ここにも貴重な自然景観 ――浅間山公園
2022.04.23
最近このブログでは花と食べ物でワンセットみたいなのが多い。
これは行動パターンが変わったわけではなく、ブログの守備範囲を少し広げているにすぎない。
少しずつ実生活のバランス感に近くなっていると。
日記や備忘録の機能と考えれば確実にグレードアップしているのである。
3本前の記事の野川公園HPに公園の概要として次のように書いてある。
――周辺の神代植物公園、武蔵野公園、多磨霊園、調布飛行場、浅間山公園、府中の森公園などの緑地を含め「武蔵野の森構想」のもとに造成を行い…
地図で見るとわかるが、それに国立天文台を加え、ひとつづきの広大な緑地を形成している。
そのうち浅間山(せんげんやま)公園は多磨霊園の西に隣接する丘陵地。
――多摩の台地が古多摩川や他の河川で削られ、小高い丘として残ったもので、堂山(標高80m)、中山、前山の3つの頂をもっています。 ~ 浅間神社、水手洗神社、人見四郎の墓跡があり、昔は、近隣農家の農用林としての役割も担っていました。 ~ 現在は貴重な自然景観として、浅間山自然保護会、府中野鳥クラブ等のご協力により、保全されています。(「むさしのの都立公園」より)

新小金井街道沿いの斜面に咲いていたムサシノキスゲ
ここはムサシノキスゲの自生地として知られる。
ニッコウキスゲ(ゼンテイカ)の低地型変種で、かつては広く多摩丘陵に分布していたが開発などにより消失。いまでは浅間山が“世界唯一”の自生地である。

水手洗(おみたらし)神社

浅間神社
ほかにもキンラン、ギンラン、ササバギンラン、イチヤクソウ、ヒトリシズカ、ヤマユリなどが見られる。
去年もそうだったが、ムサシノキスゲのタイミングになかなか合わせられない。花が咲いているのは2~3株のみ。
代わりにキンランがちょうど見ごろだった。
左上より、ムサシノキスゲ、ハンショウヅル、ホウチャクソウ、センボンヤリ、キンラン、ササバギンラン、イチヤクソウ、オオバノトンボソウ
さて、時間が前後するが昼ごはん。
…ん? 朝ごはん?
(つづく)
[DATA]
浅間山公園
東京都府中市浅間町4丁目 / 若松町5丁目
https://musashinoparks.com/kouen/sengenyama/
[Today's recommendation]



https://youtu.be/xgwZUSB0bMs


次号予告
最近このブログでは花と食べ物でワンセットみたいなのが多い。
これは行動パターンが変わったわけではなく、ブログの守備範囲を少し広げているにすぎない。
少しずつ実生活のバランス感に近くなっていると。
日記や備忘録の機能と考えれば確実にグレードアップしているのである。
3本前の記事の野川公園HPに公園の概要として次のように書いてある。
――周辺の神代植物公園、武蔵野公園、多磨霊園、調布飛行場、浅間山公園、府中の森公園などの緑地を含め「武蔵野の森構想」のもとに造成を行い…
地図で見るとわかるが、それに国立天文台を加え、ひとつづきの広大な緑地を形成している。
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そのうち浅間山(せんげんやま)公園は多磨霊園の西に隣接する丘陵地。
――多摩の台地が古多摩川や他の河川で削られ、小高い丘として残ったもので、堂山(標高80m)、中山、前山の3つの頂をもっています。 ~ 浅間神社、水手洗神社、人見四郎の墓跡があり、昔は、近隣農家の農用林としての役割も担っていました。 ~ 現在は貴重な自然景観として、浅間山自然保護会、府中野鳥クラブ等のご協力により、保全されています。(「むさしのの都立公園」より)

新小金井街道沿いの斜面に咲いていたムサシノキスゲ
ここはムサシノキスゲの自生地として知られる。
ニッコウキスゲ(ゼンテイカ)の低地型変種で、かつては広く多摩丘陵に分布していたが開発などにより消失。いまでは浅間山が“世界唯一”の自生地である。

水手洗(おみたらし)神社

浅間神社
ほかにもキンラン、ギンラン、ササバギンラン、イチヤクソウ、ヒトリシズカ、ヤマユリなどが見られる。
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去年もそうだったが、ムサシノキスゲのタイミングになかなか合わせられない。花が咲いているのは2~3株のみ。
代わりにキンランがちょうど見ごろだった。
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さて、時間が前後するが昼ごはん。
…ん? 朝ごはん?
(つづく)
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[DATA]
浅間山公園
東京都府中市浅間町4丁目 / 若松町5丁目

