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これぞ! の街の中華屋さん 【ひさご 中華料理】

2018.08.15

 チャーハンとかラーメンとか、シンプルな中華が食べたい。昔ながらのやつ。
終戦記念日に昭和を思う… というような正しい思考回路が働いているわけでもないだろうが、なぜかお盆の時期は昔のことがよく思い出されるというのは自分だけ? てか、トシ?


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お店としても、いかにも街の中華屋さんというところがいい。
思い浮かんだのが「大平」と「ひさご」。どちらも東大和市のお店だが、この2店のどのへんが街中華らしいかというと、ある程度広いとこ。主観です。
テーブル席がけっこうたくさん、ゆったりと配置してある。
今日のところは「ひさご」に行ってみることに。


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ちょっとご無沙汰になっちゃったが、いっときはローテーションに入っていたお店。
僕はある程度お店ごとに食べるものが決まってしまう傾向があって、お店のローテーション=食べるもののローテーションとなったりする。
「ひさご」はいつも半チャーハンラーメン。


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半チャーハンラーメンはふらっと入ったお店でよく頼むし、迷ったら半チャン麺というくらいベーシックなメニューなのでローテーションというのもなんだが、このお店はわざわざそれを食べに行く。チャーハンもラーメンも好みのツボなのだ。


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店内は丸テーブルが2脚、四角テーブルが5脚、すべて4人掛け。
12時半で先客は2人だが、このお店は出前需要が多いもようで、勝手口につけてあるカブは頻繁に出入りしている印象。


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横の柱の短冊を指さしながら注文しようとすると、
「半チャーハンラーメンにする?」
と、お店のおかあさんに先に言われてしまう。


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こちらのおかあさんは気さくでいつもにこやか、どの客にも素晴らしい応対をする。飲食チェーンは接客研修として新人に食べに来させたらどうかと思うほど。


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半チャーハンラーメンは約5分で完成。
以前も書いたが、こちらのチャーハン、パラパラでもなくシットリでもなく… いやご飯自体はパラパラな仕上がりなのだが、それ以上に独特の食感が際立つ。
ぱらぱら系でもしっとり系でもない、ムニムニ系チャーハン。


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写真でお気づきのことと思うが、色味がきれいだ。チャーハン一般の配色に対してマゼンタ? の比率が高い。
これはもちろんナルトの渦巻き部の赤。ナルトたっぷりなので、ムニムニ系。その弾力ある噛み応えはクセになる。


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個性的なバランス感覚でもチャーハンの王道を外れないのは、チャーシューの底力ゆえか。
ラーメンにのっている厚めの1枚は、かみしめれば懐かしい風味が口いっぱいに広がる。
ラーメンスープは少し酸味があるが、甘味が抑えられてすっきりしている。そのへんが好み。
おかあさんはいつもラーメンにラー油を勧めるが、ゴマ油の香りが強いラー油なので、そこは好きずき。


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実はこれまでちゃんとメニュー表を見たことがなかった。
蟹チャーハン、開花丼、カツ丼、チキンライス、オムライス、カツカレー… と、特に飯部門にはレトロチックで魅力的な字づらが並ぶ。


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そのあたりも、僕のイメージする街中華らしさかもしれない。
ところで北京ライスってなに?
すごく気になる。


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[DATA]
ひさご 中華料理
東京都東大和市向原6-1179-4



[Today's recommendation]


https://www.youtube.com/watch?v=NVcwiXHk5FI



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◆ 猫写真はこちら その1 その2


古株インド・ネパール料理の安定感 【ピースパレス】

2018.01.28

 相当量の積雪があってそのあと最強寒波に襲われたため、どかされていない雪はすっかり固まっている。そうなると自転車を足にしている人間は難渋する。
よく利用する多摩湖自転車道は緑道なので日陰が多く、大雪のあと解け残った雪がいつまでも消えないのは毎度のこと。
散歩がてら自転車道の状況を確認してみることにした。
電車で花小金井まで行って自転車道を下るというルートを設定。

まず花小金井の駅周辺で昼ごはんのつもりだったが、予定していたお店が閉まっていたことで混乱をきたす。
気になるお店にフラれまくって小金井街道→東京街道とさまよい、自転車道からすっかり遠ざかってしまった。というか、ひるめしに気をとられて自転車道のことはすっかり忘れてしまっていた(笑)。


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結局、自転車道に入ったのはうどん店「指田屋」のところ。
そのへんは特に日当たりが悪い場所ではあるが、思った以上に残雪がしぶとく、当分使えそうにない。


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小平駅前は飲食店が少ない。日曜日はさらに選択肢が狭まる。
この際だから、前々から気になっていたお店に入ってみることに。


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「ピースパレス」はこのエリアでも古株のインドカレー店。いつからやっているという情報は見つからなかったが、ずいぶん前からあるという印象。
場所は駅前ロータリーを萩山方面へ、それこそ自転車道に入る位置の左手、「松屋」の2階。


