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新しいけど、ナツカシ感いっぱい 【Boulangerieこむぎ】

2020.05.30

 4~5日前、昼ごはんのパンを買って帰宅した相方さんが、「『こむぎ』さん、あんドーナツ土曜だけだって」と言う。

解説します。
1カ月ほど前の記事「原色あんドーナツ図鑑」に掲載していない気になるお店がけっこうあって、折を見て食べてみようと思っている。
で、相方的に気になっていたらしい「Boulangerieこむぎ」に、買いに行ってみたらしい。

「え? そうだよ」と僕。「インスタにアップされてるし」

このところInstagramに軸足が移りつつある当ブログであるが、ブログに掲載したことのあるお店のインスタアカウントはなるべくフォローさせてもらうことにしている。
つい先日、「こむぎ」のインスタにあんドーナツがアップされていた。

本日は所沢の里山地帯を自転車で走り、その足であんドーナツを買いに「こむぎ」へ。

ちなみにこの日のルートは主要区間12km中、たぶん車と1~2台しか遭遇していないという、まさにSocial Distancingなポタリングコースである。田舎道にいきなり所沢名物・焼き団子のお店が出現したり希少植物の半自生地を偶然発見する(インスタ参照)など、素晴らしいコースであり、いずれ記事にできればと考えている。


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さて、「こむぎ」。
店内のケースにパンがたくさんあってうれしい。

ていねいな商いをしているパン屋さんはフードロスを避けるためだと思うが、余剰を出さないように焼いている印象を受ける。こちらも遅い時間に伺うと品物が少なくなっていることが多い。


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今日はまだ11時30分。オープンして1時間半だからサンドイッチは作りたてな感じだし、あんドーナツなんてトレーにぎっしりだ。
うれしかったので、あんドーナツだけでなくたくさん買ってお昼ごはんにすることにした。


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まず卵とにんじんラペ、卵とコロッケのサンドイッチを選ぶ。
はやりの高級食パン路線にこれっぽっちも関心のない高級でない自分的には、こういう素朴な食パンがおいしい。


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カレーパンは辛口キーマとうずらのゆで卵入りの2種。
焼きタイプなのでカロリー少なめ。辛口キーマはなかなかスパイシーで本格カレーの風味。


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そしてあんドーナツ。
まぶしてあるグラニュー糖の溶けた感じがいいし、こしあんもすっきり。もっちりしたパン生地によく合う。
このもっちり感、“「木村屋」たぶんこうだったんじゃないか劇場”にいちばん近いんじゃないだろうか。


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オープン2年と新しいお店でありながらナツカシ感もいっぱい。
こういうパン生地が、僕は好きです。


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[DATA]
Boulangerieこむぎ
東京都東村山市久米川町4-39-26
https://www.facebook.com/pages/category/Wholesale-Bakery/Boulangerie-%E3%81%93%E3%82%80%E3%81%8E-2355619217820311/
https://www.instagram.com/komugi.boulangerie/?hl=ja





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クマガイソウと所沢名物焼きだんご(所沢市大字日比田「三上さんちの焼だんご」)





インスタやってます (。-_-)ノ ヨロシク♪


梅雨時散歩の流儀は 【キッチンブラウン】

2019.06.23

 昨日(22日)の柳沢は天気予報にだまされて自転車で行き、ずぶぬれになった。
雨がひどいので公共施設等で雨宿りして、もう上がったかな…? と走りだすともっとひどく降ってくるという急性雨男症候群。

今日は相方が東小金井に用事があるというので花小金井から歩いていくことにした。
空模様は相変わらず不安定ではあったが、昨日ほど降ることはないだろうという脳天気なヨミは見事に外れ、駅舎を出たとたんポツリポツリと。
雨宿りした「ピーコックストア」は駅からわずか170mという (ーー;) ウーム…


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その第一波をやり過ごし、シティテラス小金井公園→小金井公園→よこみち横丁… みたいなルートで東小金井へ。
北大通りのあたりで再びポツリポツリ。
相方の目的地は駅直結のコミュニティステーション東小金井内「atelier tempo」。


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僕の考えていた昼ごはん候補の一つ「キッチンブラウン」はすぐそこで、先に食べようかということになった。
天気やら何やらに行動方針や入る店が左右されるのはいつものこと。


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「キッチンブラウン」は、このかいわいにいくつかある(あった)味のあるたたずまいの洋食店の一つ。
予想外の激セマ物件で、カウンター席2カ所(4席+3席)と4人掛けテーブル1つのみ。
よってテーブル席はあらかじめ「相席となります」と書いてある。


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はじめテーブルに通され、カウンターが空いたところで「よろしかったら…」とお店のおばさま。
お言葉に甘えて移動。


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注文は、カニクリームコロッケ・ビーフシチュー950円とチーズ焼ハンバーグ・豚しょうが焼900円(どちらもライス・サラダ・みそ汁付き)。


