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タンメンの塩梅 【はつね】

2024.02.20

 もともとタンメン好きだが、意識的にタンメンの優秀さに目を向けるようになったのは4カ月前である。
背景にあるのは健康問題とか? そのへんの経緯や理屈はこちらの記事を参照いただければと思うが。


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この間、タンメンで15本ほど記事を上げているがハッシュタグ参照)、この東京の西側エリアにおいて、タンメンを語るうえで避けては通れない店がある。
いや、なにか語ろうなどというつもりはさらさらないんだが、自分の興味として避け難い。
前から気になる店ではあったので、この流れで浮上するのは必然なのである。


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そのお店とは、西荻窪の「はつね」。
知る人ぞ知るタンメンの名店。
東京一とも日本一とも称されるタンメン。


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気になっていながら入ったことがなかったのは、行列の絶えない店だから。
しかも激セマ店で、行列が動かない(並んだものの離脱した経験あり💦)


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本日たまたま開店時間11時の15分ほど前に西荻付近を通り、急いで駐輪場に入れて行ってみると、行列2名。
そのまま第三の男となったのであった。


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時刻は10時47分。


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キャパはカウンター5席で、僕の後ろに並んだ2人組までが1巡目。


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創業1961年。
店主は想像していたよりだいぶ若めの方で、寡黙な職人タイプとお見受けする。
激セマ店の至近距離で職人タイプと相対することになるので、緊張感なり、それなりの心構えは必要かも。
というか、調理はもとより接客も誠実そのものであり、客のほうが礼を失してはいけないという意味でも。


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注文はタンメン。
スープをひと口すすり、けっこう塩気が強いというのが最初の印象。
塩気は強いが、後味にうま味が強く出る。
うま味はともかく甘味成分がなく、いまどき好まれる味とはちょっと違うと思う。


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具はハクサイ、キャベツ、モヤシ、ニンジン。
肉けがないので焼豚をトッピングする人が多いようだ。


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シンプルな塩気が野菜の甘味を引き出す。
麺への絡みもしかり。
いわゆる塩梅というやつでしょうか。


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誠実かつ時代におもねらない職人の矜持が、絶大な人気の理由かも。


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[DATA]
はつね
東京都杉並区西荻南3-11-9





[Today's recommendation]


https://youtu.be/uuqewIy4PMw?si=6BTvz3fbvzHUDQgC



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雪の日に 【ラーメン 味六】

2024.02.06

 朝7時台の普段よりだいぶ早い時間に昨日やり残した仕事に取りかかる。
優先順位的には当然そっちが上だが、もう一つ可及的速やかに取りかからなければならない“仕事”が待っている。
雪かきである。

雪は昨夜7~8時がピークで、どうなることかと思ったが、寝るころまでに積雪量は減り始めており、案外たいしたことないかも… と寝て起きてみると、やっぱりたいしたことなかった。
安堵😌


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しかしながら、大したことない雪であっても、雪かきは大したこと、すなわち大ごと。
雪かきに慣れてないというか、そもそも肉体労働に慣れていない。
1時間程度で終わったが、そのくらいでもヘロヘロである。


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厳しい寒気+肉体疲労感…
もうラーメンしかないでしょう🍜


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こんなとき食べたくなるのが「味六」のラーメン。
過去記事にもそんなのがあった。


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こちらのラーメン、ともかく熱々で、身も心もあったまるぅ…♨ というイメージが、(自分の中で)定着している。


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注文はワンタンメン。


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ワンタンはプリプリとかビロビロとかとは対照的な、厚めで硬い歯応えが特徴的。
素朴というか無骨というか、その手づくり感がなんとも好ましい。
ふと東北地方の“はっとう”が思い浮かんだ。


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餡はなんともいえないよい香りで、“ニンニク不使用”ながらパンチのある餃子もそうだが、秘密はネギの使い方…? みたいな。


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ほかの具材、チャーシュー、メンマ、味玉、ひき肉… も、奇をてらうことなく昔ながらを真面目に踏襲している感じ。


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それだけに、いまどきの流行から外れるかもしれないが、そうやって本当においしいと思えるラーメンも数少なくなっていく。


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ともかく、熱々で、身も心もあったまるぅ…♨


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[DATA]
ラーメン 味六
東京都東村山市本町1-4-5
https://www.ajiroku.com/





