行列店へ、久々に… 【保谷大勝軒】

2019.07.17

 全国に100店はあるとされ、まだまだ新規出店の勢いが止まらない「大勝軒」。
あまり詳しくないが「大勝軒」はいくつかの系統に分けられ、この20年ほどの間に一気に勢力を広げたのが“東池袋系”と呼ばれるグループである。ご存知“ラーメンの神様”故 山岸一雄氏のお弟子さんの系統だ。

一方、このブログで取り上げている「大勝軒」という名のラーメン店は今回の保谷を含め4店あるが、いずれもそれとは違う系統である。
というか、源流に近い「中野大勝軒」を除けばすべて“永福町大勝軒系”である「一ツ橋 大勝軒」「大勝軒 狭山ヶ丘店」参照)
こうなると、もう好みとしか言いようがない。


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「保谷大勝軒」移転(2011年7月)後、初来店。
以前は保谷新道の交番の隣、整備前の小さい駅前ロータリーを背負うような位置にあったと記憶している。移転といっても数十m動いただけだが、所在地は西東京市東町から練馬区南大泉に変わった。


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移転前から人気店ではあったが、いまよりはだいぶのんびりしており、混むには混むが少し時間をずらせば並ばずに入れた。
移転後はずっといまのような状況で、行列が苦手なので足が遠のいた。


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今日は2時すぎで行列2名。
いつもならそれでも避けるが、実は30分ほど前に一度店の前を通っており、匂いを嗅いでしまっている。
永福町系の特徴が、強烈な魚介臭。常習性があるといわれる。


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カウンター11席、テーブルが3つあるが奥の大テーブルは調整用か何かでこの時間は使われていない。
注文は中華そば(玉子入り)。
「玉子はゆでと生がありますが?」と聞かれ、ゆでと申告。
ちなみに接客の素晴らしさは系列とかじゃなくお店独自だと思う。


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周りを見て「おー」と思ったのがステンレスのトレーで、これも永福町系の特徴とされる。
店ごとにトレーの形がまちまちなところがユルくてよい。


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ステンレストレーに載ったでっかいどんぶりを前に、「さて」と腕まくりする感覚?
気を引き締めて長丁場に挑む心構えが自然にできていく。
それくらい量が多い ヾ( ̄0 ̄;) オーッ!


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「保谷大勝軒」はやっぱりおいしい。
この系譜で一番じゃないだろうか… て、オオモト「永福町 大勝軒」に入ったこともないくせにそんなこと言ったら怒られる。


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しかーし…
食べても食べてもなくならない。
麺量は、普通盛りで2玉290g、普通のお店の倍という。
「食べきれないかも…」という不安がよぎったのは久しぶり。


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なんとか完食しました。
晩ごはん食べられませんでした。(←けっこうショック受けてる Σ( ̄ε ̄;||| …


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[DATA]
保谷大勝軒
東京都練馬区南大泉3-31-18



[Today's recommendation]

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◆ 猫写真はこちら その1 その2 その3



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ノカンゾウ / ルリタテハ(野火止用水)




https://youtu.be/7JkS8WB94ME





街道沿いの小さな中華屋さん 【ハミリ】

2019.07.12

 今日の朝までに今月分のタイトな仕事は終了。午前中から歩いて出掛けることにした。
気分的には解放感のままに新宿ぐらいまで歩いていけそうな気がする(直線距離で20数km ┐(-。ー;)┌ )。


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ヤマユリ(多摩北部医療センター)


得得市場(東久留米卸売市場)あたりを起点に“都心”に向かう。
久留米西団地を通過して、滝山中央通りへ。
先ごろ営業を再開した中華料理店「珍来」の横を通ると、裏口から「ピリカ」のおやっさんが出てきた。事情を知らなかったら相当びっくりするシチュエーションだったに違いない(笑)。


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細かく降り続いていた霧雨が濃くなってきて、「ドイト東久留米店」で雨宿り。
その後しっかりした霧雨が途切れず、スマホでアメッシュ画面を見ながら、南から上がりそうだと花小金井に向かってみたり、いや、北の雲が切れてきたと逆戻りしたりと、新小金井街道に沿って迷走。北多摩特有のこの降り方は、気流に沿った雲の動きではなく風のぶつかる位置の変化なので、先が読めない。都心どころか東久留米市も抜け出せずにいる。
やがて北風が卓越してきて、雲が払われるとの判断から、北へ。


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新小金井街道と小金井街道の交差点付近には気になる中華屋が2店ある。
この時点で14時を回っており、交差点手前の「ふじ正」は休憩時間に。


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14時05分。長い彷徨の末、中華料理店「ハミリ」に入店。
いやー、疲れた。


