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変わっていくこと、変わらずにいること 【村山ホープ軒 東大和店】

2019.04.17

 「村山ホープ軒 東大和店」は去年12月以来。

前回「村山ホープ軒 東大和店」の次の記事が吉祥寺の「ホープ軒本舗」。
今回は千駄ヶ谷の「ホープ軒」からの「村山ホープ軒 東大和店」。
この系統はあとを引くようだ。

料理写真が、特に色味的に前報とほとんど変わっていない点について、あらかじめお詫び申し上げます (*_ _) ス、スマン…


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前回と変わっている点が2つある。
まず、庇テント。トレードマークともいえる黄色から、赤地に白抜き文字に。


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過去写真:2018.05.10(左)、2018.12.11(右)

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これは武蔵村山の本店と同じデザイン。本店もこの色に変わったのは最近のことだと思うが。
ちなみに暖簾は前回すでに黄色から白に変わっていたことに、いま写真を見直して気づいた。


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もう一点はスタッフで、若い女性がいる。
以前、一度目にした魔法使いの弟子と同じ人だと思う。お見かけしたのはそのとき以来だが、ずっとやられてきたのかはわからない。


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いずれにしろ、この時代の変わり目に心機一転、テコ入れ的な動向は明るい話題。
元号が変わるタイミングの年末、さらには年度末と、ある程度予想してはいたが店を畳むケースがググッと増えていることに衝撃を受けているだけに。


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注文はラーメン700円+もやし130円。
いつもと変わらないラーメンの味。


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変わっていくことと、変わらずにいることと。
あるいは、変わらないために変わっていくことと。


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[DATA]
村山ホープ軒 東大和店
東京都東大和市南街4-13-12



 野火止緑地の“青い”花たち


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タチツボスミレ ジロボウエンゴサク ムラサキケマン

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ヒメオドリコソウ ハナダイコン ハナニラ



[Today's recommendation]

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◆ 猫写真はこちら その1 その2 その3




https://youtu.be/zqNTltOGh5c


禁断の花と幻の花と、ケシの実パン 【ふれあいガーデン 草星舎】

2018.05.10

 東京都薬用植物園をご存じだろうか。
西武拝島線東大和市駅の改札から徒歩2分。敷地面積3万1398㎡の園内に1600種余りの植物が栽培されている。


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――昭和21年設立以来、薬務行政の一つとして、薬用植物を収集、栽培しています。現在は主に、危険ドラッグや健康食品の指導・取締りに向けた植物鑑別等の試験検査、調査研究を行うほか、薬用植物の正しい知識の普及に努めています。東京都薬用植物園HP


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石原慎太郎都知事時代の2005年、東京都の行政評価で、東京都薬用植物園が“存続も含めて見直し”と発表された。担当局の福祉保健局での見直し案に運営改善案として民間委託が盛り込まれ、その後数次の見直しを経て、2010年度以降、園の運営業務は民間委託(ケシ、大麻栽培など一部直営)という形で存続することになった。


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園内には薬草・有用植物・有毒植物や、山野草・水生植物なども栽培されるほか、温室・冷房室も設置。
希少な植物種も多く、近隣住民にとって憩いの場として親しまれているほか遠方からの来訪者も多い。年間の来園者数は12万人を超す。


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この時期は特にケシの花が人気。
二重柵に囲われ何台もの監視カメラが設置された物々しい雰囲気の“ケシ・アサ試験区”では、法律で栽培が禁止されているケシやアサが植えられている。
こちらは都内で唯一、全国でも珍しいケシの花が見られる施設という。


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たまたま出かけたこの日、園内には多くの薬学生風の姿が。
園のHPには“ケシの開花期(5月)には、麻薬取締員や薬事監視員、医学・薬学・看護学生を対象とした「ケシ特別講座」を実施しています”とある。


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ケシ・アサ試験区と僕がよく行くロックガーデンの間に、ログハウス風の建物を発見。
“おいしいパンあります”の札が掛かっている。


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僕はこの植物園に年に何度も訪れているが、この施設の存在を知らなかった。
HPによると、その一帯は“都民が体験的に学び交流する憩いの場”として2010年4月に新設された「ふれあいガーデン」という区画で、売店の名前は「草星舎(そうせいしゃ)」。
手作りパンや“土佐産ぶんたんドリンク”などのジュース類、キャンディ、お茶類などの食品のほか、植物苗、書籍、地元福祉団体による手作りクラフト品などを扱っているようだ。また、リースやクラフト作り体験、薬膳料理やハーブ教室、観察会などのイベントも実施している。