[Today's recommendation]


https://youtu.be/engSQve1CKU?si=0ZF8R3iMZQODq89M



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カツカレー、こういう感じもいいな… 【八海食堂】

2021.09.09

 そろそろ日照不足も心配されるような天候不順であるが、お米の実りには影響しない、と相方。関東平野ではもう刈り取り時期に入っていると。そういえば1週間ほど前に実家から新米が送られてきた。東北出身の自分とは感覚が違うのである。


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実りの秋、ご飯のおいしいお店がいいということで、東村山駅西口の「八海食堂」へ。


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店名からわかるように、米どころ新潟出身の方のお店。
…というイメージからかというとそういうことでもなく、ブランド米使用してます的な情報があるわけでもないが、これまで食べた記憶から、ご飯のおいしいお店という位置づけになっている。米の素性だけでなく、ご飯のおいしい理由はいろいろあるからね。


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丼ものが食べたかったというのがもう一つの理由。
こちらには新潟タレカツ丼という名物メニューがある。


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が、お店に入って壁の掲示物を見て思い出した。
僕は“カツカレー”が食べたかったのだ。


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牛すじトマトカレーというメニューがあって、+○○円でチキンカツもしくはとんかつがのせられるというオプション式カツカレーシステムがおもしろいと思っていた。過去のブログにも書いている。


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注文はカレーのセットにチキンカツのせ。
もう1品は豚しょうが焼き定食。


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「ご飯、大盛りにしますか?」とお店のおねえさん。
そうだ、こちらは大盛り無料なのだ…。

その件に関しても過去記事によけいなことを書いていたと、あとで読み返して判明… ( ̄  ̄;)
えーと… カレーを大盛りに。


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カレーは野菜のうま味が濃厚かつトマトの酸味が強く、加えて独特のさわやかな香気がある。
固形の具は牛すじくらいだが、けっこうゴロゴロしてる。


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スパイスの粒々感が残っていて、クミンの舌触りと思って噛むとフェンネルシード。ミント様香気のもとはこれであった。
カツカレーとして独特の世界観を創出していると思いました。


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しょうが焼きは味の染みたタマネギがたっぷり。
辛めの味付けになじんでいておいしい。
期待どおり、ごはんがふっくらつやつや。女性ならおなかいっぱいになる量が小さなお茶わんに盛られている。


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小鉢は高野豆腐の煮物。みそ汁はワカメと渦巻き麩(カレーと共通)。
毎日漬けるというぬか漬けは大根と… 冬瓜とか? けっこう深く漬かっていて、それはそれで好き。


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こちらもやはり居酒屋営業がメインであろうし、先を見通したいと望んでいればこそ、政府広報にはもどかしい思いを募らせる部分も大きいだろうと推察されるのである。


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[DATA]
八海食堂
東京都東村山市野口町1-23-35
https://hakkaishokudo.com/
https://www.facebook.com/hakkaishokudo/
https://www.instagram.com/hakkaishokudou/





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/DHm9diEKlC0


https://youtu.be/pA-RhXu1Krw



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ツルボ / 野火止用水(東村山市恩多町)


Yショップで格安天丼👍 【松屋】

2020.05.26

 東村山市内の“3極”東村山駅・久米川駅・秋津/新秋津間を自転車や徒歩で移動する場合、さくら通りや空堀川沿いを通るのが最短であるが、それらのルートはこの自粛期間中どんどん人出が増えていって、ちょっと踏み込みづらい。
散歩するときとか、どうしても周辺を迂回することになり、必然的に本町の久米川団地周辺を通ることが多くなる。


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本町商店街を通る機会はむしろ増えているが、ヤマザキショップ「松屋」に“#東村山エール飯”のポスターが張ってあり、その横に“牛丼398円”とあって、ずっと気になっていた。


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気になるのはその激安牛丼ももちろんそうだが、“#〇〇エール飯”というSNS上のムーヴメントは発信元やリアクションの速いのは若い人たちで、古い店は置き去りにされるという心配があるなか、積極的に参加している姿に頼もしいような心持ちがしていたのだ。


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久々に入ってみると、厨房のカウンターの大皿に天ぷらが山と盛られている。


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ここはどこ?
ヤマザキショップです、はい (笑)。


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「今日の日替わり弁当は?」と聞いてみる。
「天ぷら弁当なんだけど、いまちょうど天丼つくるところ」とご主人。「398円!」
「あ、いいですねー」


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「写真撮らせてもらっていいですか、エール飯で」と伺いを立てると、「あぁ、エール飯かぁ」と心底うれしそうな表情を浮かべるので、こっちもうれしくなる。


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「写真撮ってもらったから、ごはん大盛りね」と、おかあさん。


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天丼を盛り付けている間、商品棚を見ていると、どうしてもサンドイッチを手にとってしまう。


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こちらのお店、実は僕は利用頻度が高い。シンプルで飽きのこないサンドイッチは仕事の忙しいときなんかにうってつけなのだ。
卵サンドとトマト・きゅうりサンド、それと天丼で、700円ちょうど。素晴らしいコスパ!


