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昭和の観光地食堂そのままな 【松音屋】

2022.09.25

 2本前に書いているように「吉見観音」を地図上で見つけたのは今朝のことで、埼玉出身の相方に知っているか聞いてみた。
「吉見って、『吉見百穴』の?」
という反応。

その名前は自分も聞いたことがあった。
相方は小学校のとき遠足で行ったことがあるという。

調べてみると「吉見百穴」は「吉見観音」から程近い。
しかも茶屋好きにとってうれしいことに、百穴入り口に茶屋的お食事処があるらしい。
これは行くしかないでしょう。


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「吉見百穴」は大駐車場を備えた一大観光地の様相。
駐車場に止めたのち、道路に出て、チェックしてあった食事処「岩窟売店」へ。

先客2組の注文をとったあと、僕らのテーブルにやって来たおかみさん、
「すみません。麵が全部終わってしまいまして…」
と、すまなそうに。


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「岩窟売店」


まだ正午を回ったばかりである。

「終わった…? 全部…? って、うどんもそばも全部?」
「はい…。いまの注文で全部。さっきすごい団体さんがいらっしゃって…」

あー、あれか… ! さっき吉見観音参道で擦れ違った“歩け歩け”の…。
サバクトビバッタ通過後の東アフリカの惨状かと思いましたよ ゞ( ̄∇ ̄;) ヲイヲイ


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巌窟ホテル横の「岩室観音堂」

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岩室の石仏群


ちなみに“岩窟”は目の前の「巌窟ホテル」という遺跡? にちなむ(詳しくはWikipedia参照)

一帯はもろい凝灰岩でできた山で、掘りやすいためこのような穿岩構造物がいろいろつくられたのだろう。
「吉見百穴」がまさにそう。
巌窟ホテルは閉鎖されており、隣の「岩室観音堂」を拝見した。


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ということで、車を止めた位置まで戻り(笑)、あらためてうどん屋さん「松音屋」へ。


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こちらは「吉見百穴」入り口正面という好立地である。


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真ん前に車を止めてあるのでもちろんさっき眺めているが、割烹風にお高く構えていそうで、ちょっと違うかな… と。


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が、入ってみると食券制で値段も全然高くない。


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ホールでは『NHKのど自慢』が大音量で流れ、2階には舞台付きの宴会場がございます… と案内があったりと、お高いどころか下世話な雰囲気満々な、昭和の観光地大食堂そのものなのだった。

ホールを中央に、奥に座敷席、手前にテーブル配置の個室的畳の間。


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注文は松音屋うどん700円と肉汁つけうどん650円。
あとみそおでん(100円)1本。
席は畳のテーブル席。


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チープな材料を簡単調理しただけなのに、なぜハレの気分を味わえるのか…? というみそおでんの謎。
というか、観光地マジック?


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うどんは逆に、マジックなしに、うまい。
雰囲気的に観光地食堂にありがちな立ち食いレベルも予想されたが、とんでもない。
武蔵の国ならではの本格手打ちうどんであった。


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甘味のあるうどんで地粉の香りもよく、とても誠実な感じ。
この地方に伝わる打ち方を継承した手打ちうどんである… と入り口に書いてある。


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肉汁うどんのつけ汁には具がたくさん入っていて、北多摩の武蔵野スタイルとは少し違うが、土地柄かネギがとてもおいしい。

薬味皿の赤いのは自家製ラー油とのことで、糧・薬味の感覚もわれわれの地元とは微妙に違うのかもしれない。
このラー油、かなりイケます c( ̄▽ ̄)


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松音屋うどんは、えび天と温玉が付いたセット。
実はせいろが深く見た目よりかなり量が多いので、コスパ的にも優秀なのだ。


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長~いうどんは、加須うどんをほうふつさせる。
僕らの位置からは見づらいが、奥の大きな厨房でじゃんじゃんゆでてる感じも加須のうどん屋の様子を思わせ、地理的にも近いそっち寄りのスタイルなのかもと思った。


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おいしいうどんでおなかも心も満たされ、いよいよ「吉見百穴」へ。

(つづく)


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[DATA]
松音屋
埼玉県東松山市松山761-5









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そうだ 茶屋、行こう。 【厄除けだんご どびんや】

2022.09.25

 前記事の続きで、「吉見観音」からの帰りに仁王門をくぐると、向こうから“歩け歩け”の大軍団がやって来るのが見えた。
ちょうど参道で擦れ違うタイミングだったからよかったものの、少し時間がずれていたら境内でかち合い、過密状態必至で、思うように写真も撮れなかっただろう。

…と安堵したが、大移動民族の生態がわれわれのこの先の行動に大きな影響を及ぼすことになろうとは、このときは知る由もない。


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ともかく、参道のおだんご屋「厄除けだんご どびんや」でひと休み。