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こういう洋食店は2~3種類の盛り合わせ主体のメニュー構成であることが多く、2人で入るときはなるべくかぶらない組み合わせにする。
より多くの料理を味わおうという欲張りな性格なのだ。


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カウンター席からはコック帽のご主人の仕事ぶりがよく見える。
大火力のバーナーで熱した鉄板に調理したものを盛り付けていくスタイルだ。


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注文間違えた… みたいなやりとりも聞こえてくる。おばさまの親身な接客といい、客一人一人に誠実に相対する店なんだと思う。そのためにはこのくらいの店舗サイズがぎりぎりと。


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どちらのプレートも、パッと見、茶色い。
店名となっているブラウンソース… というかドゥミグラスソースがふんだんに使われているからだ。


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ハンバーグソースとビーフシチューはベースが同じだと思うが、時間をかけて煮込まれたような濃厚な味わい。
野菜の甘味が強く、洋酒系の香りがアクセントとなっている。


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ハンバーグはふんわりタイプではなくみっしり重量感のあるもの。カニクリームコロッケも重めのクリーム。
イマ風ではないかもしれないが、質実剛健な感じがよい。


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食べている間、激しく降っていた雨は、店を出るころには上がっていた。
雨宿りに入ったのは思ったよりずっと素敵なお店。
梅雨時の散歩も悪くない。


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[DATA]
キッチンブラウン
東京都小金井市梶野町5-6-11





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ネジバナとカラスビシャク(小金井公園)



 コダイラブランドの銘品

2019.06.23 玉川屋/東京都小平市鈴木町2-175

最初に雨宿りしたピーコックストアには地元の和菓子屋「玉川屋」のコーナーがあり、ときどき利用している。


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(許可をいただいて撮影)


「玉川屋」は“コダイラブランド”ブルーベリー商品のリーダー的存在。特にブルーベリーあんドーナツは銘品で、手土産に使ったこともある。


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コーナーを眺めていると「玉川屋」のおかあさんが商品の補充にやって来た。
お話を伺ったところ、ブルーベリーが丸のまま入っているのはブルーベリーあんドーナツとブルーベリー大福だけとのこと(ほかはジュースが餡などに練り込んである)。その2品を2つずつ購入。
これもまた、雨降りのちょっとした僥倖。


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売り切れ御免の荻窪名物 【高橋の酒まんじゅう】

2018.11.21

 腹が減っているときに甘いものを見たり思い浮かべたりすると無性に食べたくなる。
これまで、甘いものが嫌いなわけではないが、わざわざ食べるということはなかったので、嗜好が変わったのかも。
酒量は変わらないので、大酒飲みのスイーツ男子と。なんという美しくない響き… ┐( -"-)┌ フウ…

五日市街道吉祥寺東町あたりを走っていて、いきなり「高橋の酒まんじゅう」が食べたくなった。
1時近かったので、(時間的に)微妙… と思いつつも荻窪へ。


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1時24分到着。
お店の外に、外観写真を撮っている若い女性… というくらいの人気店。


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商品は酒まんじゅうオンリー。
受け渡し用の間口しかないごくごく狭い店内では、ショーケースの上に5個入りのビニールパックが載っている。
長女が旅行中なので5個では多い。
「何個から買えますか?」と聞くと、「1個からでも大丈夫ですよ」とおばさま。
「3個お願いします」
「お包みしますのでお待ちください」
と、おばさまは目の前の5個パックを手に奥へ。


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年配女性が入ってきた。
僕の包みを持って出てきたおばさまがおばあさんに、
「すみません、2個しか残ってないんです…」
えー!? さっきのは最後の5個だったのね… という光景が、この時間帯は毎日繰り広げられる。


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お店を出ると、入れ違いにさっき写真を撮っていた女性が入っていった。
まだ買ってなかったのか…
1個分けてあげればよかったな… と、ずっとあとになって思った。


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[DATA]
高橋の酒まんじゅう
東京都杉並区天沼3-1-9





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 野生ランの名花2種


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アマクサコラン(天草小蘭、Cymbidium koran
ヘツカラン(辺塚蘭、Cymbidium dayanum


日本には75属230種のラン科植物がある。
観賞価値の高いものが多く、エビネ属(Calanthe)、セッコク属(Dendrobium)、シュンラン属(Cymbidium)など、古くから盛んに栽培されている。一方、乱獲により野生絶滅状態の種も少なくない。
アマクサコラン(天草小蘭、Cymbidium koran)、ヘツカラン(辺塚蘭、Cymbidium dayanum)は、ともに九州の一部の地域に自生する。
(撮影して1カ月以上も掲載を忘れていた。時期がずれたが、貴重な花なのでとりあえずここに貼り、ころあいを見て正しい日付(10/11)に移動予定)