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「スタンプ、集めてます?」と、お支払いでご主人に聞かれた。
「いや、スタンプは…」
「じゃ、集めるようにおかあちゃんに言ってね」と、スタンプ台紙をごっそり梱包。帰って数えてみると7枚も入っていた。

この昭和的システムはお買い物100円あたり1枚のスタンプが発給され、台紙1枚埋めるのにスタンプ300枚が必要。
台紙1枚3万円だから21万円相当のお買い物を期待されてしまったわけであります ヾ( ̄ω ̄;) ムリムリ

まあ、こちらのご主人はこの“東村山ドリームスタンプ”の普及を推進する立場の方だからね。


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スタンプ台帳が7枚も入っていた。お買い上げ総額21万円(笑)


もともと自由度の高いお店だが、いままさに臨機応変に対応しておられる。
この先の新しい生活様式への移行に向けて、若い人たちにも参考になるところが少なくないんじゃないだろうか。


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[DATA]
松屋
東京都東村山市本町4-12-44





[Today's recommendation]

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https://www.youtube.com/watch?v=uVmKwLLKl20



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ゆでまんじゅう(田舎屋


吉祥寺駅前に圧巻の地下空間 【戎ビアホール吉祥寺】

2019.07.05

 吉祥寺は住んだことがあるのでいまだにホーム意識がある。
しかし住んでいたといっても35年も前のことで、どれほど吉祥寺を知っているかといわれれば、最近のことはちょっと…。ならば住んでいた当時のことには詳しいかというと、一人暮らしの学生の行動パターンなんてたかが知れている。
まあ、いまだに知らないことはたくさんあると。


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ゾウのはな子像の横を歩いていると、見覚えのある漢字が目に留まった。
黄色地に黒で入った「戎」の字は、西荻窪の有名焼き鳥店の屋号と同じ。書体も似ている気がする。


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興味を引かれて近寄ってみる。
店頭にランチメニューのサンプル。
日替わりランチ、なんと500円。
ほかにも500~600円台のメニューがいくつもある。


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ふらふらっと吸い込まれるように階段を下る。
自動ドアをくぐり…
われわれ探検隊はついに前人未踏の巨大地下空間に足を踏み入れた ヽ( ̄0  ̄ヽ) オオッ!!


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いや、前人未踏って…。自分自身も前に入ったことはあるんだけどさ…。
なんも覚えてなかったと ( ̄ω ̄;) ソノォ…

ちょっと調べてみると、ここは以前「吉祥寺ビアホール」という店名で、リニューアルしいまの「戎(えびす)ビアホール」になったのは7~8年前のことらしい。
僕が入ったのは少なくとも15年は昔のことで、西荻在住の元同僚NH君と一緒だった(こちらの記事に「吉祥寺で2人で飲んだ」とあるのがココ)。


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地下という以外は何も覚えておらず、「戎」系ということも知らなかったし、広い空間に大仰に驚いてみせたのもお芝居というわけではない。
それはちょっとした異空間で、実際、お店の公式Twitterには“吉祥寺最大級の広さ”とある。


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半地下のエントランスからホールへはさらに階段を下る。左手にU字形カウンター、それと直角に配置してある右の壁際の席に通される。
背後は個室になっているようだが壁というか仕切りが密閉性のないパーティションで、その向こうの女性団体客の大騒ぎが筒抜け。さらには左右のお客のタバコの煙に、暗い照明効果も相まって五感がまひさせられ、強制的におひとりさまの世界に浸らせられる。こっちのスペースは単独客がかなり多い。


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注文は、おすすめランチ:鶏肉・厚揚・玉子の韓国風旨煮580円。
品名どおりの料理で特に説明を要しないが、いかにもご飯がすすむ系のピリ辛ルックスは見て取れると思う。


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ご飯にぶっかけたい誘惑にかられる。スプーンが付いてきているので困ることはないはずだが、お行儀を気にして実行に移せないあたり、まだまだ修行が足りない。
ボリューム的にも十分満足でき、コスパは非常に優秀。


