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追憶の人形焼き 【栗原商店】

2022.04.18

 永福町のあたりで道に迷った。
わざと迷うような自転車の乗り方をするので、首尾よく迷った。

迷ったままふらふらしていると、和田二丁目という交差点に出た。
和田は昔住んだことのある地名で、あー、あのへんか… と、行ったり来たりしているうちに思い出されたのが、人形焼きである。


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いまから35年前… (  ̄ - ̄) トオイメ…

その部屋に住み始めのころ、僕は会社を辞めていた。
少し肩身が狭く、部屋にこもりがちだったが、ちょっとした買い物に出てそのまま2駅分ほど散策したことがあった。
そのとき見つけたのが人形焼きのお店。

こんなところに人形焼きとは…。
甘い物好きの妻を喜ばせようと買って帰った。

――あの人形焼き屋さんはいま…


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お店がまだあると思っていたわけではない。
仮にあったとして、街並みも地形も方角も、何一つ覚えていないのだから、探しようがない。
中野富士見町という駅の存在すら忘れていた。

駅前の商店街風の通りから、直感が働いて左の裏道に入る。
いきなり“人形焼”の置き看板が目に飛び込んだのである。


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庇テントには「ゼイタク煎餅」「重盛の人形焼」とある。
本店・人形町… と。

あとで調べたところ“重盛”は人形焼きを代表する銘柄で、こちらはその「重盛永信堂」の支店らしい。


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(甘い物好きの相方を喜ばせようと)
人形焼き10個入りの詰め合わせを買う。


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「どれくらいやられてるんです?」
「昭和42年にここに越してきてからずっと。もう55年になりますね(笑)」
「実は35年前にこのあたりに住んでまして…」


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ビニールパックを丁寧に包んでくれるから、その間お話を伺うことができる。
包装紙は昭和の職人の矜持を表すよう。


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こんな古くさい商売がこんな小さな商圏でこんなに長く続いていることが驚きである。


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「でももうトシですから、一年一年が勝負なんですよ」というおかあさんの言葉に「頑張ってください」と。
それしか返せなかった。


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[DATA]
栗原商店
東京都杉並区和田1-17-11





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/qGj2w1wJ8Qo



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ホウサイラン(自宅)


春告花と二八そば 【松庵】

2022.03.24

 偶然だが、直近の3記事連続でカタクリの写真を使っている。

カタクリErythronium japonicumはユリ科カタクリ属の多年草。
山地の林内に群生し、早春に紅紫の花を咲かせ、5~ 6月ごろまでに地上部は枯れて休眠期に入る。地上に姿を現すのは春先の4~5週間程度と短いことから“Spring ephemeral(春の儚いもの)”と呼ばれるグループの一つ。鱗茎からは良質なデンプンがとれ、片栗粉はもともとカタクリから抽出したものを指した。
昔は広く各地で見られたが、乱獲や土地開発による生育地の減少などを背景に、いまや希少な存在となっている。ただ、東京都内でも意外に自生地が残されており、前々記事の「野山北公園」、前記事の「さやま花多来里の郷」、そして今回の「清瀬中里緑地」などはその代表。開花時期には“春告花”を求め多くの人が訪れる。


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※2段目のシュンランとヒロハノアマナは3/17撮影


清瀬中里緑地保全地域には1週間前に見に来たがカタクリはほとんど咲いていなかった。その代わりというか、同じくSpring ephemeralのグループのヒロハノアマナが見ごろだった。
その1週間後と予測して再び来てみたが、カタクリの花はまだまだ少ない。この間、雪が降ったりと低温傾向で推移したことが影響しているものと思われる。
今年は春が遅いのである。


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昼ごはんに清瀬の街なかへ。

ざっと見て回ったところ、定休日やランチ時間終了(13:30にして)というところばかりで、選択肢がだいぶ限られてしまう。
なんとか営業していた駅前のおそば屋さんへ。


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清瀬駅を利用している人なら知らない人はいないであろう「手打ち蕎麦 松庵」。
南口ロータリーに面してでっかい看板が掛けてある。


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ただし、店名を正しく覚えている人は少ないかもしれない。
ネット情報のほとんどは“しょうあん”と扱っているが、正しくは“まつあん”。実は僕も間違って覚えていたが、ブログ記事を書くにあたって基本情報を調べているとき、URLのドメインがmatsu-an.comであることに気づいた。


