fc2ブログ

時代の境界 【◯つばき食堂】

2023.04.13

 昔の出来事を思い出し、あれはいつごろのことだっただろう… となったとき、まず考えるのが時代の境界。
震災の前だったか後だったか、コロナの前か後か、ウクライナの…。
それら重大事件は価値観など意識の根底にも影響を及ぼしている可能性があり、たとえば震災前の出来事だとしたら、あのときの自分はいまの自分と同じ考え方をしていただろうか…? と、心のうちに分け入ってみるのである。


20230413 tsubaki-11


このブログもK-Pg… もとい、コロナ境界の前と後で大きく変わったかもしれないが、自分にはそれを客観視できない。
そもそも日記や備忘録のつもりでやっているので、変わっていようとも、それも自分の記録なのである。


20230413 tsubaki-1220230413 tsubaki-1320230413 tsubaki-14


日記と書いたが、日記でもなくなってるし…。
日曜日に出かけ、1週間かけてそれを記事にするというパターンが最近多い。


20230413 tsubaki-15


ならば平日の昼に何を食べているかというと、昔どおりラーメン食べてたりする。
ラーメン食べてるが、記事になっていなかったりする。


20230413 tsubaki-16


いきつけのラーメン屋は、食べるものはいつも一緒だし、メニューも代わり映えしないし、特に変わった出来事も起きないし… で、まぁ毎回毎回、記事にしなくてもいいかな… というふうに、いま考えている。
すぐに考えが変わるかもしれないが。


20230413 tsubaki-17


ということで、「◯つばき食堂」。
こちらもよく入るラーメン店だが、それはこの1~2年のことで、ブログ記事に過去取り上げさせていただいたのは5回程度。


20230413 tsubaki-18

20230413 tsubaki-3820230413 tsubaki-20


20230413 tsubaki-21


いつもどおりのラーメン並。
まだまだ毎回新鮮で、感動的においしかったりする。


20230413 tsubaki-22


[DATA]
◯つばき食堂
東京都小金井市貫井北町3-33-10





[Today's recommendation]


https://youtu.be/-NqaupGcCpw



wachat230413.jpg



20230413 tsubaki-23


ヒーリングのパワースポット 【蓮馨寺】

2023.02.05

 前記事の続きで、23位「蓮馨寺」。
「菓子屋横丁」からそのまま人通りの少ない裏通りで行ける。


20230205 renkeiji-11
第23位「蓮馨寺」


そもそも相方の実家に行くのに川越のど真ん中を通るのが最短で手っ取り早いので、観光客が多いなぁ… とか文句を言いながら通っていたのが川越で、自分も観光してみようと思ったのは1年ちょっと前くらいである。
そのきっかけの一つが蓮馨寺。


20230205 renkeiji-12


自転車単独行動の喜多院境内の「厄除けだんご ふかの」を記事にした際、やはりお寺さん境内に焼きそば屋さんがある旨、Instagramにコメントをいただいた。


20230205 renkeiji-13


門前または門ナカの茶屋というものには惹かれるものがあり、その10カ月後の最初の川越観光で食べたのが、コメントをいただいていた蓮馨寺境内の焼きそば「まことや」だった。


20230205 renkeiji-14蓮馨寺参道の「まことや」本店。その出店が蓮馨寺境内にある


そういう経緯もあり、蓮馨寺の自分的順位は23位よりだいぶ上。
境内に常設の“茶屋”のある寺社は、小江戸川越をもってしても喜多院と蓮馨寺くらいなのである。


20230205 renkeiji-15


蓮馨寺は1549(天文18)年、武蔵国河越城主大道寺政繁の母・蓮馨によって開基。

――河越夜戦(1546年)の後、河越城の城将となった大道寺駿河守政繁の母、蓮馨尼の懇請によって、浄土宗の僧・感誉を開山として創建したお寺です。正面の呑龍堂は大正初期の建築で、呑龍上人の像が安置されており、「子育ての呑龍様」として親しまれています。川越市HPより)