[Today's recommendation]



https://youtu.be/xgwZUSB0bMs


次号予告
希少植物の宝庫 ――野川公園自然観察園
2022.04.17
昨日に続いて自転車でちょい遠出。
漠然と、(しばらく行ってない)調布にでも行ってみようかな… という感じ。
天文台通りを南下している途中、野川の崖線下にカタクリの自生地があったことを思い出した。
もちろんカタクリの時期はとっくに終わっているが、ほかにも見るべき植物があったような気がする。
ICUの下あたりだったような気がする。
戻る形になるが、ICUを回り込むように崖線下に下りると、そこは武蔵野公園と野川公園の境目の、よく通る場所だった。
さっき思い出したのはここではなかったが、ここはここで見ておきたいものがある。
2年前、Instagramにオドリコソウの写真を上げたとき、“東京で見られる場所を2カ所しか知らない”と書いている。
その一つがここ。
ちょうどタイミングもよさそうだしオドリコソウでも見ていくか… とちょっと寄り道のつもりが……
オドリコソウは園外にはみ出すほどの大群落を形成している。
ほかにさまざまな希少な植物が花の見ごろを迎えている。
時を忘れて写真を撮りまくってしまった(iPhoneだけど)。
左上から、オドリコソウ、マルバスミレ、ホタルカズラ、イチリンソウ、ニリンソウ、ジュウニヒトエ、ラショウモンカズラ、カントウタンポポ、サクラソウ、ホウチャクソウ、ヤマブキソウ
気がつけば1時近く。
腹が、減った……
(つづく)
[DATA]
野川公園自然観察園
東京都小金井市東町1-6
https://musashinoparks.com/kouen/nogawa/
[Today's recommendation]



https://youtu.be/JcysRctkyt8


次号予告
昨日に続いて自転車でちょい遠出。
漠然と、(しばらく行ってない)調布にでも行ってみようかな… という感じ。
天文台通りを南下している途中、野川の崖線下にカタクリの自生地があったことを思い出した。
もちろんカタクリの時期はとっくに終わっているが、ほかにも見るべき植物があったような気がする。
ICUの下あたりだったような気がする。
戻る形になるが、ICUを回り込むように崖線下に下りると、そこは武蔵野公園と野川公園の境目の、よく通る場所だった。
さっき思い出したのはここではなかったが、ここはここで見ておきたいものがある。
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2年前、Instagramにオドリコソウの写真を上げたとき、“東京で見られる場所を2カ所しか知らない”と書いている。
その一つがここ。
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ちょうどタイミングもよさそうだしオドリコソウでも見ていくか… とちょっと寄り道のつもりが……
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オドリコソウは園外にはみ出すほどの大群落を形成している。
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ほかにさまざまな希少な植物が花の見ごろを迎えている。
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時を忘れて写真を撮りまくってしまった(iPhoneだけど)。
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気がつけば1時近く。
腹が、減った……
(つづく)
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[DATA]
野川公園自然観察園
東京都小金井市東町1-6

[Today's recommendation]



https://youtu.be/JcysRctkyt8


次号予告
丘陵野草図鑑 ――野山北・六道山公園
2022.04.07
木曜日がいちばん動きやすいと書いている先週に続き、2週連続で車で出かけた。
花好きにはこの時期慌ただしい。
行き先は武蔵村山の野山北・六道山公園で、自転車でも行ける距離だが、先日“自転車+マスク”で具合悪くした人がいるので今回は車。
野山北公園はカタクリの自生地として知られる。
時期的にカタクリは過ぎていても、ほかにもいろいろな植物が見られるはずだ。
カタクリ、ヤブレガサ
(市立)野山北公園の釣り池の南側斜面(北向き斜面)がカタクリ自生地で、一応そちらを確認しつつ北側へ回り込む形で尾根に登る。
ほかの自生地もそうだがカタクリは北向きの傾斜地を好み、この谷地でも南に開けた北斜面にはまったく見られない。
谷地の南北の斜面ではかなり植生が違っている。
左上から、ジロボウエンゴサク、センボンヤリ、マルバスミレ、シュンラン、カントウタンポポ、ジュウニヒトエ、オオバノトンボソウ、ベニバナイチヤクソウ、タチツボスミレ、チゴユリ、ヒトリシズカ
釣り池の北を登るこのルートはこれまで通ったことはないが、すぐになじみのある六地蔵の三ツ辻に出た。
ここを六道山公園方面へ。
今回はエイザンスミレを見るというはっきりした目的がある。
去年5月に歩いたときに群生地を見つけていたもので、最近ほかの場所での開花情報がインスタ等にぼつぼつ上がるようになり、ちょっと焦っていた。
“尾根道の広場”という休憩場所の手前あたりにエイザンスミレの群生地がある。
はじめ葉だけの株しか見当たらず花は終わったかと思ったが、歩くにつれて花もちらほらと。
ぎりぎり間に合った感じで、今日来られてよかった。
そこから六地蔵へ引き返し、そのまま十二所神社横へ下る。
下り切る手前で谷を横切る形になっていて、足元にコゴミが生えている。
よく見ると、一帯はコゴミの群生地。
クサソテツ(コゴミ)
好物の山菜だが、子どものころ田舎でそうしていたように、摘むというわけにもいかないし…。
腹が、減った……
(つづく)