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看板はビルの表側で目立っているが、お店自体は奥まった裏側とわかりづらい。
さらに、入ってみて、でっかい看板の印象との乖離の甚だしい店内の狭さに戸惑いを隠せないワタクシ。


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右手にカウンター4席、左手に6人ほど座れる銘木調のテーブル。
はじめテーブル席に案内されたが、先客の食事中の女性2人と対面相席状態で、(どっちも)居心地悪さの極みであり、自主的にカウンター席に移らせていただいた。


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注文は、おすすめランチから天丼セット(冷たいそば)と、鴨南ばんそば。


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品書きに“そば粉は自家製粉石臼(2Fにて)びきで、産地が北海道、茨城、福井等々、毎年の生産状況により変わります”とある。
1階の食堂は狭いが、2階に作業スペースを確保と、真面目な姿勢が伝わってくるようだ。


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そばは二八が標準と書いてあるが、予約をすれば十割も可とのこと。
本日は茨城県産とある。


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香りと甘味があって麺の太さもランダムな、手打ち感いっぱいなそば。


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天丼は見た目からして甘辛の東京風。
セットとは思えないサイズのぷりぷりエビ天のほか、ピーマンとニンジン。


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鴨南ばんにはささがきごぼうがほんの少し入っている。
珍しく思えたが、鴨鍋には臭み消しとして定番であり、これはアリなのだ。


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天気はよかったが風の冷たい中を歩いてきて、やはり温かいものがうれしい。


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[DATA]
松庵(まつあん)
東京都清瀬市松山1-4-2
https://matsu-an.com/





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/JS4g2Fi8Fp0


話題の施設で観光気分 【レストランTiam】

2021.06.20

 昨年オープンして話題になった「ところざわサクラタウン」は、所沢市との共同プロジェクト「COOL JAPAN FOREST構想」の中核であり国内最大級のポップカルチャーの発信拠点となる、KADOKAWAグループが所有・運営する複合施設である。


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自分の行動圏(自転車コース)に位置するため、前記事末尾の写真のような形でこのブログにもときどき登場するが、これまでちゃんと取り上げたことはなかった。
申し訳ないがトイレ休憩用の施設という捉え方だったが、横目で見る飲食店やショップが意外に地元コンシャスだったりで、実は気になっている。


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朝までしつこく降り続いた雨も上がって急速に天候が回復する勢いにつられるように、ひやかしノリで出かけてみた。


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自転車でのんびり行っても30分ほどの距離。
施設は、ホテルや商業施設、ジャパンパビリオンなどがある「本棟」と「角川武蔵野ミュージアム」、「武蔵野坐令和神社」の主に3棟からなる。


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まずお参り。


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武蔵野坐令和神社は、“主祭神に東京大神宮より天照皇大神、相殿神に東所沢の氏神とされる本郷氷川神社より素盞鳴尊を勧請して祭神とし…”という格式と、“訪れてみたい日本のアニメ聖地88”の1番札所という大衆性の、聖俗両面併せ持つ。この二面性は施設のコンセプト全体に通底しているようにも感じられる。


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例によって昼ごはんが主目的だったりするが、お目当ての「手打ちうどんさわいち」には順番待ち多数。隣の「ラーメンWalkerキッチン」も同様で、1つ上の階の「角川食堂」に至っては長蛇の列である。
途方に暮れました (o ̄∇ ̄)o!! ガーン


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先に案内板を見ていた相方が、「上のほうにホテルレストランというのがあるみたいよ。ちょっと高そうだけど」と。
たしかに元・角川社員(←わし)としては知っている人間がいないとも限らないし、ラーメン屋に並んでいる姿を見られるのはちょっとアレだったり、足元を見られたくない(笑)というビミョーな心理が働く。

なにかミョーに荘厳なホテル用エレベーターホールへ。


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6Fがホテル階で、その名も「EJ ANIME HOTEL」。


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ロビーは一見普通のホテル風で、レストランも格式高そう。


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が、振り返ると…


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ビジネスとしてどっちが本筋でどっちがあそびなのか、どっちも本気なのか、あるいは…。
戸惑いつつ「レストランTiam」へ。


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ランチメニューから、ちょっと大きな和牛ハンバーグ・セットとビーフシチューかけオムライス・セットを注文。
参考までにグランドメニュー? のメニュー帳を開いてみると…


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はじめほとんど客はいなかったが、次第に埋まっていった。
客層がミョーに若い。子どもと言ってもいい。