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間口の小ささから想像していた以上に小さなお店で、カウンター4~5席と、小上がりにはちゃぶ台3つでせいぜい4人分のスペース。
歩いているうちに決めておいた注文内容が、タンメンと餃子。


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品書きに餃子が見つからず、注文後にあらためて探したところ、餃子は450円。
えっと… 街中華で1000円超えは違和感があるし。餃子がその値段だったら、ふつうは頼まないかも…。


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タンメンは野菜が細切りでそろえられているタイプで、味はあっさりしている。
一方、餃子は大きめ、餡がみっちりで食べでがある。


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アッサリをよしとする自分的にもアッサリなタンメンなだけに、この味のしっかりした餃子を頼んだのは正解だった。


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スマホの何かに没頭していてほかの客の出入りや自分のアイスコーヒーのチェンジにもしばらく気づかなかったという常連さんと店主の会話がおもしろい、地球の午後2時30分。


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歩いた距離15.3km


[DATA]
ハミリ
東京都清瀬市松山1-46-30



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https://youtu.be/TvnYmWpD_T8





変わっていくこと、変わらずにいること 【村山ホープ軒 東大和店】

2019.04.17

 「村山ホープ軒 東大和店」は去年12月以来。

前回「村山ホープ軒 東大和店」の次の記事が吉祥寺の「ホープ軒本舗」。
今回は千駄ヶ谷の「ホープ軒」からの「村山ホープ軒 東大和店」。
この系統はあとを引くようだ。

料理写真が、特に色味的に前報とほとんど変わっていない点について、あらかじめお詫び申し上げます (*_ _) ス、スマン…


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前回と変わっている点が2つある。
まず、庇テント。トレードマークともいえる黄色から、赤地に白抜き文字に。


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過去写真:2018.05.10(左)、2018.12.11(右)

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これは武蔵村山の本店と同じデザイン。本店もこの色に変わったのは最近のことだと思うが。
ちなみに暖簾は前回すでに黄色から白に変わっていたことに、いま写真を見直して気づいた。


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もう一点はスタッフで、若い女性がいる。
以前、一度目にした魔法使いの弟子と同じ人だと思う。お見かけしたのはそのとき以来だが、ずっとやられてきたのかはわからない。


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いずれにしろ、この時代の変わり目に心機一転、テコ入れ的な動向は明るい話題。
元号が変わるタイミングの年末、さらには年度末と、ある程度予想してはいたが店を畳むケースがググッと増えていることに衝撃を受けているだけに。


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注文はラーメン700円+もやし130円。
いつもと変わらないラーメンの味。


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変わっていくことと、変わらずにいることと。
あるいは、変わらないために変わっていくことと。


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[DATA]
村山ホープ軒 東大和店
東京都東大和市南街4-13-12



 野火止緑地の“青い”花たち


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タチツボスミレ ジロボウエンゴサク ムラサキケマン

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ヒメオドリコソウ ハナダイコン ハナニラ



[Today's recommendation]

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https://youtu.be/zqNTltOGh5c


お花見弁当にいかが? 【リヤカー屋台 秋津ナンバーワン】

2019.03.23

 清瀬市の中里緑地保全地域(中里2丁目の空堀川左岸~清瀬第四小学校向かいの斜面、清瀬せせらぎ公園下流域)は、希少植物カタクリ(東京都北多摩:絶滅危惧Ⅱ類)の自生地として保護活動が行われている。


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カタクリは早春に地上部を展開し、薄紫から桃色の花を咲かせ、わずか4~5週間で枯れ長い休眠期に入る。そのため、アマナやニリンソウなど同様のライフサイクルの植物とともにSpring ephemeral(春のはかないもの、短命なもの)と呼ばれ愛されている。


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ニリンソウ(左) ヒロハノアマナ(右)

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左から、カンアオイ、クサボケ、カンスゲ類

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カタクリ


昨年、一昨年と見に行くのが遅れ花期が過ぎていたので、早めに行ってみたら早すぎた(笑)。
カタクリやニリンソウは咲き始めが数輪、ジロボウエンゴサクは芽出し、柳瀬川通り南のB地区のヒロハノアマナのみ見ごろだった。


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帰りに秋津の街で昼ごはんのおにぎりを購入。
順番が逆だった気もするが… ( ̄- ̄;) ンー…


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「リヤカー屋台 秋津ナンバーワン」(twitterでは「鶏からあげ専門屋台 唐揚げナンバーワン!」となっている)はユニークなお店で、twitterプロフィールによれば、