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ややくたびれた外観から想像していたのと違って、アジアンテイストのこぎれいな店内。思ったより広い空間で、テーブル席がゆったり配置されている。
1時すぎで4組8人としっかりお客さんが入っている。


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A.セット(カレー1種類・ナンまたはライス・サラダ・ドリンク)から、豆カレー(ピリ辛)700円、マトンカレー(中辛)800円をチョイス。
ドリンクはホットティーとマンゴーラッシー。


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こちらはインド・ネパール・アジアン料理をうたっており、天井にインド国旗とネパール国旗が並ぶ。

最近、ネパール料理店が急増している。
というか、そもそも日本のインド料理店のシェフの多くがネパール人というのは有名な話らしい。
通りのいい“インド”だけでなく母国名も前面に打ち出そうという風潮にあるということ。


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なぜネパールかという問題に踏み込むと大変なことになりそうなのでやめておくが、単純に在日ネパール人の急増が背景にあることは間違いなさそうだ。2011年の15255人から2017年6月には74300人と、5年半で5倍近くに増えている(法務省在留外国人統計)。
そのあたりの事情はこちらのブログに詳しい。


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注文してすぐにサラダが出される。
キャベツ主体でドレッシングは1000アイランド。


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マトンカレーはすっきりした味付けで、甘味は少ないがコクはしっかり、酸味がけっこう強い。中辛は、辛いことは辛いが、苦労するほどではない。
肉がやたら硬いものが混じっていたりと雑な感じはするが、好みの味なのでいくらでも食べられそう(ナン&ライスおかわり可にあとで気づいた)。
豆カレーも味のベースは同系だが、こちらは煮込まれた豆のコクに加えタマネギのフレッシュな甘味が特徴的。


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豆カレー


ホットティーはシナモン、クローブなどのスパイス香る本格チャイ。逆にマンゴーラッシーはスパイス感ゼロのまぁ、マンゴージュースだな。

味・コスパに優れ、接客、店内清潔度に対する意識も高そうな優良店という感触。


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マトンカレー


ふと思い付いてすっかり忘れていたiPhoneに標準装備のヘルスケアアプリを見てみる。
2018年1月28日:ウォーキング+ランニングの距離11.7km、歩数18548歩、上った階数5階。
これって健康管理、超優秀じゃない?


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[DATA]
ピースパレス(PICE PLACE)
東京都小平市美園町1-3-9



[Today's recommendation]

Jazz Queen
Queen
『Jazz』

https://www.youtube.com/watch?v=s6f9n2WZFHo



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◆ 猫写真はこちら



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メジロ(多摩湖自転車道 / 小平市美園町)


一品主義か 無頼麺か 【九州ラーメン いし】

2017.12.06

 小川の「九州ラーメン いし」はいちばん頻繁に入る店である。いちばん頻繁に入る店であるが、行きつけの中でいちばん品数の少ない店である。品数が少ないので、食べるものは決まっている。
食べるものがいつも同じでもう書くことがないので(笑)写真でごまかすことにする。


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うちから「いし」に行くには、八坂の交差点から野火止用水沿いに進み、西武国分寺線の踏切を越え「草門去来荘」の前を左折する。


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開店時間に合わせて向かうと、途中どこかで、いつもビール飲んでる常連のおっちゃんを追い抜くことがある。
このおっちゃん、実はうちの近所に住んでるんじゃないか? と思うことがある。
僕が先に着いて注文して座っていると、「よぉ~」と大将にあいさつしながら入ってくる。


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小川駅周辺はブリヂストン東京工場の企業城下町的発展を遂げた土地であるが、ブリヂストン側の東口にはお店はほとんどなく、飲食機能(特に飲み)は西口駅前の一角に集中している。


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駅から「いし」に行く場合、西口の階段を下りて正面の「戸隠そば」を右折、古い飲み屋が並ぶ狭い路地を抜ける。
左手に“ラーメン”ののぼりが見える… はずだが、今日は出ていない。10月に行ったときの写真を見ると、やっぱりのぼりはない。台風で飛ばされたかなんかしてそのまま、とか?