※参考画像:某中華店のヒトサラ
[DATA]
野山北・六道山公園 インフォメーションセンター
東京都武蔵村山市三ツ木4-2
https://www.sayamaparks.com/noyama/
[Today's recommendation]



https://youtu.be/h0UgDx3YqwI
木曜日がいちばん動きやすいと書いている先週に続き、2週連続で車で出かけた。
花好きにはこの時期慌ただしい。
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行き先は武蔵村山の野山北・六道山公園で、自転車でも行ける距離だが、先日“自転車+マスク”で具合悪くした人がいるので今回は車。
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野山北公園はカタクリの自生地として知られる。
時期的にカタクリは過ぎていても、ほかにもいろいろな植物が見られるはずだ。
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(市立)野山北公園の釣り池の南側斜面(北向き斜面)がカタクリ自生地で、一応そちらを確認しつつ北側へ回り込む形で尾根に登る。
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ほかの自生地もそうだがカタクリは北向きの傾斜地を好み、この谷地でも南に開けた北斜面にはまったく見られない。
谷地の南北の斜面ではかなり植生が違っている。
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釣り池の北を登るこのルートはこれまで通ったことはないが、すぐになじみのある六地蔵の三ツ辻に出た。
ここを六道山公園方面へ。
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今回はエイザンスミレを見るというはっきりした目的がある。
去年5月に歩いたときに群生地を見つけていたもので、最近ほかの場所での開花情報がインスタ等にぼつぼつ上がるようになり、ちょっと焦っていた。
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“尾根道の広場”という休憩場所の手前あたりにエイザンスミレの群生地がある。
はじめ葉だけの株しか見当たらず花は終わったかと思ったが、歩くにつれて花もちらほらと。
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ぎりぎり間に合った感じで、今日来られてよかった。
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そこから六地蔵へ引き返し、そのまま十二所神社横へ下る。
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下り切る手前で谷を横切る形になっていて、足元にコゴミが生えている。
よく見ると、一帯はコゴミの群生地。
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好物の山菜だが、子どものころ田舎でそうしていたように、摘むというわけにもいかないし…。
腹が、減った……
(つづく)

※参考画像:某中華店のヒトサラ
[DATA]
野山北・六道山公園 インフォメーションセンター
東京都武蔵村山市三ツ木4-2

[Today's recommendation]



https://youtu.be/h0UgDx3YqwI
久々の山歩き ――あしがくぼ 山の花道
2022.03.31
朝ごはん食べたあとコーヒー飲んでいると、「出るなら8時には出なきゃね」と言う。
何のことだろ? と思ったが、そうは聞かず「で、どこ行く?」と返した。
木曜はお互いの仕事の都合がつけばいちばん行動しやすい。
昨夜とかに「どっか行こうか」とか言っときながら酔っ払って覚えていないという、よくあるパターンに違いない。リアクションを間違えると怒られる。
「あしがくぼかな」と相方。
はい、そうしましょう。40秒で支度しましょう。
何がなんだかわからないまま8時10分に出発 ( ̄ω ̄;)

あしがくぼというのは埼玉県横瀬町芦ヶ久保のことで、この場合そこのカタクリ自生地を指す。
最近カタクリの記事が続いているが、なんとなくこの春の課題みたいになっている。
人生で初めて見たカタクリ自生地が芦ヶ久保で、そこにはもう一回行っておきたいという話に前々からなっていた。

先日書いているように、カタクリの自生地=開発を免れた山野ではほかにも希少な植物が残されている可能性が高い。芦ヶ久保ではセツブンソウやアズマイチゲを見た記憶があり、少し経験値の上がっているいまならもっと目につくかもしれない。