①唐揚げナンバーワン(毎週火曜水曜の2日間15時~肉なくなり次第閉店)
②木曜日限定化け物餃子
③焼鳥、屋台ラーメン(金曜18時~スープ次第閉店)
④焼鳥(土曜日)

の4つの顔を持つ。


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写真いいですか? と尋ねると、「もう終わりだから品物も少なくなってますけど…」とスタッフさん。
まだ12時半すぎなので、ずいぶん早い店じまいだ。何時からやっているのか聞いてみた。
「5時からやってます」
「5時い~!?」
秋津でNo.1の働き者かもしれないな…。


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塩さば・辛子高菜・鮭、以上1個60円、ナンバーワンたぬき100円×2を購入。
晩ごはん用にミックス唐揚げパック500円も買う。ミックスとはいろんな部位とのこと。


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おにぎりは一見小ぶりだが厚みが4~5cmあるので食べでがある。
とにかくお米がおいしく、具材の素性の正しさが伝わってくるような心に響くおにぎり。


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3月30日~4月7日、第20回きよせカタクリまつりが行われる。
カタクリもちょうど見ごろのはず。
おにぎりや唐揚げを買って出かけてみては?

〈第20日きよせ カタクリまつり〉
・日時:3月30日(土)~ 4月7日(日)午前10時~午後4時(雨天中止)
・場所:清瀬中里緑地保全地域
・アクセス:西武池袋線秋津駅 徒歩20分、JR武蔵野線新秋津駅 徒歩25分
・内容:自然観察会、スタンプラリー、販売コーナー



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一輪だけきれいに咲いていた


[DATA]
リヤカー屋台 秋津ナンバーワン
東京都東村山市秋津町5-13-66
https://twitter.com/karaagenanbarr1



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https://youtu.be/vzerbXFwGCE


人気の市場食堂、リニューアル 【太丸食堂】

2018.07.09

 この5年ほど、主な仕事は月の前半に集中してしまっているので、今週ぐらいがいちばん忙しくなりそう。週明け早々なんだか慌ただしい。
昼ごはんにさまよってるヒマはないので、珍しく出る前からお店を決めておいた。
近場で、なるべく日陰伝いに行けるということで、東久留米卸売市場(得得市場)内の食堂。


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ノカンゾウ(野火止用水 / 東村山市恩多町)


ところが午前中にこまごました仕事が次々に入ってタイミングがつかめず、家を出たのは12時半を大きく回ってから。
市場の食堂は朝早くから開いているが閉まるのも早い。
1時までもやっていなかったかもしれない、と焦って自転車こぎこぎ。


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「市場のおばちゃん食堂」の看板の下に、遠くからでも目につく手書きの“営業中”の黄色い紙。


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やれやれ… と、ちょっと気持ちの余裕が生まれ、向かいの駐輪場に止めてお店の外観写真を撮り、看板やメニュー写真などをもたもた撮影したのちお店に入り、中央の4人掛けテーブル席に座ってふと振り返ると、おばちゃんが“営業中”の立て看板を店内に撤収してる。
あ、危なかった…。
品書きに書いてある営業時間を見ると、ラストオーダー13:00と。


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お店の看板は「市場のおばちゃん食堂」のままだが、こちらは6月に店名を「太丸食堂」に改称、リニューアルオープンしている。
その後何度か市場で買い物をしているので、それとなく様子をうかがっていたが、名前だけでなくメニュー内容も大きく変わった。
市場だけに新鮮な魚介がウリだった「おばちゃん食堂」に対し、「太丸食堂」はそば、うどん、カレー… と簡易で、より施設内食堂っぽくなった。


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この食堂は、市場内の隣接するのり・茶・和菓子販売の「のりの太丸」の系列店。
食堂を縮小する形でやはり系列のおにぎり・弁当販売「魚沼の庄」が移転してきて1拠点3業態体制になったのが今年2月、そして今回の食堂リニューアルと、ここにきて出店戦略が大きな展開を見せている。


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先日「魚沼の庄」で呼び込みをしていた会社上層部っぽい? 若めのおばちゃんが食堂の厨房を取り仕切っており(店長と呼ばれている)、トップダウンによるコーポレートガバナンスの強化といったニュアンスを感じなくもない。


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注文は熟成とんかつのかつカレー750円。
「かつを揚げるのに15分くらいかかりますが、よろしいですか?」と店長のおばちゃん。
“肉厚のとんかつを使用しておりますので調理にお時間がかかります”と品書きにも書いてある。
ラストオーダーでちょっと悪いかなと思ったが、リニューアルでいちばん大きく変わったのがたぶんカレー導入であり、今日はそのために来たようなところもあるのでお願いする。