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ようやく気づき始めたが、(仮説だが)ここは“一流ホテルというセット”であり、スタッフは“ホテルマンを演じている役者さん”なのかもしれない。
僕らは知らず知らず、異世界から忍び寄る“虚無”という役をやらされているのかもしれない。


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そう考えると逆に面白い。
夢を見ない大人もふとさまよい込んでしまうファンタージエン。


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…と、神道の世界からだいぶ遠くまで想像の翼を広げているのである。


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食事はサラダに始まって…


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ちょっと大きな和牛ハンバーグ・セット


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ビーフシチューかけオムライス・セット


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食事のあとはコンセプトショップやミュージアム棟、隣接する武蔵野樹林パークへ。
軽い気持ちで訪れて、気がつけばすっかり観光気分を満喫していた。


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[DATA]
レストランTiam(ティアム)
埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3 EJアニメホテル
https://tokorozawa-sakuratown.jp/shop-restaurant/tiam.html
https://twitter.com/ejanimehotel?lang=ja





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/-7fUQBnpobM
武蔵野坐令和神社の写真の赤い幟に関連して



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ネジバナ / 東所沢公園


狭山丘陵花紀行からの… 【峰英軒】

2021.05.30

 3本前の記事に、Instagramでテーマを決めて統一感を出すということを書いているが、自分がそういうことをやっているわけではない。僕のはむしろトッチラカッてる。

要するに、テーマというのは各人の趣味を指している。
趣味や興味の対象は一つではないし、アレとコレはまるで隔たった世界のようでいて、自分の中では結び付いているかもしれない。
こてこてのとんこつラーメンの帰りに野の花を愛でることもあれば、ぎとぎとのとんこつラーメンを食べて世にも美しいファンタジー小説を思い浮かべることだってあるかもしれない。



https://youtu.be/JZF1xUrD_Fg


ブログにしても、末尾に張る音楽動画を探しているときがいちばん楽しいし、僕自身にとってこのブログはグルメ情報というより好きな音楽にインデックスを付けていつでも聴ける状態にしておくツールという位置づけになっている。

というようなことで、それもこれも…
♪When I shout it out loud ~ (ハイッ!)いっつまいらーい♪
というのがワタシの考えです。


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長い前振りになってしまったが、インスタは見つけた花を記録するのに重宝するということが言いたかった(笑)。

先週ウメガサソウの写真をアップしてハッシュタグを開くとサイハイランの写真を一緒に上げている人が多い。
あ、同じ時期(つまり、今)なのか… とアセッた。
これまでサイハイラン(の葉っぱ)を見つけた中でいちばん確実そうな野山北・六道山公園に行ってみることに。


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ミズバショウ(栽培、左) ヤブレガサ(右)


普段なら自転車で行くところ、午後雷雨の予報が出ているということで、車で野山北公園まで。
これがすごく楽チンだ(当たり前だ)。


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カタクリ群生地の斜面につくられた取り付き道から尾根道へ。
まずは去年11月に狭山丘陵を1周したルートを逆回りに歩き始める。


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このあたりにはカンアオイやチゴユリ、ギボウシ類が多く、ラン科ではキンラン、ギンラン、オオバノトンボソウなどが見られる。
が、比較的どこにでもある印象のサイハイランであるが、いざ探すとまったく見つからないのである。


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出会いの広場

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オオバノトンボソウ(左) カンアオイ(右)


それでも森の中を歩いているだけで気持ちいいので、目的はともかく十分満足。思いがけずエイザンスミレの群生地を見つけ、来年の楽しみもできた。


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六地蔵

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エイザンスミレ(左) ヤブラン(中) サイハイラン(右)


上ってすぐの広場で地図を見て須賀神社の奥の院から里山民家に下るルートをとることにしていた。
その分岐の直前で、ようやくサイハイランに出会う。1株見つけたら次々に出現。


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残念ながら花は盛りを過ぎていたが、なんとかぎりぎりインスタ投稿に絶えられるコンディションではあるかな。そもそもこういうしなだれたような花だし…。
サイハイランは采配蘭と書き、花の様子を戦場で軍勢を率いる際に用いた指揮具“采配”に見立てたもの。


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分かれ道を右へ

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里山民家は今年の春先に偶然見つけた施設で、隣接する岸田んぼとともに日本の里山風景が再現された素晴らしいスポットである。


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コロナが明けたら一緒に行こうと言っていたのでちょうどいいや… ってぜんぜん明けてないけど。


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田んぼでは子どもがチョウチョ追っかけたりザリガニ捕まえたりしてます (≧∇≦)b