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三度のメシよりあんパンが好きな家族に… と思ってのぞいてみる。
思ったよりもパンの種類が豊富。どれもおいしそうで目移りするが、手書きPOPの“ケシの実付き!”の文字を見て、よもぎあんぱん180円に決定。ケシの花を観賞したあとだけに。
もう1品、桜塩漬け北海道こしあん160円を選ぶ。


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トレーがかわいいので撮影させてもらっていると、店員のおばさまが「一橋学園のバリーさんのパンなんですよ」と。
詳しく場所を教えてもらって売店をあとにする。


180510 soseisya-31 ホシノ天然酵母パン バリー 東京都小平市学園東町2-4-11


これまでその存在を知らなかったのは不思議でしょうがないが、民間委託の目的の一つが業務サービス水準の向上である点を考えれば、大きな役割を担っている施設であり、またその目的は十分達成されていると感じた。
薬用植物園を訪れる楽しみが増えた。


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帰りしな、“青いケシ開花中”の張り紙を発見。“ヒマラヤの青いケシ”と呼ばれる人気の花だ。
このケシは麻薬成分を含まないため栽培が禁止されているわけではないが、ヒマラヤやチベット原産のため暑さに弱く、栽培が非常に難しい。“幻の花”といわれるゆえんである。
温室の横の冷房室で栽培されており、ガラス越しに鑑賞できる。


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合法・違法・パン製法(?)
なぜか、ケシ・ケシ・ケシな一日。


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[DATA]
ふれあいガーデン 草星舎
東京都小平市中島町21-1 東京都薬用植物園内
https://www.facebook.com/fureaigarden/
http://www.fureai-garden.net/



[Today's recommendation]

Delius On Hearing the First Cuckoo in Spring Beecham RPO
Frederick Delius
『On Hearing the First Cuckoo in Spring』etc.
Sir Thomas Beecham(Cond)/ Royal Philharmonic Orchestra

https://www.youtube.com/watch?v=YcrKIMf6sJo



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◆ 猫写真はこちら


いまに残る貴重な自然と風景と、ラーメンと 【一元】

2018.04.05

 早春、他に先んじて花を咲かせる草本のうちには、活動期自体が短く、5月ごろには地上部が枯れて長い休眠期に入るものがある。これらは「スプリング・エフェメラル」(Spring Ephemeral;直訳すれば「春のはかないもの」)と総称される。「春の妖精」とも。
多摩地域で見られるものとしては、キンポウゲ科のアズマイチゲ、イチリンソウ、ニリンソウ、ケシ科のジロボウエンゴサク、ユリ科のカタクリ、アマナ、ヒロハノアマナなどがある。
特に、可憐な紅紫色の6弁花をいっせいに咲かせるカタクリは人気が高く、武蔵村山の野山北公園や清瀬の中里緑地の群生地には毎年多くの人が訪れる。

夏日が2~3回と異常な高温が続いて、今年カタクリを見に行っていないことに気づいて焦った。
去年の自分の記録を見てみると、4月13日の中里緑地で「見ごろをちょっと過ぎていた」とある。清瀬市のHPには「きよせカタクリまつり 3月31日~4月8日」のお知らせが載っている。
まだ大丈夫かな…?


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わずかに残っていたA地区のカタクリ


空堀川沿いのA地区。ジロボウエンゴサクやクサボケが花をつけ、ヤマユリ、ウバユリ、ギボウシ類の芽出し。斜面に紅紫色は認められない。カタクリの花はほとんどしぼんでしまっている。
すれ違った女性が「終わっちゃってますねー」と。
清瀬四小向かいのB地区、せせらぎ公園下流のC地区も状況は同じ。このところの高温が響いて、去年よりさらに2週間ほど花期が早まったようだ。


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ジロボウエンゴサク、クサボケ、イカリソウ


帰り、知らない道を走っていると雑木林の入り口に“ラン観察会場 清瀬市”の立て看板を発見。場所は… 上組稲荷神社の西の雑木林としかいいようがないか。
こちらはシュンランが見ごろで、小路の真ん中に大株が残っていたりする。
ほかにキンランとギンランが芽を出していた。


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シュンラン


清瀬市の西武池袋線の北側には、このように貴重な自然がところどころに残っている。
中里1丁目あたりの畑地からは武蔵野の雑木林と里山環境がしのばれる。

そして… ラーメン屋も、昭和である。


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志木街道沿いの「一元」は、数少ない昔ながらのラーメン屋さん。
中華屋はぽつりぽつりと残っているが、ラーメン専門店、それも鶏ガラの中華そば系となるとほとんど見なくなった。


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こちらには20年前ぐらいに一度入ったことがある。かなりのご高齢のおじいさんがやられていたと記憶している。
今回、久しぶりに入ってみると、かなりのご高齢のおじいさんがやられている。
うーむ…。


