昭和観光遺産的な 【唐沢山レストハウス】
2023.07.23
前記事に書いたように「唐沢山城」や「唐澤山神社」がある唐沢山頂付近にはでっかい駐車場があり、いかにも観光地観光地してる。
ただの観光地というんでなく、昭和の観光地然としてる。
その理由がこれ👇

レスト-ハウス(rest house):行楽地などの休憩所。または宿泊所。(デジタル大辞泉)
あの時代、各行楽地には大駐車場とレストハウスがワンセットで備わっていた。
レストハウスは時代とともに廃れ、廃墟となって取り残されているものも少なくないと聞くが、ときどきこうやって生き残っているものに出くわす。
観光資源としてのポテンシャルを測る一つの指標かもしれない。

こういうのが大好きな自分は駐車場で降りて真っ先に目ざとく見つけており(というか、嫌でも目に入るが😅)、唐沢山城を見学したあと寄ろうと思っていた。
ところがいざ入ろうという段になって“店内撮影禁止”の張り紙を発見。

ブログ作成者的心理を明かせば、こういった物件は、飲食利用をしつつ空間の雰囲気に浸る… のみならず、それを一本の記事にまとめることで完結する。ビジュアルの情報がことさら大事になる案件である。
ソフトクリームなどを買って外で撮るなどして記事にまとめることはできるが、それにしてもあまりにも店内の様子が“イイカンジ”なのである。

受付のおかあさんに聞いてみた。
「ソフトアイス食べてる写真? 別にいいんじゃないかしら」
そういったことなので、ご迷惑にならない程度にまとめてみた。

一見さびれているが、店内は手入れが行き届いている。
たとえば赤白のワニ革フェイクレザーのパイプいすなんか、新品のようにピンピンしてる。
いまも製造され続けているとも思えない代物だが。

まだ10時半前ということもあって、広い店内に僕らのほかにお客はない。

ちょうど夏休みに入ったタイミングで、唐沢山城では子どもの団体をたくさん見かけたが、昼ごはんをこういうところで食べるなら、彼らの夏休みもひときわ記憶に残る特別なものになりそうに思うのだが。
(つづく)

[DATA]
唐沢山レストハウス
栃木県佐野市富士町1409
http://karasawayama.com/resthouse
[Today's recommendation]

https://youtu.be/qpCrermGkAY




次号予告
前記事に書いたように「唐沢山城」や「唐澤山神社」がある唐沢山頂付近にはでっかい駐車場があり、いかにも観光地観光地してる。
ただの観光地というんでなく、昭和の観光地然としてる。
その理由がこれ👇

レスト-ハウス(rest house):行楽地などの休憩所。または宿泊所。(デジタル大辞泉)
あの時代、各行楽地には大駐車場とレストハウスがワンセットで備わっていた。
レストハウスは時代とともに廃れ、廃墟となって取り残されているものも少なくないと聞くが、ときどきこうやって生き残っているものに出くわす。
観光資源としてのポテンシャルを測る一つの指標かもしれない。

こういうのが大好きな自分は駐車場で降りて真っ先に目ざとく見つけており(というか、嫌でも目に入るが😅)、唐沢山城を見学したあと寄ろうと思っていた。
ところがいざ入ろうという段になって“店内撮影禁止”の張り紙を発見。

ブログ作成者的心理を明かせば、こういった物件は、飲食利用をしつつ空間の雰囲気に浸る… のみならず、それを一本の記事にまとめることで完結する。ビジュアルの情報がことさら大事になる案件である。
ソフトクリームなどを買って外で撮るなどして記事にまとめることはできるが、それにしてもあまりにも店内の様子が“イイカンジ”なのである。

受付のおかあさんに聞いてみた。
「ソフトアイス食べてる写真? 別にいいんじゃないかしら」
そういったことなので、ご迷惑にならない程度にまとめてみた。

一見さびれているが、店内は手入れが行き届いている。
たとえば赤白のワニ革フェイクレザーのパイプいすなんか、新品のようにピンピンしてる。
いまも製造され続けているとも思えない代物だが。

まだ10時半前ということもあって、広い店内に僕らのほかにお客はない。

ちょうど夏休みに入ったタイミングで、唐沢山城では子どもの団体をたくさん見かけたが、昼ごはんをこういうところで食べるなら、彼らの夏休みもひときわ記憶に残る特別なものになりそうに思うのだが。
(つづく)