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縁結びの須賀神社にお礼ともう一案件のお願いを兼ねてお参りして、さて昼ごはん。


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ここから野山北公園の駐車場まで下の道のルート上にあるお店は、うどん、ラーメン、うどん、うどん、うどん…。


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1軒目のうどん店が定休日で、2軒目のラーメン店は青梅街道に電光看板が出ていて遠くからでもやっていることがわかる。


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ここまでけっこう歩いたし(あとで測距したら5kmちょっと)、時刻も11時半。
腹が、減った……


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「峰英軒」は“神社ラーメン”の愛称で親しまれている。
1300年前に創立された古社・十二所神社の外門の後ろに店を構える門前の“中華”そば屋である。
こちらも相方が興味を示していたお店だが、自転車ではちょっと遠くてどうか…? となっていたので、今日はちょうどよかった。


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これまで2回入っていずれも僕以外に客はいなかったが、今日はほぼ埋まっている。
ほとんどが常連さんだ。


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混んでいてもお店のおとうさん、おかあさんはパニックになることなく粛々とこなしており、これが通常の神社ラーメンの姿なのであろう。


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注文は、僕がラーメンとカレーライスセットで、相方がつけめんコロッケ付き(ゴマ汁、小1玉)。


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つけめんは麺の量が大中小とあり(値段は同じ)、小ではワリが悪い感じもあるが、ほかのテーブルの料理を見るとどれもすごい量である。
はっきり言って、普通の人は小で正解。

で、僕のセットは大丈夫か… (・Θ・;)


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鶏ガラスープに細縮れ麺の小池さんのラーメン的ラーメン。肉は見つけられなかったがじゃがいもゴロゴロがうれしいリンゴとハチミツ的あまーいカレー。昭和の大衆食堂にタイムスリップしたような感覚。
内容は満足だが、量はさすがに多かった。


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十二所神社にお参りして野山北公園へ。
コロナ禍で街に行かなくなり、その分こっち方面に来ることが増え、狭山丘陵は家の裏山に近い感覚になってきているかも。
健全といえば健全なライフスタイルであり、これもIt's My …?


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[DATA]
峰英軒
東京都武蔵村山市三ツ木5-13-1





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/vx2u5uUu3DE


新旧武蔵野の交わる… 【三上さんちの焼きだんご】

2021.04.16

 昨日で今月分の仕事はおそらく完全に終わり、開放感マックスな朝、自転車でどこまでも行けそうな気がする。
府中方面に気になる案件がある。
南に向かってすぐ別の案件を思い出す。ググる。慌てて北ヘ。

ググッたのは自分のブログで、クマガイソウの開花時期を調べた。
3年前に所沢の多聞院に見に行ってブログ記事にしている。記事の日付を調べたら4月7日。クマガイソウはキンラン・ギンランのあとと思い込んで油断していた。


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正面の竹林にクマガイソウの群生地がある


目的地は去年偶然見つけた所沢市日比田の道端で、個人宅だが多聞院よりワイルドで自生地に近い環境と思われる。所沢市の景観資源にも指定されている(とことこ景観資源179番)。


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行ってみると、↑↑このような状況。花が終わったというより開花株そのものがなさそう。
上のリンク先によると50~60年も維持されている生育地らしいが、何らかの環境変化があって株自体が弱ってきているのかもしれない。去年より勢いがないようにも見え、少し気がかり。


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気を取り直して、お隣へ。
やはり去年見つけたおだんご屋さん「三上さんちの焼きだんご」。
コロナ禍で徹底して人のいない田舎道をポタリングしていて、いろいろ発見があった。コロナの功罪の功の部分。


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左の小屋にいすがあるのでイートインスペースかも


9時40分で営業中。
看板には10:00~4:00と書いてあるので、ラッキー。花は見られなかったが、これでプラマイゼロということにしよう。


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普通の焼きだんごとピリ辛焼きだんごを1本ずつ。
「辛さはどうしましょう?」とおかあさん。
辛さは3段階 (⌒∇⌒)
無難なところで2辛に。


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チゴユリの群生(下新井)


下新井の緑地へ。


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公園に整備されていたと思ったが、行ってみると立派なバーベキュー&キャンプ場。


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無人のキャンプ場のベンチテーブルで1人だんごをほお張るの図… では寂しさが漂いかねないので、えー、気を取り直して…
武蔵野の雑木林が残る豊かな自然に囲まれて郷土の味に舌鼓… (;^_^A