「道の駅 果樹公園あしがくぼ」に10:06到着。
前に来たとき… といってもだいぶ前の話だが、“カタクリで町おこし”的に盛り上げようという雰囲気で、(いまでは廃校になっている)小学校の校庭まで臨時駐車場に使っていた。

道の駅から横瀬川を渡って道の向かい側から登り始める。
が、道々の風景にまったく見覚えがない。あと、上りの傾斜と距離感が記憶しているのと全然違うが、そのへんはトシのせいだと思う。
少し登ると武甲山が見えてきて、その部分だけ記憶がよみがえった。
登るにつれ武甲山の山体はどんどん大きくなっていく
こっちは山歩きのつもりだが、景色はずっと人里である。
道もずっとクルマ道だ。
ようやく目的地と思われる地点に。
ここで道を間違えて日向山山頂方面に向かってしまい、じゃあせっかくだから山頂行ってみようかとなったが…
判断を誤って左へ
日向山山頂はもうそこだが…
やっぱりしんどくなって直前で引き返す。
山(低山)にはときどき登るが、ピークにはまったくこだわらないのでそれでかまわない。
それでも武甲山はとびきりの眺め
さっき道を間違えたところの先の駐車場まで行って正しいルートをチェック。
看板の場所の左手にカタクリ自生地があるらしい。
進んでいくうちに思い出してきた。
たしかこの先の斜面を下れば……
えー!?
まじか……
って、長いネタフリでどうもスイマセン 「( ̄ω ̄;)
実はこの件は登る前に「あしがくぼ果樹公園村 案内所」で聞いていた。
諸事情によるらしい。
でも以前、鳥の声を聴きながらたらたら登っていくのが気持ちよかったので、歩くだけでもいいんじゃないかと。
シュンラン、センボンヤリ、ジュウニヒトエ
ずっと舗装道路を登ってきたので珍しい植物を目にしなかったのは残念だが。

山の上で、さすがに疲れたので“一切れのパン”作戦発動(笑)。

こんなおいしいヤマザキパン、初めてかも
平日こんなとこ歩いている人はほとんどおらず、期待どおり気持ちよい山歩きだった。
芦ヶ久保駅と「道の駅 果樹公園あしがくぼ」
さて、昼ごはん。
(つづく)

前に来たのは1999年(とアルバムに書いてある)
[DATA]
あしがくぼ 山の花道
埼玉県秩父郡横瀬町大字芦ヶ久保404-1
https://www.yokoze.org/shisetsu/ashigakubo_yamanohanamichi/
[Today's recommendation]



https://youtu.be/kK_xFJBPdzI
峠の茶屋… 的な
2022.03.31 たけのこ/埼玉県秩父郡横瀬町芦ケ久保148
帰りは集落の中の古い道を下った。
景色に見覚えがあるので、23年前は行きも帰りもこっちを通ったのだと思う(というか、行きに登った林道風の道は当時なかったかも)。
途中、茶屋風のお店発見。
上り道が鉤の手に折れる位置で眺めもよく、峠の茶屋じゃないが絶好のお休みポイント。
「コーヒー&軽食 たけのこ」はいまは日曜のみの営業らしい。
店先の無人販売所で、菜の花と七味唐辛子を買う。
朝ごはん食べたあとコーヒー飲んでいると、「出るなら8時には出なきゃね」と言う。
何のことだろ? と思ったが、そうは聞かず「で、どこ行く?」と返した。
木曜はお互いの仕事の都合がつけばいちばん行動しやすい。
昨夜とかに「どっか行こうか」とか言っときながら酔っ払って覚えていないという、よくあるパターンに違いない。リアクションを間違えると怒られる。
「あしがくぼかな」と相方。
はい、そうしましょう。40秒で支度しましょう。
何がなんだかわからないまま8時10分に出発 ( ̄ω ̄;)

あしがくぼというのは埼玉県横瀬町芦ヶ久保のことで、この場合そこのカタクリ自生地を指す。
最近カタクリの記事が続いているが、なんとなくこの春の課題みたいになっている。
人生で初めて見たカタクリ自生地が芦ヶ久保で、そこにはもう一回行っておきたいという話に前々からなっていた。

先日書いているように、カタクリの自生地=開発を免れた山野ではほかにも希少な植物が残されている可能性が高い。芦ヶ久保ではセツブンソウやアズマイチゲを見た記憶があり、少し経験値の上がっているいまならもっと目につくかもしれない。