[DATA]
唐沢山レストハウス
栃木県佐野市富士町1409

[Today's recommendation]

https://youtu.be/qpCrermGkAY




次号予告
関東有数の本格山城 【唐澤山神社】
2023.07.23
栃木県佐野市と聞いて即思い浮かぶのはラーメンとサービスエリアと厄除け大師だが、今回の目的はそのどれでもない。
先日、インスタ投稿かテレビニュースかで見た風鈴飾りが、鋳物の風鈴で佐野市の神社というので、引っかかるものがあった。
個人的に風鈴といえば南部鉄器なので鋳物には違いないが、こちらの鋳物はもっと上品で繊細な感じがする。
相方に話すと、「そう。佐野の鋳物って、ブラタモリでやってたじゃん」と言う(NHK『ブラタモリ』2023/07/08放送回)。
言われてみれば、引っかかりはそれか…? という気もするが、夜はだいたい酔っぱらっているので昨日のこともあまり覚えていない。
佐野には出流原弁天池というずっと行ってみたいと思っていた場所があって、地図で確かめるとその神社と湧水池はわりと近く、出かける動機が一気に高まった感じはある。

朝7:40発で、所沢IC―鶴ヶ島JCT―久喜白岡JCT―佐野藤岡IC… というルートで現地「唐澤山神社」9:10着。
ちなみにナビ推奨はその先の佐野IC(佐野SA)だが、うちのクルマはいまどき珍しいETC不搭載車なのでスマートICは利用できないのであった ( ̄- ̄;) ンー

そんなこんなで「唐澤山神社」。
山の上に広い駐車場があって驚かされる。

駐車場奥の「唐沢山城跡」の石柱がお参りコース入り口っぽい。
神社に来たつもりが城跡とあって多少混乱したが、案内板によれば山城跡に建立された神社らしい。
所沢の滝の城跡の城山神社のようなもの… とナットク(それよりはるかにスケールが大きいことに徐々に気づかされることになる)。

右手におじさんが座っていて、写真撮るのにじゃまくさいな(失礼💦)… と思って様子をうかがっていると、「まだ時間前なんだけどね…」と話しかけてきた。
どうやらボランティアのガイドさんで、勤務時間前で入り口に待機していたらしい。
「ブラタモリを見て?」とガイドのおじさん。
「あ、そうそう」と相方さん。
ん? “鋳物の佐野”という切り口はなんとなく思い出したが、この神社もブラタモだったの…?
ガイドのおじさんにいただいたマップ
勤務時間外でありながら、こんなイイカゲンな観光客に対しても実に丁寧に説明してくださり、ガイドのおじさん本当にありがとう。
お出掛けすると何かしら出会いがある。
ヤマドリとか (* ̄∇ ̄)
以下、おじさんの説明(とマップ)に沿って、境内というか城内をめぐる。

唐沢山城入り口“くい違い虎口(枡形)”

天狗岩上り口。『ブラタモリ』ロケ地点らしいが悪路とのことで、おじさん非推奨

神橋手前の鳥居。左手に「大炊の井」がある

神橋。「四つ目堀」に架かる

直径9m・深さ8mの大井(大炊の井)

城を東西に分断する四つ目堀。幅5間・深さ2間

帯曲輪の東をゆるゆる上る“風鈴参道”

二つ目堀の先の石段を上って…

左に折れると、神社正面の石段

ガイドのおじさんのおすすめは、表参道的なこの石段ではなく、その左手を二の丸に向かうルート。
途中、目玉スポットの高石垣を見上げられるからという。
うん、たしかブラタモリでやってたな(笑)。

左の道を二の丸へ

高石垣

石垣の切れ目が二の丸入り口

振り返って見た高石垣

二の丸より本丸(本殿)を望む

上の写真の石段右手をズーム。正面に鏡石が見える。ちなみに左手の鏡石は石垣養生中でブルーシートに覆われている

ブラタモリでやっていた鏡石。うん、すっかり思い出した😅
二の丸から石段を上ると「唐沢山城」本丸であり、現在「唐澤山神社」本殿が鎮座する。

二の丸経由のルートは拝殿左手からのアプローチとなる

本丸広場

拝殿

拝殿奥に本殿
唐沢山城は927(延長5)年、藤原秀郷によって築城された。
平将門の乱を鎮圧したことで知られる忠皇の臣・秀郷を祀る神社として唐澤山神社が創建されたのは1890(明治23)年のことという。

南曲(引曲)

南曲から山門を振り返る
お参りのあと、山門をくぐって先の石段を下る。
その先の南城が絶景ポイントとのことだが、夏休みのボーイスカウトのよいこ軍団に占拠されていたので、そのまま駐車場方面へ。
(つづく)