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「三上さんちの焼きだんご」は話題のところざわサクラタウン/角川武蔵野ミュージアムからも程近い。
サクラタウンには遠方から訪れる人も多いと思うが、せっかくなら昔ながらの武蔵野の自然や文化に触れてみては…? というコース提案でもありました。


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[DATA]
三上さんちの焼きだんご
埼玉県所沢市日比田536





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/d2FMGRfGEHg



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追加:多聞院のクマガイソウ


ウワサにたがわぬおいしさ 【手打ちうどん 漕】

2021.04.11

 前記事の続きで、東伏見から東村山まで歩いて帰るという計画である。

東伏見公園を出発したのが11時15分で、いつ昼食にしてもいいというタイミングだが、結局東村山市まで食べずに来てしまった。地元愛の表れと言いたいところだが、決断力の欠如以外のなにものでもない。

小平のあたりで思い出し、多摩湖自転車歩行者道を萩山へ。
萩山駅南口にユニークなうどん店がオープンしたという情報があちこちで上がっていた。


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駅構内を通って南口に出ると、殺風景な駅前広場に“手打ちうどん”の幟が一竿。背後には「あまいけ」の看板。
「手打ちうどん 漕(そう)」は食品スーパー「あまいけ」店内にある讃岐うどんのお店である。


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1月20日オープン。
当初から注目度が高かったのは、オープン直後に続けざまに発せられた「こげら」ご主人のツイートの影響が大きいと思う。
「漕」店主は富士見町の人気うどん店「こげら」で修行した方なのだそうだ。


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外からのぞくと席数は多くなさそう。
1時半すぎだが3~4人お客があり、それでもう余裕がない感じ。


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外で待つことにして、ガラス壁に張ってある品書きを眺めながら回り込むと、スーパー店内からも入れるようになっている。


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そちらから見ると、カウンターの端っこに2席続きの空きがある。
気配を察知したお店のおねえさん(奥さんかな)がアクリルの間仕切りをどかして招き入れてくれた。


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スーパー店内の入り口


逆J形カウンターのみ5~6席。
いすの配置に余裕があるので密な感じはない。


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かけうどん(温)×2。それぞれ、ちくわ天セット(ちくわ+茄子+大葉)、えび天セット(えび+れんこん+大葉)。セットはどちらも“茄子またはれんこん”の選択制。


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四角い断面の中太のうどんは、強烈なコシはないが、温かいうどんでもしっかりしたかみ応えがある。「こげら」ご主人のツイートによると、粉は日清製粉の特雀と府金製粉のネバリゴシのブレンドとのこと。


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いりこと節の香る優しいつゆ。
昆布だしの自然なうま味が効いていて、思わず飲み干すおいしさ。


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天ぷらは軽い揚げ上がりで、ボリュームはあるが胃に負担を感じない。
えびはプリプリで香りもよく。


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お会計のとき、「もしよかったら…」と、だし昆布をいただいた。
一番だしをとったあとのもののようで、手にずっしり重く、肉厚で等級の高いものであろうことは素人にも想像がつく。

しょうゆと酒とみりんで軽く炊いてみると、これが驚くほどおいしい。思うに、昆布自体のおいしさはもとより、このものはだしをとる過程でいりこのうま味もたっぷり吸収しているのではないだろうか(笑)。


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この昆布の一番だし。
とてもぜいたくだし、なるほどおいしいはず…! と、激しくナットク (≧∇≦)b


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[DATA]
手打ちうどん 漕
東京都東村山市萩山町2-2-1 スーパーあまいけ萩山店内
https://teuchiudon-sou.amebaownd.com/





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/xKQhteVqa84



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キンラン


新しいけど、ナツカシ感いっぱい 【Boulangerieこむぎ】

2020.05.30

 4~5日前、昼ごはんのパンを買って帰宅した相方さんが、「『こむぎ』さん、あんドーナツ土曜だけだって」と言う。

解説します。
1カ月ほど前の記事「原色あんドーナツ図鑑」に掲載していない気になるお店がけっこうあって、折を見て食べてみようと思っている。
で、相方的に気になっていたらしい「Boulangerieこむぎ」に、買いに行ってみたらしい。

「え? そうだよ」と僕。「インスタにアップされてるし」

このところInstagramに軸足が移りつつある当ブログであるが、ブログに掲載したことのあるお店のインスタアカウントはなるべくフォローさせてもらうことにしている。
つい先日、「こむぎ」のインスタにあんドーナツがアップされていた。