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15分後――
カレーがやって来るのと同時におばちゃんが入ってきた。
「お弁当かなにかできるかしら?」と。
1時ラストオーダーでもう終わっちゃいました、というお店サイドの説明に明確に理解を示しつつも、お客のおばちゃん、独白なのか要求なのか、ずっと話し続けている。
お店のおばちゃん2名も、戸惑いの色を隠さずも親身に耳を傾ける。


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――近くの老人ホームの父親の面会に来て、昼ごはんを一緒に食べようと思ったが、90歳の父を連れ出すわけにもいかず弁当を買いに来た。以前も同じようなことがあったが、市場の店はどこも閉まっていて、この先のコンビニはそれはもう遠くて…
「でしたら、おかかのおにぎりくらいならお作りできますよ」と店長おばちゃん、決断を下す。
「それは助かるわ」とお客おばちゃん。
「おかか、残ってるよね?」と店長、年かさの店員おばちゃんに確認。
「そしたら、おかかと、梅と、しゃけと…」とお客おばちゃん、攻めどころを逃さない。


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このように出てきた。普通逆向きだと思うが、そのへんまだ慣れていないもよう


えーと… かつカレー、おいしかったです(笑)。メニュー表の説明どおり。
――玉ねぎをじっくり炒めて、深みとコクを出したビーフカレー。ご飯は魚沼産コシヒカリを使用♪ 肉厚でジューシーな熟成とんかつとの相性ばっちり! プロのお味! 絶品かつカレーをぜひおたのしみください!


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お客おばちゃんがケータイでご家族あたりに経緯を説明している。
「いま、おにぎり作ってもらってるから。ええ、そうなの。88歳を連れ出すわけにはいかないって言って、無理やりお願いして」
2歳、サバ読んでたらしい(笑)。

それにしても、効率優先の改革途上にあるとみていたこちらのお店、非マニュアル的で臨機応変な素晴らしい対応を見せていただいた。


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[DATA]
太丸(だいまる)食堂
東京都東久留米市下里5-12-12 東久留米卸売市場
https://www.tokutoku-ichiba.or.jp/?page_id=885



[Today's recommendation]

Katy Perry Prism
Katy Perry
『Prism 』

https://www.youtube.com/watch?v=CevxZvSJLk8



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洋館喫茶で懐かしのスパ&ドリア 【るぽ】

2018.07.08

 清瀬市内の志木街道には変則交差点(食い違い十字路)が多く残されている。R254と小金井街道の間の区間は普通の十字路はないというぐらい、交差点はことごとく変則。いまは渋滞緩和や安全対策のため、変則路の多くは通りやすいようにつくり替えられているので、このルートを走っていると懐かしいような感覚にとらわれる。


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なぜ昔の交差点が十字でなく食い違っているかというと、城下町のかぎ道は敵の侵攻スピードをそぐためといわれるが、街道の場合は優先関係だという。馬同士の衝突を避けるため、一方がおのずと減速するようT字形にするという先人の知恵。


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ヤブカンゾウ(左、野火止用水 / 埼玉県新座市新堀)、ヒメヤブラン、ヤマユリ(中・右、多摩北部医療センター)


変則交差点の角に、忽然と趣のある洋館が出現する。
喫茶店「るぽ」は、古いドイツの町並みに溶け込みそうな三角屋根のレンガ造り一軒家。
ケヤキ並木に、この部分だけ異質な溶け込み方をしている。


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日枝神社や長命寺が並び日本的歴史を感じさせる志木街道にあって、ここだけメルヘン街道、ここだけロマンチック街道。行ったことないけど。
多摩地区でいえば、五日市街道沿いの「くすの樹」、国道16号八王子鑓水の「パペルブルグ」などが近い存在かもしれない。どっちも入ったことないけど。


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ちなみにこちら、仮面ライダーシリーズのロケ地だったそうだ。
――仮面ライダークウガ(2000年)―主人公・五代雄介が居候していた喫茶店ポレポレは外観のみ、市内に実在する喫茶「るぽ」で実際に撮影を行っており、主演のオダギリジョーも撮影に訪れたことがある。(Wikipedia「清瀬市」)


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日曜日の正午。
人気があるらしいことは知っていたが、さすがにこのロケーションで人出が多いのには驚かされる。とはいえ収容人数は多くまだ5割ほどの入りで、「お好きな席へ」と。
左列テーブルのいちばん奥へ。客入りはいいが、やっぱり平均年齢は高い。


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1階客席スペースは吹き抜け。入り口右手の階段が気になったが、1階奥から見ると厨房上がロフト風2階席になっている。
レンガの内壁、ステンドグラス、アンティーク調ランプ、ピンク電話の電話ボックス… と、重厚感&レトロな雰囲気に包まれる。
2階席もどんどん埋まっていった。
スタッフは、カウンター中の年配女性のほか、若いウェイトレスが確認できるだけで3名。


