肉は、ハーブ原料を加えた飼料で育てた健康でおいしい国内産“ハーブ鶏”で、全国約200カ所のKFC登録飼育農場で飼育され、徹底した安全・衛生管理のもとKFCカットチキン生産認定工場でカット、各店舗にチルド配送される。店舗ではチキンスペシャリストの資格保持者の管理のもと、カーネル・サンダースから受け継いだ伝統のレシピどおりに、1ピースずつ丁寧に粉つけし、圧力釡で調理する。
と、なんでオレが宣伝してるんだ(笑)。


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かつて都心に頻繁に通っていたころ、昼食に高田馬場のKFCをよく利用した。そういうときに食べるのは、決まってチキンフィレサンド。
ただし、いま食べたいのはオリジナルチキン。このものにはビールが必須なので昼というわけにはいかない。
両方持ち帰りにしてサンドを昼、チキンを夜という作戦を考えた。


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新青梅街道沿いの「ケンタッキーフライドチキン 久米川店」。
ここもおそらく2年ぶりぐらいで、店舗を改築してから2~3回しか入ったことがない。
注文に並んでいるときに“ランチバリュー”というPOPを見つけた。Aサンドセット590円:サンド(チキンフィレサンドまたは和風チキンカツサンド)+カーネリングポテトS+ドリンクM。


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「こちらでお召し上がりですか? お持ち帰りですか?」
「食べて持ち帰り、でいいですか?」
と作戦変更。


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注文は、Aサンドセット(チキンフィレサンド+カーネリングポテトS+挽きたてリッチコーヒーM)をお召し上がり、オリジナルチキン2ピースをお持ち帰り。


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ここの飲食コーナーはガラスで2ブロックに仕切られているが、喫煙・禁煙どっちがどっちかわからない。と思ったら“9月12日より全席禁煙”という張り紙。
ガラスの内側のほうが人けが多いので、外のいちばん奥のテーブル席に着く。


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フィレサンドは昔よく食べたが、このコイル状のポテトは初めて。深煎りローストのコーヒーもなかなかである。
しばらく遠ざかっているうちにファストフードも進化している。それともこれがレストラン品質を掲げるKFC Valueということか。


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朝に仕事が来るまでは思ってもみなかった展開だが、こういう行き当たりばったりも自分らしくて悪くないと思う。個人的には仕事の記録にもなっている。
このパターンを続けるかどうかわからないが、生活のバリエーションを広げる意味では面白いかもしれない。


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お持ち帰りのオリジナルチキン2ピース490円


[DATA]
ケンタッキーフライドチキン 久米川店
東京都東村山市恩多町2-28-1
http://www.kfc.co.jp/search/detail/?shop_id=0075





[Today's recommendation]


https://youtu.be/KZuSyi91IO4



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◆ 猫写真はこちら


汗だく担々麺の至福 【笑顔】

2017.06.02

 今年一番かもしれない暑さのなか、担々麺に挑んだ。

担々麺に限らず、暑いときほど発汗必至のものが食べたくなる。そうは言っても汗だくで食事をしている姿を人前にさらしたくはない。軽く汗ばむ程度にとどめたい。
これは賭けなのだが、冷房が効いてくれていることに期待をかける。というのも、高級店やオシャレなお店と違って、街の食堂の冷房システムははなはだ頼りない。機械の能力もそうだが、店主の電源投入基準も疑わしい。
たとえば梅雨時のぐずついた日、前日より気温が低いから冷房を入れないということはよくある。低いといっても夏日くらいにはなるわけで、湿度はむしろ高い。中華屋で炒め物一つ作っただけで店内は蒸し風呂状態になってしまう。


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っていうか、“たとえば”もなにも、それは毎年のようにここ「笑顔(にこ)」でわしが経験している実話なんだが(笑)。
ということで、確実に冷房が入っているであろう今日くらい暑い日のほうが快適に担々麺をいただける可能性が高いというわけである。