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ところで、このビアホールは最初「銀座ライオン」だったという。ご存知、業界のパイオニア「銀座ライオン」の歴史を調べてみた。
――1899年(明治32年)8月4日、「惠比壽ビヤホール」が、ヱビスビールのプロモーション店舗として銀座の新橋際に、オープンしました。これが、サッポロライオンの発祥であり、わが国のビヤホールのはじまりです。㈱サッポロライオンHPより)

ライオンから変遷してきたこの店が、ライオン発祥の店と同じ“えびすビアホール”と称する。
なんとも不思議なめぐり合わせじゃないだろうか。


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[DATA]
戎(えびす)ビアホール吉祥寺
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-15-9
http://www.yakitoriebisu.co.jp/
https://twitter.com/yebisu_kichi





[Today's recommendation]

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◆ 猫写真はこちら その1 その2 その3




https://youtu.be/I2ZWcwy12lk


菖蒲まつりから、お約束的な 【野口製麺所】

2018.05.13

 昨日の予報より早まって昼すぎには雨が降りだすという。
やや遠方での街歩きを考えていたが、予定を変更して近場散歩に。

起点は東村山駅。
西口ロータリー~福寿司~トロル~弁天橋~弁天池公園~野菜直売所~ネギ畑~竹林~北山公園


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北山公園はハナショウブの名所として知られる。
当地はもともと、この地域では数少ない水田地帯。宅地開発が進みつつあった1976年、東村山市は自然環境保護の観点から都市計画公園としての整備を決定、ハナショウブの植栽を始めた。現在では300種・8000株(約10万本)の花が見られる。


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公園では毎年花の時期に「菖蒲まつり」が行われる。
今年は6月2日(土)~17日(日)と3週間先の開会だが、花はだいぶ咲いている。ほぼ“葉っぱまつり”だった「桜まつり」(4月7・8日、東村山市各地)のようなことにならないか、ちょっと心配。
というか、僕はこれくらいまばらなほうが好きかも。


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お昼ごはんは近くの「野口製麺所」へ。
なんか菖蒲まつりのモデルコースになっちゃってるが、商工会の手の者ではございません(笑)。


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武蔵野うどんの聖地・東村山にあって1、2の人気を誇る野口製麺所、実は讃岐系である。ちなみにやはり人気1、2の「こげら」も讃岐で、上位を独占され、このままじゃどこかの国技みたいになっちゃうから頑張れキセノサトじゃないけど、これまでこの店に入るのにためらいがあった。

しかし、このところ加須うどん吉田のうどんと続き、やっぱりいろんなタイプを食べれば楽しいに決まっているし、そういう流れで讃岐に対する警戒心も和らいでいるところへもってきて、予定外の北山公園。
そういうシンクロニシティは大事にしたい。


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11時7分で、店内にはすでに2組5人のお客さん。
複雑な形の一枚板のテーブルの端っこに着く。


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讃岐系とはいえ、東村山市で営業しているからには地粉のうどんは扱っている。東村山地粉肉汁うどんは外せない。温かいのか冷たいのを聞かれ、香りが立ちそうな温かいものを頼む。
もう1品はぶっかけうどん。


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注文をとりにきた感じのよいおじさんにシステムをひと通り聞いてみる。
天ぷらとおでんはセルフ・自己申告制だそうだ。
「もうすぐタケノコの天ぷらが揚がりますから、今日明日でタケノコ終わっちゃうのでぜひ召し上がってください」


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ほかのところで書かれているので覚悟はしていたが、たしかに時間がかかる。
うどんが出てくるまでの間、揚がってきたタケノコとナスの天ぷらをとってきて食べる。オススメのタケノコは孟宗竹ではなく細めで長いタイプ。香りがよく、軟らかくておいしい。


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せっかくなのでおでん鍋ものぞき、たまごと牛すじをピックアップ。しっかり濃いめで、お酒が欲しくなる味つけ。
うどんのゆで時間が長いから待ち時間に、というサービス精神のセルフシステムなんだろうな。
で、注文から32分でうどん提供。


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地粉うどんは、香りと食感は武蔵野系らしくほっとする味。


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肉汁には豚肉と煮込まれたにんじんと白菜が入り、ほかにトッピング的に水菜と油揚げ。
青菜の糧がつくのは武蔵野っぽいが、薬味が小口ネギなあたりは讃岐DNAか。


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ぶっかけは、まさに讃岐系の強烈なコシ。
われわれには新鮮にすら感じる。


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菖蒲まつりにお出かけの際は… って、回し者ではないけれども素直にお勧めしたい。
それ以外の季節でも、オープンな席があって、豊島屋酒造「屋守(おくのかみ)」などがラインアップ。
最高の昼飲み条件がそろっている。