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注文は、カレードリア(単品)900円と、ミートソーススパゲティ(サラダ・スープ・コーヒーセット)1200円。(←たぶん)


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さて、こちらはメニュー表の判読が難解である。簡単にいうと、箇条書きと並列表記と⦿(ナカグロ)の使い分けがビミョー。
たとえばわれわれの注文の品で見てみると、メニュー表の“エビドリア・カレードリア”の⦿は“または”かなぁ…と思うが、“和風ベイクド・ミートソース”の⦿も同様とすると、和風ベイクドって何…? となる。
もっと混乱することに、カレードリアと頼んだ料理にはエビがたっぷり。もしかして“エビドリア・カレードリア”というたべものだったのではないかと…。


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ミートソースがかかった麺は、“パスタ”ではな“スパゲティ”と呼びたい。
ソースは、PポロとかMマーみたいな…? 誰もが食べたと思われる昭和な味。
そこに粉チーズとタバスコをふったら…、これこそ喫茶店の味わい。あばずれの食いもん… はナポリタンか。


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カレードリア。
ドリアっていま、どこに行ったんだろう。ひと口食べれば、若いころ憧れた味そのものだった。
こちらのカレーソース、PやMっぽいミートソースと同系統の味。
僕らの世代は必ずや満足いくであろう、王道喫茶店メシである。


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これだけの施設・スタッフを維持するのは容易ではないだろうから、オーナーは相当な資産家と推測される。
「るぽ」がreportageのルポだとすれば、オーナーは新聞王、メディア王かもしれない。
――清瀬のメディア王
でっかいんだかちっちゃいんだか、平衡感覚がグラグラ。
って、そんなわけないだろう(笑)。


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[DATA]
るぽ
東京都清瀬市中清戸5-201



[Today's recommendation]

coldcut whats that noise
Coldcut
『What's that noise?』

https://www.youtube.com/watch?v=MOKGILEUpic



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立ち食いそばの脳科学的考察 【戸隠そば(一橋学園)】

2018.04.23

 LS社のHHさんとD社のIKHさんの仕事がかぶった。
どっちもレギュラーの仕事はないので来ないときは半年ぐらい音沙汰なしだが、来るとなると重なる率がきわめて高いという不思議…。
――というのは4月3日の記事の書き出しだが、今回はその不思議状態が続いている。

もともとこの2人は同僚で、HHさんはSC分野、IKHさんはHT・MI・AF… という別部門の担当。
なので、事情を伝えればわかってもらえるから重なってもなんとかなっているが、ときどき「いいよ、HHさんの、やらなくても」とか言われる。もちろん冗談だけど。

この一連の(まったく別々の2本の)流れの最後の仕事が、朝IKHさんから送られてきた。
ざっと見て頭の中で日程を組み立てて、少し気持ちに余裕ができたので昼ごはんに出かける。


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すぐにIKH社長から電話。
「1本頼んでおいて申し訳ないんだけど、別件でもう2本お願いできないかな」
気持ちの余裕、なくなる。
お昼ごはんは立ち食いそば(笑)。


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一橋学園駅の駅前。いまはすっかり見なくなった非チェーンの昔ながらの立ち食いそば屋「戸隠そば」。
同じ名前のお店が小川駅前にあって、以前そこのおやじさんが「こっちは街がすっかり変わった。一橋学園はまだまし」と話していたので、系列店と思われる。


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1時半すぎで、カウンター席には女性客1人とおばちゃん1人、カウンターの中におばちゃん1人。
日本語がわかりづらい。
言い直すと、お客さんは若い女性1人、スタッフはおばちゃん2人体制で、うち1人は客席で食事中。


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注文はコロッケそばに卵。で、僕はそばの薬味に白ネギは強すぎてあまり好きではないので、特に立ち食いの場合、体調によっては抜いてもらうことがある。
「ネギ抜きで」と申告。

しかしこの立ち食いそばにおけるネギ抜き、成功率というのか達成率というのか、要求が通る確率が50%を切るという統計がある(当社調べ)。


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立ち食いそばの調理法は流れ作業で、アスリートに通じる無意識下の運動であるから、脊髄の運動指令の変換メカニズムを用いて制御されており、前頭葉の制止指令よりも早くおばちゃんの手をネギを投入するよう動作させる。

見ていると、まず個包装のゆで麺を開封。“ゆでたて”ではないが、“開けたて”である。(← 一応、褒められるところは褒めている、つもり)
で、温め時間は何秒だろう、ちょっと目を離したらもうネギがのっている。やっぱりー(笑)。


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でもおばちゃん、すぐに間違いに気づく。
「ごめんなさいね。おしゃべりしながら(←カウンターのおばちゃんと)やってたら、手が勝手に…」
「いいです、いいです。そのままで」と言ってるのに、ネギをよけ始めた。けっこうていねいによけてくれた。
で、出てきたのがこれ。


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これ、どう思います?
僕は「面倒かけちゃったな…」というのがまずあって、あとは普通に「おいしそうだな」ぐらいしか考えずに食べ始めた。
食べ終わるころ、ようやくそのことに気づいたのである。

卵は…?