本日は所沢の里山地帯を自転車で走り、その足であんドーナツを買いに「こむぎ」へ。

ちなみにこの日のルートは主要区間12km中、たぶん車と1~2台しか遭遇していないという、まさにSocial Distancingなポタリングコースである。田舎道にいきなり所沢名物・焼き団子のお店が出現したり希少植物の半自生地を偶然発見する(インスタ参照)など、素晴らしいコースであり、いずれ記事にできればと考えている。


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さて、「こむぎ」。
店内のケースにパンがたくさんあってうれしい。

ていねいな商いをしているパン屋さんはフードロスを避けるためだと思うが、余剰を出さないように焼いている印象を受ける。こちらも遅い時間に伺うと品物が少なくなっていることが多い。


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今日はまだ11時30分。オープンして1時間半だからサンドイッチは作りたてな感じだし、あんドーナツなんてトレーにぎっしりだ。
うれしかったので、あんドーナツだけでなくたくさん買ってお昼ごはんにすることにした。


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まず卵とにんじんラペ、卵とコロッケのサンドイッチを選ぶ。
はやりの高級食パン路線にこれっぽっちも関心のない高級でない自分的には、こういう素朴な食パンがおいしい。


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カレーパンは辛口キーマとうずらのゆで卵入りの2種。
焼きタイプなのでカロリー少なめ。辛口キーマはなかなかスパイシーで本格カレーの風味。


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そしてあんドーナツ。
まぶしてあるグラニュー糖の溶けた感じがいいし、こしあんもすっきり。もっちりしたパン生地によく合う。
このもっちり感、“「木村屋」たぶんこうだったんじゃないか劇場”にいちばん近いんじゃないだろうか。


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オープン2年と新しいお店でありながらナツカシ感もいっぱい。
こういうパン生地が、僕は好きです。


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[DATA]
Boulangerieこむぎ
東京都東村山市久米川町4-39-26
https://www.facebook.com/pages/category/Wholesale-Bakery/Boulangerie-%E3%81%93%E3%82%80%E3%81%8E-2355619217820311/
https://www.instagram.com/komugi.boulangerie/?hl=ja





[Today's recommendation]

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https://www.youtube.com/watch?v=lbwJTs1Iq1E



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クマガイソウと所沢名物焼きだんご(所沢市大字日比田「三上さんちの焼だんご」)


梅雨時散歩の流儀は 【キッチンブラウン】

2019.06.23

 昨日(22日)の柳沢は天気予報にだまされて自転車で行き、ずぶぬれになった。
雨がひどいので公共施設等で雨宿りして、もう上がったかな…? と走りだすともっとひどく降ってくるという急性雨男症候群。

今日は相方が東小金井に用事があるというので花小金井から歩いていくことにした。
空模様は相変わらず不安定ではあったが、昨日ほど降ることはないだろうという脳天気なヨミは見事に外れ、駅舎を出たとたんポツリポツリと。
雨宿りした「ピーコックストア」は駅からわずか170mという (ーー;) ウーム…


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その第一波をやり過ごし、シティテラス小金井公園→小金井公園→よこみち横丁… みたいなルートで東小金井へ。
北大通りのあたりで再びポツリポツリ。
相方の目的地は駅直結のコミュニティステーション東小金井内「atelier tempo」。


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僕の考えていた昼ごはん候補の一つ「キッチンブラウン」はすぐそこで、先に食べようかということになった。
天気やら何やらに行動方針や入る店が左右されるのはいつものこと。


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「キッチンブラウン」は、このかいわいにいくつかある(あった)味のあるたたずまいの洋食店の一つ。
予想外の激セマ物件で、カウンター席2カ所(4席+3席)と4人掛けテーブル1つのみ。
よってテーブル席はあらかじめ「相席となります」と書いてある。


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はじめテーブルに通され、カウンターが空いたところで「よろしかったら…」とお店のおばさま。
お言葉に甘えて移動。


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注文は、カニクリームコロッケ・ビーフシチュー950円とチーズ焼ハンバーグ・豚しょうが焼900円(どちらもライス・サラダ・みそ汁付き)。


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こういう洋食店は2~3種類の盛り合わせ主体のメニュー構成であることが多く、2人で入るときはなるべくかぶらない組み合わせにする。
より多くの料理を味わおうという欲張りな性格なのだ。


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カウンター席からはコック帽のご主人の仕事ぶりがよく見える。
大火力のバーナーで熱した鉄板に調理したものを盛り付けていくスタイルだ。