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[DATA]
野口製麺所
東京都東村山市野口町4-46-1
https://www.facebook.com/%E9%87%8E%E5%8F%A3%E8%A3%BD%E9%BA%BA%E6%89%80-130454557067401/





[Today's recommendation]


https://www.youtube.com/watch?v=1H7Qfw33GKI



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“時価”の天ぷらそばをいただく 【更科甚吾郎】

2017.10.08

 本日は妻が習い事で国立に行く日。午前中で上がって、その時間に合わせて僕が自転車で出て、どこかそのあたりで落ち合って一緒に昼ごはんを食べるという決まり。
前回、店選びに迷いに迷って国立~鷹の台をさまよった反省から(「一番」参照)、あらかじめ店を決めておくことにした。


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自分では珍しいことに前日に食べログ等で検討。せっかくだから国立近辺にしたい。国立らしい店や、この際有名店でもいいかもしれない。
ということで、前から気になっていたそば屋「更科甚吾郎」ということに。


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料理写真を見ると谷保天そばというのがおいしそうだ。不思議なことに、“冷しや保天そば1000円”の隣に“やぼ天の冷たいのはありません”と張り紙がしてある写真が載っている。意味がわからない。気温が上がるらしいので、冷たいのがあるならそうしたいところだが。


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更科甚吾郎は大学通りの一橋大学の先にある。
直接店の前での待ち合わせで、僕が先に到着。驚くことに順番待ちの人がいる。12時半という時間を考えれば不思議でもないのだが、なんとなく普通の街のそば屋をイメージしていたので意表を突かれる格好。
方向音痴の妻から電話が入り、「大学通りに出たが右に行けばいいのか左に行けばいいのか」と。そっちの現在地がわからなければ答えようもなく、「正面」と言っておく。


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店内は思ったよりも狭く、お客さんでいっぱい。
古民家再生型のような趣あるつくりで、入り口両サイドが1卓用の小上がりになっているのが面白い。左手には火棚・自在鉤・鉄瓶と一式そろった囲炉裏を囲む席もある。
僕らはいちばん奥の2人掛けテーブル席に案内される。


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なぜこの店が気になっていたかというと、以前「甚五郎」を網羅的に調べてみたことがあった。
東京多摩地区や埼玉南部に10店ほどあり、うち「甚吾郎」の表記はこの店だけ。
更科を冠していることからわかるように、うどん寄りのイメージのほかの甚五郎に対し、こちらはそばメインのようだ。


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決めてきたはずなのに注文で迷ってしまう。というのも、谷保天そばが“時価”となっているのである。その横は天ぷらそば1500円。谷保天そばは基本的に天ぷらそばだと思うので、この時価は何を意味するのか。1500円より下ってことはございません、かもしれないのだ。
それともう一つ。妻はかしわうどんと決めていたが、お品書きにはかしわそばしか見当たらない。うーん…。


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で、妻はかしわそばに変更、僕はおねえさんに聞いてみた。

「時価って、いくらです?」
「1000円でございます」
「冷たいのはありますか?」
「はい。冷し谷保天は1100円で、えびのほかにいか天が付きます」

ということで、どうにか冷し谷保天そば1100円(僕)とかしわそば850円(妻)に落ち着く。


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かしわそばはネギたっぷりのいわゆる鳥南蛮そば。
ネギ好きの妻はときどきこういうのを食べるが、見るからに素朴でおいしそう。


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冷し谷保天は、大きいえび天、いか天×2、しそ天ののった冷たいぶっかけタイプ。


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“谷保天”はもちろん地元の谷保天満宮にちなんだネーミングだが、“野暮天”の語呂合わせもあるんだろうか?
たしかに冷たいぶっかけそばは野暮な感じがしなくもないが。


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それにしても、天ぷらそばらしい天ぷらそばを食べたのは実に久しぶり。値段以上に満足度は高い。

あ… 時価はいくら? と尋ねるあたりが野暮なんだな。
そういうの、オレだけかなぁ…(笑)。


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[DATA]
更科甚吾郎
東京都国立市東2-16-15





[Today's recommendation]


https://youtu.be/-fhe2TQOy-g



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支援の輪の中心に、おいしい手打ちうどん 【はなみずき】

2017.05.17

 うどん屋「はなみずき」のちらし寿司の張り紙を見つけたのは半年ぐらい前だっただろうか。持ち帰り用パックと、店内では定食として提供するという。水曜日限定。
こういう素朴なおふくろの味系でちらし寿司といったら、やはり素朴で懐かし系のものを思い浮かべる。うどん屋なんだから定食はうどんとのセットと予想される。ここのうどんは生麺を買って食べたことがあるが、とてもおいしかったと記憶している。
したがって、その定食は非常に魅力的といわざるをえない。