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予想どおり心地よく冷やされた店内。四川担々麺900円をオーダー。
たっぷりの黒ゴマペーストとひき肉に、花椒と唐辛子による麻辣味、刻みニンニクの隠し味という複雑な味わいが癖になる担々麺。


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この店では担々麺の客には辛み・香り・しびれ追加用に数種類の乾燥山椒を用意してくれる。本日は店主直々に2種類の山椒を持ってきてくれた。一つは粉末の四川山椒で、もう一つはペッパーミルに入った国産のホール山椒。


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「これ、すごく香りいいですよ」と国産を勧められる。
試してみると、たしかにとても香り高い。ここの担々麺はもともと花椒が強めに効いているが、この繊細な香りはその場挽きじゃないと飛んで消えてしまう。
ギャバンの「高知県産・仁淀川山椒」というもので、2年ほど前にラインアップされたものをいち早く取り入れているとのこと。
「鰻屋では使われてるけど、高いからラーメン屋なんかじゃとても使えない(笑)」
調べてみると、業務用20gが866円もする(ケンコーコム)。
せっかくだからもう2回、“追い山椒”をさせてもらった。


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この担々麺は料理としての格が高いように感じられるからスープを残す気になれない。僕は麺類の汁は残すほうなのだが。
ここで、やはり担々麺の先客が「すみません、半ライス」とコール。この店では担々麺の残ったスープにご飯を投入する客が非常に多いのである。
「皆さんやってますから、試しにどうですか?」と、以前半ライスをサービスしてもらってやってみたことがある。それはもう、禁断の味。
しかしお行儀を気にして、そこまで踏ん切りがつかない。まだまだ修行が足りないようだ。

そうやってスープはやっぱり飲み干すから、結局は汗だくになっている。冷房うんぬんというより、一心不乱にさせられる味の魔力のせいなのだ。


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[DATA]
笑顔
東京都東村山市栄町2-10-9
https://www.facebook.com/menhannico/





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/v_ZnJCMQqwo


しおラーメンに、ホッと… 【狩勝】

2017.05.09

 西友横の駐輪機に自転車を預けて「狩勝」に向かっていると、店から食べ終えた客が出てきた。若い男性3人組で、見るからに肉体系。
珍しいな、と軽く驚きつつ中に入ると、同じような系統の3人組がいる。今日はどうなってるんだ?


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この店の客層は、年齢層が高く、女性率もわりと高い。中年男性も見かけるが、近所の店員かサラリーマン風が多いという印象。肉体系はほとんど見ないし、ましてや若いとなると、思い出す限りでは皆無だ。
というか肉体系に限らず若い客そのものを見た記憶がない、自分の娘を除いて(笑)。
いま、近くに工事現場でもあるんだろうか?


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ということで、いつにない忙しさのようなのだが、こちらのおかあさんはまったくいつもと変わらず明るく朗らかだ。
中ほどの2人掛けテーブル席に座ると、おかあさんは隣の高齢の客との距離感が気になったらしい。
「あっちのほうがいいんじゃないかなー」
「ん? ああ、はいはい」
「悪いね」
と、入ってすぐ左の2人掛けに移動。何か難しい客なのだろうという気がした。
しおラーメン500円を注文。


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この店ではだいたいみそラーメンとしおラーメンを交互に食べている。たまにミニチャーハン+ラーメンや焼そばを挟み込む。餃子を加えることもある。そんな感じでほぼ決まっている。
家族で入ると、僕以外の誰かが定食を頼む。それもまたおいしそう。
どれも懐かしくホッとする味わいだ。

しおラーメンは炒めた野菜がたっぷりのタンメンタイプ。ハクサイ、キャベツ、モヤシ、ニンジン。白ゴマがふられ、メンマがトッピングされている。野菜のうま味が染み出た優しいスープにごま油の香りが立つ。