あの時代のC級グルメとは…? 【名代富士そば 小平店】

2018.10.11

 “グルメ”という用語がいつごろから日本で使われているのか知らないが、そこから派生し、いまやすっかり定着した“B級グルメ”の登場経緯は次のとおり。

――最初に登場したのは1985年とされる。フリーライターの田沢竜次が雑誌『angle』に連載した記事をもとに、『東京グルメ通信 B級グルメの逆襲』(主婦と生活社)が刊行された。そして1986年に文春文庫ビジュアル版で田沢竜次もメインライターとして参加した『B級グルメ』シリーズが刊行され、この用語と概念が広がった。(Wikipedea「B級グルメ」より)

時はバブル前夜。
“一億総グルメ”といわれた空前のグルメブームに、“グルメ=食通=高級”という既成概念を打ち砕く“B級”という提案が大きな役割を果たしたのは間違いない。
そして、インターネットなど存在しない時代において、一億総の下層構成員であるわれわれ“マルビ”(古っ…(笑))グルメにとって、この文春文庫『B級グルメ』シリーズはバイブル的存在だった。


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シリーズの1冊『東京・横浜 B級グルメの冒険』(1988年刊)に収録されているフォトグラファー・アマリ眞一氏によるエッセー『アマリ君の「東京C級グルメ」』に、次のような一節がある。

――給料日前でお金が乏しくなり、かなりストレスがたまった時、 ~ 僕は立喰いうどん屋に行きます。 ~ うどんの上に、コロッケ、かき揚げ、竹輪天、生玉子の4種をのせてもらい、おにぎりも2個とっていっぺんにいただきます。これでも620円です。


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これをやってみたい、というのはずっとどこかに引っかかっていたんだと思う。

立ち食いそば屋をいちばん多く使っていた学生時代、たしかにトッピング多数という発想はあったが、立ち食いとはいえすねかじりの身でやってはならない贅沢だと感じていた。
社会人になったらなったで、世間体や社会的地位(笑)が邪魔をする。

それから30年。人間、年をとると恥の概念が薄れるという…。


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ということで、去年小平駅前にオープンした「名代富士そば」へ。
構想としては、春菊天をベースに、コロッケもしくはイカ天、生卵の3種のせ。


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券売機でいくら探しても春菊天そばもイカ天そばも見つからないので、天ぷらは単品ということに発想を変え、“コロッケそば・うどん”410円をまず購入。
“天ぷら・コロッケトッピング 選べる”110円、“玉子生/温泉 選べる”60円をポチッとな。
その3枚を注文カウンターに提出。


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天ぷらは、天ぷら(野菜かき揚げ)、しめじ天(2個)、コロッケ、紅生姜天、紅生姜入りちくわ天(40円追加)の5種類。


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春菊がないのはちょっと痛いが、なかなかボリュームのあるしめじ天をチョイス。
玉子は生で。
ということで、いっぱいのっけ蕎麦、完成。
しめて580円。


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ビジュアル的に、どうだろう。
収まりがよい。
収まり、よすぎないか…?
コロッケかなり大きめ、しめじ天は通常サイズ2個、生卵… すべてがきれいに収まってる。
なんか、思ってたのと違う。


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あくまでも想像だが、器のサイズがわしらの標準と違ってるんじゃないだろうか?
昔、立ち食いといえば駅そば。いすどころか食べ物を置く天板のスペースもとれず、はみ出した客はどんぶりを手に持ってそっちのほうで食べていたりした。器のサイズも限られていたはず。
いま、立ったまま食べる立ち食いそば屋はほとんどなくなった。器の制約がなくなった… とか?


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見た目、収まりがよく、はみ出し感がない。
過剰な感じを求めるから、肩すかしを食らう。
これを文献に忠実に天ぷら2個にしたらどうか? それでは本当に過剰で、美しくない。

昭和時代の理屈の世界に誘い込まれて、思わぬ袋小路に入り込んでしまったようだ。


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[DATA]
名代富士そば 小平店
東京都小平市美園町1-6-1 グリーンプラザ1F
https://fujisoba.co.jp/



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https://www.youtube.com/watch?v=A2VpR8HahKc



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アマクサコラン(天草小蘭、Cymbidium koran) ヘツカラン(辺塚蘭、Cymbidium dayanum


カモナ・マイ… 【おじゃんせ】

2018.10.07

 花小金井駅南口のせいぶ通りにある居酒屋&定食屋「おじゃんせ」。ハナコ周辺でも特に入りにくいオーラを強くまとうお店である。
一度思い切ってドアを開けてみたことがあったが、入ってすぐのカウンター席に座っている若い男の子が、いまお母さんがいないからできるかどうかわからない、と。ケータイで確かめてくれ、やっぱりできない、と。
家…? って感じで、いちだんとハードルが高くなったという経緯がある。


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本日も相方がおそるおそるのぞき込み、通りの向かいに及び腰で待機しているワタクシにOKサインを送ってくるという、テレビのアポなし旅番組のようなドタバタなプロセスを踏んで入店 (; ̄ー ̄A ヒヤヒヤ…