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こういうことはときどきあって、年齢の絶対値としてではなく相手との距離感で印象づけられる。たとえばこちらの店主と自分の年齢差が30年として、30歳年上は昔も今も“かなりのご高齢”には違いないということなんだと思う。
僕の“印象”、かなりいいかげん。


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注文はワンタンメン560円。
店内は、鋭角に曲がったカウンター10席ほど。
カウンターの天板や、麺ゆで大釜の立派な木のふたなど、ところどころ新しそうなので、最近改装したのかもしれない。


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お客さんは、僕の前に3人。
途中、小学校低学年くらいの男子が勝手口から入ってきて、もじもじしながらお店のお母さんに何か手渡している。
「…ばあばが持っていけって」
トトロのカンちゃんみたいだ。
すぐにおじいさんも入店。2人で僕の横に座って「ワンタンメン2つ、うち1つ大盛り」と注文。


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BGMは後ろのCDラジカセの歌謡曲。
『浪曲子守唄』『昔の名前で出ています』『北へ』『兄弟船』…と、自主編集の統一感のなさ。
〽こ~おべじゃー なぎさとぉー…
と、隣のおじいさん、気持ちよさそう。


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続いて、小学生の姉弟を連れたおばあさんが来店。注文は「ワンタンメン3つ」。
僕の分から6杯連続でワンタンメンだ。

こういうお店に春休みのお孫さんを連れてくるおじいさん・おばあさんって、なんかいい。
孫や社会に媚びていない。


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ワンタンメンは、何も特別なところがない普通のラーメン。
やはり貴重な昔ながらのラーメン屋である東久留米「大吉」の店主が「こんなの、ただのラーメンだよ」と言っていたのを思い出した。

すっきりと心に沁みる、ただのラーメンである。


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[DATA]
一元
東京都清瀬市元町2-4-12



[Today's recommendation]

Akira Kobayashi
Akira Kobayashi
『Zenkyoku Shu』

https://www.youtube.com/watch?v=rhCubEfRcuw



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◆ 猫写真はこちら


半チャーハンラーメンを考える 【ひさご 中華料理】

2017.04.17

 半チャーハンラーメン、いわゆる半チャンメンというものがある。その店の味の基本を2つ同時に確認できる便利なメニューである。
これを初回入門用と捉えるか中心メニューとみなすかは店のメニュー構成によって変わってくるわけだが、半チャンのメッカ神保町なんかと違って郊外の街中華は少品種で勝負できる環境にはない。いろいろセットメニューを工夫して1人でも釣れてくれればという、そんな撒き餌の一つとして半チャンメンも位置づけられる。

と書いているそばから何なんだが、僕はわざわざ半チャーハンラーメンを食べに行く店がある。それがこの「ひさご」だ。
なぜそうかというと、単純にここのチャーハンが好きなのである。


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チャーハンはその筋では大きく、ぱらぱら系としっとり系に分類される。オイリーとかベッチャリとかフワフワなどと表現されることもある。
ひさごのチャーハンはそういうカテゴライズとはちょっと違った部分に特徴があって、あえて命名するとすれば“ムニムニ系”となる。“弾力系”でもいい。
まあ、写真をみてわかるように、このチャーハンにはナルトがたくさん入ってる。色合いがきれいである。そのナルトの噛み応えが支配的だから“ムニムニ”となる。


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もちろんナルトは味にも影響を及ぼす。
ラーメンにナルトがのってると異物混入のごとくに大騒ぎする人がいるくらいだからチャーハンのナルト否定派も当然存在するだろう。しかし街中華はそもそもそんないいものでもないし、冷やし中華やソース焼きそばに至っては存在そのものがB級だ。

僕は伊達巻きそのものは好きではないが、五目中華の伊達巻きは容認派である。
ナルトそのものは好きではないが、チャーハンのナルトはむしろ推進派である。


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ひさごのチャーハンはナルトだけでなくチャーシューと卵もたっぷりだからふくよかな味わいになる。ナルトとチャーシューの塩分を考慮した味付けがちょうどいい。むらなく丁寧に炒められており、ごま油の風味もよい。
それならチャーハン単品にすればいいのでは、と思われるかもしれないが、そうではない。このチャーハンは半チャーハンがちょうどいい感じがする。食べすぎないほうがいいというような。

そこはやはりジャンキー一歩手前、B級な味わいということだろう。
もちろん昔ながらの滋味豊かなラーメンの存在も、この半チャーハンラーメンで忘れてはならないが。


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[DATA]
ひさご 中華料理
東京都東大和市向原6-1179-4



                                        

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野火止緑地のジロボウエンゴサク群生地は消滅の危機にひんしているようだ


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