そういう無頼っぽさ、こちらの大将に感じる。
ピエール瀧より、ブライアン。


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壁の品書きは10年くらい変わっていないかもしれない。2014年の消費税増税時、すでにすっかり変色している短冊を張り替えなかったことを記憶している。すなわち、価格据え置き。

お客さまに寄り添い… というか、全部書き換えるのめんどくさいだけじゃないかなー(笑)。僕はそうみてました。
価格据え置きというより、短冊据え置き。


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品書きを見てわかるように、主食となるのはラーメンと高菜チャーハンのみ。
それを、大盛りにするとかチャーシュー麺にするとか、ライスを付けたり餃子とセットにしたりするくらいしか食事のバリエーションはない。
餃子セットは張り紙ズタズタで内容も値段も判読不能。これはラーメンまたは高菜チャーハンとのセットで、どちらも900円。


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「何にする?」
「えーと、餃子あります?」
「あるよ」
「じゃ、餃子とラーメンのセットで」

以前、餃子を頼んだら「終わっちゃった」と言われたことがある。
それも、焼くのがめんどくさかったんじゃないかなぁ…(笑)。


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ラーメンには紅ショウガがあらかじめのってくる。僕はそれをチャーシューの上に陸揚げして酸味と色がスープに移るのを防ぎつつ食べ進める。
餃子は左右対称で底面紡錘形。具はキャベツなど野菜が主体で、ニンニクのパンチが効いている。皮は薄いがコシ・弾力が強い。


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定期的にどうしても食べたくなる。
いつも同じものを食べていても、全然飽きることがない。
餃子は今年初めて食べた。
たいへんおいしい餃子である。

この900円のセットが、バランス・量ともにベストチョイスかな、と最近思っている。


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[DATA]
九州ラーメン いし
東京都小平市小川西町3-18-10



[Today's recommendation]

u2 war
U2
『WAR』

https://www.youtube.com/watch?v=EM4vblG6BVQ



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◆ 猫写真はこちら


洋食と味の記憶と… 【だんでぃらいおん】

2017.09.18

 東小金井の「だんでぃらいおん」は有名店である。どう有名かというと、キタナ方面でテレビのネタになったり、と。
僕は入ったことはなかったから中のことは知らないが、たしかに外観のインパクトはすごかった。ただ、ツタにびっしり覆われた様子をキタナイと表現するのはどうかと思う。ああいうのはオモムキがあるというんじゃないだろうか。中のことは知らないけど。


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2013年4月、リニューアルオープン。いまでは明るく清潔感あふれるお店となっている。往時をしのばせるのは、隣の建物の外壁にツタの根がへばりついていることと、表のショーウィンドーに例の番組のトロフィーと認定証が飾ってあること。なんだかんだいって、うれしかったんだろうな(笑)。


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こちらのマスターは気さくな親分肌という感じで、昔の学生街の喫茶店のマスターという雰囲気。学生に慕われていそう。今日は同業者風常連客と軽妙なトークを繰り広げている。
ほかに学生アルバイト風の男女。どちらも親切で感じがいい。
オーダーは、僕がLunch Menu Aだんでぃ定食(ハンバーグ、カニクリーミーフライ)800円、妻は同Bスペシャルセット(カニクリーミーフライ、メンチカツ、チキンカツ)700円(どちらもライス、みそ汁付き)。


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僕は洋食を食べることは多くない。というか、年をとるにつれて機会が減っていった。
それだけに、洋食には思い出がそのまま閉じ込められている感じで、洋食屋ではいつも何とはなしに懐かしい気持ちにさせられる。食べて若いころの記憶がよみがえることもある(にな川 参照)。


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オーブン焼き手作りハンバーグは看板メニューのようだ。薄く衣をまとった表面はサクッと、中はみっちりとフワフワの中間タイプ。濃厚なデミグラスソースは手作り感いっぱい。
カニクリーミーフライは、まあつまりカニクリームコロッケで、形が俵ではなく小判でもなく丸形。けっこう大きい。こちらはケチャップベースのトマトソース。
このプレートは2つのソースが楽しめる。


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スペシャルセットはご飯も同皿のワンプレート。中身はだんでぃ定食のハンバーグの代わりにメンチカツとチキンカツ。それでこっちのほうが100円安いから、一緒に頼むとかなりお得感がある。こちらはすべてトマトソース。

2人でAとBというのは正解。売りのハンバーグが食べられ、そのほかに揚げ物が3種類。それで1500円だから、お得感と満腹感が同時に得られる。もちろん味の満足感も。


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ところで、店名の由来がThe Rolling Stonesの『Dandelion』というのは、わりと知られた話のようだ。
ちょっと調べてみると、『ダンデライオン(たんぽぽ)』は『この世界に愛を』のB面曲で、アルバム『サタニック・マジェスティーズ』のセッション時に録音されているがアルバムには収録されていない。
高校生のころ『サタニック・マジェスティーズ』のLPを買ったことを思い出した。というか、まず「ストーンズにそういうアルバムあったなぁ…」というところから、「そういえば、オレ、持ってなかったか?」と。
一切合切忘れていたわけである。


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味の記憶だけでなく、周辺情報からも何らかの発見や記憶の呼び覚ましがもたらされる。
おじさんがいまどきのラーメン屋に行列している光景をよく見かけるが、そうやって新しい情報に書き換えていくのもいいけど、昔ながらのお店にはこのように懐かしい記憶を呼び起こす力がありそうだ。
そのほうが、より大脳辺縁系の海馬に刺激を与え記憶機能を活性化させることにつながり、認知症予防にも効果的だったりするんじゃないか…?