呑龍堂には、触ると病気が治るとされる釈迦の高弟・おびんずる様や、小江戸川越七福神巡りの福禄寿が祀られている。


20230205 renkeiji-16


ところで、境内には「まことや」のほか、もう1店たべもの屋さんがある。

(つづく)


20230205 renkeiji-17
次号予告


[DATA]
蓮馨寺
埼玉県川越市連雀町7-1
https://renkeiji.jp/
https://www.facebook.com/renkeiji.kawagoe/






[Today's recommendation]


https://youtu.be/aAi5FHSkUAQ



wachat230205-55.jpg


既視感と違和感と 【いとう屋 本店】

2021.05.09

 暑くて散歩の途中でへばる。
というか、やっぱりマスクが苦しい。
去年どうだったか覚えていないが、これからの季節を考えると憂鬱になる。


20210509 itoya-11


多摩湖のほうまで歩こうと思っていたが、諏訪神社で引き返す。ざっと往路5kmの半分も歩いていないと。
諏訪神社に近い「いとう屋本店」でお弁当を買って帰ることに。


20210509 itoya-12


お客の絶えないお店で、2組の順番待ちの間に品定め。


20210509 itoya-13-220210509 itoya-14-2


「で、何にする?」と聞いても無言。
いつになく真剣に吟味する相方さん。


20210509 itoya-1520210509 itoya-16


熟考の末に選ばれたのは、ミックス弁当とすし詰め合わせ。


20210509 itoya-25


帰って、食べて、ブログ記事をつくるのに住所等の基礎データをコピーしようと過去記事を開くと、前回(去年7月)食べたものが、ミックス弁当とすし詰め合わせ。

熟考は何だったのか ヾ(・ω・o) ォィォィ


20210509 itoya-18


まあ、これって偶然の一致で、そういえば記事の文面が偶然一致するってこともあるよね。うん、あるある。
ということで、以下の文章、断じて前回のコピペではありません (`・ω・´) キリッ


20210509 itoya-19


すし詰合せ(4番)は、のり巻き5個(具違い)、太巻き2個、いなり2個。ミックス弁当(5番)は、のり巻き2個、太巻き、いなり、おにぎり(シャケ)、赤飯。…と、すしといってものり巻き・いなり中心の昔ながらの助六系。


20210509 itoya-21


コンビニ・スーパーの惣菜コーナーに江戸前のにぎりずしが普通に並ぶ時代に具材だけ比べれば少々寂しくも感じられそうなものだが、逆に華やかで晴れやかな気分にさせられる。こういう食べ物は昔からハレの日のごちそうだったから。


(どうして斜体がかかっているのだろう…?)


20210509 itoya-20


断じて手抜き記事ではありません (。+・`ω・´) キリリッ!


20210509 itoya-17


[DATA]
いとう屋 本店
東京都東村山市諏訪町1-3-27





[Today's recommendation]

wachat210509.jpg




https://youtu.be/rVN1B-tUpgs



20210509 zenteika-11
ゼンテイカ(ニッコウキスゲ)


タヌキをめぐる冒険 新章 【モンテリマール洋菓子店】

2021.02.14

 恒例化している所沢散策。
今回は田舎要素が少なく、どちらかというと街歩きになった。
というか、目的はズバリ街のケーキ屋さん。


210214 mantelimar-11


西武池袋線・小手指駅近くの「モンテリマール」は、あるレアアイテムを扱っていることでそのスジではわりと知られている。
電車で小手指まで行って歩いて帰ってくる予定だったが、所沢駅の乗り換えがめんどくさくなってそのまま新所沢へ。シントコから歩いたって大して変わらないという判断だ。
「モンテリマール」には10時40分到着。


210214 mantelimar-12


そのレアアイテムとは、いわゆるたぬきケーキ。本日の目的の品である。
こちらでは“ブレロ”という商品名。

以前、たぬきケーキで局所的に盛り上がったことがあり、シントコ在住のつかりこさんが「モンテリマール」のルポをブログに掲載しているので、ぜひお読みいただきたい。


210214 mantelimar-13
NOWなチョコバンブ (* ̄∇ ̄*)