「道の駅 果樹公園あしがくぼ」に10:06到着。
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前に来たとき… といってもだいぶ前の話だが、“カタクリで町おこし”的に盛り上げようという雰囲気で、(いまでは廃校になっている)小学校の校庭まで臨時駐車場に使っていた。

道の駅から横瀬川を渡って道の向かい側から登り始める。
が、道々の風景にまったく見覚えがない。あと、上りの傾斜と距離感が記憶しているのと全然違うが、そのへんはトシのせいだと思う。
少し登ると武甲山が見えてきて、その部分だけ記憶がよみがえった。
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こっちは山歩きのつもりだが、景色はずっと人里である。
道もずっとクルマ道だ。
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ようやく目的地と思われる地点に。
ここで道を間違えて日向山山頂方面に向かってしまい、じゃあせっかくだから山頂行ってみようかとなったが…
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やっぱりしんどくなって直前で引き返す。
山(低山)にはときどき登るが、ピークにはまったくこだわらないのでそれでかまわない。
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さっき道を間違えたところの先の駐車場まで行って正しいルートをチェック。
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看板の場所の左手にカタクリ自生地があるらしい。
進んでいくうちに思い出してきた。
たしかこの先の斜面を下れば……
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えー!?
まじか……
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って、長いネタフリでどうもスイマセン 「( ̄ω ̄;)
実はこの件は登る前に「あしがくぼ果樹公園村 案内所」で聞いていた。
諸事情によるらしい。
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でも以前、鳥の声を聴きながらたらたら登っていくのが気持ちよかったので、歩くだけでもいいんじゃないかと。
![]() | ![]() | ![]() |
ずっと舗装道路を登ってきたので珍しい植物を目にしなかったのは残念だが。

山の上で、さすがに疲れたので“一切れのパン”作戦発動(笑)。

こんなおいしいヤマザキパン、初めてかも
平日こんなとこ歩いている人はほとんどおらず、期待どおり気持ちよい山歩きだった。
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さて、昼ごはん。
(つづく)

前に来たのは1999年(とアルバムに書いてある)
[DATA]
あしがくぼ 山の花道
埼玉県秩父郡横瀬町大字芦ヶ久保404-1

[Today's recommendation]



https://youtu.be/kK_xFJBPdzI

2022.03.31 たけのこ/埼玉県秩父郡横瀬町芦ケ久保148
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帰りは集落の中の古い道を下った。
景色に見覚えがあるので、23年前は行きも帰りもこっちを通ったのだと思う(というか、行きに登った林道風の道は当時なかったかも)。
途中、茶屋風のお店発見。
上り道が鉤の手に折れる位置で眺めもよく、峠の茶屋じゃないが絶好のお休みポイント。
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「コーヒー&軽食 たけのこ」はいまは日曜のみの営業らしい。
店先の無人販売所で、菜の花と七味唐辛子を買う。
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絶滅危惧つながりで? 【ナカタヤ 大泉学園本店】
2022.03.25
前記事と同じような写真の構成だが、たまたまです (・Θ・;)
というか一連の流れはあって、カタクリについて調べているとWikipediaに“日本の主な群生地”という項目があり、東京都で唯一挙がっていたのが「練馬区大泉町 清水山の森」。そこは知らない場所だった。
で、たまたま練馬区石神井台の「オザキフラワーパーク」に用事があって、そういえば… となったと。同じ練馬区内で、近いっちゃ近いし。
カタクリ(Erythronium japonicum)は東京都では絶滅危惧Ⅱ類(絶滅の危険が増大している種)に指定されている。
清水山の森は23区で唯一のカタクリの大規模群生地だそうだ。
1974(昭和49)年に自生が確認され、練馬区により整備・保護されている。
これで5記事連続カタクリの写真を張っているが、そこまでカタクリが好きかというと、そういうことでもなく。カタクリの自生地=開発を免れた野山で、カタクリ以外にも希少な植物が残されている可能性が高い。そういう興味からだと思う。
2段目左から、シュンラン、カタクリ、キクザキイチゲ、カタクリ、ヒトリシズカ…
群生地の一角にイチゲのたぐいが花を咲かせている。
はじめイチリンソウかと思ったが、青花が一輪。よく見ると葉っぱの形も萼片の数も違う。なんと、キクザキイチゲ(Anemone pseudoaltaica H.Hara)である。
そういうものを関東の平地で見られるとは思っていなかったので、相当驚いた。
こちらは絶滅危惧Ⅰ類の“絶滅の危機に瀕している種”である。