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店内にはご高齢のお店のおかあさんと、左手の上がり席でわしらに見向きもせずテレビ見てる客なのか関係者なのか判別不能な高齢男性。
その横のテーブル席に上がらせてもらう。


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ていうか、カウンターには5~6脚いすが置いてあるが、天板まわりが雑然としていて、せいぜい3人までしか座れない。小上がりの奥のテーブルは、男性(どうやら店主らしい)専用席のようにも見える。
2人組以上で利用する場合、その座卓ぐらいしか使えそうにないのだ。


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表に張ってあったランチメニューというようなものが店内になく、おかあさんが口頭で、「焼きそば、焼きうどん、焼き魚定食、ギョーザ定食…」。壁の短冊を指して「ここにあるのはだいたいできますけど」
400円という屋台価格の焼きそばと、自家製というところにひかれるギョーザ定食600円を注文。


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お店のおとうさんらしき人はずっと客に背を向けたまま『NHKのど自慢』を鑑賞なさっているわけだが、五木ひろしが終わって結果発表みたいのがあって、ようやく1時のニュースが始まって、ヤレヤレ… と安心していると、おもむろにリモコンでチャンネル変えられた。
あっけにとられ、ふと向き直るとカウンターの中で調理中のおかあさんと目が合い、プッと噴き出されてしまった。よっぽどマヌケな顔していたに違いない。


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気配に気づいて振り向いたおとうさん、屈託のない笑顔で「これ、案外おもしろいんですよ」と。
テレビでは、文枝師匠が「いらっしゃ~い♪」

ううむ…
どこかよそんちにおじゃましてる感、マックス…(笑)。


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焼きそばは予想以上にボリュームがあって、野菜もたっぷり。
たまたま2日続けて同じような焼きそばを食べているが、値段は昨日が倍近くした。


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ギョーザも大きめ… というか太ってる。餡がみっしり詰まっている。
肉率の高い餡だが、ニンニクとニラのパンチがけっこう強い。
焼きそばもギョーザも、家庭的というより駅前大衆食堂などを思い出させるような、懐かしさいっぱいの味わいである。


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気さくでしっかり者っぽいおかあさんと、実に人のよさそうなおとうさんのご夫婦。
たべもの屋を始めて22年、それ以前はリサイクルショップで、合わせて40年以上この地で商売している。


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「どうして“せいぶ通り”っていうんです?」と聞いてみた。
昔、このお店のマンションの場所にボウリング場があり、その上だか裏だかに名前に「せいぶ(西武?)」と付く料理屋があったそうだ。お店はとっくになくなっているが、通りの名として残っている、と。

いまは昔ほどのにぎわいはない。嘉悦大学ができたが、最近の学生はあまりお店に入らない。中国人留学生が多く、うちのお客さんにも何人かいて、お父さんが日本語を教えた ―― とおかあさん。
「3人ほど教えました」とおとうさん。


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“おじゃんせ”は鹿児島弁で、“いらっしゃ~い♪”
まるで商売っ気なく、Everybody's WelcomeでCome On A My Houseな食堂なのであった。


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[DATA]
おじゃんせ
東京都小平市花小金井南町2-18-3





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https://www.youtube.com/watch?v=mriXncI96lw



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 野生ランの名花2種


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アマクサコラン(天草小蘭、Cymbidium koran
ヘツカラン(辺塚蘭、Cymbidium dayanum


日本には75属230種のラン科植物がある。
観賞価値の高いものが多く、エビネ属(Calanthe)、セッコク属(Dendrobium)、シュンラン属(Cymbidium)など、古くから盛んに栽培されている。一方、乱獲により野生絶滅状態の種も少なくない。
アマクサコラン(天草小蘭、Cymbidium koran)、ヘツカラン(辺塚蘭、Cymbidium dayanum)は、ともに九州の一部の地域に自生する。


卸直営 おいしくお得な市場食堂 【海鮮市場食堂】

2018.04.26

 サシミが食べたくなったので市場へ行く。
といっても、マグロを競り落としてさばいて… という話じゃなくて、市場の食堂でちゃんと定食になってる。市場といっても築地や港町に出かけるわけじゃなく、自転車でちょっとの距離にある。


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東久留米卸売市場(得得市場)は2014年6月リニューアルオープン。
市場内には2店の食堂があって、市場開業時に「市場のおばちゃん食堂」が、その半年後の2014年12月に「海鮮市場食堂」がオープンした。


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キンラン、ササバギンラン(多摩北部医療センター)


海鮮市場食堂は、市場の卸売業者である東京北魚株式会社の直営店。
魚のプロ中のプロによる運営であり、ネタのよさには定評がある。


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実は2日前に訪れているが、1時半の来店時にはすで閉店していた。といって、12時台のピーク時だと行列ができていたりする。
自分には刺し身の皿を持って行列に加われるほどの根性はないので、時間の見極めが難しいのだ。


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“サシミの皿もって”問題について。
このお店のシステムはちょっと変わっている。