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注文間違えた… みたいなやりとりも聞こえてくる。おばさまの親身な接客といい、客一人一人に誠実に相対する店なんだと思う。そのためにはこのくらいの店舗サイズがぎりぎりと。


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どちらのプレートも、パッと見、茶色い。
店名となっているブラウンソース… というかドゥミグラスソースがふんだんに使われているからだ。


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ハンバーグソースとビーフシチューはベースが同じだと思うが、時間をかけて煮込まれたような濃厚な味わい。
野菜の甘味が強く、洋酒系の香りがアクセントとなっている。


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ハンバーグはふんわりタイプではなくみっしり重量感のあるもの。カニクリームコロッケも重めのクリーム。
イマ風ではないかもしれないが、質実剛健な感じがよい。


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食べている間、激しく降っていた雨は、店を出るころには上がっていた。
雨宿りに入ったのは思ったよりずっと素敵なお店。
梅雨時の散歩も悪くない。


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[DATA]
キッチンブラウン
東京都小金井市梶野町5-6-11





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◆ 猫写真はこちら その1 その2 その3




https://youtu.be/D1ZYhVpdXbQ



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ネジバナとカラスビシャク(小金井公園)




 コダイラブランドの銘品

2019.06.23 玉川屋/東京都小平市鈴木町2-175

最初に雨宿りしたピーコックストアには地元の和菓子屋「玉川屋」のコーナーがあり、ときどき利用している。


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(許可をいただいて撮影)


「玉川屋」は“コダイラブランド”ブルーベリー商品のリーダー的存在。特にブルーベリーあんドーナツは銘品で、手土産に使ったこともある。


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コーナーを眺めていると「玉川屋」のおかあさんが商品の補充にやって来た。
お話を伺ったところ、ブルーベリーが丸のまま入っているのはブルーベリーあんドーナツとブルーベリー大福だけとのこと(ほかはジュースが餡などに練り込んである)。その2品を2つずつ購入。
これもまた、雨降りのちょっとした僥倖。


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売り切れ御免の荻窪名物 【高橋の酒まんじゅう】

2018.11.21

 腹が減っているときに甘いものを見たり思い浮かべたりすると無性に食べたくなる。
これまで、甘いものが嫌いなわけではないが、わざわざ食べるということはなかったので、嗜好が変わったのかも。
酒量は変わらないので、大酒飲みのスイーツ男子と。なんという美しくない響き… ┐( -"-)┌ フウ…

五日市街道吉祥寺東町あたりを走っていて、いきなり「高橋の酒まんじゅう」が食べたくなった。
1時近かったので、(時間的に)微妙… と思いつつも荻窪へ。


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1時24分到着。
お店の外に、外観写真を撮っている若い女性… というくらいの人気店。


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商品は酒まんじゅうオンリー。
受け渡し用の間口しかないごくごく狭い店内では、ショーケースの上に5個入りのビニールパックが載っている。
長女が旅行中なので5個では多い。
「何個から買えますか?」と聞くと、「1個からでも大丈夫ですよ」とおばさま。
「3個お願いします」
「お包みしますのでお待ちください」
と、おばさまは目の前の5個パックを手に奥へ。


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年配女性が入ってきた。
僕の包みを持って出てきたおばさまがおばあさんに、
「すみません、2個しか残ってないんです…」
えー!? さっきのは最後の5個だったのね… という光景が、この時間帯は毎日繰り広げられる。


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お店を出ると、入れ違いにさっき写真を撮っていた女性が入っていった。
まだ買ってなかったのか…
1個分けてあげればよかったな… と、ずっとあとになって思った。


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[DATA]
高橋の酒まんじゅう
東京都杉並区天沼3-1-9





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https://youtu.be/ScZoQRzumpA



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◆ 猫写真はこちら その1 その2




 野生ランの名花2種


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アマクサコラン(天草小蘭、Cymbidium koran
ヘツカラン(辺塚蘭、Cymbidium dayanum


日本には75属230種のラン科植物がある。
観賞価値の高いものが多く、エビネ属(Calanthe)、セッコク属(Dendrobium)、シュンラン属(Cymbidium)など、古くから盛んに栽培されている。一方、乱獲により野生絶滅状態の種も少なくない。
アマクサコラン(天草小蘭、Cymbidium koran)、ヘツカラン(辺塚蘭、Cymbidium dayanum)は、ともに九州の一部の地域に自生する。
(撮影して1カ月以上も掲載を忘れていた。時期がずれたが、貴重な花なのでとりあえずここに貼り、ころあいを見て正しい日付(10/11)に移動予定)