「たぬきケーキって、最近人気ですよね」
「そうですね。それにこの間NHKでやったから、以来、連日大忙し(笑)」とお店のおばさま。


210214 mantelimar-14210214 mantelimar-15


NHK Eテレ『グレーテルのかまど』2月8日放送回のテーマが、たぬきケーキ。僕らもその番組を見ている。
なぜ見ているかというと、次女に録画を頼まれたから。先週末に泊まりに来たのはそれをCDにダビングするためだった。


210214 mantelimar-16


次女は最近たぬきケーキにハマッているらしく、いま住んでいる神奈川県内でタヌキめぐりをしているという。
先週、うちに来るときも、乗換駅の国分寺の洋菓子店「ファンフル」のたぬきケーキを買ってきている。
ちなみにこのあたりでたぬきケーキを扱っているのは「ファンフル」と「モンテリマール」だけである。


210214 mantelimar-17


「パティシエとかじゃなく洋菓子店って呼ばれてたような店でこんなの作ってましたっていうケーキですから」と、モンテリマールのおばさま。「うちなんか全部昔のまま。勉強しないから(笑)」


210214 mantelimar-18


ブレロ2個とさくらモンブランを買う。


210214 mantelimar-19210214 mantelimar-20


たぬきケーキは、たぬきの頭の部分の基材にバタークリームを使う。
バタークリーム作りに手間がかかるのと、生クリームに取って代わられバタークリーム自体が時代の流れとともに廃れていったことから、たぬきケーキも絶滅危惧種となった。


210214 mantelimar-23


『グレーテルのかまど』で初めて知ったことだが、タヌキの顔はチョコがけをして軟らかいうちに指でつまんで鼻筋と目のくぼみをつくる。そうすることで下のクリームの白色が出て、目の下にクマ… の絶妙なタヌキ的表情となるわけだ。


210214 mantelimar-21
さくらモンブランはシュー生地に桜の葉の芳香成分を練り込んだクリーム、ピンクのマカロン


「モンテリマール」のブレロはバタークリームがコーヒークリームなので、クマが茶色っぽく、よりタヌキらしい表現になっているかも。
普通はアーモンドスライスの耳を付けるが、それがなく、腕? のようなチョコスティック。「未来少年コナンとかラピュタの砲台っぽいのだわ」(次女)


210214 mantelimar-24
国分寺「ファンフル」の“たぬき”(2/12)


この記事を作っている最中(2/15)、次女から超絶うれしい知らせが届いた。
正確には、本人から直接というより、プレスリリースを通じて。
おめでとう㊗🎉🎊


210214 mantelimar-22
バンザーイ🙌


[DATA]
モンテリマール洋菓子店
埼玉県所沢市上新井4-68-8





[Today's recommendation]

wachat210214.jpg




https://youtu.be/oJtwKHWDw5A
ヘ○ゼルとチ○チルがごっちゃになったわけではありません



210214 mantelimar-31
Congratulations!


陰きわまって…!? 【じゃがいも】

2020.12.01

 いままた外食しづらい局面に入っているが、こういうとき使いやすいのがテイクアウトカウンターのあるお店。
3月に始まった飲食店支援プロジェクト「#東村山エール飯」への自分の最初の投稿が「じゃがいも」というのも、そういう理由による。


20201201 jagaimo-26


言わなければ誰も気づかないと思うが、冒頭は5本前の記事のコピペである。
その最初の投稿というのが「龍巳うどん」と「じゃがいも」のセットで1本なので、このように流用が利く。

今日はカツカレーをテイクアウト。


20201201 jagaimo-25


3月末ごろの緊急事態宣言発令直前のピリピリした空気を思い出すような緊迫感が漂っているが、いまのほうが暗鬱に感じるのは、毎日の数字がさらに厳しいというより、日に日に日照時間が短くなっていっているから。