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思い返せば、あまりに間が悪かった。
無意識下の運動で卵を投入するはずのタイミングで意識が追い付いて回路が混線した。
卵投入はネギよけという別の運動に取って代わられてしまったのだ。


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料金はコロッケそば360円+生玉子60円、支払い済み。
ほとんど汁しか残っていないどんぶりに卵を入れてもらうのもどうかと思うし…。
結局、立ち食いでめんどくさい注文をするほうが悪い、との結論に至る。

「ごちそうさま」と愛想よくお店を出る。
「ありがとうございました♪」と、屈託のない笑顔が返ってきた。


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[DATA]
戸隠そば(一橋学園)
東京都小平市学園西町1-20-22



[Today's recommendation]

Magic Flute Giovanni Octet
Wolfgang Amadeus Mozart / arr. Joseph Heidenreich
『The Magic Flute』 etc.
Giovanni Octet

https://www.youtube.com/watch?v=ucgDi_8fbn4



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ホウチャクソウ(玉川上水 / 小平市学園西町)


いまに残る貴重な自然と風景と、ラーメンと 【一元】

2018.04.05

 早春、他に先んじて花を咲かせる草本のうちには、活動期自体が短く、5月ごろには地上部が枯れて長い休眠期に入るものがある。これらは「スプリング・エフェメラル」(Spring Ephemeral;直訳すれば「春のはかないもの」)と総称される。「春の妖精」とも。
多摩地域で見られるものとしては、キンポウゲ科のアズマイチゲ、イチリンソウ、ニリンソウ、ケシ科のジロボウエンゴサク、ユリ科のカタクリ、アマナ、ヒロハノアマナなどがある。
特に、可憐な紅紫色の6弁花をいっせいに咲かせるカタクリは人気が高く、武蔵村山の野山北公園や清瀬の中里緑地の群生地には毎年多くの人が訪れる。

夏日が2~3回と異常な高温が続いて、今年カタクリを見に行っていないことに気づいて焦った。
去年の自分の記録を見てみると、4月13日の中里緑地で「見ごろをちょっと過ぎていた」とある。清瀬市のHPには「きよせカタクリまつり 3月31日~4月8日」のお知らせが載っている。
まだ大丈夫かな…?


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わずかに残っていたA地区のカタクリ


空堀川沿いのA地区。ジロボウエンゴサクやクサボケが花をつけ、ヤマユリ、ウバユリ、ギボウシ類の芽出し。斜面に紅紫色は認められない。カタクリの花はほとんどしぼんでしまっている。
すれ違った女性が「終わっちゃってますねー」と。
清瀬四小向かいのB地区、せせらぎ公園下流のC地区も状況は同じ。このところの高温が響いて、去年よりさらに2週間ほど花期が早まったようだ。


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ジロボウエンゴサク、クサボケ、イカリソウ


帰り、知らない道を走っていると雑木林の入り口に“ラン観察会場 清瀬市”の立て看板を発見。場所は… 上組稲荷神社の西の雑木林としかいいようがないか。
こちらはシュンランが見ごろで、小路の真ん中に大株が残っていたりする。
ほかにキンランとギンランが芽を出していた。


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シュンラン


清瀬市の西武池袋線の北側には、このように貴重な自然がところどころに残っている。
中里1丁目あたりの畑地からは武蔵野の雑木林と里山環境がしのばれる。

そして… ラーメン屋も、昭和である。


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志木街道沿いの「一元」は、数少ない昔ながらのラーメン屋さん。
中華屋はぽつりぽつりと残っているが、ラーメン専門店、それも鶏ガラの中華そば系となるとほとんど見なくなった。


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こちらには20年前ぐらいに一度入ったことがある。かなりのご高齢のおじいさんがやられていたと記憶している。
今回、久しぶりに入ってみると、かなりのご高齢のおじいさんがやられている。
うーむ…。