あの時代のC級グルメとは…? 【名代富士そば 小平店】

2018.10.11

 “グルメ”という用語がいつごろから日本で使われているのか知らないが、そこから派生し、いまやすっかり定着した“B級グルメ”の登場経緯は次のとおり。

――最初に登場したのは1985年とされる。フリーライターの田沢竜次が雑誌『angle』に連載した記事をもとに、『東京グルメ通信 B級グルメの逆襲』(主婦と生活社)が刊行された。そして1986年に文春文庫ビジュアル版で田沢竜次もメインライターとして参加した『B級グルメ』シリーズが刊行され、この用語と概念が広がった。(Wikipedea「B級グルメ」より)

時はバブル前夜。
“一億総グルメ”といわれた空前のグルメブームに、“グルメ=食通=高級”という既成概念を打ち砕く“B級”という提案が大きな役割を果たしたのは間違いない。
そして、インターネットなど存在しない時代において、一億総の下層構成員であるわれわれ“マルビ”(古っ…(笑))グルメにとって、この文春文庫『B級グルメ』シリーズはバイブル的存在だった。


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シリーズの1冊『東京・横浜 B級グルメの冒険』(1988年刊)に収録されているフォトグラファー・アマリ眞一氏によるエッセー『アマリ君の「東京C級グルメ」』に、次のような一節がある。

――給料日前でお金が乏しくなり、かなりストレスがたまった時、 ~ 僕は立喰いうどん屋に行きます。 ~ うどんの上に、コロッケ、かき揚げ、竹輪天、生玉子の4種をのせてもらい、おにぎりも2個とっていっぺんにいただきます。これでも620円です。


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これをやってみたい、というのはずっとどこかに引っかかっていたんだと思う。

立ち食いそば屋をいちばん多く使っていた学生時代、たしかにトッピング多数という発想はあったが、立ち食いとはいえすねかじりの身でやってはならない贅沢だと感じていた。
社会人になったらなったで、世間体や社会的地位(笑)が邪魔をする。

それから30年。人間、年をとると恥の概念が薄れるという…。


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ということで、去年小平駅前にオープンした「名代富士そば」へ。
構想としては、春菊天をベースに、コロッケもしくはイカ天、生卵の3種のせ。


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券売機でいくら探しても春菊天そばもイカ天そばも見つからないので、天ぷらは単品ということに発想を変え、“コロッケそば・うどん”410円をまず購入。
“天ぷら・コロッケトッピング 選べる”110円、“玉子生/温泉 選べる”60円をポチッとな。
その3枚を注文カウンターに提出。


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天ぷらは、天ぷら(野菜かき揚げ)、しめじ天(2個)、コロッケ、紅生姜天、紅生姜入りちくわ天(40円追加)の5種類。


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春菊がないのはちょっと痛いが、なかなかボリュームのあるしめじ天をチョイス。
玉子は生で。
ということで、いっぱいのっけ蕎麦、完成。
しめて580円。


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ビジュアル的に、どうだろう。
収まりがよい。
収まり、よすぎないか…?
コロッケかなり大きめ、しめじ天は通常サイズ2個、生卵… すべてがきれいに収まってる。
なんか、思ってたのと違う。


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あくまでも想像だが、器のサイズがわしらの標準と違ってるんじゃないだろうか?
昔、立ち食いといえば駅そば。いすどころか食べ物を置く天板のスペースもとれず、はみ出した客はどんぶりを手に持ってそっちのほうで食べていたりした。器のサイズも限られていたはず。
いま、立ったまま食べる立ち食いそば屋はほとんどなくなった。器の制約がなくなった… とか?


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見た目、収まりがよく、はみ出し感がない。
過剰な感じを求めるから、肩すかしを食らう。
これを文献に忠実に天ぷら2個にしたらどうか? それでは本当に過剰で、美しくない。

昭和時代の理屈の世界に誘い込まれて、思わぬ袋小路に入り込んでしまったようだ。


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[DATA]
名代富士そば 小平店
東京都小平市美園町1-6-1 グリーンプラザ1F
https://fujisoba.co.jp/



[Today's recommendation]


https://www.youtube.com/watch?v=A2VpR8HahKc



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◆ 猫写真はこちら その1 その2



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アマクサコラン(天草小蘭、Cymbidium koran) ヘツカラン(辺塚蘭、Cymbidium dayanum


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