昼すぎまで仕事をしたあとに出かけているので、日はすでに西に傾いている。
知らない場所ということで当然道も知らないが、帰りは太陽に向かって進めばなんとかなるのである。
“らんとう坂下”という交差点を上って少し行くと見覚えのある場所に出た。

この先で大泉学園通りと交差する道で、一帯は大泉学園町商店会という大規模な商店街を形成している。
ここに気になるケーキ屋さんがあることを思い出した。
このブログではときどき“たぬきケーキ”というものを取り上げている(「サン・ローザ」「ファンフル」「ナイトー」「モンテリマール」「シャトー」参照)。
よく参考にさせていただいているのが「たぬきケーキのあるとこめぐり / 全国たぬきケーキ生息マップ」というサイトで、そのマップに載っているお店がこの商店街にある。
こっちのほうまで来ることはあまりないので、せっかくだから寄ってみることに。
「ナカタヤ 大泉学園本店」は1959年創業の老舗洋菓子店。
――『ケーキってこういうものだよね』と納得していただくものしかお作りいたしません。伝統を重んじ、今後も時代の流れに合わせて、斬新な商品やお店作りを行って参りたい…(お店HPより)
このブログで最初にたぬきケーキを取り上げたころ「ナカタヤ」は上記マップに載っていなかったと思う。
たぬきケーキに関しては、リクエストに応える形で数年前に復活させたそうだ。
“23区唯一”というほどではないが、たぬきケーキもなかなかの絶滅危惧種なのだ。
たぬきケーキは「ミニ・ボレロ」という商品名。
ミニサイズでかわいらしい姿である。
ちなみに上記モンテリマール洋菓子店のたぬきケーキが「ブレロ」。
ともにフランス語で“アナグマ”を意味する“blaireau”から来た商品名だと思う。
夕方でショーケースは寂しい感じになっているが、どれもおいしそうであれこれ買いそうになる衝動を抑えて……

ミニ・ボレロを2個と、季節商品の桜モンブランを1個買う。
ミニ・ボレロは小さいながら整った造形。
いろんなお店のものを比べてみると、ひと口にタヌキと言ってもさまざまで面白い。
こちらは両脇の腕のようなものと後ろのしっぽのようなものが特徴。

チョコレートがおいしい。
昭和の子どもが食べていた植物油の多いものとは別物(って、洋菓子屋さんなんだから当たり前か)。
うしろ姿がカワイイ d(≧▽≦*)
しっかりしたバタークリームがぎっしり。
マドレーヌ生地というのも珍しいが、ラムレーズンが入っているたぬきケーキは初めてかも。

なめらかな桜あんのたっぷりのったモンブランは季節感いっぱい。
クリームの中に小豆あんの入った和テイストのケーキ。
いやー、春ですね♪
[DATA]
ナカタヤ 大泉学園本店
東京都練馬区大泉学園町7-19-11
https://www.nakataya-online.jp/
[Today's recommendation]



https://youtu.be/zOCaper5wHI
前記事と同じような写真の構成だが、たまたまです (・Θ・;)
というか一連の流れはあって、カタクリについて調べているとWikipediaに“日本の主な群生地”という項目があり、東京都で唯一挙がっていたのが「練馬区大泉町 清水山の森」。そこは知らない場所だった。
で、たまたま練馬区石神井台の「オザキフラワーパーク」に用事があって、そういえば… となったと。同じ練馬区内で、近いっちゃ近いし。
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カタクリ(Erythronium japonicum)は東京都では絶滅危惧Ⅱ類(絶滅の危険が増大している種)に指定されている。
清水山の森は23区で唯一のカタクリの大規模群生地だそうだ。
1974(昭和49)年に自生が確認され、練馬区により整備・保護されている。
これで5記事連続カタクリの写真を張っているが、そこまでカタクリが好きかというと、そういうことでもなく。カタクリの自生地=開発を免れた野山で、カタクリ以外にも希少な植物が残されている可能性が高い。そういう興味からだと思う。
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群生地の一角にイチゲのたぐいが花を咲かせている。
はじめイチリンソウかと思ったが、青花が一輪。よく見ると葉っぱの形も萼片の数も違う。なんと、キクザキイチゲ(Anemone pseudoaltaica H.Hara)である。
そういうものを関東の平地で見られるとは思っていなかったので、相当驚いた。
こちらは絶滅危惧Ⅰ類の“絶滅の危機に瀕している種”である。