なんて、図らずも脳の若返りなどということについて考えさせられる敬老の日であった。


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[DATA]
だんでぃらいおん
東京都小金井市梶野町5₋7-20



[Today's recommendation]

Their Satanic Majesties Request
The Rolling Stones
『Their Satanic Majesties Request』




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土曜の昼の洋食屋 【きっちんコバヤシ】

2017.09.02

 昭和の時代を思い起こすときにキモとなる要素の一つに“土曜半ドン”がある。僕は半ドンといえば学校という年代だが、親の様子なんかを思い返すと会社も半ドンだったわけだ。
午前の3時間授業を終えて帰宅し、ばあちゃんが「日清 出前一丁」を作ってくれている間、テレビでNHK大阪局制作の演芸番組を見たりしている。その先には永遠の自由の時間が広がっているかのように感じている。

本日は7時ごろから仕事を始め、半ドンならぬ10時すぎにおしまいにして、毎月第一土曜日開催の相羽建設「つむじ市」をのぞきに行く。
そのまま昼食にしようということで、妻の希望はハンバーグかメンチカツ。ずっと気になっていた小平市学園西の洋食屋に向かう。


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一橋学園駅から見て一橋大学小平国際キャンパスの向こう側、すなわち一橋大と津田塾の間の閑静な住宅街は、ポツリポツリと古い飲食店が残る。通りには商店会の看板を掲げた街路灯が設置されているので、かつては商店街が形成され、衰退していった果てのポツリポツリなんだろうと思う。
このあたりで南北に比較的車の通行が多い通り沿いの角地に、洋食店「きっちんコバヤシ」はある。


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表にはサンプルケース。食品サンプルは色あせているが、ケース自体はきれいにしてある。
“出前致します”の札も掲示してあって、勝手口の横にはお約束のカブ。
西日よけは葦のすだれだ。

店内はかなり狭く、4人掛けテーブルが3卓置かれ、うち1つは出入り口にかかるのでいすは3脚のみ。ほかには隅っこに壁に向かった1人用の席があり、計12人収容可。


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壁に張ってあるメニュー表は手書きである。正確に言うと、レタリングで作成してある。
昔、仕事で転写式レタリングシートを使っていた。そのこと自体忘れていたぐらいだから使い方も何もかも覚えていないが、こういう書体を見ているといろいろなことを思い出しそうになる。


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メニューはまず“BEST 8”というオススメ的な一覧があり、それ以外は部門別に表示されている。
料理の部門は“ピラフ&ソース”“アラカルト”“スパゲッティ”“丼物etc”。ちょっとわかりにくいが、ピラフ&ソースにはカレーやオムライスを含み、アラカルトとはハンバーグや揚げ物といったいわゆる単品料理を指すようだ。
BEST 8から、きっちんランチ600円(妻)、カツ定食650円(私)を注文。


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僕らの前にお客さんが1組。名古屋市長によく似た容貌のおじさんと、その方とのミスマッチ感の否めないすらっと背の高いファッション・アパレルまたは広告・メディア業界OL風のおねえさん。ずっとお店のお母さんとおしゃべりしているが、常連というよりはたまにわざわざ遠くからやって来る人たちらしいことが、会話の端々から読み取れる。


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料理の提供はかなり早く、まず妻のコーンポタージュが出される。ちょっと粉っぽい、素朴な味わい。
きっちんランチは、カニクリームコロッケ、ハンバーグ、目玉焼きのプレートで、コロッケなんかはけっこう大きめ。
深く考えずに頼んでいるが、これで600円はものすごくお得だ。


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カツ定食はお盆に載り、お新香、みそ汁付きの和食スタイルでの提供。
先には気づかなかったが、メニューを見直すと料理はスープ付きとみそ汁付きに分かれている。同様にご飯の器も変えてあり、ランチは皿で定食はどんぶり。考えてみると割り箸の扱いさえも、妻には三角折りのペーパーナプキンが添えられ、僕のは裸だ。

この店は洋食と和食の区別というか差別というか、様式に対するこだわりがあるようで、ちょっとした独自のルールがなんだかほほ笑ましい。


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少し秋めいてきた土曜の昼下がり、住宅街の小さな食堂で素朴でおいしい洋食をいただく。台風一過の澄んだ青空のように清々しくもどこか懐かしい気持ち。天井近くのテレビでは仁鶴師匠のバラエティーが流れている。


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[DATA]
きっちんコバヤシ
東京都小平市学園西町2-9-20



[Today's recommendation]

It Never Rains In Southern California
Albert Hammond
『It Never Rains In Southern California』




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2017.09.02 つむじ市/東京都東村山市久米川町4-34-6