鳥居の向こうが先の正面石段、石段を下って左手に南城
[DATA]
唐澤山神社
栃木県佐野市富士町1409
http://karasawayama.com/
https://www.instagram.com/karasawayama_shrine/
[Today's recommendation]

https://youtu.be/8y-GlUgTvx8




次号予告
栃木県佐野市と聞いて即思い浮かぶのはラーメンとサービスエリアと厄除け大師だが、今回の目的はそのどれでもない。
先日、インスタ投稿かテレビニュースかで見た風鈴飾りが、鋳物の風鈴で佐野市の神社というので、引っかかるものがあった。
個人的に風鈴といえば南部鉄器なので鋳物には違いないが、こちらの鋳物はもっと上品で繊細な感じがする。
相方に話すと、「そう。佐野の鋳物って、ブラタモリでやってたじゃん」と言う(NHK『ブラタモリ』2023/07/08放送回)。
言われてみれば、引っかかりはそれか…? という気もするが、夜はだいたい酔っぱらっているので昨日のこともあまり覚えていない。
佐野には出流原弁天池というずっと行ってみたいと思っていた場所があって、地図で確かめるとその神社と湧水池はわりと近く、出かける動機が一気に高まった感じはある。

朝7:40発で、所沢IC―鶴ヶ島JCT―久喜白岡JCT―佐野藤岡IC… というルートで現地「唐澤山神社」9:10着。
ちなみにナビ推奨はその先の佐野IC(佐野SA)だが、うちのクルマはいまどき珍しいETC不搭載車なのでスマートICは利用できないのであった ( ̄- ̄;) ンー

そんなこんなで「唐澤山神社」。
山の上に広い駐車場があって驚かされる。

駐車場奥の「唐沢山城跡」の石柱がお参りコース入り口っぽい。
神社に来たつもりが城跡とあって多少混乱したが、案内板によれば山城跡に建立された神社らしい。
所沢の滝の城跡の城山神社のようなもの… とナットク(それよりはるかにスケールが大きいことに徐々に気づかされることになる)。

右手におじさんが座っていて、写真撮るのにじゃまくさいな(失礼💦)… と思って様子をうかがっていると、「まだ時間前なんだけどね…」と話しかけてきた。
どうやらボランティアのガイドさんで、勤務時間前で入り口に待機していたらしい。
「ブラタモリを見て?」とガイドのおじさん。
「あ、そうそう」と相方さん。
ん? “鋳物の佐野”という切り口はなんとなく思い出したが、この神社もブラタモだったの…?
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勤務時間外でありながら、こんなイイカゲンな観光客に対しても実に丁寧に説明してくださり、ガイドのおじさん本当にありがとう。
お出掛けすると何かしら出会いがある。
ヤマドリとか (* ̄∇ ̄)
以下、おじさんの説明(とマップ)に沿って、境内というか城内をめぐる。

唐沢山城入り口“くい違い虎口(枡形)”

天狗岩上り口。『ブラタモリ』ロケ地点らしいが悪路とのことで、おじさん非推奨

神橋手前の鳥居。左手に「大炊の井」がある

神橋。「四つ目堀」に架かる

直径9m・深さ8mの大井(大炊の井)

城を東西に分断する四つ目堀。幅5間・深さ2間

帯曲輪の東をゆるゆる上る“風鈴参道”

二つ目堀の先の石段を上って…

左に折れると、神社正面の石段

ガイドのおじさんのおすすめは、表参道的なこの石段ではなく、その左手を二の丸に向かうルート。
途中、目玉スポットの高石垣を見上げられるからという。
うん、たしかブラタモリでやってたな(笑)。

左の道を二の丸へ

高石垣

石垣の切れ目が二の丸入り口

振り返って見た高石垣

二の丸より本丸(本殿)を望む

上の写真の石段右手をズーム。正面に鏡石が見える。ちなみに左手の鏡石は石垣養生中でブルーシートに覆われている

ブラタモリでやっていた鏡石。うん、すっかり思い出した😅
二の丸から石段を上ると「唐沢山城」本丸であり、現在「唐澤山神社」本殿が鎮座する。

二の丸経由のルートは拝殿左手からのアプローチとなる

本丸広場

拝殿

拝殿奥に本殿
唐沢山城は927(延長5)年、藤原秀郷によって築城された。
平将門の乱を鎮圧したことで知られる忠皇の臣・秀郷を祀る神社として唐澤山神社が創建されたのは1890(明治23)年のことという。

南曲(引曲)

南曲から山門を振り返る
お参りのあと、山門をくぐって先の石段を下る。
その先の南城が絶景ポイントとのことだが、夏休みのボーイスカウトのよいこ軍団に占拠されていたので、そのまま駐車場方面へ。
(つづく)

鳥居の向こうが先の正面石段、石段を下って左手に南城
[DATA]
唐澤山神社
栃木県佐野市富士町1409


[Today's recommendation]

https://youtu.be/8y-GlUgTvx8




次号予告