20201201 jagaimo-2320201201 jagaimo-24


“日照うつ”という言葉をご存知だろうか。
日が短くなるにつれて気持ちが沈み込んでいくという症状で、もちろん冬至が底になる。
誰にも多かれ少なかれそういう傾向はあるんじゃないだろうか。


20201201 jagaimo-28


この期間はイベントが多くそれで気を紛らしている部分もあると思うが、それもこの冬は厳しいものがある。


20201201 jagaimo-30


そんななか、報じられている朗報。
イギリスの“史上最大のワクチン接種計画”が来週始まる。


20201201 jagaimo-29


陰の気きわまってThe Longest Day… となすか!!


20201201 jagaimo-27



[DATA]
じゃがいも
東京都東村山市久米川町4-39-26





[Today's recommendation]

wachat20201201.jpg




https://youtu.be/cVU75AZ5gJU



20201201 jagaimo-31
記事内容とは(たぶん)関係ないが…


海老ソバふたたび 【さんらいず亭】

2020.10.02


 先月の海老そばシリーズ「正来」「ぼん天」参照)好評につき、第3段。

実は海老そばと聞いて真っ先に思い浮かぶお店が、こちら「さんらいず亭」だったりする。
海老そばのど真ん中ストレート、海老そばのがっぷり左四つ、海老そばの欧州チャンピオンズリーグ、海老そばの… もういいわ \(--;)


20201002 sunrisetei-23


「さんらいず亭」は所沢街道・秋津町三丁目交差点近くのロードサイド店。


20201002 sunrisetei-11


渋滞ポイントなので車でこのルートを通る人は必ず目にしていると思うが、目にしてはいるが中華屋さんっぽくない外観で入りづらいと感じている人もいるかもしれない。
中華屋さんというより昔の喫茶店チックな外観で腹持ちのよくない軽食でも出てきそうでなんだかな… と考えている人がいるかもしれないが、とんでもない。


20201002 sunrisetei-1420201002 sunrisetei-15


こちら、知る人ぞ知るガッツリ系。
個人的には、撃沈しそうになったことたびたび。
怖いのでいまだに定食メニューを頼んだことがないという ( ̄(エ) ̄)ゞ


20201002 sunrisetei-1220201002 sunrisetei-13


注文は、海老ソバとタンメンと餃子。
海老そばの流れと餃子の流れという、インスタ上の事情であらかじめ2つ決まっちゃってる流れの中でのもう1品。実はタンメンが今回のメインイベントといえる。


20201002 sunrisetei-18

20201002 sunrisetei-16


が、考えてみると、タンメンは海老ソバと同じ塩味系のラーメンである。
上記「ぼん天」のときとまったく同じ塩味麺×塩味麺+餃子という組み立てで、反省がまったく生かされていないという。


20201002 sunrisetei-19


ということで、ラーメン2品はビジュアルというか色味がそっくりだが、味はぜんぜん違います ( ̄ー ̄)b


20201002 sunrisetei-17


モヤシの有無は味に大きな違いをもたらす。もちろん魚介テイスト(エビ&カニカマ&ナルト)の介在も大きい。
製法的に、海老ソバはあんかけでタンメンはシャバシャバというのは、これまた大きな違い。
量の多さは一緒だな…(笑)。


20201002 sunrisetei-20


餃子はショウガやニラなど香味野菜がバランスよく効いている。
麺料理同様、いい感じに昔っぽいのがこちらの特徴だと思う。


20201002 sunrisetei-21


ちなみに中華屋さんっぽくないのは内装もそうだが、個人店にしてはメンテナンスが行き届いていて清潔そのもの。
前客の帰ったあとの消毒・拭き掃除の様子を見ていれば納得がいくが、いまの世の中、まさに安全・安心に利用できるお店と強く感じた。