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多摩湖ぶどう300円


2017.09.02 IF(イフ)/東京都小平市小川東町3-6-1

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ドーナツ135円



                                         

2017.09.02 西のやかた/東京都清瀬市野塩1-171-13

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やきとり190円、つくね190円、レバー300円、ぼんちり160円、せせり190円


ゲリラ豪雨と昔パン 【木村屋】

2017.08.30

 12時ごろ家を出たが、少し走っただけでどんどん雲が湧いてくるのがわかる。
今日は大気の状態が不安定で昼ごろからにわか雨や雷のおそれ、と天気予報はずっと言っていた。
これはあまり遠くまで行かないほうがいいかな、と多摩湖自転車道の小平駅手前で例の猫の写真を撮って引き返す。
久米川あたりで急いで昼ごはんを済まそうと考えているうちにも怪しい冷たい風が吹いてきて、これは本格的にダメだな、と。
天王橋近くの「木村屋」で昼食用の調理パンを購入して帰宅。
すぐに土砂降り。
そのまま4時ごろまで降り続いた。
適切な判断だった。


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ちなみに僕は沿岸漁師の孫にして船乗りの息子だから、朝昼晩と天気予報を見る家庭環境で育ったため、いまだに朝昼晩と天気予報を見ないと落ち着かない。だからたぶん人一倍天候を気にかけて行動する。
スマホのSafariのトップページには“東京アメッシュ”と“XRAIN”のブックマークアイコンを置いている。雲行きが怪しくなったらそれらを判断材料にする。
しかし今日のような同時多発ゲリラには何をやってもムリだ。情報は切り捨てて逃げるに限るのである。


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本日の昼ごはんは、コロッケパン130円、ロケットパン140円、ハムカツパン150円の合計420円。ロケットパンとはカレーペーストを塗った魚肉ソーセージ入りの揚げパンである。
木村屋のパンは、食パンのビニール袋に“高級無漂白”と印刷してあるように、粉にこだわりがある。だからコッペパンやねじり揚げパンも生地がしっかりしている。
しっかりしていてなかなか噛みきれないからくわえたまま引っ張ると、らせんがほどけてビョーンとなって、ますます大変なことになる。


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コロッケパンのコロッケはほぼジャガイモのみ。なのでこの製品はほぼ炭水化物という、最近の流行には乗りにくい食べ物となっている。
まあ、そんなものはハナから関係ないんだろうな、ということは店主の顔を見ればわかる。
このおやじさんは、まさしく職人顔の人。あるいは、マンガの記号的表現のガンコおやじがそのまま現実世界に飛び出してきたような。

素朴そのもののパンにガンコおやじ、そしてそろばん(お会計)。ずっと変わらないままでいい、という見本がここにもある。


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天王橋下流の空堀川


[DATA]
木村屋
東京都東村山市本町4-2-3



[Today's recommendation]

Cafe Bleu
The Style Council
『Cafe Bleu』




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ツルボ(多摩湖自転車道 / 東村山市萩山町)


鶏がらスープのやさしい味わい 【らーめん いっ歩】

2017.08.25

 自転車のタイヤがパンクした。パンクっていうか、チューブじゃなくタイヤそのものに穴が開いているような状態なので、これはもう、どうあがいてもタイヤ交換である。
最近は自分で交換するのがめんどくさくて自転車屋さんにお願いする。だが、かかりつけの「MCS東村山」はお休みで、しょうがないので府中街道の郵便局の向かいの自転車屋に。
所要時間30分と言われ、向かいのブックオフで時間をつぶしていてボザールトリオのシューベルト/ベートーヴェン(Made in West Germany)を280円で購入。これはラッキーな買い物だったが、自転車の修理代は5080円。うーむ…。

この時点で1時半を回っており、昼食の店もすでに限定されつつある。
あとは期せずして昨日とまったく同じパターンをたどり、多摩湖自転車道を途中で引き返して萩山町でなんとか滑り込む。昨日と同様に新しめの店、「らーめん いっ歩」。


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このあたりは行政区画がわかりにくい。というのも、小平駅から西に2~3分歩けば東村山市になってしまう。多くの東村山市民はそのことに気づいていないんじゃないだろうか。僕も最近まで知らなかった。何しろ小平霊園の西半分が東村山市ということも相当意外だったし。

飲食店基準で簡単に整理すると、小平駅南口から「永田珈琲」の下の信号を渡って「清川そば」のところを自転車道に入ると右手に「よっちゃん酒場」が見えてくるが、その先の自転車道と南北に交差する道がもう市の境である。なので「うな圭」や「惣菜かぼす」なんかは余裕で東村山である。
市境の道を南に行くと「やきとり ひで」や定食の「百太郎」があるが、どちらも道の西側なので東村山市萩山町となる。だから、焼き鳥屋の角を西にしばらく歩いたところにある「らーめん いっ歩」は、もうどっぷり東村山市といえる。