昼すぎまで仕事をしたあとに出かけているので、日はすでに西に傾いている。
知らない場所ということで当然道も知らないが、帰りは太陽に向かって進めばなんとかなるのである。
“らんとう坂下”という交差点を上って少し行くと見覚えのある場所に出た。

この先で大泉学園通りと交差する道で、一帯は大泉学園町商店会という大規模な商店街を形成している。
ここに気になるケーキ屋さんがあることを思い出した。
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このブログではときどき“たぬきケーキ”というものを取り上げている(「サン・ローザ」「ファンフル」「ナイトー」「モンテリマール」「シャトー」参照)。
よく参考にさせていただいているのが「たぬきケーキのあるとこめぐり / 全国たぬきケーキ生息マップ」というサイトで、そのマップに載っているお店がこの商店街にある。
こっちのほうまで来ることはあまりないので、せっかくだから寄ってみることに。
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「ナカタヤ 大泉学園本店」は1959年創業の老舗洋菓子店。
――『ケーキってこういうものだよね』と納得していただくものしかお作りいたしません。伝統を重んじ、今後も時代の流れに合わせて、斬新な商品やお店作りを行って参りたい…(お店HPより)
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このブログで最初にたぬきケーキを取り上げたころ「ナカタヤ」は上記マップに載っていなかったと思う。
たぬきケーキに関しては、リクエストに応える形で数年前に復活させたそうだ。
“23区唯一”というほどではないが、たぬきケーキもなかなかの絶滅危惧種なのだ。
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たぬきケーキは「ミニ・ボレロ」という商品名。
ミニサイズでかわいらしい姿である。
ちなみに上記モンテリマール洋菓子店のたぬきケーキが「ブレロ」。
ともにフランス語で“アナグマ”を意味する“blaireau”から来た商品名だと思う。
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夕方でショーケースは寂しい感じになっているが、どれもおいしそうであれこれ買いそうになる衝動を抑えて……

ミニ・ボレロを2個と、季節商品の桜モンブランを1個買う。
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ミニ・ボレロは小さいながら整った造形。
いろんなお店のものを比べてみると、ひと口にタヌキと言ってもさまざまで面白い。
こちらは両脇の腕のようなものと後ろのしっぽのようなものが特徴。

チョコレートがおいしい。
昭和の子どもが食べていた植物油の多いものとは別物(って、洋菓子屋さんなんだから当たり前か)。
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しっかりしたバタークリームがぎっしり。
マドレーヌ生地というのも珍しいが、ラムレーズンが入っているたぬきケーキは初めてかも。

なめらかな桜あんのたっぷりのったモンブランは季節感いっぱい。
クリームの中に小豆あんの入った和テイストのケーキ。
いやー、春ですね♪
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[DATA]
ナカタヤ 大泉学園本店
東京都練馬区大泉学園町7-19-11

[Today's recommendation]



https://youtu.be/zOCaper5wHI
昭和的ドカ盛りカツカレー 【巌窟王】
2017.05.04
午前中、家の懸案事項に取りかかり、思いのほか作業がはかどったので気が楽になり、昼前にフラフラと自転車の旅に出た。
黒目川上流部の遊歩道が開通していたようなのでそこを視察し、小平霊園を通り抜け、大沼町一丁目アパート南の踏切を越えて多摩湖自転車道へ。花小金井手前から南下して武蔵小金井の街を抜け、崖線を下る。
このあたりで目的地を浅間山と定める。そろそろムサシノキスゲの季節だ。
しかし山に登ったところで1時を回り、空腹に耐えきれなくなってしまった。

東八道路まで引き返し、ラーメン、中華、とんかつ、ラーメンと並んでいる中からこのとんかつ「巌窟王」に。

まったく事前情報がない状況で入るには少々勇気が要る店構えだが、逆にこの店構えでカツカレーを訴求されるとあらがえないものがある。
先ほど武蔵小金井を通過してきたわけだが、ここはカレーの激戦区であり、街のいたるところにカレーの匂いが漂っていてかなり刺激されてもいる。

カウンターのみの店内。
目の前のおねえさんに「カツカレー」と申告すると、「ロースかヒレかメンチかチキンか」と聞かれ、「ロース」と答える。
前金で950円を支払う。

カウンター奥の右半分が調理場で、初老の男性がテレビのワイドショーにツッコミを入れながら仕事をしている。左側がやや年齢不詳のおねえさんの持ち場で、ご飯、みそ汁、漬物、サラダの盛り付けなどを行う。
まずサラダが提供される。

