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季節感を大切にするおもてなしの心 【そば処 ごろう】

2019.11.01

 東村山駅の西口方面は最近めっきり行かなくなった。
というか、以前、頻繁に行っていたことのほうが不思議なのでそっちの理由を考えてみると、多摩湖自転車道のいわば山岳コース、多摩湖一周を自分に課していて、いまじゃキツイのでそれをやらなくなった。

東村山~、西向きゃ多摩湖…♪ と間違えて? 覚えてる人もたくさんいるくらいで、多摩湖は駅西口方面。
自分を追い込む感覚を思い出したくないので、そっち方面を無意識に避けていた、と。

それで最近、ちょっと慌てて西口の良店の再開拓を企てているということが、右の最新記事の傾向からも、わかる人にはおわかりいただけると思う。


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「そば処 ごろう」は、駅西口から約1.7kmと、徒歩で行くにはちょっと遠い住宅街にある。はっけんのもり通りが通ったことで、車で行くにもむしろわかりにくくなった気がする。
にもかかわらず客入りがいいらしいことは、グルメサイトの口コミ等からうかがい知れる。昔から人気店だった。


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この日は2時半と遅い時間だったので先客がなくラッキー。
ちなみに僕が出たところで店じまいをしていた。休憩ではなく15時閉店、昼のみ営業のお店である。


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品書きには“秋の献立”とある。
その横の一輪挿しにはノコンギク。隣のテーブルにはまた別の花が生けてある。


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お茶が蕎麦茶というのもうれしい。
秋のおすすめ三味セイロ(辛味大根・とろろ芋・くるみ味噌)を注文。


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高齢のご夫婦のお店で、おかみさんが調理しているもよう。
額縁には“当店のそば粉は国内産100%の石臼挽きを使用しております”とある。七三そばだそうだ。


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まばらにホシの入る細切りそばで、切りむらがやや多いあたりは手打ち感があってむしろ好印象。
やはり季節感の演出にカエデの葉が添えてあるが、この秋、関東平野部の紅葉は平年より遅い傾向にある。


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香り・のど越しともよく、市内でも五指に入るおいしいそばだと思う。
ワサビは本ワサビ。
つゆはかつおだしの効いたやや甘めの味わいで、辛味大根ととろろ芋にかけていただく。


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秋の味覚としてくるみ味噌はやはり出色で、香ばしく素朴な甘みが郷愁を誘う。
頭の中で審査員の京極万太郎氏が 〽うさぎおーいし… と歌いだしたという ( ̄ω ̄;) …


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おそらく20年ぶりくらいの入店だが、そのことを後悔させられた。
少なくとも1年に4回は入りたいお店である。


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[DATA]
そば処 ごろう
東京都東村山市多摩湖町1-29-1



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実りの季節へ 【収穫祭 小山園】

2019.08.12

 去年、敬老の日に田舎の父親にブドウを送った。
今年は先ごろ入院して退院した父の快気祝い的に、別のブドウ園へ。


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去年は敬老の日だけにシーズンの終わりぎりぎりだったが、今年は逆に旬のはしり。
品薄という点では同程度かも。


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いま穫れているのは藤稔(フジミノリ)と竜宝(リュウホウ)の2品種。
藤稔1房、竜宝2房で詰めてもらう。


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「収穫祭 小山園」の開園期間は9月下旬ころまで(期間中は無休)。
市内の果樹園はこれから収穫の季節を迎える。


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[DATA]
収穫祭 小山園
東京都東村山市恩多町5-7-1
http://www.koyamaen.jp/



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穴八幡から老舗すし屋へ 【八幡鮨】

2018.12.29

 今日は年末恒例の穴八幡参り。お参りというより、金銀融通のご利益があるといわれる「一陽来復御守」を授かりに行く。
穴八幡宮は新宿区西早稲田の馬場下町交差点に位置する。諏訪通りを挟んで大鳥居の向かいは早稲田大学戸山キャンパスとなっている。

――穴八幡宮は、1062年に源義家がこの地に兜と太刀を納めて祀ったのが創始とされ、毎年冬至から節分の間に金銀融通のお守りである「一陽来復」を求めて全国から大勢のひとびとが集まります。このお守りを冬至・大晦日・節分のいずれか24時にその年の恵方に向けて高い場所に奉るのだそうです。早稲田大学HPより)


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高田馬場から早稲田まで地下鉄で1駅なので、いつもこの間を歩いて向かう。