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こういうことはときどきあって、年齢の絶対値としてではなく相手との距離感で印象づけられる。たとえばこちらの店主と自分の年齢差が30年として、30歳年上は昔も今も“かなりのご高齢”には違いないということなんだと思う。
僕の“印象”、かなりいいかげん。


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注文はワンタンメン560円。
店内は、鋭角に曲がったカウンター10席ほど。
カウンターの天板や、麺ゆで大釜の立派な木のふたなど、ところどころ新しそうなので、最近改装したのかもしれない。


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お客さんは、僕の前に3人。
途中、小学校低学年くらいの男子が勝手口から入ってきて、もじもじしながらお店のお母さんに何か手渡している。
「…ばあばが持っていけって」
トトロのカンちゃんみたいだ。
すぐにおじいさんも入店。2人で僕の横に座って「ワンタンメン2つ、うち1つ大盛り」と注文。


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BGMは後ろのCDラジカセの歌謡曲。
『浪曲子守唄』『昔の名前で出ています』『北へ』『兄弟船』…と、自主編集の統一感のなさ。
〽こ~おべじゃー なぎさとぉー…
と、隣のおじいさん、気持ちよさそう。


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続いて、小学生の姉弟を連れたおばあさんが来店。注文は「ワンタンメン3つ」。
僕の分から6杯連続でワンタンメンだ。

こういうお店に春休みのお孫さんを連れてくるおじいさん・おばあさんって、なんかいい。
孫や社会に媚びていない。


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ワンタンメンは、何も特別なところがない普通のラーメン。
やはり貴重な昔ながらのラーメン屋である東久留米「大吉」の店主が「こんなの、ただのラーメンだよ」と言っていたのを思い出した。

すっきりと心に沁みる、ただのラーメンである。


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[DATA]
一元
東京都清瀬市元町2-4-12



[Today's recommendation]

Akira Kobayashi
Akira Kobayashi
『Zenkyoku Shu』

https://www.youtube.com/watch?v=rhCubEfRcuw



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◆ 猫写真はこちら


ゲリラ豪雨と昔パン 【木村屋】

2017.08.30

 12時ごろ家を出たが、少し走っただけでどんどん雲が湧いてくるのがわかる。
今日は大気の状態が不安定で昼ごろからにわか雨や雷のおそれ、と天気予報はずっと言っていた。
これはあまり遠くまで行かないほうがいいかな、と多摩湖自転車道の小平駅手前で例の猫の写真を撮って引き返す。
久米川あたりで急いで昼ごはんを済まそうと考えているうちにも怪しい冷たい風が吹いてきて、これは本格的にダメだな、と。
天王橋近くの「木村屋」で昼食用の調理パンを購入して帰宅。
すぐに土砂降り。
そのまま4時ごろまで降り続いた。
適切な判断だった。


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ちなみに僕は沿岸漁師の孫にして船乗りの息子だから、朝昼晩と天気予報を見る家庭環境で育ったため、いまだに朝昼晩と天気予報を見ないと落ち着かない。だからたぶん人一倍天候を気にかけて行動する。
スマホのSafariのトップページには“東京アメッシュ”と“XRAIN”のブックマークアイコンを置いている。雲行きが怪しくなったらそれらを判断材料にする。
しかし今日のような同時多発ゲリラには何をやってもムリだ。情報は切り捨てて逃げるに限るのである。


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本日の昼ごはんは、コロッケパン130円、ロケットパン140円、ハムカツパン150円の合計420円。ロケットパンとはカレーペーストを塗った魚肉ソーセージ入りの揚げパンである。
木村屋のパンは、食パンのビニール袋に“高級無漂白”と印刷してあるように、粉にこだわりがある。だからコッペパンやねじり揚げパンも生地がしっかりしている。
しっかりしていてなかなか噛みきれないからくわえたまま引っ張ると、らせんがほどけてビョーンとなって、ますます大変なことになる。


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コロッケパンのコロッケはほぼジャガイモのみ。なのでこの製品はほぼ炭水化物という、最近の流行には乗りにくい食べ物となっている。
まあ、そんなものはハナから関係ないんだろうな、ということは店主の顔を見ればわかる。
このおやじさんは、まさしく職人顔の人。あるいは、マンガの記号的表現のガンコおやじがそのまま現実世界に飛び出してきたような。

素朴そのもののパンにガンコおやじ、そしてそろばん(お会計)。ずっと変わらないままでいい、という見本がここにもある。


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天王橋下流の空堀川


[DATA]
木村屋
東京都東村山市本町4-2-3



[Today's recommendation]

Cafe Bleu
The Style Council
『Cafe Bleu』




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ツルボ(多摩湖自転車道 / 東村山市萩山町)