僕の直前に入った客の定食と僕のカツカレーが同時に上がるとの合図を受け、おねえさんがてきぱきとご飯の支度をする。
まず定食のどんぶり。これにてんこ盛りによそい、あろうことか盛り上がっている分をしゃもじでギューッと押し付けた。とんでもないことするなぁ… と思って見ていると、そのご飯を隣の皿にひっくり返した。
わしのご飯だったんかーい(笑)。

カレーは期待どおり、いろいろ具材を使っているがほぼ煮崩れているタイプ。ゴチャッとしてる。

ムサコあたりのおしゃれな欧風カレーとかインドカレーとかじゃなくて、こういうカレーが食べたかった。昭和のカレースタンドの味という感じ。
カツはロースだがほぼ脂身なし。けっこう厚めで肉質も良好。ただ、少し揚げすぎっぽくて食べづらい部分もある。
みそ汁は意外にも上品に豆腐とワカメ。と思ったら肉片が入っていた。しかも1個のみ。こういうのも豚汁というんだろうか?
福神漬けや紅しょうがの力も借りて、なんとかこのドカ盛りカツカレーを平らげた。
ここまでの量は要らないが、こういうタイプのカレーを出す店が近所にあったらうれしい、と個人的には思う。

[DATA]
巌窟王
東京都小金井市前原町5-9-4

アオイスミレ、コミスジ(黒目川源流域)

シロバナタンポポ(鈴木街道の歩道)
ムサシノキスゲ、キンラン(浅間山公園)

https://youtu.be/yn3btUXmoeI
午前中、家の懸案事項に取りかかり、思いのほか作業がはかどったので気が楽になり、昼前にフラフラと自転車の旅に出た。
黒目川上流部の遊歩道が開通していたようなのでそこを視察し、小平霊園を通り抜け、大沼町一丁目アパート南の踏切を越えて多摩湖自転車道へ。花小金井手前から南下して武蔵小金井の街を抜け、崖線を下る。
このあたりで目的地を浅間山と定める。そろそろムサシノキスゲの季節だ。
しかし山に登ったところで1時を回り、空腹に耐えきれなくなってしまった。

東八道路まで引き返し、ラーメン、中華、とんかつ、ラーメンと並んでいる中からこのとんかつ「巌窟王」に。

まったく事前情報がない状況で入るには少々勇気が要る店構えだが、逆にこの店構えでカツカレーを訴求されるとあらがえないものがある。
先ほど武蔵小金井を通過してきたわけだが、ここはカレーの激戦区であり、街のいたるところにカレーの匂いが漂っていてかなり刺激されてもいる。

カウンターのみの店内。
目の前のおねえさんに「カツカレー」と申告すると、「ロースかヒレかメンチかチキンか」と聞かれ、「ロース」と答える。
前金で950円を支払う。

カウンター奥の右半分が調理場で、初老の男性がテレビのワイドショーにツッコミを入れながら仕事をしている。左側がやや年齢不詳のおねえさんの持ち場で、ご飯、みそ汁、漬物、サラダの盛り付けなどを行う。
まずサラダが提供される。

僕の直前に入った客の定食と僕のカツカレーが同時に上がるとの合図を受け、おねえさんがてきぱきとご飯の支度をする。
まず定食のどんぶり。これにてんこ盛りによそい、あろうことか盛り上がっている分をしゃもじでギューッと押し付けた。とんでもないことするなぁ… と思って見ていると、そのご飯を隣の皿にひっくり返した。
わしのご飯だったんかーい(笑)。

カレーは期待どおり、いろいろ具材を使っているがほぼ煮崩れているタイプ。ゴチャッとしてる。

ムサコあたりのおしゃれな欧風カレーとかインドカレーとかじゃなくて、こういうカレーが食べたかった。昭和のカレースタンドの味という感じ。
カツはロースだがほぼ脂身なし。けっこう厚めで肉質も良好。ただ、少し揚げすぎっぽくて食べづらい部分もある。
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みそ汁は意外にも上品に豆腐とワカメ。と思ったら肉片が入っていた。しかも1個のみ。こういうのも豚汁というんだろうか?
福神漬けや紅しょうがの力も借りて、なんとかこのドカ盛りカツカレーを平らげた。
ここまでの量は要らないが、こういうタイプのカレーを出す店が近所にあったらうれしい、と個人的には思う。

[DATA]
巌窟王
東京都小金井市前原町5-9-4

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シロバナタンポポ(鈴木街道の歩道)
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https://youtu.be/yn3btUXmoeI