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いわゆる“門前の茶屋”が好きで、「Go To 茶屋」または「そうだ 茶屋、行こう。」キャンペーンと称し、ときどきこのブログで取り上げている。(各記事はページ☛右サイドの「Category」>「甘味処・茶屋」よりご覧ください)


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右の売店では、だんごや飲み物のほか農産物や土産物も売っている

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左がイートインコーナーになっていて、うどんも食べられる

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前記事にも“参道のだんご屋に惹かれ”と書いているように、門前の茶屋はおでかけ先の選定理由としてポイント高い。
茶屋が好きな理由は物見遊山という非日常と結び付いているからであって、うまいのまずいの言ってるわけではないのであしからず。


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厄除けだんごは6種類。
“白焼き”というのが通っぽい。
――おうどんに入れて食べるのもおすすめです。

それ、いいかも ( ̄▽ ̄)δ


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しょうゆとゆずみそを1本ずつ買う。


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こわれ麩と手やきせんべいも1袋ずつ。


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――毎年6月18日の御開帳の日は、一年の感謝を祈り、おだんごを食べる特別なご縁日となっております(朝観音)

前記事にも引用しているが、6月18日は参道に出店が立ち並び、深夜2時ごろから早朝にかけてたいへんな賑わいとなるそうだ。

いまどきそんな非日常的“ハレの場”、めったに体験できないと思う。
一度見てみたいものだが、いろいろハードルが高そうでもある。


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さて、このあともう1カ所回ることにしている。
吉見町といえば、知る人ぞ知る…。

(つづく)


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[DATA]
厄除けだんご どびんや
埼玉県比企郡吉見町御所434









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次号予告


文化財建造物を誇る名刹 【吉見観音 安楽寺】

2022.09.25

 週末に車で出掛けてプチ観光というのがすっかりパターン化している。
とりもなおさずコロナの影響である。

【お詫びと訂正】“車で1~2時間圏は行き尽くした”と2週間前に書いているが、3本前の記事(小川町)を見ればそれが誤りであることは明らかであり、ここにお詫びし訂正いたします (*_ _)

というように思い上がりを捨て謙虚な気持ちで地図を見直せば、これまで見えなかったものも見えてくる。
というか、どっちかというと目をつぶって指さした地図上にそれはありました。

Googleマップで偶然見つけた「岩殿山 安楽寺(吉見観音)」。
立派そうな三重塔の写真や、なにより地図上にポイントされている参道のだんご屋には惹かれるものがある。

ということで、行き先が吉見観音に決まったのは朝9時すぎ。
上の記事に“これからは前日までに行き先を決める”みたいに書いているが、重ねて訂正いたします ヾ(_ _*)


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駐車場を出た参道に、いきなり阿吽像。左奥の幟がマップや下の引用記事に書いてあるだんご屋さん

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仁王門。ちょうど開催されていたこども食堂の幟

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境内

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県指定文化財 建造物の「安楽寺本堂」

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――岩殿山安楽寺は坂東11番の札所で古くから吉見観音の名で親しまれてきた。本尊は聖観世音菩薩で、吉見観音縁起によると、今から約1200年前に行基菩薩がこの地に観世音菩薩の像を彫って岩窟に納めたことが始まりとしている。~(中略)~ 毎年6月18日は「厄除け朝観音御開帳」が行われ、この日は古くから「厄除け団子」が売られている。現在でも、6月18日は安楽寺の長い参道に出店が立ち並び、深夜2時ごろから早朝にかけて大変な賑わいとなる吉見町HPより)


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境内ではちょうどこども食堂や食料配給などが行われていた。
地域に密着した古来よりの寺の在りようそのものが見られる貴重な機会であったと思う。


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坂東十一番納経所

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鐘撞き堂(背後に八起地蔵尊)

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寛永年間(1624~1644)再建の三重塔


本堂・三重塔・仁王門が埼玉県指定文化財という名刹なのであった。


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ちょうど小腹もすいてきたことだし、くだんのだんご屋さんに行ってみるとするか。

(つづく)


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[DATA]
吉見観音 安楽寺
埼玉県比企郡吉見町御所374
https://yoshimikannon.jp/
https://www.facebook.com/yoshimicanon/
https://www.instagram.com/yoshimicanon/









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次号予告


敵は…!? 【むらやま 久米川店】

2022.09.23

 2週連続の週末台風だが、今日のところは予報ほど崩れは大きくなさそうなので、久しぶりに散歩することにした。
コースは小平霊園。彼岸の中日だし(笑)。

彼岸ともなればさすがに涼しくもなるので、負荷をかけてデトックスモードに切り替えていきたい。


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なぜ夏場に太るのか?