20201002 sunrisetei-22


[DATA]
さんらいず亭
東京都東村山市久米川町1-57-8





[Today's recommendation]

wachat20201002.jpg




https://youtu.be/HISaA1Sea3E


沁みる… 【ラーメン 味六】

2020.08.27

 外食解禁となったら真っ先に食べたいものはラーメンで、一発目に食べたいお店の一つが「味六」と3カ月前に書いている。
という念願の「味六」へ。


20200827 ajiroku-23


とはいっても、外食自粛は自分で勝手に決めたことなので解禁するにあたっての基準や根拠はもちろんなく、なんとはなしに涼しくなってラーメン食べるのにも抵抗がなくなる頃合いに、なし崩し的に… くらいに考えていたが、ぜんぜん涼しくなりませんねー (-"- ; A


20200827 ajiroku-24


ところで、一発目に「味六」を挙げているのは、もちろん好きなラーメンということもあるが、お店のつくりの印象も理由として外せない。


20200827 ajiroku-25


席の配置がゆったりしていて、多少埋まっていても密な感じを受けないということ。
しばらくはこの縛りが付きまとうのだろうか…。


20200827 ajiroku-21


先客は1組2人と、客としては好条件だがお店的には好ましくないね… と気掛かりな感じかと思いきや、僕らのあと次々と来客があって、半分以上は埋まってしまった。
客として気掛かりかというと、やはり密な感じはぜんぜんないのでノープロブレムなのだ。


20200827 ajiroku-28


注文はワンタンメンと味噌ラーメンと餃子。


20200827 ajiroku-27


自粛期間中に餃子を持ち帰りで買っている。
こちらの餃子はニンニク不使用をうたっていながらパンチがあって、小ぶりながら不思議な存在感がある。


20200827 ajiroku-30


と、「味六」自体はこの間も利用していることはしているが、前記事にも書いているが、ラーメンというものを5カ月間食べられていなかったわけである。


20200827 ajiroku-29


このお店は何度も食べているが、ワンタンメンは初めてだと思う。
ワンタンは小ぶりだがもちもちの皮にしっかり風味づけしてある具が個性的。
ほかに基本のチャーシュー、メンマ、味玉、ひき肉、ノリ、ナルト、ネギ… と、オールスターキャスト。

いやー、沁みる… (≧ω≦) b


20200827 ajiroku-26


[DATA]
ラーメン 味六
東京都東村山市本町1-4-5





[Today's recommendation]

wachat20200827.jpg




https://youtu.be/uirBWk-qd9A



20200827 ajiroku-32
3丁目の夕景


梅雨時散歩の流儀は 【キッチンブラウン】

2019.06.23

 昨日(22日)の柳沢は天気予報にだまされて自転車で行き、ずぶぬれになった。
雨がひどいので公共施設等で雨宿りして、もう上がったかな…? と走りだすともっとひどく降ってくるという急性雨男症候群。

今日は相方が東小金井に用事があるというので花小金井から歩いていくことにした。
空模様は相変わらず不安定ではあったが、昨日ほど降ることはないだろうという脳天気なヨミは見事に外れ、駅舎を出たとたんポツリポツリと。
雨宿りした「ピーコックストア」は駅からわずか170mという (ーー;) ウーム…


190623 kitchen brown-11


その第一波をやり過ごし、シティテラス小金井公園→小金井公園→よこみち横丁… みたいなルートで東小金井へ。
北大通りのあたりで再びポツリポツリ。
相方の目的地は駅直結のコミュニティステーション東小金井内「atelier tempo」。


190623 kitchen brown-25


僕の考えていた昼ごはん候補の一つ「キッチンブラウン」はすぐそこで、先に食べようかということになった。
天気やら何やらに行動方針や入る店が左右されるのはいつものこと。


190623 kitchen brown-15


「キッチンブラウン」は、このかいわいにいくつかある(あった)味のあるたたずまいの洋食店の一つ。
予想外の激セマ物件で、カウンター席2カ所(4席+3席)と4人掛けテーブル1つのみ。
よってテーブル席はあらかじめ「相席となります」と書いてある。