定食の場合、まず表の冷蔵ケースからセルフでおかずの皿を取り出す。
次に、入り口の券売機で自分がピックアップした皿に対応する食券を購入する。もちろん先に食券を買ってもかまわない。


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席に着いて食券をおねえさんに渡す。おねえさんでなくおばちゃんのこともある。
ご飯とみそ汁と小鉢のセットが提供され定食が完成する、というシステムである。

なので、席が空いていないとサシミの皿を掲げて通路に呆然と突っ立たされるはめになる。


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ころあいと予想して1時に来店。
客入りは3割くらいと、ちょうどころあい。


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ただし、ネタケースが寂しい。時間が遅いとこういう問題が生じるか…。
狙っていたさしみ定食980円は1皿しかない。1皿だとどうしても残り物感が漂って、鮮度も悪そうに映ってしまう。


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ということで、まだたくさん残っていて、それは人気の証しのように思える三点盛定食620円に。


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三点盛りは、ネギトロ、ブリ、イワシ。


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市場のHPには「当店は天然本マグロを使用しております」とある。
北魚で仕入れたマグロを食堂に卸していて、ネギトロは中落ちなどの端材が使われている。その量がすごく、普通のネギトロ丼分くらいは十分にありそうだ。
つまり、ネギトロ丼に別皿でブリとイワシの刺し身が付いて620円、と見なすこともできる。
コスパ、おそろしく良好。


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なにしろ刺し身の量が多く、自分の感覚ではご飯の量との釣り合いがとれていない。普通に食べていたら刺し身を半分くらい残してご飯がなくなってしまう。
すると、目の前の柱に“おかわりは現金で”の文字を発見。ごはん100円、お味噌汁・半ライス50円。
カウンターの中のおねえさんに「半ライス」と注文。これでちょうどよいバランスになった。


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お店を出てすぐ、ものすごい満腹感に襲われる。
バランスを重視するあまり、絶対量というものに気が回らなかった。明らかに食べすぎ。
とはいえ、酒飲みではあるがサシミにはとにかくご飯、という人なので、次に同じものを食べたときおかわりを我慢する自信がない。
悶々とする食堂であった。


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[DATA]
海鮮市場食堂
東京都東久留米市下里5-12-12 東久留米卸売市場
http://ibeam.sakura.ne.jp/tokutoku/?page_id=887





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ハイレベルな麺、兄弟対決 【むぎきり】

2018.04.15

 1653年に築かれた玉川上水のうち、特に中流部(小平監視所より下流の開渠区間)は、古い樹木が残り、豊かな木立に覆われている箇所が多い。
その林下には貴重な植物が生育する。

このあたりではめったに見られないフデリンドウの自生地があり、もしかしたら… と行ってみたらちょうど見ごろだった。
希少植物には盗掘問題が付きまとうが、フデリンドウは2年草で花をつけた株は残らないので、掘り上げても意味がない。


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フデリンドウ(左) キンラン(右)


これまで知らなかったが、そのあたりはキンランが多かった。ほかにホウチャクソウやニリンソウなども見られる。ニリンソウは早春、キンランは連休明けのイメージなので、同時に咲いているのは変な感じ。今年のキンランは異常に早いのだ。
たいへん見栄えのする花ではあるが、キンランはラン菌と呼ばれる共生菌への依存度が高く、鉢上げはもちろん地植えでも栽培は不可能なので、掘り上げても意味がない。

基本的に植物の盗掘はよくないことだが、このように科学的根拠に基づいて意味のないことは、本当に意味がないので、やめましょう。


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お昼ごはんは一橋学園駅近くの人気うどん店「むぎきり」へ。


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翡翠麺で有名な「なにや」のお隣で、両店の店主がご兄弟というのは有名な話。
志垣太郎とご兄弟のスリーショット写真が張ってある。四半世紀の彼方の案件。


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客層は幅広く、右隣に3世代の家族連れ。僕らのすぐあとに入ったその人たちは、「なにや」が休みでスライドしてきたのだ。
注文を聞きに来たホール係のおばちゃん、「今日はイベントやってるからカレーはないの」と。隣が休みなのもそのイベントと関係あるのかな?


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ほかには、ウォーキングもしくは自転車と食べ歩きを絡めた感じの“通っぽい”中高年おやじ、など。武蔵野うどん人気店でよくあるパターンだ。


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麺ゆでは若き2代目。
ホールのおばちゃんはけっこう年季が入っていて、厨房にも同年代のおばちゃんの姿が認められる。
しかしこの空間に君臨しているのはどちらのおばちゃんでもなく、若いおねえさん。厨房もホールもコントロール下に置いて、おばちゃんの細かい動きまで取り仕切り、自らも適宜効果的に給仕に加わる。


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注文は、手打うどんの大もり730円と野菜天900円。「温かいのもできますが」と聞かれ、相方の野菜天を“かけ”に。
このあたりのうどん屋は、大盛りといったら本気で多いことがあるので迷ったが、たまたまお帰りの先客のお勘定がそのように聞こえてきたのでつられた。