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ここで、東村山市にこだわるような記述になっているのは、僕自身はもっと広く動いているが、家族、特に子どもたちに“地元”のいいものを伝えておきたいと考えたときに、“市内”がまず基本となるから、常にそういう線引きは頭にあるのである。特にこういう微妙な位置は、ミョーに気になるというわけだ。

ということで、気になるからこのあたりは自転車道を外れてよく通るのだが、このラーメン屋に気づいたのは半年前ぐらい。いまどきのラーメン屋っぽくも見えるが、突き抜けきれないようなギラギラ感の欠如が逆に気を引く。そもそも集客を望めない立地はともかく、営業しているところをあまり見ないのも謎なのであった。本日、14:23で“営業中”というのもまた、謎である。


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店内は思っていたより狭く暗い。いや、暗いのは照明の話で、雰囲気が暗いわけではない。カウンター6席のスナックのようなつくり。店主はいかにも真面目そうな若い男性。

いろいろな掲示物があって逆にメニューがわかりにくいが、たまたま座った席の目の前に張ってある基本味っぽい“鶏ガラスープで3種類、どれでも600円、塩・しょうゆ・みそ”から、しょうゆを注文。
「麺とモヤシ、大盛りにできますが」と言われ、モヤシ大盛りでお願いする。


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たとえば、ゆで上がった麺をどんぶりにあけ、その上から1杯分を小鍋で合わせたスープをかけるというような素人っぽいオペレーションが、むしろ安心感があってよい。こんな片隅の店で湯切りのパフォーマンス等を1対1で披露されても困ってしまうし。

ラーメンは、ちょっと甘いかなという気はするが基本的にやさしい味わい。中太ストレートの麺は特徴的だが、どこかでこういうの食べてるな… というタイプ。
具はチャーシュー、モヤシ、ナルト、ノリと、カイワレかと思ったら豆苗だった。けっこう大きい一枚肉のチャーシューは硬めだがしっかりした味付け。黒豆系のモヤシは甘めのスープによく合う。
食べ終わって席を立とうとしたら、「おなかにやさしいヨーグルトです」とランチタイムのデザートが出てきた。
遅ればせながら、“体にやさしい”がこの店のコンセプトなのかなと思った。


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全体に主張が強すぎないのは個人的には好印象。素人くさい分、丁寧な仕事でいいんじゃないかな、と。
こういう店が近所にあったら通うだろうなと思う。いや、これくらいの距離感は十分通えるんだが。


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[DATA]
らーめん いっ歩
東京都東村山市萩山町1-27-23



[Today's recommendation]

Beaux Arts Trio The Trout
Franz Schubert / Ludwig van Beethoven
『Trout Quintet』 / 『Ghost Trio』
Beaux Arts Trio et al.




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2017.08.25 (名前のない)餃子の店/東京都東大和市南街1-3-2

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餃子300円/パック


ハンバーグソースの記憶 【にな川】

2017.08.21

 JR武蔵境駅周辺は、中央線の高架化で大きく変わった。駅の西側、クイーンズの向こうの南北通路はちょっと前まで踏切だったはずだが、その様子をもう思い出せない。
この年になるとそういうことだらけだが、味の記憶は案外残っていたりする。


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その高架下からさらに西、線路の南に沿う通りにある「にな川」は、駅前大衆食堂と学生街の洋食屋の雰囲気を併せ持つ。


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この店はオープンな感じで、外から様子をうかがうとお店のお母さん的な年配女性がカウンター席に座っているのが見える。これはヒマ=客が少ないことを示しているのでタイミングはいいようだ。
しかし中に入ると、L字形カウンターの左手前に曲がっている部分、外からは見えないあたりに客が3人。60代くらいの男女で明らかに常連、というのも、お母さんは横に座ってこの人たちのおしゃべりに参加していたのであった。
僕はカウンターの長いほうの辺の端の席に座ったが、居心地はよくない。短辺に座る3人の視線をもろに左半身に受ける形だからだ。


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でもこういうのは、気になるのは最初だけで、すぐにどうでもよくなる。だって気のよさそうな人たちだし、だいたいこの人たちの年代になると他人のことなんか見ちゃいない。
まあ、でもここは学生街なだけに、これが学生だったら、と考えるとゾッとするんだが。


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カウンターの中には息子さんくらいの年代、すなわち僕より若そうな男性。ちょっとロックな雰囲気だが、寡黙で真面目そう。
ランチメニューから、Bランチ(ハンバーグ・焼肉)650円をオーダー。


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ハンバーグの種をフライパンにのせる。隣のフライパンに卵を落とす。その隣でハンバーグソースを温める。強火用バーナーの中華鍋で豚バラ肉を炒める。――目の前のお兄さんはこれを同時に行っているのだが、調理器具も火口も4つ使っている。650円とは思えない手のかけようなのである。
この時点で、おいしくないわけがないと思えてくる。ついでに、というかよく見てなかったが、みそ汁も温める必要があるわけだし。