190623 kitchen brown-16


はじめテーブルに通され、カウンターが空いたところで「よろしかったら…」とお店のおばさま。
お言葉に甘えて移動。


190623 kitchen brown-13


注文は、カニクリームコロッケ・ビーフシチュー950円とチーズ焼ハンバーグ・豚しょうが焼900円(どちらもライス・サラダ・みそ汁付き)。


190623 kitchen brown-14


こういう洋食店は2~3種類の盛り合わせ主体のメニュー構成であることが多く、2人で入るときはなるべくかぶらない組み合わせにする。
より多くの料理を味わおうという欲張りな性格なのだ。


190623 kitchen brown-31


カウンター席からはコック帽のご主人の仕事ぶりがよく見える。
大火力のバーナーで熱した鉄板に調理したものを盛り付けていくスタイルだ。


190623 kitchen brown-20

注文間違えた… みたいなやりとりも聞こえてくる。おばさまの親身な接客といい、客一人一人に誠実に相対する店なんだと思う。そのためにはこのくらいの店舗サイズがぎりぎりと。


190623 kitchen brown-18


どちらのプレートも、パッと見、茶色い。
店名となっているブラウンソース… というかドゥミグラスソースがふんだんに使われているからだ。


190623 kitchen brown-19


ハンバーグソースとビーフシチューはベースが同じだと思うが、時間をかけて煮込まれたような濃厚な味わい。
野菜の甘味が強く、洋酒系の香りがアクセントとなっている。


190623 kitchen brown-32


ハンバーグはふんわりタイプではなくみっしり重量感のあるもの。カニクリームコロッケも重めのクリーム。
イマ風ではないかもしれないが、質実剛健な感じがよい。


190623 kitchen brown-33


食べている間、激しく降っていた雨は、店を出るころには上がっていた。
雨宿りに入ったのは思ったよりずっと素敵なお店。
梅雨時の散歩も悪くない。


190623 kitchen brown-24


[DATA]
キッチンブラウン
東京都小金井市梶野町5-6-11





[Today's recommendation]

wachat190623.jpg
◆ 猫写真はこちら その1 その2 その3




https://youtu.be/D1ZYhVpdXbQ


https://youtu.be/bREu15LfwTE



190623 mojizuri190623 karasubisyaku
ネジバナとカラスビシャク(小金井公園)




 コダイラブランドの銘品

2019.06.23 玉川屋/東京都小平市鈴木町2-175

最初に雨宿りしたピーコックストアには地元の和菓子屋「玉川屋」のコーナーがあり、ときどき利用している。


190623 tamagawaya-12
(許可をいただいて撮影)


「玉川屋」は“コダイラブランド”ブルーベリー商品のリーダー的存在。特にブルーベリーあんドーナツは銘品で、手土産に使ったこともある。


190623 tamagawaya-14190623 tamagawaya-13


コーナーを眺めていると「玉川屋」のおかあさんが商品の補充にやって来た。
お話を伺ったところ、ブルーベリーが丸のまま入っているのはブルーベリーあんドーナツとブルーベリー大福だけとのこと(ほかはジュースが餡などに練り込んである)。その2品を2つずつ購入。
これもまた、雨降りのちょっとした僥倖。


190623 tamagawaya-11


3代続く“野方の台所” 【野方食堂】

2019.06.02

 ずっと探していた棕櫚の箒が野方で手に入るらしいことを知った。
駅の北口、環七の内側の静かで人通りのない住宅街を20分ほど歩くと、いきなり目的の店「そうこう箒本舗」があった。


190602 nogatasyokudo-27


家の掃除はもっぱらダイソンだが、私(相方)は棕櫚の箒に憧れていて、京都三条にいい感じの店があることを知った。ただし、いつもあるとは限らない。職人が作ってくれると店頭に並び、当然ネット通販などしない。京都は遠いな…、いや距離の問題だけでなくその商い方も。
さずが京都と感心するやら諦めの境地やらでいたところ、偶然こちらを知って、さっそく訪れた。――以上、相方記す。