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以前、一見のおばちゃんが「しおラーメンおいしいわ。薄味で」と言っていた。褒めているんだかなんだか微妙な表現だが、言わんとすることはわかる。
ここのラーメンはいまどきのラーメンと大きく異なるが、特に塩ラーメンというジャンルにおいて違いが際立つ。いまどきの基準でいうと… やっぱり“薄味”ということになるのだろう。

一般的に言って若者に好まれるタイプじゃないし、ましてや肉体系向けの味付けとは思えない。そのことは客層にも表れていると思っていたのだが、今日はちょっと不思議な感じだ。
しばらくは通りかかったときに観察してみようと思っている。


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[DATA]
狩勝(かりかち)
東京都東村山市栄町2-7-1





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/RWnDK3Xekok


帯ドラマのある風景 【はま好】

2017.04.03

 飲食店の客を観察していて思うのだが、1人客がテーブルに着くとき、多くの人は入り口に背を向ける角度を選ぶような気がする。
自分もだいたいそうする。もちろん店のつくりにもよるが。


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久米川のさくら通りの定食屋「はま好」。
引き戸を開けると、店主とその奥さんがカウンター席からパッと立ち上がった。そのヒマそうな様子では先客はないのかと思ったら店主の後ろ、3卓あるうちの真ん中のテーブル席に常連風中年男性がこっち向きに座っていた。
この店は入り口の横にでっかいテレビが配置してあるので、多くの1人客はテレビ向き、つまり入り口に向かって座る。僕は奥のテーブルに、男性の後頭部越しにテレビを見る形で着席した。


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「今日はお刺身はメバチ」と店主。「あと時間かかるけど自家製のハンバーグもできるよ」
声がでかい。そう、ここの店主は大きい声でひと言ひと言はっきり話す人なのだ。
「めばちまぐろの刺身、玉子焼、冷奴定食」980円を注文。


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ジュージューと玉子焼を焼く音、サクサクと大根のツマを刻む音。なんかアットホームで和む。
テレビでは倉本聰脚本のドラマが流れている。自分はテレビには疎いから倉本聰のことも全然知らないが、店主が先の常連客に解説している。山田太一や倉本聰は安定感がどうのこうの。『北の国から』の演出がどうのこうの。
「『北の国から』なんか見たことないからわかんないよ」と、常連客はにべもない。
僕と同じぐらいテレビに興味がない人のようだ。


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定食は、刺身と玉子焼と冷奴のほかに、自家製っぽいたくあん漬け、大根と豆腐のみそ汁が付く。
新鮮な刺身、いまどきあまりお目にかからないような家庭的な玉子焼、たくあんもみそ汁もしみじみおいしい。サービスで大根の葉の煮びたしも付けてくれた。
しかしこの店で特筆すべきはご飯のおいしさなのであった。


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あれはアメリカ産牛肉のBSE騒動のころだからもう10年以上も前のことだが、この店に連続して3回入った。1回目に食べた看板メニューの牛丼がおいしかったから再訪したのだが、BSE問題で提供を見合わせているとのこと。輸入再開後に行ったときには、なんだかあんな騒ぎがあったから牛丼は出す気になれないな… と店主は語っていた。
その後、絶品牛丼はたぶん復活していない。

そのころ定食を食べるたびに、ここのご飯はうまいな、と感じていた。一回一回炊いてるんじゃない? と思うほどおいしかった。
去年久しぶりに訪れて、やっぱりご飯がおいしかった。今日はさらにおいしく感じられた。


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ひと仕事終えた店主は、客(わし)に背を向けてカウンターに座ってドラマ鑑賞を再開した。画面では石坂浩二、小松政夫、近藤正臣といった往年の名優が顔をそろえている。
「近藤正臣もおじいさんだ」と男性客。僕もそうだが、このへんのメンツなら知っている。
たまたまこういう古びた店で、どういうわけか懐かしの俳優陣を眺めているというのも不思議な感覚だ。

その後、この人たちのおしゃべりは“おじいさん論”へと展開していった。


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[DATA]
はま好
東京都東村山市栄町2-21-12





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/P4Is4RB8se8


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