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ということで、ようやく機会が訪れた水曜日の本日、僕はちらし寿司定食しか考えていなかった。
しかし注文してから店内を見回すと意外にメニューが多いのだった。なかにはうどんセット(ミニうどん、梅しらす丼、小鉢、おしんこ)650円という魅惑の品も。


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60代くらいの女性2人で回されており(あとでもっと若い女性も加わる)、年上とみられるお母さんが調理担当のようだ。「手打ちのためゆで時間が10分ほどかかります」という張り紙。たしかにけっこう時間がかかっている。


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ちらし寿司定食700円は予想どおりというか期待どおりの内容である。
ちらし寿司に小うどん、小鉢(厚揚げと野菜の煮物)、おしんこの組み合わせ。


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ちらし寿司は五目ちらしタイプで、すし飯ににんじん、いんげん、はすなどを混ぜ込み、上に錦糸卵、でんぶ、刻み海苔、とびこが飾り付けられたもの。
昔、わが家ではすしといえばこれだった。高価な食材が使われているわけでもないのに、ちゃんとハレの日の味がしたものだ。


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うどんはやや細くしなやかな食感で、程よいコシがある。地粉ではないようだが小麦の風味がよい。
コンブといりこ? だしに薄口しょうゆの上品なつゆ。優しい味わいだ。
薬味のネギはそのつど、提供直前に刻んでいる。


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妻は天ざるうどん700円。
天ぷらは、なす、かぼちゃ、舞茸、ししとう、にんじんとたまねぎのかき揚げの5品。おそらく野菜の扱いが適切だから、揚げたてがとてもおいしい。


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食べている最中、女の人が入ってきた。客ではないようだ。お店のお母さんと、おかずをもっていくのいかないのとやり合っている。この店は惣菜の販売も行っていて、カウンターに大鉢が並べられている。
「ちらし寿司は?」とその女性。
「今日はどういうわけかよく売れて、あと1個しか残ってないのよ」とお店のお母さん。
「さっき2個あるって言ってたじゃない」
「1個じゃ、けんかになるからもっていかない?」
…すみません、もう1個をワタクシがいまいただいてます。と、よくわからないけど心の中で謝っている私。


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しばらくやり合ってから、おかずをいくつかもって、豆腐は売れないからともたずに、その女性は出ていった。
「お騒がせしました」とお母さん。
先ほどの女性(娘と言ってた、と妻)は障害者就労支援事業所の久米川共同作業所の職員で、ほかの施設などを回ってこの店の惣菜を売っているとのこと。食品ロス低減のための大切な取り組みだ。一方、こちらでは作業所でつくられた器が使われている。


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それでいろいろ教えてもらったのだが、この店ではたとえば豆腐類は震災の支援活動をきっかけに交流しているという宮城県の豆腐屋のものを使っている。水がいいからおいしい、と。そしていまも被災地支援を続けている。
ここではさまざまな支援活動が有機的につながっているようなのだ。

「うどんも就労支援とかなんですよね?」と、事前情報について聞いてみた。
「それはまた別の話で…」とお母さんが興味深い話をしてくれた。


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うどんの師匠(とお母さんが呼ぶ)友広澄男氏が引きこもりの男性の社会復帰を支援すべくうどん作りを教えたのが始まり。師匠はその後青葉町に店を出したが、立地条件が悪く1年ほどでたたむ。そのお店を含め、こちらの女性陣はボランティアで友広氏を支え続けた。
いま、はなみずきのうどんは、そのお弟子さんが師匠の教えどおり手間のかかる製法で打ち続けている。生地を20分こねて2時間寝かせ、それを3回繰り返す。冷蔵庫で一晩寝かせ、翌朝延ばして切る。
「それじゃ商売にならないって言われるんですけどね」と笑う。「それでもおいしいと言ってもらえるとうれしくて」

友広氏は去年の暮れに亡くなったそうだ。その人助けの精神は、“2代目”のうどんと、それを支える多くの人々にしっかり受け継がれている。


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[DATA]
はなみずき
東京都東村山市本町4-13-25





[Today's recommendation]


https://youtu.be/WJ4Doe2x97g


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