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早稲田通りと諏訪通りの間の古い住宅地は起伏が激しく、古い細道が迷路のように走っていて、格好の散策コースとなっている。


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学生時代に1年間、このエリアのちょうど穴八幡の裏手あたりに住んでいたので、いまだにこの裏道コースには勘が働く。その下宿屋に行ってみると、いまだに健在なのには驚かされるが、隣がさら地になっていて忍び寄る何かの足音が聞こえるようだ。


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御守授かり所は、大安だった去年に比べて人出は少なく、ほとんど並ばずに済んだ。


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そのあと本拝殿でお参り。こちらはいつもと変わらぬ混みよう。


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ということで年末のお勤めを果たし、いよいよ昼めしタイム。


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この界隈のたべもの屋に入るのが楽しみで、毎年穴八幡参りを続けているといううわさもちらほら (; ̄ー ̄A ウーム…


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昼ごはんは、3年前がラーメン屋「メルシー」、一昨年は和菓子店「伊勢屋」、去年は洋食「キッチンオトボケ」


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順番でいくと穴八幡と交差点対角にある元祖かつ丼の「三朝庵」あたりだが、この老舗そば屋の閉店情報は閉店前から知っていた。知らずに予定を組んでいたような人たちが次々にやって来る。
僕らが予定していた「メルシー」も年末休みに入っていた。


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(昔の?)早大生のソウルフード「メルシー」も「三品食堂」も休み。学生街のこの界隈は昔、日曜日に食事できる店を探すのに難儀した


仕方なしに高田馬場方面へ向かう。


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一応、西門通りをチェックして西早稲田交差点に出ると、正面に“創業明治元年”の文字。


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それが妙に気になり、店頭の品書きを見てみると、“早稲田名物 特製ばらちらし”とある。
“ランチにぎりも好評です”とも。
ともに1200円。


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値段が微妙なところだが、一応ハレの日だし、相方着物だし、ま、いっか。


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「八幡鮨」は実際、僕らの学生時代からあるが、当時すでに老舗然として敷居が高そうで、学生には縁遠い存在だった。
お店は意外に狭く、カウンター8席ほどとテーブル1脚。2階席もあるもよう。


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カウンターはほぼ埋まっていて、左隅のテーブル席に通される。
お茶を運んできたおにいさんが「ばらちらしとにぎりをお出ししています」と。
1つずつお願いする。


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カウンターの中のにぎり場には年配の大将と若い板さん。表のガラスケースに飾ってある郷土史エッセーの筆者がこの大将である旨、店内にもパネルが掲示してある。


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御年84歳。
老舗の大御所ということで頑固そうかもと警戒したが、明るくときに茶目っ気を交えつつ気さくにお客に接している。
にぎり姿もかくしゃくたるものがあるが、表情が豊かで年齢を感じさせない。


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白衣の胸には“四代目主人”の文字。
遠くてはっきり確認できなかったが、若い板さんの胸には“六代目”と入っていたような気がする。


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まずばらちらし。
「味が付いてますのでそのままお召し上がりください」と。


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魚はすべて漬けにしてあり、ワサビと合わせてある。
マグロ赤身・中トロ、タイ、カンパチ? エビ、タコ、〆イワシ… ほか数種類。ほかに、かまぼこ、錦糸卵、きゅうり、たくあん、小松菜、にんじん… と、とにかく具だくさん。
甘すぎないシャリが江戸前っぽく粋な感じ。


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にぎりは逆に仕事をしてあるのはつめが塗られたタコのみ。イワシもチラシとは仕事の施しが違うように思う。
ちなみにこちらは、かっぱ巻きの考案者だそうだ。
この店が、というか目の前の四代目その人が、かっぱを発明した。


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にぎりにかっぱ巻きが付いている。ただのかっぱかと思ったら、きゅうりと一緒に白身魚を巻いてある。
元祖の手による進化系かっぱ巻き。
ちなみに鉄火巻きは、中トロとたくあん。


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店舗ビルには、「旧跡 高田馬場跡」のプレートが埋め込んである。馬場は旗本たちの馬術の練習場で、また穴八幡宮に奉納する流鏑馬が催された。近くの水稲荷神社には堀部安兵衛の碑がある。
若いころは何も考えずに甘泉園公園でキャッチボールをしていたが、いまこの街に来ると何かしら歴史との邂逅がある。


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[DATA]
八幡鮨
東京都新宿区西早稲田3-1-1
http://yahatazushi.com/
http://picdeer.com/yahatazushi



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