「猛暑で運動できなかったし…」
「いやいや、食べすぎるからでしょう」
はい…💦 反省します。。。


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小平駅から萩山駅経由で久米川駅へ。
ここまで約6km。

腹が、減った……


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実際、ハラが減りすぎて自転車こげなくなることが最近しばしばあるという…。


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はじめ中華系を考えていたが、熱量やらなにやらに慮って“和”の方面へ軌道修正。
駅前の居酒屋「むらやま」へ。


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「むらやま」は10カ月ぶりだが、どこか印象が違ってる…? と思ったら、BGMがジャズ。
以前は演歌が流れていた気がするが…?(←先入観でモノを言っているので、真に受けないでください(;^_^A

ランチメニューから、さば焼き定食と若鶏の唐揚げ定食を注文。


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店内のお客は年齢が高め。
こちらは炉端焼きが売りで、人気の焼き魚は品切れも出ているもよう。


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居酒屋ランチは魅力的だ。
魚介や鶏は居酒屋の主要レパートリーであり、主戦場の夜の仕込みの都合等で派生する食材を利用する… というのが、居酒屋ランチのイメージ。
その都合等により、“うまい・安い・多い”の三拍子がそろう。

…ん? “多い”?


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定食、来る。
すごく多い。ご飯が… ( ̄_ ̄ i)

この2杯のどんぶり飯の9割がた(1.8杯)、ワタシがいただくことになるであろう。


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唐揚げは大ぶりのが5個。
デフォルトでマヨネーズが添えてある ( ̄ω ̄;)


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炭火で生からじっくりあぶられたサバのふっくら感!
家庭のガスコンロのグリルではこうはいかない。
焼き魚を注文する人が多いのもうなずける (〃 ̄ω ̄〃ゞ


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ごろごろ大きな唐揚げと、脂ののったサバで、どんぶり大の茶わんに盛られたご飯を平らげるのに、さして苦労は要らない。


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もうおわかりであろう。
敵は、ごはんがすすむくん。。。
本能寺ならぬ、本能にあり!


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[DATA]
むらやま 久米川店
東京都東村山市栄町2-9-5
http://yakitori-murayama.co.jp/
https://www.facebook.com/yakitorimurayama/









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コミュニティの中心に 【野村商店】

2022.09.21

 そんなシリーズあったのか!? シリーズの、〈所沢おだんごmap〉シリーズ ( ̄ω ̄;

経緯詳細は過去記事「村田屋」(閉店)「三上さんちの焼きだんご」「山口屋だんご店」「大ちゃん」「だんご屋本舗 狭山ヶ丘駅前店」を参照いただければと思うが、今回のお店はこれまででいちばんの有名店かもしれない。


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東所沢エリアの所沢青梅線沿いの「野村商店」。
一見、幹線道路に見えるルートだが、自転車的にはこの先の英インターで完全にどん詰まる鬼門で、めったに通らない。


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朝10時すぎ、ふとした用事で通り掛かると、道沿いのプレハブ小屋に“だんご”の吊り下げ旗がはためいている。
せっかくだから買っていこうか… と自転車を止めた。


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ショーケースに品が並んでいないので、まだ開いてないのかなぁ…? とのぞき込むと、奥に座っている若めの男性がジロリと一瞥をくれる。

「あ… まだやってないですか?」
「…やってますけど」
「あ… えーと、2本お願いできます?」
「2ほん~!?」
「あ… じゃ3本で」
「別に何本でもいいすけど」

と、こちらの店主さん、著しく愛想がよろしくない。


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七輪でおこしてある炭を焼き台にガラガラーッと勢いよくぶちまける。
ブワーッと火の粉が上がり、客(わし)に降り注ぎそうになる ( ̄Д ̄;;


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それでも「何時から開けてるの?」とか「写真撮ってもいい?」とか辛抱強く話し掛けるうちに、店主の表情も和らいでいった(ような気がした)。
朝一番の客で調子出なかったんだろうな(笑)。

ともかく、公民館の敷地内のような立地で地域の公共的役割を担っているようでもあり、よそ者にとやかく言われる筋合いはないのだ。


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そうこうしているうちにも、おだんごはおいしそうに焼き上がっていくのであった。


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こちら「城公民館」は人の出入りが多く、角には庚申塔、その上には城山神社の案内看板が掛かり、神社の寄合所の機能を兼ねる古くからの地域の中枢施設なのではないかと推察される。
せっかくだから、神社にお参りして帰ろうか。


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城山神社は「埼玉県指定史跡 滝の城跡」に鎮座する。
滝の城は中世の山城で、小規模なだけに精巧に築かれた空堀や曲輪などの全体構造がきわめてわかりやすく、素人的にも興味深い。


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中堀に架かる土橋の先に立つ鳥居。左の土手の上に二の廓(二の丸)、奥の鳥居の位置に内堀がある

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滝の城本丸にある城山神社本殿

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本丸からの眺め。JR武蔵野線新座駅方面


滝の城址、今度ちゃんと歩いてみたいと思った。
もちろん、おだんごをかじりながら。


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炭火の香りがよく、冷めてもとてもおいしい♪


[DATA]
野村商店
埼玉県所沢市城861









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