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左隣の若い男性のもとにサービスセットなるものが来て、のぞくと田楽が付いている。
「なにや」同様、こちらも物販コーナーがあって、ちょうど田楽みそがおいしそうと話していたところだった。
そのセットは気づかなかったな… とモヤモヤする。


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出てきた大もりうどん、やっぱり量がすごかった。


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捏ね鉢を小さくしたような器にこんもりと。
食べ終わるあたりで気づいたが、底にすのこもなく、見たまんま、ごまかしなしにすべてうどんだった…。


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野菜天は、れんこん、いんげん、アスパラ、にんじん、かぼちゃ、しいたけ。


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ほかのお客さんのオーダー状況を見ると、エビ天を含む盛り合わせがよく出ている。エビ天が大きくおいしそうだ。
だけど、武蔵野系のうどんには、根菜を主体にした天ぷらがいちばんだと思う。
水できっぱり締めてある強烈なコシの“もり”もいいが、“かけ”にすることで温まったうどんは香りがよく立つ。


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お店を出ると、なぜか支度中の札になっている。
よく見ると、「麺売り切れのため終了いたしました」と。
時刻は12時46分。
まさに人気店の実力を見た


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[DATA]
むぎきり
東京都小平市学園西町1-26-26





[Today's recommendation]


https://www.youtube.com/watch?v=jUTORC4eoGc



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街道筋の、辻の茶屋 【お食事処 オアシスかどや】

2018.04.07

 朝のNHKニュースの首都圏コーナーで、
「絶滅のおそれがあるクマガイソウの花が埼玉県所沢市で見ごろを迎えています」
との報道。
さっそくググる。

場所は所沢市中富の「牡丹の寺 多聞院」。所沢といっても端っこで、敷地の隣は三芳町という位置だ。
そのあたりは昔、自転車でときどき走っていたので、なんとなくイメージできる。物流センターや倉庫が並び大型トラックが多く、きわめて自転車に優しくないエリアである。


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「所沢市のクマガイソウは、今月15日ごろまで楽しめるということです」
とNHKアナウンサー。
一昨日のカタクリの件もあるので、行けるうちに行ってみることにした。


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――多聞院の境内には、所沢市観光協会の花の名所づくりの一環として、牡丹が植樹されました。毘沙門天の化身である寅に願いを請う、毎年5月1日に行われる寅まつりの頃、500本を超える牡丹が色とりどりの大輪の花を咲かせます。
――4月中旬から下旬にかけて、ボタンで有名な多聞院の境内ではクマガイソウも見られ、様々なお花が春を感じさせます。(所沢市HP


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寺が近づくにつれ、普段歩行者がいるとは思えないダンプが行き交う道の端を歩く人が増えてきた。圧倒的に年配女性が多い。
「今朝、NHKでやってた」と聞こえてくる。
われわれと同じ行動パターンだが、情報強者とは思えない人たちのもとにも速やかに二次情報まで行き渡っている不思議。
それ以上に、こういうタイプの人たちの行動力と機動力には驚かされる。


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クマガイソウの群生は“庭の花壇”というつくりなので、期待ほどではなかった。これなら神代植物公園のほうがまだ趣があるかも。
でもこれだけの数を(タダで)見られることはそうそうないので、貴重ではある。


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上の引用にある寅まつりのころに行われる “身がわり寅”の風習がおもしろい。毘沙門天の化身とされる寅に身に降りかかる災いを託して奉納するというもの。
毘沙門天像を本尊とする毘沙門堂の前には、狛犬ならぬ狛虎が配置されている。


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埼玉県道56号ふじみ野所沢線は、「芋街道」「六間道」とも呼ばれる印象的なケヤキ並木道。
古い農家の合間に気になる飲食店が点在していた記憶がある。
要衝の上富交差点に行ってみる。

昔のドライブインの雰囲気の和食のお店がある。


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「オアシスかどや」は、隣にある「料亭角家」のカジュアル部門。
そば・うどんを中心にリーズナブルな価格で食事を提供している。


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店内はゆったりとしたボックス席が6つ、ささやかなカウンター席もある。奥には広い座敷が2間。
小さな子どもを連れた家族にはありがたい。


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5種類ある丼物セットがお得っぽい。
まずはイカ天丼セット830円に決める。麺は温かい山菜そば。
もう1品に迷う。
セットに比べ、単品には割高感があるのだ。


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「セットでいいんじゃないの?」という僕に対し、なにやら警戒心が働いたらしい相方は慎重に吟味し、選択は牛重に。
ちなみに上記セットの牛丼880円に対して牛重は860円。この微妙な差が迷いを生むのである。


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まずやって来た牛重のお盆を見て、2品目もセットにしなくてよかったと安堵した。
量がものすごいのである。紅ショウガの。(←そこ?)
お重のふたを開ける前に威圧感が漂っている。