190602 nogatasyokudo-26


野方は高円寺に遊びに行くときやなんか意外に使うことの多い駅で、そんなとき横目で眺め、駅前商店街にはいくつかなんとも惹かれる外観のお店が存在することを記憶にとどめている。


190602 nogatasyokudo-28


その筆頭格が「野方食堂」。
お昼ごはんは迷わずこちらに。


190602 nogatasyokudo-14


過去に現場で横目で見て記憶にとどめてはいるが、お店情報を下調べするようなマメな性格ではないので、入ってみて「あ、そうなのかぁ…」みたいなことがいろいろある。


190602 nogatasyokudo-15


「野方食堂」は昭和11(1936)年創業。あ、そうなのかぁ… みたいな。
てか、えぇー!! 昭和11ねん~!?


190602 nogatasyokudo-16


魚中心の和定食は想像どおりだが、スパゲティ、オムライスといった洋食メニューにもこだわりがあるらしい。それは神田の食堂や上野のレストランで修行を積んだという創業者の経歴に関係するようだ。
いま店を切り盛りするのは孫の3代目だという。


190602 nogatasyokudo-17


注文は、まず“4万食突破”おすすめ度五つ星のA定食(とりから2個&豚肉生姜焼き)。


190602 nogatasyokudo-18


もう1品はせっかくだから洋食方面。オリジナル特製みそが使われているというミートスパゲティー(みそ汁サービス)に。
ご飯大盛り無料とスパゲティ大盛り無料(レギュラー240g→大盛り460g)のサービスがあり、スパゲティのほうだけ大盛りにしてもらう。


190602 nogatasyokudo-20190602 nogatasyokudo-21


客入りはいいが回転も速く、家族連れや年配客など、地元では幅広い層の根強い支持を獲得している雰囲気が伝わってくる。
4人テーブル6卓、2人テーブル6卓の構成だが、2人客でもまず4人掛けから案内するといったサービス精神の徹底された接客がとても好ましく映る。


190602 nogatasyokudo-19


ミートソース(大盛り)は、まさに懐かしの昭和のミートソース。


190602 nogatasyokudo-24


「アルデンテなどという洒落た言葉はありません。それどころかスパゲティを20分も茹でる」(メニュー帳より)
僕らはそんなレシピのスパゲティを食べて育ったのだ。


190602 nogatasyokudo-25-2


A定食もボリューム満点。


190602 nogatasyokudo-22


からあげがデカい。生姜焼きも、肉ばっかり。
ご飯大盛りにしなくてよかった…(笑)。


190602 nogatasyokudo-23


3代目の先代・先々代へのリスペクトがひしひしと伝わってきて、それだけでもほっこりとさせられる街の食堂である。


190602 nogatasyokudo-12


[DATA]
野方食堂
東京都中野区野方5-30-1





[Today's recommendation]

wachat190602-3.jpg
◆ 猫写真はこちら その1 その2 その3




https://youtu.be/u5isqWnleGI
1936年の出来事:アメリカでチャップリンの『モダン・タイムス』が封切られる


みちのく行き当たりバッタリ ヽ(_ _ヽ) ――その⑦ 【角館武家屋敷】

2019.04.30

 紫波SAを6時前に出て、北上JCTより秋田自動車道へ。
秋田道は片側1車線道路だが、朝早いと車がほとんどないので快適。


190430 kakunodate-69


横手ICで高速を下り、角館に向かう。
漠然と、桜の時期かも… と思って来てみれば、どんぴしゃり“桜まつり”が行われていた(4/20~5/5)。


190430 kakunodate-55
桧木内川堤のソメイヨシノ


角館には高校のときに一度来ている。
僕の高校は学生自治の盛んな時代に制服と修学旅行を廃し、代わりに2年時にクラス単位の移動ホームルームと称する2泊3日の旅行をする。それが角館~田沢湖~乳頭温泉~小岩井農場みたいなルートで、途中、角館の武家屋敷あたりで1人バスに乗っていないと大騒ぎになったんだが、それが誰だったか聞こうにも仲のよかったKEとKKはそれぞれ別の罪状(酒とバイク)で停学中だった気がするから聞きようがないなぁ。代わりに行動を共にしたSAはやたら歯磨きがていねいで驚かされたが、のちに東北大学歯学部を出て歯医者になったなぁ。
…とか、いろいろ思い出される。