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ハンバーグは箸を入れるとジュワッと肉汁があふれる。見た感じほぼ肉のみで、味も混じりけがない。
ドゥミグラスソースはトマトが強めで甘さ控えめ。焼き肉のたれは逆に甘めのしょうゆ系。どちらの味付けもご飯によく合う。
硬めに炊かれたライスの量は、僕の基準では多い。表の看板には“学生さんライス大盛りサービス中”と書かれており、そのへんはやはり学生街ノリだ。
みそ汁の具はワカメと豆腐だが、どうもワカメとは違う食感のものが混じってるな、と見てみるとかつお節である。それも薄い花かつおじゃなく、ちゃんと削ったようなもの。どうりでおいしいはず。
全体に大満足の内容である。


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ところで、たっぷりのハンバーグソースを目玉焼きや付け合わせのスパゲティなんかに絡めて食べていると、妙に懐かしさがこみ上げてくる。昔、こういう味の洋食をよく食べていたような… と、すっかり忘れていた記憶がかすかによみがえる。そのものはチキンソテーで、その店ではチキングリルと呼んでいたかもしれない。
場所は漠然と地下鉄早稲田駅のあたり。高田馬場の中華屋「秀永」の支店が夏目坂の上り口にあったころの記憶とシンクロするので、そのへんだったような気もする。

それ以上はどうしても浮かんでこない。
もう一回このハンバーグを食べればもっと思い出すかもしれない。


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[DATA]
にな川
東京都武蔵野市境南町3-1-6



[Today's recommendation]

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Rubén Blades
『Buscando America』




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味も値段も昭和です 【清竜】

2017.08.13 清竜

 西武新宿線花小金井駅の西側に伸びる光ヶ丘通り。その長くまばらな商店街の真ん中らへんにある中華料理屋「清竜」。小平商工会のサイト「こだいらネット」によると創業45年の老舗である(http://www.kodaira-net.jp/seiryu/)。
まさに昭和の街の中華屋さんのたたずまいであり、僕の考える古い商店街の基本要素、すし・そば・中華の一角を担う。
この商店街は、ほかにも古い商店や飲食店が残っていたり、形跡をとどめていたりする。古いすし屋もそば屋も現存する。


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商店街とは、鉄道の駅周辺や大規模集合住宅、古くは街道の辻など、交通の便がよいところ、人が集まる場所に自然発生的に形成された商業集積である。経済産業省の商業統計では商業集積地区(商店街)は駅周辺型、市街地型、住宅地背景型、ロードサイド型、その他に分類されている。
この光ヶ丘がそのどれに当たるかと考えると、駅周辺型(JR、私鉄などの駅周辺に立地)とするとこのあたりまで来たらけっこう遠いし、住宅地背景型(住宅地や住宅団地を後背地として立地)かといえば、僕はこういう場合まず団地を探すのだが、ここにはそれが見当たらない。
だったら背景は何だったんだろうと想像するのはけっこう楽しい。古地図散歩がはやっているが、昭和40年代地図とかでも面白いんじゃないかと思っている。

光ヶ丘通りで10軒ほどある気になる店のうち、この清竜はかなり早い段階から目に留まっていて、いつか入ろうと思いつつもただ店の前を通過する日々が続いていた。僕の場合、目に留まるのは入りにくそうな店ばかりなのでそういうことが多いんだが。
本日は午前中忙しくて昼ごはんに出る時間がずれ込んだりして、期せずしてここに照準が定まったという感じ。


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店はこじんまりしていて、テーブル席のみ4人×2、6人×1の3卓。
6人掛けの大テーブルでは4人組が「いいちこ」の一升瓶を囲んでいる。僕は奥のテーブル席に着いたが、席の配置がぎちぎちで、宴会の人たちとの距離感が近くタバコも煙い。
これは失敗したな… と思ったが、宴会のメンツはきわめて素朴な人たちのようで、すぐに気にならなくなった。僕より10歳くらいは上と思われるが、中でも年かさなのか“先生”と呼ばれる人がうんちくを披露する形になっていて、はじめ江戸時代の食肉文化から犬の戦闘能力に話が移り、子どものようにワイワイやっている。皆さんこういう飲み方をしたら世の中もっと平和になると思う。


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注文は半チャーハンラーメンセット700円。
お店のお母さんは少し背中が曲がっているが明るく元気に動き回っている。厨房のお父さんもシャキシャキな身のこなし。どちらも75は超えているだろうか、それでも接客・運用がきびきびしていて気持ちいい。
すぐに中華鍋をガコガコする音が聞こえてきて、まもなくチャーハンができあがる。ラーメンも同時に完成。かなりスピーディー。