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イカ天丼セット。
天丼だけでも見た目、世間一般より多い。



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まあそんな感じで、その先は体力勝負、みたいな(笑)。


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イカ天丼は見た目以上にご飯が多い。どんぶりの曲面がゆったりしてるというか、収容力があるというか…。
大きめのイカ天のほか、ナス、カボチャ、シシトウ、ニンジン、ブロッコリーと、ネタの種類も潤沢。
下町風のもったり感がよい。

山菜そばは、さすがに量は少なめだが、ファミレスレベルを予想していると、もうちょっとはちゃんとしたそば。


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持ち分のセットをこなしたあと、牛重が回ってくる。4割ぐらい残ってる…。
一気にかっ込むが、重箱の隅問題というか。隅のスペースに意外に収容力があるというか…。
ほどよい甘味の牛丼のつゆは、ピンポイントに好みの味ではある。


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チェーン系ファミレスの看板のいまだ掛からない六間道の並木道に、昔スタイルのファミレスの姿は自然に溶け込んでいるのである。


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[DATA]
お食事処 オアシスかどや
埼玉県入間郡三芳町上富1167



[Today's recommendation]

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Oasis
『Oasis(Definitely Maybe)』 by Huey Lewis & the News

https://www.youtube.com/watch?v=i_2mWhfOhGU



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いまに残る貴重な自然と風景と、ラーメンと 【一元】

2018.04.05

 早春、他に先んじて花を咲かせる草本のうちには、活動期自体が短く、5月ごろには地上部が枯れて長い休眠期に入るものがある。これらは「スプリング・エフェメラル」(Spring Ephemeral;直訳すれば「春のはかないもの」)と総称される。「春の妖精」とも。
多摩地域で見られるものとしては、キンポウゲ科のアズマイチゲ、イチリンソウ、ニリンソウ、ケシ科のジロボウエンゴサク、ユリ科のカタクリ、アマナ、ヒロハノアマナなどがある。
特に、可憐な紅紫色の6弁花をいっせいに咲かせるカタクリは人気が高く、武蔵村山の野山北公園や清瀬の中里緑地の群生地には毎年多くの人が訪れる。

夏日が2~3回と異常な高温が続いて、今年カタクリを見に行っていないことに気づいて焦った。
去年の自分の記録を見てみると、4月13日の中里緑地で「見ごろをちょっと過ぎていた」とある。清瀬市のHPには「きよせカタクリまつり 3月31日~4月8日」のお知らせが載っている。
まだ大丈夫かな…?


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わずかに残っていたA地区のカタクリ


空堀川沿いのA地区。ジロボウエンゴサクやクサボケが花をつけ、ヤマユリ、ウバユリ、ギボウシ類の芽出し。斜面に紅紫色は認められない。カタクリの花はほとんどしぼんでしまっている。
すれ違った女性が「終わっちゃってますねー」と。
清瀬四小向かいのB地区、せせらぎ公園下流のC地区も状況は同じ。このところの高温が響いて、去年よりさらに2週間ほど花期が早まったようだ。


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ジロボウエンゴサク、クサボケ、イカリソウ


帰り、知らない道を走っていると雑木林の入り口に“ラン観察会場 清瀬市”の立て看板を発見。場所は… 上組稲荷神社の西の雑木林としかいいようがないか。
こちらはシュンランが見ごろで、小路の真ん中に大株が残っていたりする。
ほかにキンランとギンランが芽を出していた。


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シュンラン


清瀬市の西武池袋線の北側には、このように貴重な自然がところどころに残っている。
中里1丁目あたりの畑地からは武蔵野の雑木林と里山環境がしのばれる。

そして… ラーメン屋も、昭和である。


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志木街道沿いの「一元」は、数少ない昔ながらのラーメン屋さん。
中華屋はぽつりぽつりと残っているが、ラーメン専門店、それも鶏ガラの中華そば系となるとほとんど見なくなった。


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こちらには20年前ぐらいに一度入ったことがある。かなりのご高齢のおじいさんがやられていたと記憶している。
今回、久しぶりに入ってみると、かなりのご高齢のおじいさんがやられている。
うーむ…。


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こういうことはときどきあって、年齢の絶対値としてではなく相手との距離感で印象づけられる。たとえばこちらの店主と自分の年齢差が30年として、30歳年上は昔も今も“かなりのご高齢”には違いないということなんだと思う。
僕の“印象”、かなりいいかげん。


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注文はワンタンメン560円。
店内は、鋭角に曲がったカウンター10席ほど。
カウンターの天板や、麺ゆで大釜の立派な木のふたなど、ところどころ新しそうなので、最近改装したのかもしれない。


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お客さんは、僕の前に3人。
途中、小学校低学年くらいの男子が勝手口から入ってきて、もじもじしながらお店のお母さんに何か手渡している。
「…ばあばが持っていけって」
トトロのカンちゃんみたいだ。
すぐにおじいさんも入店。2人で僕の横に座って「ワンタンメン2つ、うち1つ大盛り」と注文。