190430 kakunodate-56
角館城址


町営? の駐車場に止め、桧木内川堤、武家屋敷を散策。
この武家屋敷群の表通りは国の重要伝統的建造物群保存地区の指定を受け(仙北市角館伝統的建造物群保存地区)、文化財として保護されている。


190430 kakunodate-57


190430 kakunodate-58

190430 kakunodate-59
武家屋敷通りのシダレザクラ


――かつての中・下級武士の侍屋敷である旧家が建ち並び、黒板塀とシダレザクラの木立が大きな特徴となっている通りである。仙北市角館町東勝楽丁-角館町表町上丁の0.8km区間が、日本の道100選の選定を受けている。春のシダレザクラは見事で、花の時期には特に多くの観光客で賑わい、桧木内川堤のソメイヨシノとともに日本さくら名所100選に選定されている。(Wikipediaより)


190430 kakunodate-66


角館に到着したのが朝7時半で、人が少なく気持ちいいがお店もほとんど開いていない。


190430 kakunodate-60


盛岡でじゃじゃ麺食べたからここでは稲庭うどん食べたいな、高速パーキングの朝ごはんが早かったから食えないこともないな… とか考えながら武家屋敷を歩き、実際何軒も稲庭うどんのお店はあるが、みな開店前。


190430 kakunodate-67


雨も降ってきて、角館城址などに足を延ばして時間をつぶすこともできなくなった。
早めに切り上げて次の目的地へ。

(つづく)


190430 kakunodate-61


[DATA]
角館武家屋敷
秋田県仙北市角館町







 生もろこしとは?
2019.04.30 唐土庵(もろこしあん)武家屋敷店/秋田県仙北市角館町表町下丁17 https://www.morokosian.jp/

190430 kakunodate-64


もう一つ、われわれの知る(というか相方の好物の)秋田名物“もろこし(諸越)”のお店を発見。
それも“生もろこし”と、地元ならではな感じ。


190430 kakunodate-62190430 kakunodate-63


あとで調べると「唐土庵」は角館に4店舗を展開している人気店のようだ。
生もろこし3種の試食ができる。


190430 kakunodate-65


伝統打菓子もろこしは、小豆の粉を炒って砂糖と混ぜ合わせ押し固めて焼いたもの。素朴だが秋田らしい品のよさを感じる銘菓だ。
乾燥と焼き目を入れずに独自の工夫で仕上げたという“生もろこし”。やわらかくほろりとくずれる感じがいまの時代に合っているのかも。
うす焼もろこし540円と茶菓仙(さかせん)590円を購入。


190430 kakunodate-26


[Today's recommendation]


https://youtu.be/t30cX6OGO0U


Latest Articles
あのころ、とんこつラーメン 【江川亭 小金井本店】 Oct 03, 2023
どこか遠くへ 【たから家 本店】 Oct 01, 2023
ホスピタリティの心 【魚人】 Sep 30, 2023
見どころいっぱい 【国立天文台―その2】 Sep 29, 2023
日本の天文学研究の中心 【国立天文台】 Sep 28, 2023
王道! 大衆食堂 【三喜食堂】 Sep 27, 2023
見て、触れて、体感できる広報施設 【陸上自衛隊広報センター りっくんランド】 Sep 26, 2023
古河名物といえば 【田村屋 西口店】 Sep 24, 2023
手淹れコーヒーと地元野菜のプレートランチ 【Sane cafe & gallery】 Sep 23, 2023
古河城遺構の観光拠点 【お休み処 坂長】 Sep 22, 2023
古河藩重臣のための屋敷 【鷹見泉石記念館】 Sep 22, 2023
ハーバルライフ提案型施設 【生活の木 薬香草園】 Sep 21, 2023
Ranking
          
          
Category
Category-2