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ラーメンはあっさりというよりしっかりだしがとられている感じ。野菜の甘味・うま味が強く、しょうゆも濃いめ。
具はチャーシュー、メンマ、ナルト、ワカメ、ネギ。歯応えも風味もしっかり感じるもも肉のチャーシューは僕の好きなタイプ。昔ながらの味わいだ。
チャーハンもシンプルに、具はチャーシュー、卵、グリーンピースのみ、味付けもかなり好み。面白いのは切り昆布が添えてあること。中華炒め的なもので、けっこうたっぷりなだけにちょっとビミョー。


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ちょうど1カ月前に食べたあんちゃんのチャーハンとラーメンセットが780円でかなり安いと思ったが、ここはさらにその上をいく。
昭和の商店街探訪に始まって、雰囲気・味わい、最後お値段までも昭和のままのお店であった。


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[DATA]
中華料理 清竜
東京都小平市鈴木町2-228



[Today's recommendation]

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Hamako Watanabe
『GOLDEN BEST』




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猛暑日にあんかけ焼きそばを食す 【酒楽和華 清乃】

2017.07.03

 暑くなると食べたくなるものの一つにあんかけ焼きそばがある。これは、(インド方面で)よくいわれる、暑いときほど発汗を促す食べ物を欲するというアレで、汗をかく3大要素? “カラミ、トロミ、ギトギト”のうち、あんかけ焼きそばはトロミ要素を受け持つ。

僕があんかけ焼きそばを食べて気に入った店はなぜかすぐ閉店してしまうということが続き、好きな食べ物のわりにお店が定まらない状態なのだが、候補はいくつかある。そのうちの一つが小平駅南口の「酒楽和華 清乃」。


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小平商工会のサイト「こだいらネット」には、「小平駅南口で昭和52年から営業。炉端焼きから和食と中華の店にリニューアル」とある(http://www.kodaira-net.jp/kiyono/)。年配の方と若い方の写真が掲載されており、別の情報によればお父さんが炉端焼き担当で息子さんが中華担当とのこと。
小平駅北口の「割烹 清乃」の南口店ということだが、メニューに関連性はなさそうだ。


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駅から1~2分という近さだが、隅っこというか線路端のどん詰まりで、この店をめざしてやって来る人以外にほぼ人通りはないものと思われる。
2010年のリニューアルということで、お店の外観はモダンできれいである。
店内は思ったよりもゆったりとしたつくりで、ガラス張りの壁とコンクリート打ちっ放しの塀の狭間に植栽を施して間接光を取り入れ、おしゃれで落ち着いた空間を演出している。鋭角三角形の敷地で奥に行くほど狭くなるが、一度カウンター席と厨房で絞り込むことで、その奥の円卓の空間を広々と感じさせるという設計コンセプトのようだ。そのさらに向こうはちょっとしたオープンテラスになっている。
ただし、その狭い部分に掛けられた暖簾が北島三郎というあたりに炉端焼きのDNAがちらほら。


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カウンターの中にサイトの写真の息子さんがいて、サービス係は奥さんだろうか。2人とも笑顔の接客でとても感じがよい。
先客はカウンターの真ん中に2人。右が生ビール、左がBIDANにホッピーで、「カツオ刺うまっ!」とか言ってる。昼間から。

BGMに平山みきの『真夏の出来事』がかかり、「お、いいぞいいぞ」と盛り上がっていたら、続いて平原綾香の『Jupiter』で、おじさんガクッとなる。次が松田聖子『夏の扉』って、USENだと思うんだが、どういうチャンネルなんだろう。ファン〇ジー北〇の件といい、運営コンセプトにゆらぎがみられるなぁ。


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あんかけ焼そばは、サラダとワカメスープ付きで700円。
具は、モヤシ、ハクサイ、ニラ、キクラゲ、エビ、イカ、アサリ、カニと、まあまあ豪華。カニはカニ缶とカニカマの両方入ってる気がする。
しょうゆベースのそれほど甘くない甘辛で、ショウガがちょっと効いている。ざく切りハクサイの芯が熱々で、一口で食べようとしたらやけどしそうになった。アツアツだけどシャクシャクなのが好ましい。
量はあっさりめに見えるが、意外におなかいっぱいになる。
具も味も量もちょうどいいというか、たいへん満足のいく内容である。

帰りに多摩湖自転車道で例の猫(2017.06.22 関根屋 参照)がくたばっていて、周りをおばちゃん3人が取り囲み、事件性を漂わせている。僕が写真を撮っていたら、おばちゃんの一人が「息だけはしてるみたいよ」って(笑)。
家に帰ったら、うちの猫もくたばってる。
本日は各地で今年初の猛暑日を記録。猫もぐったりだ。


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[DATA]
酒楽和華 清乃
東京都東村山市恩多町5-27-25



                                        

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