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BGMは後ろのCDラジカセの歌謡曲。
『浪曲子守唄』『昔の名前で出ています』『北へ』『兄弟船』…と、自主編集の統一感のなさ。
〽こ~おべじゃー なぎさとぉー…
と、隣のおじいさん、気持ちよさそう。


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続いて、小学生の姉弟を連れたおばあさんが来店。注文は「ワンタンメン3つ」。
僕の分から6杯連続でワンタンメンだ。

こういうお店に春休みのお孫さんを連れてくるおじいさん・おばあさんって、なんかいい。
孫や社会に媚びていない。


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ワンタンメンは、何も特別なところがない普通のラーメン。
やはり貴重な昔ながらのラーメン屋である東久留米「大吉」の店主が「こんなの、ただのラーメンだよ」と言っていたのを思い出した。

すっきりと心に沁みる、ただのラーメンである。


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[DATA]
一元
東京都清瀬市元町2-4-12



[Today's recommendation]

Akira Kobayashi
Akira Kobayashi
『Zenkyoku Shu』

https://www.youtube.com/watch?v=rhCubEfRcuw



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東京都下で、小旅行 【増本】

2018.04.01

 先日、国立・谷保のお店の記事を書いていて、駅の南側にしばらく行っていないことに思い至った。

駅南には街のシンボルである東日本最古の天満宮「谷保天満宮」がある。
天満宮は多摩川の河岸段丘(立川段丘崖)に位置し、大鳥居が崖線の上、本殿へは階段を下る。
その向こうは氾濫原で、府中用水沿いには「谷保田圃」と呼ばれるのどかな田園地帯が広がる。
いまの時期なら城山のニリンソウ。用水のあたりではそろそろ揚げひばりが見られるかもしれない。
その光景は国木田独歩『忘れえぬ人々』のごとくに心に刻まれているが、風景は覚えているが人々は忘れてしまった。忘れちゃダメだろう(笑)。

以上は10年以上も前の自分情報。
いまどうなっているか、確かめに行くことにした。

府中用水の水源の一つ、矢川を水源から下って谷保田圃、天満宮、国立というルートを設定。
国立駅前の駐輪場に自転車を置いて矢川駅まで電車で移動。矢川の主水源の矢川緑地から歩き始めるという計画だ。


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国立市城山さとのいえ パンフレットより


国立駅に歩け歩け的人々が群がっている。“国立・立川さくらウォーキング”というイベントの受け付けの列らしい。いやな予感がした。
立川駅の乗り換えの20分近い待ち時間に相方がググる。
イベントのコースは“…矢川駅前さくら並木→郷土館→ママ下湧水…”と、この区間、モロかぶり。
人のいない田舎道を歩く、というのが本日のテーマなので、これには参った。
まぁ、行くだけ行ってみよう。


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10:29 矢川駅――踏切を挟んで、早くも歩け歩け先頭グループと遭遇。
しかしこの人々は真っすぐ南下しているもようで、僕らの目的地である西の矢川緑地方面へはまったく人けがないので一安心。


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そしてその先、緑地には豊かな湧水の湿原、そこから流れ下るきれいな川という、平成時代の東京都とは思えない風景が広がっていた。


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矢川緑地


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以上、くにたち郷土文化館まで、立川崖線上の矢川流域の風景


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ママ下湧水付近


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城山公園


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谷保田圃から天満宮へ


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谷保天満宮


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谷保駅


散歩コースというより小旅行気分を味わえる素晴らしいエリアだが、ネックはたべもの屋がないこと。
けっこう歩いてハラペコのところ、最後上りだからキビシイ。おにぎり持参は必須。


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谷保駅北口のレトロ商店街にある、ずっと気になっていた中華屋さん「増本」に。


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注文は、五目そば900円、硬やきそば800円、餃子400円。


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こちらはテレビドラマのロケに使われたとかで、パネルがが飾ってある。
ドラマ見ないから、そのへんの情報はよくわからない。


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店主はラグビーの大八木淳史似で、一見コワモテだが、口を開けば実に優しそうなおやじさんである。


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五目そばの具は、チャーシュー、メンマ、ゆで卵、かまぼこ、なると、豚コマ、ニンジン、キャベツ、ホウレンソウ、…。


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で、五目やきそばも主体のモヤシのほかはだいたい同じ。
五目そばのシンプルな塩味に、実力の高さを感じる。


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焼きそばは揚げた太麺で、最後までモチモチ。こちらもあっさりな味付けが好き。


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ニラたっぷりの餃子は、懐かしくも優しい味わい。


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日本の原風景をめぐる散策のあと、自分の原風景的中華屋さんに行き着く。


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一橋大学


[DATA]
増本
東京都国立市富士見台1-8-7





[Today's recommendation]


https://youtu.be/LfcOqmsHblE



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4月1日、矢川緑地


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