清瀬ストロングスタイル 【千成亭】

2017.07.18

 昨夜のニュースで狭山の入間川緑地のヤマユリが見ごろを迎え… というのをやっていて、そういえば今年ヤマユリを見ていない、狭山で見ごろということはこのあたりは過ぎてるかも、とにわかに焦りを覚えた。で、急きょ近場の自生地の一つ、清瀬の中里緑地に行ってみることに。

ここは春先のカタクリが有名で、毎年花のころには“きよせカタクリまつり”が開かれる。清瀬市のホームページには緑地について次のように記されている(原文ママ)。
――中里二丁目地内に残る24,717平方mの雑木林は、東京都が、都民が快適に生活することができる都市づくりのため設けている「東京都における自然の保護と回復に関する条例」に基づき、平成元年に東京都により清瀬中里緑地保全地域として指定されています。
ここは空堀川に面した河岸段丘斜面で、市街化が進み、段丘斜面の一部も宅地されつつあるなか、良好な状況を保っている貴重な自然地です。――

その空堀川沿いの斜面にまず入ってみたが、やはりというか、花はすっかり終わっていた。
そこで、もう一つのポイントである清瀬四小の向かいの斜面に行ってみる。こちらは北面だからか、まだ何株か見ごろの花をつけている。しかしだいたいが立ち入り禁止区画の奥のほうで、僕の撮影機材(iPhone !)ではあまりに遠い。無理やり一株写真に収めたけど、まあ白い花というのがわかればいいや(笑)。

 そのまま清瀬駅方面に向かい、突発的に「一元」でラーメンを食べようとしたが定休日。
その“突発”を起こす前はちゃんと計画的に店を決めていたので、速やかに当初路線に復帰して、駅南口の中華屋「千成亭」へ。


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ここは以前チャーハンを食べたときにスープがおいしかったので、次はチャーハンスープと汁が共通と思われるしょうゆラーメン系にしようと決めていた。
しょうゆ系とは基本、ラーメン、チャーシューメン、ワンタンメンの3種。ほかに、たとえばこの店のメニューならメンマラーメン、ワカメラーメンあたりもそうだと思うが、ラーメンと同じ味のものということ。つまりトッピングがスープに影響を及ぼさない。
初めて入る中華屋では基本のラーメンを食べてみたい。でもそれではちょっと寂しいというとき、僕はワンタンメンを頼むことが多い。


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店内はカウンター9席と小上がりに4人掛け座卓2つ。
カウンターがちょっと変わった形で、途中カクカクッと曲がる。断層(地震を起こすアレ)でいえば正断層の形。って、どんな例えだ(笑)。そのすべったあたりに座る。

この暑さのなか、あったかい麺というのもどうかと思われたが、先客2人が食べているのはタンメンとみそラーメン。代表的な汗かきメニューである。この2品に比べたらワンタンメンなんか軟弱もいいとこだ。


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こちらのお店はご夫婦かな、初老の男女で営まれている。
お父さんはひたすら中華鍋で勝負するタイプのようで、よく見てなかったが気配からは玉子丼も中華鍋でガコガコやってたような気がする。
麺ゆではお母さんの担当で、炒め工程の入らないワンタンメンの場合、お母さんのみの作業となる。


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ワンタンメン560円。
具は、チャーシュー、メンマ、ナルト、ワカメ、ネギ。スープは鶏ガラベースの懐かし系で、思ったとおりの味。麺は、まあ昔の中華麺。ワンタンは皮がしっかりしている、というか硬めのゆで加減。
スープ、具ともくせのないシンプルな味付けで、レベルの高さを感じる。
特にチャーシューがおいしい。甘め濃いめの味付けで、それがあっさりスープによく合う。普段あまり食べないチャーシューメンが急浮上する。

あとに入ってきてすぐ横に座ったおじさんのオーダーが、広東メン。汗かき麺の西の横綱だ。
なぜこの店はこんなストロングスタイルの客が多いのか?
ワンタンメンの軟弱おやじはすごすごと退散するしかないのであった。

帰りに東久留米卸売市場(得得市場)に寄って、乾物店「かぼ久よこがわ」でポールスタアの中濃ソースを購入(250円、たぶん地域最安値)。支払いをしていると、向こうで仕事をしてる店主のおっちゃんが、わざわざ「おいしいよ、ポールスタア」と声かけ。このおっちゃん、ポールスタア推しが強いのだ。


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[DATA]
千成亭
東京都清瀬市松山1-41-20



                                        

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カワウ(空堀川)

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ヤマユリ(中里緑地)



                                         

2017.07.18 かぼ久よこがわ/東京都東久留米市下里5-12-12 東久留米卸売市場

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ポールスタア中濃ソース


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